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    会議

    Na0

    PROGRESS井戸端会議まで。牛歩な進行です。
    今回もNPCに個人的解釈と、出番多めです。
    それはきっとあなたとおなじ(仮)45

    「ねぇ?聞いたぁ?」
    「まぁ本当?」
     村の洗濯場は、井戸端会議で忙しいハテノの奥様達の社交場だった。
     サラサラ、チョボチョボと、初めて訪れる者は誰でも清水の音に気づいて振り返るだろうし、空気に気持ちの良い水の湿り気が帯びる。そんな日常の清廉ささえ、おしゃべりに夢中の者にとっては、村を駆け抜けるそよ風程も気に留められない。
     ナツコとアイビーの母、アマリリは、昨日も朝から晩までたっぷり話したはずなのに、まだ話足りないと、清ました口調で挨拶もそこそこに話に花を咲かせていた。
     話題は、もっぱら二人が興味をもった事を雑多に続く。隣の養鶏場の強気な亭主と掴み所のない女房の夫婦喧嘩と風変わりな息子の事。昨日、馬で通り過ぎた旅人が、スラッとして渋く好みであった事。自分の畑の作物の出来から、採れすぎて困って適当に大鍋で煮たら家族に不評だった事。子供が手が離れて、本当に有り難いが、研究所にいるというシーカー族の女の子を探してスパイごっこと、毎日日暮まで出かけて行ってしまう話まで。村の本当に些末な事から大事まで、毎日この調子だ。
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    このめ(・ω・乂)

    MAIKING自カプはお互い庇い合うか?という話が出ているので、迷走して止まってて公開予定のなさそうなやつの一部(最後の方ww)を。
    あるオリジナルの女性(色々あって超暗い)とカイトが知り合って、時々(知り合いとして)会うようになるものの、最終的に自殺してしまうという話。救うってなんだろう?をテーマにした脳内会議出力小説で、↓は女性の自殺後のカイアデのやり取り。
    救うとは?カイアデガチ喧嘩ネタ ここはプロットの会話のみの部分↓

    「助けるってなに? 命が助かること? それで彼女は救われたの?」
    「……っそれは……! でも命さえありゃあ、救われるチャンスはあったんだ!」
    「ええ、そうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない」
    「……!」
    「どちらにせよ、カイトにはどうしようもなかった。全ては彼女の選択――」
    「お前はいつもそうだ!」
     吐き捨てるように叫ぶ。ビリビリと振動する空気。
    「ああそうさ、お前の言うことは正論だ。自分の選択、自分の責任、その通りだ!
     だが――そんな言葉で片付けられてたまるかよ!」
    「…………」
    「……悪ぃ、お前を責めたってしょうがねぇのはわかってる。わかってるが……クソッ……!」
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