ミスター
秋月蓮華
DONE速攻で書いたものです。シービーの誕生日を祝う話女トレーナーと一緒
ミスターシービーの誕生日を祝う話「おめでとうございます」
ミスターシービーは彼女を担当している女トレーナーにいわれた。朝練に出た時だ。
「ああ。誕生日」
「ええ」
ミスターシービーも身長が高い方だが彼女はもっと高い。百七十センチを超えている。
「ありがとう」
「誕生日プレゼントについては決めてください」
「今?」
「後でも構いませんが、何にするべきか浮かばなかったので」
相手のことを想って選んだ誕生日プレゼントであっても外れるときは外れてしまう。
それならば、相手に直接聞いて選んだ方が早いし確実だ。今日聞くのかとなったが、聞いている暇は確かになかった。
女トレーナーはミスターシービーのこと以外も忙しいし、ミスターシービーもミスターシービーでやることがある。
1062ミスターシービーは彼女を担当している女トレーナーにいわれた。朝練に出た時だ。
「ああ。誕生日」
「ええ」
ミスターシービーも身長が高い方だが彼女はもっと高い。百七十センチを超えている。
「ありがとう」
「誕生日プレゼントについては決めてください」
「今?」
「後でも構いませんが、何にするべきか浮かばなかったので」
相手のことを想って選んだ誕生日プレゼントであっても外れるときは外れてしまう。
それならば、相手に直接聞いて選んだ方が早いし確実だ。今日聞くのかとなったが、聞いている暇は確かになかった。
女トレーナーはミスターシービーのこと以外も忙しいし、ミスターシービーもミスターシービーでやることがある。
clarchuman35d
PROGRESS芸人ミスター×ドラマー荼毘ミスターはピアノを弾きます。エンターテイナーなのでそれくらいは朝飯前。
迫荼芸能パロ進捗② 始まりは、フォービートのシンバル・レガート。基本形のリズムで相手の出方を窺う。するとあちらも、仮面の下からこちらの様子を見るように、シンプルなコード進行で応えた。リズムに寄り添って歩く彼のメロディはコードから逸脱しない動きで、しかしまもなく遊びが入る。
CisとDのトリル。マジシャンのシルクハットから飛び出した、真っ白な鳩が羽ばたくようだ。
左手は落ち着いた和音を奏でていて、しっとりと水分を含んだメロディが鍵盤の中程で動いている。それにもかかわらず、異質なトリルは高音で鳴り続ける。
なにそれどうやって弾いてんの?
もしかすると彼には腕が三本あるのかもしれない。義手でも生やしているのだろうか。手元が見えなくて残念だ、と燈矢が笑うと、手先の器用なピアニストの右手は半音階で高音を下り、ト音記号の五線の下で明朗に歌い始めた。
1728CisとDのトリル。マジシャンのシルクハットから飛び出した、真っ白な鳩が羽ばたくようだ。
左手は落ち着いた和音を奏でていて、しっとりと水分を含んだメロディが鍵盤の中程で動いている。それにもかかわらず、異質なトリルは高音で鳴り続ける。
なにそれどうやって弾いてんの?
