Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    ヒーローズ

    杉野。

    DONEごはんを食べるキスブラwebオンリー「ふたりきりの四つ星レストラン」展示用の書き下ろし(の支部ミラー)

    導入長くしすぎてしまった感がありますが最終的にはキスブラに落ち着きます、友情出演はメジャーヒーローズとフェイス。

    オンリー開催お疲れ様でした。
    (現在進行形で)別CPをやや主食にしていたはずなのに参加を決めてから、頭からキブにもダイブする未来は見えてませんでした。hlos怖い。
    meal 4 star「ポットラック」
    「パーティー」
    「ああ、いいアイディアだと思わないか」
     何がどう良いのか、と聞きたい以前に、そもそも自分たちはこの場に何のために集ったんだったかと、そう思ってしまった程度にキースとブラッドは敬愛する恩師にして今や同格で同僚であるジェイの言葉に顔を見合わせ首を傾げた。
     第十三期研修チームのメジャーヒーローは各セクターに一人ずつ――奇しくも元メンター・メンティーの関係を持つ三人に、ヴィクターを加えた四人。実力もあり優秀なメンター揃いの十三期チームの中で、とりわけランク上最上位であるこの四人は定例ミーティングにて比較的頻繁に意見交換や互いの状況を報告し合ている。この日も、例によって集合した彼らだったが、業務報告から始めようかと思っていた矢先、ジェイから飛び出したのが「ポットラックをしないか」という言葉だった。
    5757

    hasami_J

    DONEデッドラインヒーローズ事件モノ。長くなりましたがこれにて完結。前話はタグ参照。
    メインキャラは自PCのブギーマンとソーラー・プロミネンス。お知り合いさんのPCさんを勝手に拝借中。怒られたら消したり直したりします。全てがただの二次創作。
    『ブギーマンとプロミネンスが事件の調査をする話④』 開会を数日後に控えた夜のスタジアムに、照明が灯る。
     展示品や出展ブースが並べられたグラウンドが、スポーツ中継の時は観客席として用いられる変形型座席エリアが、屋内に用意されたスタジオを俯瞰するVIPルームが、華々しい表舞台からは遠く離れたバックヤードが、そのスタジアムの中の照明という照明が光を放っていた。
     そこに演出意図はなかった。ただスタジアムに満ちていた闇を照らすことだけを目的とした光だった。かくして夜の己護路島内に、けばけばしいほどの光に包まれたオノゴロ・スタジアムが浮かび上がる。

     スタジアムの全ての照明が灯ったことを確認し、ラムダは制御システムをハッキングしていたラップトップから顔をあげた。アナウンスルームに立つ彼女からは、煌々と照らされたスタジアムの様子が一望できた。天井からは己護路エキスポの垂れ幕が悠然と踊り、超人種の祭典を言祝ぐバルーンが浮いている。
    20127

    hasami_J

    DONEデッドラインヒーローズ事件モノ。続きます。全三話予定でしたが長引いたので全四話予定の第三話になりました。前話はタグ参照。
    メインキャラは自PCのブギーマンとソーラー・プロミネンス。お知り合いのPCさんを勝手に拝借中。怒られたら消したり直したりします。
    『ブギーマンとプロミネンスが事件の調査をする話③』 彼女の父親はサイオンで、母親はミスティックだった。
     二人は出会い、愛を育み、子を産んだ。
     少女は超人種ではなかった。
     何の力も持たぬノーマルだった。
     少女の両親はそれに落胆することはなかった。あるいは落胆を見せることはしなかった。親として子を愛し、育て、慈しみ、守った。
     けれど少女はやがてそれに落胆していった。自らを育む両親へ向けられる、不特定多数からの眼差しが故にだ。
     超人種の多くは超人種だけのコミュニティを作る。それは己護路島であったり、その他の超人種自治区であったり、あるいは狭い収容所の中であったりするけれど。
     旧世代の中にその身を置き続けることを選ぶ者もいるが、それは稀だ。
     誰よりも早い頭の回転を持つテクノマンサーに、及ばぬ旧世代が嫉妬せずにいられるだろうか。依存せずにいられるだろうか。その感情に晒されたテクノマンサー当人が、そこにやりづらさを、重さを、生き難さを感じずにいられるだろうか。
    15418