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    不良

    藤たろ

    PROGRESS夏五
    パス解除しました。イベントありがとうございました!

    「そうだ!脳みそ破壊してリセットすればSubの欲求抑えられるんじゃね!?」
    離反回避はしたけど、高専を離れていた元パートナーが数年ぶりに戻ってきたことにより、体調不良に悩まされる五条と、五条に避けられてると思ってなかなか踏み込めない夏油のすれ違い。ハピエン。

    ※ミミナナを乙骨たちと同じ歳の設定にしています
    前編 GEGO DIG. SUMMER 3 展示作品夏の、蒸し暑い午後だった。

    「悟。そこを”どけ”」
    「……イヤだね。お前こそ、その手を下ろせよ」





    山奥の村での任務だった。

    廃墟同然の家屋の壁を吹き飛ばし、突如現れた白髪の青年に、その場にいた人間はみな同時に言葉を失った。
    薄暗い室内に真夏の日差しが差し込んで、子供2人は目を細める。まるで昔、母親に読んでもらった物語から飛び出してきたかのような容姿の彼。息を乱し、肩で呼吸しながら汗を拭って顔を上げた五条は、サングラスをどこかへ落としたのか、六眼が晒されている。ギラギラと異様な六眼の輝きを前に、壮年の男女はハッとして何やら汚い言葉で五条を罵った。しかしそれも、彼がひと睨みすれば口を閉じる。

    「悟……なぜここに」
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    はとこさん

    DONE先日やりました、癖パネル物書き編から。選んでいただきありがとうございました!
    ②は体調不良でした。リク頂きましたビマヨダとカーマちゃんの話です。少しでも…とのことでしたが、ガッツリ絡んでます。
    事前にカーマちゃんのイベントなど読み直した結果、このような感じになりました。普段書かない子なので楽しかったです。ありがとうございました!

    タイトルはたまたま書き始めたタイミングでかかった曲から…
    『愛の亡霊』あーあ、つまらないったらない。けれどそこはマスターたってのお願いなので、嫌で嫌でたまらなかったですけれど、仕方なく。これっぽっちもマスターからの愛なんて期待してないですけれど?あんな顔で名前なんか呼ばれてしまったら、私としてはそんなマスターをドロドロに溶かして、甘やかしてしまいたくてしょうがありませんでしたけど?そこはガマンしました。
    それこそ……いつかのように地に這いつくばらせて、嫌だ嫌だなんて可愛く啼きながら私の愛を拒む貴方をまた見てみたい、なんてことは。
    とにかく、えぇ。お願いを引き受けました。本当はマスターのお願いでも、私としてはあの男は逆にこれ以上もないほどグズグスに堕としてしまった方が扱いやすくなってWin-Winな気もしましたけど。だって、その要素は初めから全て持ち合わせていましたし?そう。私の大好きなものです。ほら、指先でつん、と軽くつついただけで人間の理性とかってくだらないものは簡単に崩れるものでしょう?だから、今回もそう。えい、と指先であの男の心を、魂をつついただけ。
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    DONEフォロワーさんの誕生日にささげる体調不良レイチュリ
    🦚が体調不良(貧血)

    ※作者に医学的な詳しい知識はありません。ご了承の上お読みください。
    この世で最も安全な場所 あ、まずい。そう思ったのは商談の最中だった。相手はとある工場を運営する若社長で、この星での五本指に入るほどの権力者だ。カンパニーに対して友好的ではあるものの虎視眈々とその足元を狙ってる気配もあり、だからこそボロが出ないようにレイシオまで呼び出したのだ。彼であれば、技術的な会話でも引けを取ることはないだろうから。
     けれどボロを出しそうなのはアベンチュリンの方だった。ぐら、と視界がゆがむ。なんだ、毒か? 薬や毒の類であればそれなりに耐性があるはずで、そもそも同じものを出されているレイシオは何の問題もなさそうに会話を続けている。ではこれは。
    「……? 、その件については、」
     そんなアベンチュリンの様子に、目ざといレイシオは気付いたみたいだった。しかし視線のひとつでこちらの意図は伝わったらしい。耳朶を打つ低い音に集中して、ぎゅう、と手のひらを握りこんだ。レイシオが話している間にどうにかこの気持ち悪さをやり過ごして、正常に会話ができるぐらいにはしておかなければ。ぐらりと揺れた頭に息を細く吐き出して、黒くかすんだ視界は瞬きで追いやって。
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