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    ベース

    むぎちゃ

    MAIKING前回の続き(vol.5)
    もうちょっと続くのじゃ
    もしかしてオールキャラみたいな方が楽しい?
    いや、実はグエ→スレなんです通してください……(´;ω;`)
    グくん退学してません。
    日常ベースなので怖いことは起きない……はず。
    ご都合設定・捏造満載につきなにとぞご容赦ください。大体8話~9話前くらいのイメージ
    伝染思慕便箋(仮)#5
    「わっ」
    廊下の曲がり角近くから声がした。
    私を置いて逃げ出した男……キープくん12号は、大方前方不注意で誰かとぶつかったんだろう。初心なんだな、それだけしか思うところは無い。一つだけ言えるのは、キープくんにした以上目はかけるつもりではあるということだけ。だからあんなにドギマギさせてやった。私は可愛いで全て落とせば問題ないもの。
    生憎、私の次の目的地もそちらにあるのだ。だから当然廊下を進むのだが、今日は様子がおかしい。
    折られた紙が落ちていた。
    「な~にこれ。紙なんて珍しいじゃん」
    落としたやつが悪いのよ。外面はちょっと皺が目立つけど、中身を見てたっぷり数分間微笑んでやった。
    「なになに?貴女を想い続けます。貴女に想いが届いて欲しい、なんて烏滸がましいけれど。それでも愛し続けることを許してほしい。……ってポエムかよ」
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    Kakitu_prsk

    PROGRESS相互さんに捧げるF/F/1/4の世界観をベースとしたファンタジーパロ🎈🌟の序章
    兎耳長命種族冒険者🎈×夢見る冒険者志望の幼子🌟
    後に🍬🤖ちゃんも加わって🎪で四人PTを組んで冒険していく話に繋がる…筈。

    ※元ネタのF/F/1/4から一部用語や世界観を借りてますが、完全同一でないパラレルくらいに考えてください。元ネタがわからなくてもファンタジーパロとして読めるように意識しています。
    新生のプレリュード深い、深い、森の中――木々が太陽すら覆い隠す森の奥深くに、小さな足音が響き渡った。


    「待ってろ、お兄ちゃんが必ず持って帰ってくるからな……!」

    そんなことを呟き足早に駆けているのは、金色の髪をもつ幼い少年であった。質素な服に身を包み、不相応に大きい片手剣を抱くように持っている。

    人々から『黒の森』とも呼ばれているこの森は、少年の住む”森の都市”を覆うように存在している。森は都市から離れるほどに人の管理が薄くなっており、ましてや少年が今走っている場所は森の比較的奥深く……最深部ほどではないものの、危険な獣や魔物も確認されている地帯だった。
    時折、腕利きの冒険者や警備隊が見回りに訪れているものの、幼子一人が勝手に歩いて良い場所ではないのは明らかだ。だというのに、その少年は何かに急かされるように、森の中をひたすら走っていたのである。
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