ツーリング
れれ。
MOURNINGエンジェル・デビル・インプロパー2024,07,22
神来 杏樹(アプリコット) /れ
茶渡 香(ウバ) /ゆりゅー
(敬称略)
END N
ツーリングがてらどこかの街で人気のお茶でも飲んでて欲しい
千里香
DONE幸せの名前<パスワード>会場限定冊子の小説部分になります。小話が4つ詰め合わせになっています。
通頒および冊子がお渡し出来なかった方向けになります。ぜひ楽しんでいただけると幸いです。
①密着! お子様は佐野選手にそっくり⁉
②ヨメはただいま産休・育児休暇中
③ツーリングデート
④私をレースに連れてって 12587
しろきち
DOODLE夏のツーリング凌Ⅳ🏍️ 透明な水滴。
一つ、二つと浮いたそれは連なって筋となり、観察者の視線から逃れるように垂れて布に潜り込む。
襟の色がさらに濃くなる──いや、乾く間もなく染み続ける汗で、もう色は変わらない。舐めたらきっと、目的地と同じ味がするのだろう。
いつまで経っても着かない目的地と。
「おい……いつ動くんだ、これ」
Ⅳが尋ねる。凌牙の、ハンドルを握る手に力がこもる。
「……っテメーはさっきから、暑いと遅えとそればっかだな!」
「他に言うことないだろ」
「だから余計に腹が立つんだよ! 言い出しっぺはテメエだろうが!」
──海に行こう。
凌牙の期末試験が終わってすぐの週末で、すでに夏期休暇を決め込んでいたⅣからの誘いはしぶしぶながら受け入れられた。
1403一つ、二つと浮いたそれは連なって筋となり、観察者の視線から逃れるように垂れて布に潜り込む。
襟の色がさらに濃くなる──いや、乾く間もなく染み続ける汗で、もう色は変わらない。舐めたらきっと、目的地と同じ味がするのだろう。
いつまで経っても着かない目的地と。
「おい……いつ動くんだ、これ」
Ⅳが尋ねる。凌牙の、ハンドルを握る手に力がこもる。
「……っテメーはさっきから、暑いと遅えとそればっかだな!」
「他に言うことないだろ」
「だから余計に腹が立つんだよ! 言い出しっぺはテメエだろうが!」
──海に行こう。
凌牙の期末試験が終わってすぐの週末で、すでに夏期休暇を決め込んでいたⅣからの誘いはしぶしぶながら受け入れられた。
PrzmStar
DONE熱くなった〜銀のメタリックハーーート♪(*´○`)o¶~~♪まぁ所詮落書きなんでディテールはつっこまないでーですがツーリングデートミロカミュ♏️♒️さん。
…やっぱ冥サガさんがチューンしてくれるんか?
pyakko_123
MOURNINGたいじゅくんのお誕生日に書いたたいみつツーリング小説ですエロ書くために一旦引いたけどここに晒しておきます
数限りなく、たったひとつの ワインディングに差し掛かったら少し引き離してやろう。そんなことを思ってるうちに最初の急カーブに差し掛かる。オレはスピードを緩めることなく愛機ごと深くバンクする。オレの子猫ちゃんは付き合いが長いってだけじゃなく、わりとグリップ力があるしシャシーも強いからハンドリングがぶれることは少ない。身体がシートに押し付けられるようなちょっとしんどい感覚。その窮屈な姿勢のまま車体の上で重心やケツの位置を何度も変えて最初のカーブを曲がり切る。愛機との連携と一体感。それだけがすげえ楽しくて、オレはしばらく続くワインディングとスピードに夢中になる。しかし、ふと思い出したように振り返りかけたらいきなりデカいやつが隣に乗り出してきやがった。300㎏超えの最新型ピカピカのボディに前後のフェンダーとフューエルタンクには見慣れたトライバル。少し得意げに上がる口角が見えた。危ねえなとかこの負けず嫌いがとか、思わないでもないけどここは冷静に姿勢を整え距離を取る。速度制限ガン無視の時点で言えたことじゃないが、峠の狭え道路で並列はやっぱ良くねえし、何よりオマエ道知らねえだろ。口には出さなかったが伝わったらしい。後ろのハーレーはすぐにスピードを緩め元通り千鳥走行に戻った。別に競争したいわけじゃなくて、オレが自分を置いていこうとしたのが気に入らなかったみたいだ。やっべ可愛い。オレは思わず笑い出したくなってアクセルを更に開けた。