もしかすると彼には腕が三本あるのかもしれない。義手でも生やしているのだろうか。手元が見えなくて残念だ、と燈矢が笑うと、手先の器用なピアニストの右手は半音階で高音を下り、ト音記号の五線の下で明朗に歌い始めた。
clarchuman35d
PROGRESS芸人ミスター×ドラマー荼毘始まりの朝。覚えのないホテル。
ミスターは最近人気が出てきてまあまあ忙しい。昨夜のことを覚えていない。
荼毘くんはV系バンドのメンバーで、普段は火傷で爛れた特殊メイクをして活動している。昨夜のことを覚えている。
迫荼芸能パロ進捗① 迫は、焦っていた。
見慣れない風景、全裸の自分。
壁一面の窓、一部だけブラインドの上がったところからは眩しい朝の光が射し込んでいて、肌触りの良いシーツに包まれたキングサイズのベッドは、ただ寝ただけにしてはずいぶんと乱れている。起き上がった視線の先には猫脚のテーブルと、革のソファ、床はおそらく毛足の長いワインレッドの絨毯だ。人の家、というような生活感はなく、おそらくは手入れの行き届いた宿泊施設。それもかなりランクの高いホテルと見えた。
何か手懸かりがないかと見渡す。ベッド横のゴミ箱には蓋がしてあって、埃一つ載っていないそれをそろりと開けると、案の定、丸めたティッシュでいっぱいだった。ピンク色の、口を結ばれたゴムの存在には、一旦気づかなかったことにする。
3556見慣れない風景、全裸の自分。
壁一面の窓、一部だけブラインドの上がったところからは眩しい朝の光が射し込んでいて、肌触りの良いシーツに包まれたキングサイズのベッドは、ただ寝ただけにしてはずいぶんと乱れている。起き上がった視線の先には猫脚のテーブルと、革のソファ、床はおそらく毛足の長いワインレッドの絨毯だ。人の家、というような生活感はなく、おそらくは手入れの行き届いた宿泊施設。それもかなりランクの高いホテルと見えた。
何か手懸かりがないかと見渡す。ベッド横のゴミ箱には蓋がしてあって、埃一つ載っていないそれをそろりと開けると、案の定、丸めたティッシュでいっぱいだった。ピンク色の、口を結ばれたゴムの存在には、一旦気づかなかったことにする。
clarchuman35d
PROGRESSタイムトリップ前、ミスターとマグ姉が喋ってるとこに、荼毘が入ってくる場面。ミスターと荼毘の、始まるきっかけ。強がりな荼毘が不穏な台詞を吐いてますが迫荼です。ひっくり返ることはないです。
迫荼タイムトリップ本進捗③「盗むんなら、コソコソせずに金持ちを殺しちゃった方が早いと思わないの?」
死人に口なしだから、うまくやれば証拠も残らないわよ、とマグネは言った。あれはまだ神野区のバーをアジトにしていた頃で、他のメンツは出払って、何ともなしに、二人でカウンターに座ってちびちびと酒を呑んでいたときだった。
「せっかくの観客を、殺しちまうのは勿体ねえだろ」
「どういう意味?」
「エンターテイメントは、観客がいないと成り立たないってこと」
大袈裟に肩を竦めてやると、マグネもまたコンプレスの真似をして同じポーズを取る。
「……へえ。あんたって変わってるわよね」
「変人だって貶してる?」
「褒めてるのよ。アタシ好きよ、そんな男」
そうして、こちらを見つめてマグネは言うのだ。
3459死人に口なしだから、うまくやれば証拠も残らないわよ、とマグネは言った。あれはまだ神野区のバーをアジトにしていた頃で、他のメンツは出払って、何ともなしに、二人でカウンターに座ってちびちびと酒を呑んでいたときだった。
「せっかくの観客を、殺しちまうのは勿体ねえだろ」
「どういう意味?」
「エンターテイメントは、観客がいないと成り立たないってこと」
大袈裟に肩を竦めてやると、マグネもまたコンプレスの真似をして同じポーズを取る。
「……へえ。あんたって変わってるわよね」
「変人だって貶してる?」
「褒めてるのよ。アタシ好きよ、そんな男」
そうして、こちらを見つめてマグネは言うのだ。
ellebe500
