五十
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DOODLE2022年に新しく生まれた探索者の立ち絵など まとめ随時更新玻璃野絃真/五十嵐ヒデユキ/對馬うた/菱形六郎/大伏蓮/堀川サツキ(魔法少女の姿)/天河隆良×2/酒匂ナナセ×3/八幡かなで(picrew+2)/今上落あさ子(picrew+2)/美堂珊瑚×2/神原十次郎/佐々波満/椿木あやめ/幾島瑪瑙 23
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十九回 お題:「初心」「再演」
初心に帰るために行った再演で、余計なことまで思い返されるお話。
司視点 両想い
それを消しされるのは、いつだって。僕はもう、ここにはこない
それと
君は、スターになんてなれない
「----っ!!」
ひゅ、と鳴る自身の呼吸音と共に、一気に意識が浮上する。
ゆっくり横を向くと、オレのすぐ隣で、夢にも出てきた紫色が、すやすやと寝息をたてている。
起こさないようにそっと抜け出し、ベランダに出てみる。
寒さに身震いしながら空を眺めると、日の入りはまだまだ先と思わせるような薄暗さが目の前に広がった。
----------------------
それは、類の一言から始まった。
「初心に返って、ツカサリオンのリバイバルショーをしてみないかい?」
曰く。
新しいショーの合間には、今までは過去のショーの再演を行っていた。
しかし、ネネロボが自立稼働するようになってからは、寧々の変わりにネネロボを動かしていた公演。
4506それと
君は、スターになんてなれない
「----っ!!」
ひゅ、と鳴る自身の呼吸音と共に、一気に意識が浮上する。
ゆっくり横を向くと、オレのすぐ隣で、夢にも出てきた紫色が、すやすやと寝息をたてている。
起こさないようにそっと抜け出し、ベランダに出てみる。
寒さに身震いしながら空を眺めると、日の入りはまだまだ先と思わせるような薄暗さが目の前に広がった。
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それは、類の一言から始まった。
「初心に返って、ツカサリオンのリバイバルショーをしてみないかい?」
曰く。
新しいショーの合間には、今までは過去のショーの再演を行っていた。
しかし、ネネロボが自立稼働するようになってからは、寧々の変わりにネネロボを動かしていた公演。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十八回 お題:「クリスマス」「カウントダウン」
司視点 ?想い
終わりまでの、カウントダウン。キラキラと光る、ガラス製のそれ。
前までは綺麗なピンクに染まっていたそれは……どす黒い黒と青で、ほとんどが覆い尽くされている。
ああ、汚いなあ。
そう思いながら、手元の時計を見やる。
カウントダウンは、もうすぐだ。
--------------------------
「……クリスマスショー、無事終了だ!皆よく頑張った!」
その言葉にえむは歓喜し、寧々は安堵し、類は笑顔を向けてきた。
皆一様に元気そうに見せるが、疲労が隠しきれていない。
12月25日。
23日から25日限定で行われたクリスマス限定ショーは、立ち見もできるほどの大盛況となった。
今年のショーは、去年もやった寧々が主役の話の続きとも言える内容だ。
かつて手助けしたサンタの少年に危機が訪れ、それを寧々扮する少女が機転を利かせて手助けする、というもの。
5551前までは綺麗なピンクに染まっていたそれは……どす黒い黒と青で、ほとんどが覆い尽くされている。
ああ、汚いなあ。
そう思いながら、手元の時計を見やる。
カウントダウンは、もうすぐだ。
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「……クリスマスショー、無事終了だ!皆よく頑張った!」
その言葉にえむは歓喜し、寧々は安堵し、類は笑顔を向けてきた。
皆一様に元気そうに見せるが、疲労が隠しきれていない。
12月25日。
23日から25日限定で行われたクリスマス限定ショーは、立ち見もできるほどの大盛況となった。
今年のショーは、去年もやった寧々が主役の話の続きとも言える内容だ。
かつて手助けしたサンタの少年に危機が訪れ、それを寧々扮する少女が機転を利かせて手助けする、というもの。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十七回 お題:「観劇」「チェック柄」
