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    Kakitu_prsk

    @Kakitu_prsk

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    PROGRESS相互さんに捧げるF/F/1/4の世界観をベースとしたファンタジーパロ🎈🌟の序章
    兎耳長命種族冒険者🎈×夢見る冒険者志望の幼子🌟
    後に🍬🤖ちゃんも加わって🎪で四人PTを組んで冒険していく話に繋がる…筈。

    ※元ネタのF/F/1/4から一部用語や世界観を借りてますが、完全同一でないパラレルくらいに考えてください。元ネタがわからなくてもファンタジーパロとして読めるように意識しています。
    新生のプレリュード深い、深い、森の中――木々が太陽すら覆い隠す森の奥深くに、小さな足音が響き渡った。


    「待ってろ、お兄ちゃんが必ず持って帰ってくるからな……!」

    そんなことを呟き足早に駆けているのは、金色の髪をもつ幼い少年であった。質素な服に身を包み、不相応に大きい片手剣を抱くように持っている。

    人々から『黒の森』とも呼ばれているこの森は、少年の住む”森の都市”を覆うように存在している。森は都市から離れるほどに人の管理が薄くなっており、ましてや少年が今走っている場所は森の比較的奥深く……最深部ほどではないものの、危険な獣や魔物も確認されている地帯だった。
    時折、腕利きの冒険者や警備隊が見回りに訪れているものの、幼子一人が勝手に歩いて良い場所ではないのは明らかだ。だというのに、その少年は何かに急かされるように、森の中をひたすら走っていたのである。
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    Kakitu_prsk

    DOODLE人間🎈がうっかり狛犬🌟の封印を解いたことで、一緒に散らばった大量の悪霊を共に封印するために契約&奔走することになるパロの冒頭ができたよ!!
    書きたいネタをぶつぎりに入れたりもしたけど続く予定はないんだぜ。取り敢えず投げた感じなので文変でも許してちょ
    大神来たりて咆哮す(仮)――ねぇ、知ってる? 学校から少し離れた場所にある森に、寂れた神社があるんだって。
    ――そこに深夜三時に訪れて、壊れかけてる犬の像に触れると呪われるんだってさ
    ――呪われる?
    ――そう!なんでも触れた人は例外なく数年以内に死んじゃうんだって!
    ――うわ~!こわ~い!!


    ……僕がそんな噂話を耳にしたのは、昨日の昼休みのことだった。

    編入したてのクラスには噂好きの人間がいたのか、やたらと大きな声でそう語っていたのを覚えている。
    現実的にも有り得ない、数あるオカルト話の一つだ。そう信じていながら、今こうして夜の神社に立っている僕は、救えないほどの馬鹿なのだろう。

    絶望的なまでに平凡な日々に変化が欲しかった。
    学校が変わろうと”変人”のレッテルは変わらず、僕は何時だって爪弾き者だ。ここに来て一か月弱で、早くもひそひそと噂される身になってしまった僕は、この現実に飽き飽きしていたんだ。
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    Kakitu_prsk

    DONE相互フォロワーさんからのリクエストに応える企画第二弾
    富士さんとモブさんのリクエスト(合体)

    『初恋(モブさん)』と『片思い(富士さん)』

    初めての恋にるんるんうきうきしつつ片思いを楽しんでたら、危うく司を壊しかけるすっとこどっこい類のお話&恋を知らない司がふわふわと夢を見ていたら、恋という劇薬に心身を蝕まれ壊れかけるお話(二編)
    恋は盲目 注ぐは劇薬/恋とはどんなものかしら神代類にとって、"恋"とは壁を隔てた先にある感情だった。

    ショーへの熱意を『恋にも似た感情』だと表すことも出来たかもしれないが、そのような想いを誰かに向けられるかと言えば、類はNOと言わざるを得なかった。
    理由は単純明快。恋自体に興味がないのである。そもそも中学時代に進んで孤独を選んだことからも、誰かに特別な感情を向けることなど類は考えられなかったのだ。

