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    プロデューサー

    kotobuki_enst

    DONEスバあん。愛しているのでいざそういう時が来たら自由にさせてあげたいプロデューサーと無関心っぽさが普通に寂しいスバル。
    女神の深情け「スバルくん」

     声がした方を振り向けば、スーツ姿のあんずが小走りでこちらへ駆けて来ていた。一昨日ぶりに見る彼女の姿に思わず駆け足で迎えに行く。

    「あんず〜!やっほやっほ!そんなに急いでどうしたの?」
    「わっ、こら、抱きつかないで」

     腕の中に閉じ込めたあんずが腕をじたばたと動かす。三年生になってからというもの抱き締めることにいい顔をしなくなったあんずだけれど、なんだかんだ許してくれるときと本当に駄目なときの違いくらいはわかる。周りにファンの人とかスタッフとか、英智先輩とかがいるときは駄目なとき。本当に駄目なときは真面目な顔で怒られるけど、許してくれるときはふわ〜とした顔で「しょうがないなぁ」って笑ってくれる。今だって一応周りを確認して、廊下に他の誰もいないことを確かめてから抱きしめたのに。あんずに怒られるのは寂しいので、仕方なく腕をゆるめて彼女を解放した。あんずは少しよれてしまったスーツのジャケットを正すと、神妙な顔つきでこちらを見ながら自らの首筋を指差した。
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    tiplouf

    DONE大物プロデューサーが出てきます
    直接描写はありませんがなんかやることやってそうなので多分既婚
    燐ニキワンライお題『喧嘩』『背中』 夫婦喧嘩は犬も食わぬということわざがある。目の前で取っ組み合いをしている二人を見ながらプロデューサーの少女は腹ぺこ料理人ともなると犬も食わないものでも自ら作り出すのだな、きっとお腹が空いているのだろうと一方的に技を掛けられ目に涙を浮かべながらギャンギャン喚いている年上の男にテーブルに用意されていた焼き菓子を取り口に放り込んでやったらサクサクサクと軽快な音を立て飲み込んでからまた喚いている。なかなか面白い。まるで動物の餌やり体験だ。

    「プロデューサーはん、なんでそんな冷静やの?まぁわしらは慣れてるけど」
    「慣れているのはHiMERU達だけではないという事なのですよ」

     夫婦かどうかはさておき、大物プロデューサーともなればアイドル同士の様々な痴話喧嘩に巻き込まれ、始めの頃はオロオロとしたものだったが気付いた時には冷静になるを通り越し遊び始める事までも覚えてしまった。プロデューサーとCrazy:Bの関わりはそれ程なくまだほんの数ヶ月の付き合いだと言うのに慌てる事もなく冷静に対処している彼女に対してこはく達は何故彼女がここまで登り詰めてくる事ができたのかという事を理解する。
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