MOURNING(トレ監♀/顔あり女監督生/サキュバスパロ)2023/1/29のBeckon of the mirror18にて頒布しました新刊「ミスターシトラス×ミスサキュバス」の無配です🙆♀️ちょっとすけべなカットがあるのでワンクッション置いてます!当日は手に取ってくださった方ありがとうございました〜✨
1枚目の絵は描きたかっただけなので特に関係ありません。5月にこのネタで新刊出したいです(願望) 2
スノーor八雲銀華
DONE大変長らくお待たせいたしましたミスターウィングの過去編です
文章スキルが皆無な中書いたため、稚拙かつ変な文章が紛れています
投稿頻度は亀より遅いですがよろしくお願いします
ミスターウィング過去編 プロローグ&第1話ある少女は好奇心を抑えられなかった
抑えられず、開いてしまった
開けてはいけない禁断の書を
★
"天上の月水面照らす その姿は万華鏡
どうかその光で 私を解いてくれ"
「……さて、歌はここまでにしておくか。」
浅緑色の髪にパライバトルマリンのような青緑色の服を着た少年ミスターウィングはそう言って先程まで寄りかかっていた大木から離れ自宅へと戻る。
その道中、何者かが話しかけてきた。
「ミスターウィング。今、風詠島(かぜよみじま)の偵察から戻ってきたぞ。」
その人物は行商人のような姿をした男だ。
「あ、おじさん!どうだったんだ」
「それがな、島に上陸出来なかったんだよ。」
「なんだと?見張りが大勢いたのか?」
3641抑えられず、開いてしまった
開けてはいけない禁断の書を
★
"天上の月水面照らす その姿は万華鏡
どうかその光で 私を解いてくれ"
「……さて、歌はここまでにしておくか。」
浅緑色の髪にパライバトルマリンのような青緑色の服を着た少年ミスターウィングはそう言って先程まで寄りかかっていた大木から離れ自宅へと戻る。
その道中、何者かが話しかけてきた。
「ミスターウィング。今、風詠島(かぜよみじま)の偵察から戻ってきたぞ。」
その人物は行商人のような姿をした男だ。
「あ、おじさん!どうだったんだ」
「それがな、島に上陸出来なかったんだよ。」
「なんだと?見張りが大勢いたのか?」
776yuyu
DONEリーフ「…あの男達はなんだ?」ドリアス「ご存知、ないのですか!?彼らこそ、敵役からチャンスを掴みスターの座を駆け上がっている、超電撃アイドルグループ・ゲルプリッターです!!」 2
okomekome9211
PROGRESSド派手な衣装もなんなく着こなしちゃう!さすが!硲先生へ掛ける言葉が大好き
「ミスターはざまにはミスターはざまのCharmがあるよ!」
「元気になったかな?」って…ホントいいこじゃ…
はるさめ
MOURNINGYOASOBIさんのミスターという曲から何故か妄想したアキデン。これ以上膨らまなかったため、供養です。
アンドロイドなデンジと主人アキアンドロイドのデンジ。自分を引き取って連れてきてくれたアキのことは慕っている(主人として)。
初めて会った日から何処か寂しそうな顔をしていたアキ。その表情の理由をデンジは知る訳もなく、献身的にアキの身の回りの世話した。
アンドロイドとはいえ全てを完璧にこなせるわけでないデンジをアキは厳しく叱った。
アキに叱られる度に「俺、失敗ばっか...なぁ、もう俺なんか捨てちまえよ」と呟くデンジ。
それでもアキはデンジを捨てる事はなかった。デンジはデンジでこれ以上アキに叱られないよう隠れてできない事を克服していった。
できなかった事を出来るようになれば普段ほとんど変わらない表情のアキが優しい表情と大きな手で「よく出来たな、デンジ」とデンジの頭を撫でた。
815初めて会った日から何処か寂しそうな顔をしていたアキ。その表情の理由をデンジは知る訳もなく、献身的にアキの身の回りの世話した。
アンドロイドとはいえ全てを完璧にこなせるわけでないデンジをアキは厳しく叱った。
アキに叱られる度に「俺、失敗ばっか...なぁ、もう俺なんか捨てちまえよ」と呟くデンジ。
それでもアキはデンジを捨てる事はなかった。デンジはデンジでこれ以上アキに叱られないよう隠れてできない事を克服していった。
できなかった事を出来るようになれば普段ほとんど変わらない表情のアキが優しい表情と大きな手で「よく出来たな、デンジ」とデンジの頭を撫でた。
