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    タイトル

    namae_ha_niwa

    MOURNING「転生記憶ナシJK黒雲グレゴール」とかいう、性癖捻転概念の話をずっとしてましてね。その話です。

    ここで言っていた世界線↓
    https://x.com/namae_ha_niwa/status/1820077223166235085?s=46&t=pjq9vq1vkdSD8PY5a7KiuA

    ところで関係ないんですが、『渚にまつわるエトセトラ』って良いタイトルですよね。
    家に纏ろうなにやかや※転生学パロ頭副ムルグレ♀
    ※黒雲グがJK(記憶ナシ)、剣ムはDK(記憶アリ)
    ※他は記憶あったりなかったりのみんな





    「つまり、きみの家柄目当てで、ムルソーくんはきみと付き合っているって話だよ」
     その言葉を聞いた瞬間、グレゴールは世界から色が抜け落ちるような感覚に陥った。

     話は休み時間の始まりに遡る。今日、グレゴールは一人で昼食を摂っていた。交際相手のムルソーには委員会の仕事があり、仲の良い友人たちも軒並み用事があって急いで食事を済ませる必要があったからだ。グレゴールは、いつも恋人や友人たちと食事を摂っている屋上で、一人のんびりと空を見上げながら、持って来た弁当を味わっていた。
     そこに、一人の男子生徒が現れた。顔に見覚えはあるものの大して印象に残っていないその男子生徒は、わざとらしく偶然を装い(屋上には普段、グレゴールたち以外の人間が来ることはない)、本当に言いたいことを隠しているかのようにもじもじとしながら、グレゴールの隣に座った。グレゴールは「なんだコイツ」と思いつつも、今は弁当箱に詰まったユーリ(グレゴールの世話役、屋敷にいる)特製のおにぎりの方が大切だったので、その男子生徒を放置していた。
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    QQaL5FoqTa

    DONE花流(大人)です。流川が花道にめろめろな話です。
    2人は学生の頃に付き合い初めて数年後プロになっているという設定です。事後表現があります。
    タイトル: alkalism 様
    陽が睡るただひとつの場所 伏せられた長い睫毛が羽のように震えて、重そうな瞼がゆっくりと持ち上がる。ぼんやりとした視界に抗うように数度瞬きをする、そこにいつものシャープさは無い。心地良い眠りから目覚めた流川は、まだ微睡の中を揺蕩うような感覚にそのまま身を委ねようとして、しかしそこで己の体の自由が効かないことに気付く。唯一動かせる首を傾けると、案の定そこには愛しい恋人の姿があった。
    (……桜木)
     声に出さずに名を呼んで、それだけで流川の胸の内には温かな感情が満ちていく。
     昨晩は久しぶりに二人のオフが重なるからと、お互い十分に期待して迎えた夜だった。触れ合える喜びと愛しさを隠すなんてできなくて、恥も外聞も捨てて、時間さえ忘れて夢中になった。桜木に触れて、触れられると、そこから火を付けられたように全身が熱く疼いて、どうしようも無く必死に求めてしまう。そしてそれは桜木も同じなのだと、自分を組み敷く男の目を見る度に、流川は歓喜で身を震わせた。二人の関係がチームメイトから恋人へ変化してもう長いこと経つのに、今だに熱の宥め方が分からない。もうずっと、覚えたてのような恋をしている。
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    某牙Kamsara

    TRAINING・CP:ファン×ビルダー(ビルダーの性別を指定なし)、二人称。
    ・自分が書いた同人小説の翻訳です。AO3には対応する簡体中国語版が掲載されています。
    ・元タイトルは『愛即良方』です。そう、あの“薬屋”からのED2『愛は薬』。
    ·これは初めて中国語を日本語に翻訳してみたのです。皆が見ているように、僕の日本語はまだまだ下手で、もちろん原文はもっと下手です(笑)。嫌でなければお許しください。
    【ファンビル|翻訳】アイハクスリ(2)「放っておいてはいけないと気づいたときには、もう恋に落ちているでしょうかね~」

    サンドロックで忙しい1年を経て、大切な聞き手の一人として、あなたは美女の建築家と美女の陶芸家とほぼ美女の理容師が主催した不定期の茶会に参加した。あるめったに暇ではない夏の午後、あなたたちは酒場に集まって、お茶を飲みながらゴシップを話しして、テーマはもちろん仕事と生活、それから恋愛をめぐることができない。

    パブロがあの話題を引き出した時、あなたは窓の外を眺めて、渡鴉と猪鼻フクロウが前後に飛んでいた。Xの黒光りした羽を見て、隣のアミラに「実は…落ちていることには…あなたの弟と少し関係があるよ」と言いたいが、すぐに言いたい言葉をヤクメルミルクにを混ぜて飲み込んでしまった。
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    某牙Kamsara

    TRAINING・CP:ファン×ビルダー(ビルダーの性別を指定なし)、二人称。
    ・自分が書いた同人小説の翻訳です。AO3には対応する簡体中国語版が掲載されています。
    ・元タイトルは『愛即良方』です。そう、あの“薬屋”からのED2『愛は薬』。
    ·これは初めて中国語を日本語に翻訳してみたのです。皆が見ているように、僕の日本語はまだまだ下手で、もちろん原文はもっと下手です(笑)。嫌でなければお許しください。
    【ファンビル|翻訳】アイハクスリ(1)全文を暗記したしても、暇さえあれば、あなたはこの手紙を引っ張り出して何度も読み返さずにはいられない。

    長いではないが、真心満々な手紙だ。手書きの字はきれいて、医者たちへのステレオタイプを完全に打ち砕くほどきれいだ。

    (少なくとも、ハイウィンドの医者たちの手書きの処方箋はどれもこれもぞんざいで、あなたに「10年以上まったく教育を受けていないのではないか、私」と自己不信に陥った。)

    そして、見終わるたびに、いつも手紙を丁寧に折って元に戻し、バルコニーに北東の方角を眺めた。あなたが知っているように、高くそびえる赤い岩山の後に、瓢箪形の屋根の建物が隠れてる。

    旧世界の文明には、瓢箪が「懸壺済世(瓢箪を掛け、世を病から救う)」の意味があり、万能薬を入れる容器として、長い間医者の縁起物だったと聞いたことがある。
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