類視点 両想い
「気が合うね。僕も今、そう思ったよ。」デパートに並ぶそれらを、見ては違う、見ては違うと歩き回る。
いつしか急ぎ足になっていたことに気づき、邪魔にならない端によって、息を整える。
スマホで時間を確認すると、物色し始めてかれこれ1時間以上は経っていた。
まあ、大型デパートだからまだまだ全体を見切れてはいないのだが。
……スマホのカレンダーに書かれたマークを見て、気合を入れ直し、また歩き出す。
誰の力も借りない。これは僕がやらないといけないから。
---------------------------
いつもと変わらない日常の筈だった。
何時も通り実験をして、先生に司くんと一緒に怒られて。
お昼を屋上で食べて、それでからショーの話し合いをして。
ワンダーステージで練習して、ショーをして。
4578いつしか急ぎ足になっていたことに気づき、邪魔にならない端によって、息を整える。
スマホで時間を確認すると、物色し始めてかれこれ1時間以上は経っていた。
まあ、大型デパートだからまだまだ全体を見切れてはいないのだが。
……スマホのカレンダーに書かれたマークを見て、気合を入れ直し、また歩き出す。
誰の力も借りない。これは僕がやらないといけないから。
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いつもと変わらない日常の筈だった。
何時も通り実験をして、先生に司くんと一緒に怒られて。
お昼を屋上で食べて、それでからショーの話し合いをして。
ワンダーステージで練習して、ショーをして。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十六回 お題:「絆創膏」「人形」
類視点 片思い
「 」の果てにあるものは。なんの変哲もない、一般的な、茶色いそれ。
それがまさか、彼の核心に触れられるなんて、思いもよらなかった。
---------------------------
「……ちょっと司くん。それ、どうしたんだい?」
びくりと震えたのを見て、思わず低音になってしまったのは許してほしい、なんて思いながら返事を待つ。
司くんは司くんで、僕が返事待ちだと悟ったんだろう。ため息をつきながら答えてくれた。
「……片付け途中に、ちょっとささくれに引っかかっただけだ。着ぐるみには報告したぞ」
「報告はありがとう。でも、消毒はしなかったのかい?」
「消毒はしたぞ。絆創膏は持ち合わせがなくてな」
「なら、僕が持ってるから。ほら行こう」
返事を待たずに、彼の手を引いて控え室に向かう。
2930それがまさか、彼の核心に触れられるなんて、思いもよらなかった。
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「……ちょっと司くん。それ、どうしたんだい?」
びくりと震えたのを見て、思わず低音になってしまったのは許してほしい、なんて思いながら返事を待つ。
司くんは司くんで、僕が返事待ちだと悟ったんだろう。ため息をつきながら答えてくれた。
「……片付け途中に、ちょっとささくれに引っかかっただけだ。着ぐるみには報告したぞ」
「報告はありがとう。でも、消毒はしなかったのかい?」
「消毒はしたぞ。絆創膏は持ち合わせがなくてな」
「なら、僕が持ってるから。ほら行こう」
返事を待たずに、彼の手を引いて控え室に向かう。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十五回 お題:「友達」「瞳」
司視点 ?想い
その は、全てを語る。「……はい、お兄ちゃん」
「ああ、ありがとう。咲希。」
置かれた牛乳入りのコーヒーが入ったカップを、そっと持ち上げる。
そこに写された自分の表情に思わず苦笑しながら、一口飲んだ。
ある日の、学校もバイトも、ショーの練習もない休日。
自室で何をするか吟味していたところに、ノックの音と咲希の声が飛び込んできた。
「あのね、昨日ほなちゃんからお菓子をもらったの!家族で食べきれないほど多いから、良かったらもらってって。今からコーヒー入れるから、お兄ちゃんもどうかな?」
いいな。すぐ行く。そう言って向かったが、咲希から
「用意はアタシがするから、お兄ちゃんは座ってて!」
なんて言われてしまい。大人しくせざるを得なかった。
オレの分を入れてからほどなくして、自分の分と例のお菓子を持った咲希が戻ってきた。
