喫茶店
tsuyuirium
PAST喫茶店でモーニングしながら駄弁ってる狂聡です。習慣ってこわいネ「モーニング……のチーズトーストで」
「ホットサンドBLTの、お願いします」
「お飲み物は」
「あ〜……ミックスジュース」
「ホットコーヒーで」
「かしこまりました」
「あ、すんません、タマゴサンドも追加、単品で」
造作ないことのように追加メニューも控え、てきぱきとした動きで下がっていく店員さんの姿に無性に懐かしい気持ちになった。学生さんだろうか。早朝からバイトに精を出していて、頭の下がる思いだ。
よく晴れた休日、モーニングもやっている喫茶店が近所にあるというのは何にも代え難い喜びがある。休日のクオリティを一気に底上げできる、チートアイテムのようなものだ。
常連と胸を張れるほどではないが、この店にはこうして狂児と連れ立って、これまでも何度か訪れていた。無駄に存在感のある目の前の男のせいで覚えられているのだろうと思うことはあっても、店員さんの接客にそれが現れることもなく、そんなところも気に入っていた。
1788「ホットサンドBLTの、お願いします」
「お飲み物は」
「あ〜……ミックスジュース」
「ホットコーヒーで」
「かしこまりました」
「あ、すんません、タマゴサンドも追加、単品で」
造作ないことのように追加メニューも控え、てきぱきとした動きで下がっていく店員さんの姿に無性に懐かしい気持ちになった。学生さんだろうか。早朝からバイトに精を出していて、頭の下がる思いだ。
よく晴れた休日、モーニングもやっている喫茶店が近所にあるというのは何にも代え難い喜びがある。休日のクオリティを一気に底上げできる、チートアイテムのようなものだ。
常連と胸を張れるほどではないが、この店にはこうして狂児と連れ立って、これまでも何度か訪れていた。無駄に存在感のある目の前の男のせいで覚えられているのだろうと思うことはあっても、店員さんの接客にそれが現れることもなく、そんなところも気に入っていた。
fujimura_k
MOURNING2023年12月発行『喫茶ツキシマ・4』月鯉転生現パロ。喫茶店マスターの月島と作家の鯉登の物語4巻目。
兄が訪ねてくることになって鯉が落ち着かなくなったり、月が腹を括ったり、商店街の面々がそんな二人をやきもきしながら見守ったりしている4巻目です。続きが6月に出ます。
喫茶ツキシマ 4ただ
あなたと居たいのです
何も無い
平穏な日々を
変わらない
ありきたりな毎日を
穏やかに
望むのは
それだけ
ただ
それだけなのです
***
『一緒に、暮らしませんか』と、月島が漸くそう言ってくれたのは、私が『喫茶ツキシマ』の二階で過ごすのが殆ど当たり前のようになってからのことだった。
実際、ほぼ住んでいるようなモノだったから、そうした話をするのも今更なのだろうと思っていた。だから、此方から何を確かめることもせずにいたのだけれども、改めてそう言われてみると、妙に身構えてしまって『いいのか?』などと、随分と意地の悪い物言いをしてしまった。声にしたその言葉で、自分が月島からの言葉が無いことに拗ねていたのだとも気付かされたが、つまらない言い方をして月島を酷く恐縮させてしまったことは後で大いに反省した。
42361あなたと居たいのです
何も無い
平穏な日々を
変わらない
ありきたりな毎日を
穏やかに
望むのは
それだけ
ただ
それだけなのです
***
『一緒に、暮らしませんか』と、月島が漸くそう言ってくれたのは、私が『喫茶ツキシマ』の二階で過ごすのが殆ど当たり前のようになってからのことだった。
実際、ほぼ住んでいるようなモノだったから、そうした話をするのも今更なのだろうと思っていた。だから、此方から何を確かめることもせずにいたのだけれども、改めてそう言われてみると、妙に身構えてしまって『いいのか?』などと、随分と意地の悪い物言いをしてしまった。声にしたその言葉で、自分が月島からの言葉が無いことに拗ねていたのだとも気付かされたが、つまらない言い方をして月島を酷く恐縮させてしまったことは後で大いに反省した。
fujimura_k
PAST2023年12月発行『喫茶ツキシマ・総集編』(番外編部分)月鯉転生現パロ。喫茶店マスターの月島と作家の鯉登の物語。総集編より番外編部分のみ。
喫茶ツキシマ 総集編(番外編)例えば
こんな穏やかな日々が
この先ずっと
ずっと
続いていくなんて