clarchuman35d
PROGRESSカジノに潜入捜査中です。ヒーローであることを隠すために、燈矢は黒髪黒目に偽装している。
ミスターは前世の記憶あり。燈矢は記憶なし。
【迫荼】怪盗×ヒーロー原稿進捗② 広いフロアを、ヒーローと警察で手分けして探す。ルーレットのテーブルのそばを通ったところで、二つ先のテーブルに、迫がいるのを見つけた。
≪こちら蒼穹。ホシを発見。E2エリアの中央付近の台。近づいて様子を見ます≫
立てた襟に付けているマイクで報告した。無線で連動した右耳のイヤホンから、了解、とスナッチの声が返る。
他の客に紛れながらさりげなく近寄って、目だけで迫を窺った。カードゲームをよく知らないので、何のゲームかは不明だが、迫はディーラーに向けニヤリと笑って、トランプを二枚場に出した。
「上がり」
「おめでとうございます」
ディーラーはにこやかに、場に積んだチップをT字のレーキで迫へ渡す。
「半分もらって、もう一ゲームいいかな」
1367≪こちら蒼穹。ホシを発見。E2エリアの中央付近の台。近づいて様子を見ます≫
立てた襟に付けているマイクで報告した。無線で連動した右耳のイヤホンから、了解、とスナッチの声が返る。
他の客に紛れながらさりげなく近寄って、目だけで迫を窺った。カードゲームをよく知らないので、何のゲームかは不明だが、迫はディーラーに向けニヤリと笑って、トランプを二枚場に出した。
「上がり」
「おめでとうございます」
ディーラーはにこやかに、場に積んだチップをT字のレーキで迫へ渡す。
「半分もらって、もう一ゲームいいかな」
87imbi
MENU品書きです!肉夢漫画(16歳スプリングマン/兎の化身超人夢主)
https://poipiku.com/123493/7508508.html
肉夢絵(ミスターカーメン+その子孫夢主ふたり)
https://poipiku.com/123493/7508508.html
肉夢小説
https://privatter.net/p/9293289
tatsu_tatta
MEMO❚ 十二星座館殺人事件HO 山羊座 ♑
Adam・Z・Capricornus
>>>
タコさんウインナー殺人事件
>>>
DIAMOND RIP TRAP
>>>
ミスターペテンは禁断の薔薇を綻ぶか?
https://twitter.com/tatsu_tatta/status/1565484396085329920 7
clarchuman35d
PROGRESS第3話ちょいみせ。個性事故で幼児化した荼毘(大人の記憶なし)が、ミスターと一緒に焼きリンゴを作る。
迫荼原稿進捗④ 使ったこともないフライパンが、簡易シンクの下にあるのは知っている。それをよく洗ってから、その上に、薄めのくし切りにしたリンゴを、花びらのように並べた。バターはないので、冷蔵庫の中、かろうじて容器の隅に残っていたマーガリンを、リンゴの上に満遍なく広げる。さらにその上に、コーヒー用に買い置いているスティックシュガーを三本ほど振りかけた。
「焼きリンゴ、食べたことある?」
フライパンを荼毘の前へ差し出すと、ほんの少し、彼が目を輝かせたのが分かる。
「蜜たっぷりの甘いリンゴが、あろうことか更に甘くなる──……って、君は甘いのは嫌いかな?」
現在の荼毘が、味覚を感じづらいらしいことには気づいている。けれども今ここにいる荼毘は火傷もないようだし、だったら今のうちに、少しでも美味しいものを食べさせてやりたいと、思うのはコンプレスのエゴだろうか。
1632「焼きリンゴ、食べたことある?」
フライパンを荼毘の前へ差し出すと、ほんの少し、彼が目を輝かせたのが分かる。
「蜜たっぷりの甘いリンゴが、あろうことか更に甘くなる──……って、君は甘いのは嫌いかな?」
現在の荼毘が、味覚を感じづらいらしいことには気づいている。けれども今ここにいる荼毘は火傷もないようだし、だったら今のうちに、少しでも美味しいものを食べさせてやりたいと、思うのはコンプレスのエゴだろうか。