3815「ああ、ありがとう。咲希。」
置かれた牛乳入りのコーヒーが入ったカップを、そっと持ち上げる。
そこに写された自分の表情に思わず苦笑しながら、一口飲んだ。
ある日の、学校もバイトも、ショーの練習もない休日。
自室で何をするか吟味していたところに、ノックの音と咲希の声が飛び込んできた。
「あのね、昨日ほなちゃんからお菓子をもらったの!家族で食べきれないほど多いから、良かったらもらってって。今からコーヒー入れるから、お兄ちゃんもどうかな?」
いいな。すぐ行く。そう言って向かったが、咲希から
「用意はアタシがするから、お兄ちゃんは座ってて!」
なんて言われてしまい。大人しくせざるを得なかった。
オレの分を入れてからほどなくして、自分の分と例のお菓子を持った咲希が戻ってきた。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十四回 お題:「スーツ」「冷たい」
司視点 両想い
いつだって、あなたにベタ惚れ。「すまない司くん。ちょっといいかい?」
「ん?どうした、類?」
練習終わりの更衣室。
既に着替え終わった類が、思い出したようにオレに話しかけてきた。
「今日はちょっと用事があってね。一緒に帰れないんだ。すまない。」
「ん、そうなのか。まあ気にするな!」
「ありがとう。それじゃ僕はお先に」
そう言うと、スっとオレを抱きしめてくる。
そのままオレの額にキスを落とし、頭を撫でてから、立ち去る。
…………顔を真っ赤に染めた、オレを残して。
----------------------------
類と付き合うようになってから、早数ヶ月。
オレは、ある悩みを抱えていた。
それは、類が全く照れないことだ。
類は、いつだって余裕で。
学校なんかでは何時も通りだけど、二人きりになった途端、オレのことをとても甘やかしてくる。
5640「ん?どうした、類?」
練習終わりの更衣室。
既に着替え終わった類が、思い出したようにオレに話しかけてきた。
「今日はちょっと用事があってね。一緒に帰れないんだ。すまない。」
「ん、そうなのか。まあ気にするな!」
「ありがとう。それじゃ僕はお先に」
そう言うと、スっとオレを抱きしめてくる。
そのままオレの額にキスを落とし、頭を撫でてから、立ち去る。
…………顔を真っ赤に染めた、オレを残して。
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類と付き合うようになってから、早数ヶ月。
オレは、ある悩みを抱えていた。
それは、類が全く照れないことだ。
類は、いつだって余裕で。
学校なんかでは何時も通りだけど、二人きりになった途端、オレのことをとても甘やかしてくる。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十三回 お題:「読書」「類を使ったかっこいいポーズ」
類視点 両想い
貴方と一緒なら、なんだって。「すまない。司くんはいるかい?」
「おお、天馬ならいるぞー。おーい天馬ー」
「………………」
「てーんまっ!」(バシッ
「うおっ!いきなりなんだ!?」
「呼んでんのに反応しないからだろー。神代が来てるぜ」
「……あ!すまん類!」
「ううん、気にしないで」
司くんが慌てて読んでいた本に栞を挟み、カバンの中に入れるのを見て、ひっそりとため息をついた。
---------------------------
司くんは最近、珍しく読書を沢山している。
空いた時間は僕とショーに関する相談をすることが多かったけれど、今はその時間のほとんどを読書に向けている。
しかも読む本はかなり早いペースで変わっていっている。
いつもカバーをしていて内容は知らないけれど本の厚みがコロコロと変わるからすぐにわかる。
3621「おお、天馬ならいるぞー。おーい天馬ー」
「………………」
「てーんまっ!」(バシッ
「うおっ!いきなりなんだ!?」
「呼んでんのに反応しないからだろー。神代が来てるぜ」
「……あ!すまん類!」
「ううん、気にしないで」
司くんが慌てて読んでいた本に栞を挟み、カバンの中に入れるのを見て、ひっそりとため息をついた。
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司くんは最近、珍しく読書を沢山している。
空いた時間は僕とショーに関する相談をすることが多かったけれど、今はその時間のほとんどを読書に向けている。
しかも読む本はかなり早いペースで変わっていっている。