そんな事があるのでしょうか。
それを
願っても、いいのでしょうか。
***
図らずも『公衆の面前で』という派手なプロポーズをして以来、鯉登さんは殆ど俺の家で過ごすようになった。
前々から昼間は大抵店で過ごしてくれていたし、週の半分近くはうちに泊っては居たのだけれど、其れが週四日になり、五日になり、気付けば毎日毎晩鯉登さんがうちに居るのが当たり前のようになっている。
資料を取りに行くと言ってマンションに戻ることはあっても、鯉登さんは大抵夜にはうちに帰って来て、当然のように俺の隣で眠るようになった。
ごく稀に、鯉登さんのマンションで過ごすこともあるが、そういう時は店を閉めた後に俺が鯉登さんのマンションを訪ねて、そのまま泊っていくのが決まりごとのようになってしまった。一度、店を閉めるのが遅くなった時には、俺が訪ねて来なくて不安になったらしい鯉登さんから『未だ店を開けているのか』と連絡が来た事もある。
19591こんな穏やかな日々が
この先ずっと
ずっと
続いていくなんて
そんな事があるのでしょうか。
それを
願っても、いいのでしょうか。
***
図らずも『公衆の面前で』という派手なプロポーズをして以来、鯉登さんは殆ど俺の家で過ごすようになった。
前々から昼間は大抵店で過ごしてくれていたし、週の半分近くはうちに泊っては居たのだけれど、其れが週四日になり、五日になり、気付けば毎日毎晩鯉登さんがうちに居るのが当たり前のようになっている。
資料を取りに行くと言ってマンションに戻ることはあっても、鯉登さんは大抵夜にはうちに帰って来て、当然のように俺の隣で眠るようになった。
ごく稀に、鯉登さんのマンションで過ごすこともあるが、そういう時は店を閉めた後に俺が鯉登さんのマンションを訪ねて、そのまま泊っていくのが決まりごとのようになってしまった。一度、店を閉めるのが遅くなった時には、俺が訪ねて来なくて不安になったらしい鯉登さんから『未だ店を開けているのか』と連絡が来た事もある。
fujimura_k
DOODLE2023年12月発行『喫茶ツキシマ・総集編』(文字数制限につき1~3部分まで)月鯉転生現パロ。記憶なしで転生し、喫茶店マスターの月島と記憶ありで転生し、作家の鯉登の物語。現在1~3+番外編を含む総集編と、続編の4発行済み。6月に続きが出ます。
喫茶ツキシマ 総集編(1~3)まだ
間に合うでしょうか
私は
また
生きていけるでしょうか
あなたと
共に
***
『佐渡へ、帰ろうと思うんだ。』
俺を呼び出した親父が最初に告げたのはその一言だった。
『いい加減歳だし、田舎の爺さんと婆さんの墓も親戚にまかせっぱなしだからな。そろそろ、ちゃんとしてやらなきゃと思ってな。』
続いた親父の言葉は尤もに思えた。そうなれば、長年、商店街の片隅で細々と営業を続けてきた喫茶店は畳むことになるだろう。それを寂しく思ったが、止めることはしなかった。そして俺は、その後その事を少しだけ後悔した。店を畳むと決めた両親が『常連さんに申し訳ないから、お前が店を継いでくれないか?』と言い出したからだ。今から十年程前の事だ。
83981間に合うでしょうか
私は
また
生きていけるでしょうか
あなたと
共に
***
『佐渡へ、帰ろうと思うんだ。』
俺を呼び出した親父が最初に告げたのはその一言だった。
『いい加減歳だし、田舎の爺さんと婆さんの墓も親戚にまかせっぱなしだからな。そろそろ、ちゃんとしてやらなきゃと思ってな。』
続いた親父の言葉は尤もに思えた。そうなれば、長年、商店街の片隅で細々と営業を続けてきた喫茶店は畳むことになるだろう。それを寂しく思ったが、止めることはしなかった。そして俺は、その後その事を少しだけ後悔した。店を畳むと決めた両親が『常連さんに申し訳ないから、お前が店を継いでくれないか?』と言い出したからだ。今から十年程前の事だ。
the_world_g25
DONEエドぐだ♀現パロのリクエストを置いていくところ・水族館
・高級車/名所を貸切る/大学前に人集り
・屋台クレープ/制服デート/頭なでなで
・喫茶店/作家&編集者/フランス語 4
御菓子mikako
DONE恋愛未満〜恋愛?関係くらいの関係が好きです時系列はバラバラです。
今更ですが「○○です梓さん!」の回びっくりしました。
ゼロ茶の最終回も最高でした。
周りから見て「仲良しなのでは…?」な関係が好きです。
こんな喫茶店に通いたい!