19597palco_WT
MAIKING神田×外岡ツーリング旅。ぼくらが旅に出る理由4 トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
というのは現国の授業でも聞いた有名なフレーズだったが、神田の繰るバイクでトンネルを抜けた先に拡がっていたのは大きな湖だった。
「ほえー」
思わず間抜けな声を出してしまうほどに、壮観だった。
冗談みたいな青く澄んだ湖面に、色づき始めた広葉樹が映え、例えるなら高校の廊下に飾ってある有名な画家の複製絵画のような光景だった。
その声を聴いてか、神田の広い背中が笑いに波打つ。
途中、外岡が聞いていた目的地を指していた標識とは別の方向へ神田がハンドルを切った時は、道を間違えたのだろうかと一瞬だけ思ったが、そんな疑問は一瞬でかき消えてしまった。
もう使われていないらしい、立ち入り禁止と出入り口に掲げられた展望台の駐車場に、神田はバイクを停めると途中のコンビニで買ったジュースを外岡に手渡す。
2611というのは現国の授業でも聞いた有名なフレーズだったが、神田の繰るバイクでトンネルを抜けた先に拡がっていたのは大きな湖だった。
「ほえー」
思わず間抜けな声を出してしまうほどに、壮観だった。
冗談みたいな青く澄んだ湖面に、色づき始めた広葉樹が映え、例えるなら高校の廊下に飾ってある有名な画家の複製絵画のような光景だった。
その声を聴いてか、神田の広い背中が笑いに波打つ。
途中、外岡が聞いていた目的地を指していた標識とは別の方向へ神田がハンドルを切った時は、道を間違えたのだろうかと一瞬だけ思ったが、そんな疑問は一瞬でかき消えてしまった。
もう使われていないらしい、立ち入り禁止と出入り口に掲げられた展望台の駐車場に、神田はバイクを停めると途中のコンビニで買ったジュースを外岡に手渡す。
狭山くん
TRAINING2022-06-24/空閑汐♂デイリー1本目。乗り物だったらだいたい何でも好きな空閑汐♂がツーリングをはじめる話。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:24 片道で約一八〇〇キロ、今回は往復で三六〇〇キロ。それが今回の旅程で。飛行訓練を他のクラスメイト達よりも早く修了する事が出来た空閑と汐見は、日本校に帰る事なく数ヶ月の滞在に必要だった荷物だけを送り返し寮を出た。
二週間かけてルート66の一部を往復しようという計画を立て、必要最低限の荷物だけを手に飛び込んだのは訓練期間中にレンタル契約をしておいたバイクショップ。日本ではまだ乗ることの出来ない大型バイクに跨った汐見は楽しげに頬を緩めていた。
「相変わらず、乗り物なら何でも好きだよね」
「それはお前だってそうだろ。アメリカでハーレーに乗れるってのに、真顔でいられるわけないだろ」
揶揄うような空閑の言葉に、汐見は頬を緩めたままで言葉を返す。トランシーバーをセットしたヘルメットを被り、通信テストとばかりに二人は会話を交わしていく。
957二週間かけてルート66の一部を往復しようという計画を立て、必要最低限の荷物だけを手に飛び込んだのは訓練期間中にレンタル契約をしておいたバイクショップ。日本ではまだ乗ることの出来ない大型バイクに跨った汐見は楽しげに頬を緩めていた。
「相変わらず、乗り物なら何でも好きだよね」
「それはお前だってそうだろ。アメリカでハーレーに乗れるってのに、真顔でいられるわけないだろ」
揶揄うような空閑の言葉に、汐見は頬を緩めたままで言葉を返す。トランシーバーをセットしたヘルメットを被り、通信テストとばかりに二人は会話を交わしていく。
Daisy_mhyk
DONE②『あんたに捧げる百合の花』①の続きです。
ブラッドリーとネロがバイクでツーリングデートするお話と、南の国で夏季休暇を過ごすお話。
結末は8/8のブラネロwebオンリーにて公開します。 16