いつもカバーをしていて内容は知らないけれど本の厚みがコロコロと変わるからすぐにわかる。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十二回 お題:「彼の家」「修学旅行」
司視点 両想い
オレの を消し去るのは。「それじゃ司、また後でな!」
「ああ!」
手を振るクラスメイトに答えるように手を振りつつ、歩き始める。
ふと、視界の端に見慣れた紫色が目に入る。
楽しそうなその姿に、思わずため息が溢れた。
今、オレ達は修学旅行に来ている。
類とはクラスが離れているから当然の如く同じ班にはならなかったが、類は類で楽しんでいるようだ。
……類は、幼い頃夢見ていたショーを実現してから、少し変わった。いい意味で。
昔の思い出を吹っ切ることができたからか、前よりずっと、明るくなった気がする。
その変化に気づいたのは、オレだけではない。
その証拠に、類は前よりも同じクラスの奴に話しかけられることが増えたらしい。
フェニランの宣伝大使をしているからだろうね、と本人は言っていたが。
4845「ああ!」
手を振るクラスメイトに答えるように手を振りつつ、歩き始める。
ふと、視界の端に見慣れた紫色が目に入る。
楽しそうなその姿に、思わずため息が溢れた。
今、オレ達は修学旅行に来ている。
類とはクラスが離れているから当然の如く同じ班にはならなかったが、類は類で楽しんでいるようだ。
……類は、幼い頃夢見ていたショーを実現してから、少し変わった。いい意味で。
昔の思い出を吹っ切ることができたからか、前よりずっと、明るくなった気がする。
その変化に気づいたのは、オレだけではない。
その証拠に、類は前よりも同じクラスの奴に話しかけられることが増えたらしい。
フェニランの宣伝大使をしているからだろうね、と本人は言っていたが。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十一回 お題:「糸」「ないものねだり」
司視点(一部類・寧々視点) 両想い
+一時間半
その蝶蝶結びが、解けることは。「……それじゃ、アタシは行くけれど!何かあったら絶対、ぜーったい!連絡してね!」
「わ、わかったわかった。ほら、いってらっしゃい、咲希」
咲希が悲しそうな顔をしながらも「いってきまーす!」と部屋を出て行く。
ベッドの中でそれを見送ると、枕元にあるスマホを持ち、連絡アプリを開く。
……書かれていた内容に目を通すことなく、必要最低限の内容を送ると、既読を確認せずにアプリを閉じる。
自業自得。
そんな言葉が頭をよぎり、自分の情けなさにため息が出た。
-----------------------------
オレが類に告白したのは、つい数週間前のことだった。
絶対迷惑になるだろうと思って、ずっと秘密にしておくつもりだったのに、ついポロリと漏らしてしまった。
7364「わ、わかったわかった。ほら、いってらっしゃい、咲希」
咲希が悲しそうな顔をしながらも「いってきまーす!」と部屋を出て行く。
ベッドの中でそれを見送ると、枕元にあるスマホを持ち、連絡アプリを開く。
……書かれていた内容に目を通すことなく、必要最低限の内容を送ると、既読を確認せずにアプリを閉じる。
自業自得。
そんな言葉が頭をよぎり、自分の情けなさにため息が出た。
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オレが類に告白したのは、つい数週間前のことだった。
絶対迷惑になるだろうと思って、ずっと秘密にしておくつもりだったのに、ついポロリと漏らしてしまった。
syunngiku0130
DONE竜武多めな灰武/五十歩百歩がよく似合う※倫理観というか一般常識というかそういうのがぶっ飛んだ竜メインの話です。🎍ヒ▼ナ前提で進みます。やばい予感した人は閲覧お控え下さい 16
@キュマ/小熊奈津
DONE【キャラシ】五十嵐 翠のやつ。
まとめ忘れていたので。
さよならを言いにきた - 逢魔が時にきみはなく -
特にネタバレは含まれてないですが
敏感な方は見ないようにお願いいたします。 2
いと@it0c0c
DOODLECoC「花の街」 現行未通過❌NPCや色々捏造有り
KP 生月秀真さん[@hakuchi_syuma]
HO1 鵠 枸杞 [いと]
HO2 風斬セラフ [司さん @t1day ]
HO3 篠瀬 藤也 [寝癖さん @bosabosa_t ]
HO4 花宮 五十鈴 [あべるさん @Abel_Roid ] 3