※ふるやさんの一人称が違いますが、当時の雰囲気として捉えてください…… 33
こめたろう
DONE🔗🎭現パロ連作①#Sonnyban
グループで音楽活動+たまに配信してる🔗と、隠れファンの🎭の話です。
※🔗+🐏+🔮が3人でちょっとアイドルっぽい音楽グループを組んでます。
※🎭は喫茶店の店長で、従姉妹の🍀がアルバイトをしています。仕事中なので店長呼びです。
②:https://poipiku.com/9435477/9983362.html
🔑:🎭身長3文字 5145
🌾🍚🍙
INFO▨03/10「J.GARDEN55」三角おにぎり / ご07a
新刊「だから恋じゃない」A5/52ページ/600円
└喫茶店で出会った推し声とファンの2人の
恋愛発展途上系BLです
🛀
└ https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2321760 15
満尾(みお)
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ第141回「ねこ」「喫茶店」お借りしました!
モブの女性が結構喋ります。伏棘未満、糖度低めです🥰
分かりにくいアプローチ『ショートケーキ、とっても美味しかったです〜!あら、猫ちゃんだ可愛い〜!この子の種類はなんですか?』
『雑種なんですよ〜、元々野良猫だったんですけど、2年前くらいに保護したんですー。お客さんの皆さん可愛がってくれて、立派な看板猫になりました!』
テレビでアナウンサーがケーキを紹介した後に画面に出てきた黒っぽい紺色の毛に覆われた猫。
毛が長めなそのビジュアルは、後輩の彼を彷彿とさせた。
(…恵に似てるなぁ。)
少しだけつり上がった目に、物静かそうな表情…まるで恵が猫になったらこんな感じだろうな、と安易に予想ができる容姿だった。
(場所も行けない場所じゃない…今度行ってみようかな…。)
そうして休みの日、1人での都内の喫茶店に赴いた。店のドアを潜ると、レジスターの横でお昼寝をしていてびっくりする。
4561『雑種なんですよ〜、元々野良猫だったんですけど、2年前くらいに保護したんですー。お客さんの皆さん可愛がってくれて、立派な看板猫になりました!』
テレビでアナウンサーがケーキを紹介した後に画面に出てきた黒っぽい紺色の毛に覆われた猫。
毛が長めなそのビジュアルは、後輩の彼を彷彿とさせた。
(…恵に似てるなぁ。)
少しだけつり上がった目に、物静かそうな表情…まるで恵が猫になったらこんな感じだろうな、と安易に予想ができる容姿だった。
(場所も行けない場所じゃない…今度行ってみようかな…。)
そうして休みの日、1人での都内の喫茶店に赴いた。店のドアを潜ると、レジスターの横でお昼寝をしていてびっくりする。
緋瀬*
DONE「落園」PC:玖珂 一鯨(くが いっけい)
喫茶店主。亡き婚約者が開業予定だった店を引き継いで営業している。
大切な人:篠 六海(しの むつみ)とは幼少期からの知り合いで、店の植栽関係を任せている仕事相手でもある。
互いに惹かれ合っているが、今まで言葉にはされていない。
gerkej1006_cp
MAIKING現パロ喫茶店スモロ4話目
自覚した気持ちに「恋」という名が付いた瞬間
現パロの🐯は🏴☠️の時のクルーメンバーには甘えていて欲しい
カウンターの片隅で#4 しろくまの店で美しい女性と一緒に居たスモーカーを見てからというもの、スモーカーと顔を合わせたくなくて喫茶店から足が遠のいていた。次に顔を合わせてしまえば自分の胸の内に発生したこのドロドロとした感情を子供の癇癪の様にぶつけてしまいそうになるからだ。喫茶店の店員と常連の客。その関係を壊してしまうのは誰も幸せにならないと理解しているつもりだった。だからこの名前が分からない感情に蓋をして墓場まで持って行けばいい。
丁度大学の行事やらで忙しくなったのが幸いだった。モヤモヤを追い出すように用事に没頭する日々を送っていた。
一ヶ月半が経とうとした頃、ようやく纏まった時間が出来たのでイッカクに頼み込んでしろくまの店に着いてきてもらう。相変わらず若い女性達でいっぱいではあったがイッカクと二人で、と言うだけで入店難易度はグッと下がった気がする。不思議なものだ。
2140丁度大学の行事やらで忙しくなったのが幸いだった。モヤモヤを追い出すように用事に没頭する日々を送っていた。
一ヶ月半が経とうとした頃、ようやく纏まった時間が出来たのでイッカクに頼み込んでしろくまの店に着いてきてもらう。相変わらず若い女性達でいっぱいではあったがイッカクと二人で、と言うだけで入店難易度はグッと下がった気がする。不思議なものだ。
gerkej1006_cp
DONE現パロ喫茶店スモロ3話目です