    かつてワンダーランズ×ショウタイムで恋愛を題材にしたショーを行った時、ユニット内で恋に関する話をしたことがあった。
    えむは「恋ってほわほわして楽しそうだよね!」と嬉々として言い、寧々は「そういうのはまだわからないけど……悪くはなさそうだよね」とおずおず告げていた。そして司はといえば、「それはそうだろう!恋とは人間が抱く最も素晴らしい感情だからな!」などと胸を張って言っていたのである。
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    Kakitu_prsk

    MENU1/15頒布予定の🎈🌟再録本「死がふたりを分かてるものか」の後日談書きおろしサンプルです。
    恋愛経験0故にあの夜の姿が嘘みたいに奥手全開な🌟と、あの日みたいな🌟をもう一度見てみたい紳士(内心もだもだ)な🎈。そんな中、🎈がまた怪奇現象に巻き込まれてしまい……?なお話
    そのうち支部にも上げると思います。
    君想う 故に僕ら在り 互いの想いとその重さを確かめ合ったからといって、何かセカイが一変する訳でもない。

     今日もワンダーステージは平和だし、ワンダーランズ×ショウタイムのハチャメチャさもいつも通りだ。そして、晴れて恋人同士となった変人たちも、特に人前で変わった姿や砂糖吐くほどの甘い様子を見せることなどなく……今日も類は司を振り回し、司はそんな類に振り回される。そんなありふれた日常が世界を彩っていた。というのも、あの日奈落の底で重い愛をぶちまけ、あまつさえ唇を強引に奪っていった魔性の男は……しかしその実、人へと戻れば想像以上に初心な心を持っていたのだ。
     これは付き合い始めて気づいたことだが、司は人前で『恋人同士の営み』を行うことに羞恥があるらしく、そっと手が触れたぐらいでも顔を真っ赤に慌てるほど恋愛に耐性が無かったのである。類を一生離さないと宣言した人間と同一人物だとはとてもじゃないが思えない。実際、類は司の慌てふためく姿に、最初こそにこやかな笑みを浮かべ楽しんでいたものの、流石に一か月経つ頃には「そろそろ慣れてくれないかなぁ」と少しのもどかしさを覚えていたほどだった。とはいえ、進展が皆無かといえばそうでもない。例えば周囲に人がいない帰り道であれば、互いの暖かい手をさりげなく繋いで帰れたし、控室に二人で隣り合って座っていれば、司は無言で類に寄りかかり、その頭を肩に乗せてきたりもしたのであった。
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    Kakitu_prsk

    MAIKINGマロリク「普段から女装趣味のある司くんと女装した司くんを見て(司くんだと気付かずに)一目惚れする類くんからはじまる類司」な作品冒頭となります。

    ※女装趣味ツ、女に惚れるル概念、なんか勝手に自分にキレてる面倒臭いツなどキャラ崩壊続々注意
    ※全編ギャグです。頭空っぽにして読んでください。
    ※ツが意地悪だしルが純情すぎて逆に可哀そう。
    ※概念的にはルツしかでないのでご安心ください。
    勝手に戦え!!「……好きな人が出来たんだ」

    類の言葉を聞いた瞬間、オレの握っていた緑茶の紙パックが爆発した。


    「どわぁ!?」
    「びっくりした……司くん、大丈夫かい?」

    物の見事に右手と袖を濡らしてくれた緑茶に、オレは情けない叫び声をあげる。
    「まだ残ってる緑茶の紙パックをあらん限りの力で握り潰す」というオレの奇行に対し、流石の類もこちらを気遣ってタオルを渡してくれた。オレは取り合えずそのタオルをおずおずと受け取り、申し訳なさに包まれながら濡れた手を拭くことにしたのである。

    いや、しかしだな……紙パックの爆発原因として、今聞き捨てならない言葉が聞こえた気がしたのだが……

    「類、すまないがもう一度言ってくれないか?爆発の衝撃で記憶が吹き飛んでしまった」
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