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    喧嘩

    にし乃

    DONE夏♀と喧嘩した五の話です。夏が某お煎餅を好きというのは完全なる捏造。
    短いのでおやつ感覚で、何でも楽しんで下さる方のみどうぞ!相変わらず拙いものですが、私も五夏のフェスティバルに参加したかったので。
    俺の誠意とお煎餅傑と喧嘩した。
    きっかけは確か、俺が窓のババアにきちんと挨拶をしなかったからとか、そんな些細なこと。
    「挨拶くらい幼稚園児でもできるよ」って呆れたみたいに言われて、頭にきて「庶民」とか「ブス」とか「変な前髪」とか色々言い返した。
    気付いたら傑は目の前からいなくなっていて、取り残された俺は夜蛾センからゲンコツを食らったのだった。

    「くっそ……。」

    一晩経ってもイライラが消えてなくなることはなく、俺は八つ当たりみたいに教室の扉を乱暴に開けた。
    三つ並んだ席のその真ん中で、傑は涼しい顔をして携帯をいじっていた。中学時代の知り合いとでもメールをしているのだろうか。そう思ったら、胸がモヤモヤムカムカした。
    俺はわざと音を立てて、自分の席にドカッと座る。いつもだったら俺に気付けば「おはよう」と言ってくれるのに、傑はこちらを向くこともなかった。挨拶をきちんとしろって昨日言ったのお前だろ、と思ったが、こちらから話しかけるのは負けた気がして俺も黙ったままだった。
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    lvdeshanye

    MEMO⚠️非合意の描写あり 暴力表現はないです

    夜這い話を書いたときに、珍しく尚と性癖喧嘩しなくてあっなんか行けそう、尚視点で書けそう、と思ったやつを今回のお題に絡めて書きました。
    尚視点で書いたものの、心理描写がなくて分かりづらいかも知れない…。六たさんへの恋心に自覚があって、色々思い詰めて行動に出た尚さんのつもりで書きました。伝わってるかな…。お話書くのムズカシ〜!BGM:CHE.R.RY/YUI
    尚六ワンドロ・ワンライ 第22回お題「後朝」  明かりも持たぬままに、夜の闇をくぐり抜けて歩く。道中人に見つからないように、草を踏む音にも気を付けて歩くさまは、散歩と言い張るには些か厳しい。増してやここは自分の庭院にわではない。完全なる不法侵入というやつだったが、尚隆は歩みを止めなかった。

     わずかに軋む音をさせながら、漏窓まどから目的の房間へやに入り込むことに尚隆は成功した。ところが間も置かずに六太が姿を現した。他でもない、この房室の主は六太である。無論彼が居ることに不思議はないが、夜半を過ぎての訪問――それも無断での――を出迎えられるのは、尚隆には予想外だった。すでに眠りについているものと思っていたからだ。
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    ナナシ/ムメイ

    DOODLEダイノの三人。
    前の隙間埋めの時に一緒に書こうかと思ってたナーガの城跡でジンがお墓を掘る話。詳細では無いですが遺体の描写があります。

    腐としては外見取ってのナガジンか本質取ってのトモジンかで脳内大喧嘩してるんですが、幾分書いてみたらナガレの文脈がむしろ武蔵なせいで方向性が勝手に見えてきた気がします。
    ■ うつくしいものざく、ざくりと、黒く焼け焦げた土を瓦礫の山から持ち出した道具で無言のまま掘るジンの後ろ姿をナガレは眺めていた。
    中天に差しかかろうとする太陽はいっそ無慈悲なまでに焼き払われた光景もその下に晒し出している。
    そんなんじゃ日が暮れちまうだろと呆れて言おうとした言葉は、きつく、かたく噛み締めた口元が見えただけで喉元に引っ込んだ。
    その表情は、ナガレにも覚えがあった。


    あの日、ドラゴによるナーガの居城への暴虐は朝方まで続いた。
    何もかも壊し殺し尽くして、ようやくその場を離れたマシンザウルスは幸いにもナガレ達に気付くこともなくどこかへ飛んで行った。
    「ゲッターがありゃ叩き落としてやんだけどなぁ」
    悠々と飛び去るマシンザウルスを眺めて残念そうにそうボヤくナガレに、トモエが怪訝な顔で声をかけた。
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