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    余り

    天晴れさん

    DONE小話アーカイブその2。

    カップリング未満の、多分カテゴリー的には新生ひろラハ。推しにラッキースケベをプレゼントしたかったけど余りにも色気がないのでいっそ中学生男子のノリで存分に堪能して貰いました。

    こんなんでも漆黒ひろしになる頃には少しは色気が出てると思う。

    多分。
    ラッキーなんとか紫色の霧がゆらゆらと漂う。妖霧の日のモードゥナは昼間からほの暗く、肌を滑る空気はどこか生々しい冷たさだ。
    こういう日は用事が無ければ出歩くもんじゃない。グ・ラハは二の腕を擦りながら赤色の耳を小刻みに震えさせた。
    「グ・ラハ。ほらよ」
    「んっ?」
    ぱさりと布状の何かを投げて寄越したのは、珍しく出掛けずに天幕で寛いでいる冒険者だ。反射的に空中で掴んだそれを広げてみると、手触りの良い織物で出来た上着だった。
    「余分に作ったは良いんだけど、俺は着なそうでなぁ。良かったらやるよ」
    「え、これあんたが作ったのか」
    グ・ラハが驚きながら見返せば冒険者は「おうよ」と笑ってみせた。そういえば、少し暇ができたから色々と職人ギルドの依頼も受け始めたのだと言っていたか。薄手だが丁寧に仕立て上げられた上着は軽く、なるほどコートやジャケットと違い室内着にも丁度良い。
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    Rikka0424ys

    DONE*付き合ってませんが、五(無自覚)×悠(自覚あり)。

    *五条が夏油に手をかけた日…夏油の命日の話しです。普段の疲れが余りに溜まってしまい、精神的にヤられちゃった五条です。

    *何でも許せる方向け。

    DREAMS COME TRUE様の【やさしいキスをして(2004年2月18日リリース)】の歌詞に寄せてます。
    やさしいキスをして。(五悠?)「ゴメン。釘崎、伏黒。俺、用事思い出したわ。先に帰えんね!!」
    今日は3人揃って夕飯を食べようと街へ繰りだしていた時だった。スマホの新着通知を確認した悠仁が、それだけ言い残すと慌てたように駆け出す。


    「え、虎杖?!急にどうしたのよ、アイツ…。でも、用事ってなんなのかしら?」
    詳しい事を聞こうと野薔薇が声をかけたが、悠仁は遥か彼方へ走り去っている。
    「…さぁ?あ、コンビニ寄りたい」
    「解った」
    無言で悠仁を見送った恵は、野薔薇とコンビニへ立ち寄るのだった。


    ーー
    通知と共に表示されたメッセージには、ただ一言

    『会いたい』

    だけで。いつもの軽いノリは影を潜んでいる。
    普段とは違う様子に、悠仁の不安が募る。
    (先生…)
    流石に呼吸も苦しくなってきて、スマホを仕舞うのももどかしく握りしめた掌は、手袋をスマホを操作する際に外してしまった為に、指先が凍るように冷えてきたが、構わずに悠仁は走り続けた。
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