カウンターの片隅で#3 ひょろっとした高身長の男(スモーカー曰く店長)と店の出入口ですれ違ったあの日以降も時間を作っては定期的に喫茶店へと通いつめ、もはや常連と言っても問題ない程になっていた。店長だと言う男と再び会うことは無かったが、喫茶店近くの本屋で本を買って喫茶店でコーヒーを飲みながら読んだり、時間が無い時はコーヒーだけテイクアウトしたりとそれなりに穏やかで楽しい時間を過ごしていた。
スモーカーとも大分仲が良くなってきたようにも思う。ぶっきらぼうなのは相変わらずで、店の状況によっては世間話すらしていられないほどに忙しい時もあるが、それでも決して少なくはないスモーカーとの会話は、俺の知見を広めるには十分すぎるほどだった。思っていた以上に博識なスモーカーは俺の知らない事を色々知っていてあいつと会話するのは大学のつまらない講義を聞くよりも楽しいものだった。
2284スモーカーとも大分仲が良くなってきたようにも思う。ぶっきらぼうなのは相変わらずで、店の状況によっては世間話すらしていられないほどに忙しい時もあるが、それでも決して少なくはないスモーカーとの会話は、俺の知見を広めるには十分すぎるほどだった。思っていた以上に博識なスモーカーは俺の知らない事を色々知っていてあいつと会話するのは大学のつまらない講義を聞くよりも楽しいものだった。
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DONE現パロ喫茶店スモロ続き
あと1話分書いたら支部に投げるけど細部ちょっと変更するかも
カウンターの片隅で#2 例の喫茶店に行ったあの日から数日後、俺は再び喫茶店を訪れていた。
次に喫茶店へ行く機会があったとして、そこそこ多忙な予定的にも数週間後くらいだと踏んでいたのだが、思っていた以上にあの日飲んだコーヒーの味(と、美味しいおにぎり)が忘れられなかったらしい。いつものインスタントコーヒーでは満足出来なくなっていた俺の足は気がつけばその日の大学のコマ終了後、幼馴染二人の誘いを断って喫茶店へと向いていた。
到着したのは夕暮れ時。ラストオーダー時間間際だったのもあって客は殆ど居なかった。空いていたカウンター席に座ればちょうど奥の厨房から扉のベルの音を聞き付けて出てきたスモーカーと目が合った。
「あー、悪いがラストオーダーの時間だ。ドリンクの注文に留めて貰えると助かるんだが、厨房の奴が。」
1834次に喫茶店へ行く機会があったとして、そこそこ多忙な予定的にも数週間後くらいだと踏んでいたのだが、思っていた以上にあの日飲んだコーヒーの味(と、美味しいおにぎり)が忘れられなかったらしい。いつものインスタントコーヒーでは満足出来なくなっていた俺の足は気がつけばその日の大学のコマ終了後、幼馴染二人の誘いを断って喫茶店へと向いていた。
到着したのは夕暮れ時。ラストオーダー時間間際だったのもあって客は殆ど居なかった。空いていたカウンター席に座ればちょうど奥の厨房から扉のベルの音を聞き付けて出てきたスモーカーと目が合った。
「あー、悪いがラストオーダーの時間だ。ドリンクの注文に留めて貰えると助かるんだが、厨房の奴が。」
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DONE現パロ🚬喫茶店員🐯大学生のスモロ(予定)ある程度書けたら支部にぶん投げる
それまで推敲しまくり変更しまくり
カウンターの片隅で #1 その店を見つけたのは偶然だった。大学のコマがたまたま午前中で終わる日だったし、午後からは予定もなかったので、ふらりといつもは通ることの無い道へと足を向けた。宛もなくぶらつく訪れた事の無い街並みは平日の昼間とはいえ少し寂れていてぶらつくには少々物足りなさを感じるが、それでも目を引くものはあった。
少し古い本屋に入り、気になる分類の本を物色する。数こそ少ないが少々マニアックな本も置かれていたので幾つか軽く立ち読みをした後レジへと持っていく。会計を済ませ、片手に本の重みを感じながら外へ出ればそういえばまだ昼を食べていなかったと軽く鳴った腹の音で思い出した。
別に夜まで食べなくとも問題は無いが、集中すると寝食を忘れる悪癖があるのできちんと食べていないのを幼馴染二人にバレると少々長い小言を言われてしまう。
3059少し古い本屋に入り、気になる分類の本を物色する。数こそ少ないが少々マニアックな本も置かれていたので幾つか軽く立ち読みをした後レジへと持っていく。会計を済ませ、片手に本の重みを感じながら外へ出ればそういえばまだ昼を食べていなかったと軽く鳴った腹の音で思い出した。
別に夜まで食べなくとも問題は無いが、集中すると寝食を忘れる悪癖があるのできちんと食べていないのを幼馴染二人にバレると少々長い小言を言われてしまう。
ふゆつき
DOODLEバイト先で変な客に絡まれてちょっと疲れ気味の風真とそれを労う七ツ森。放課後の教室とか帰りの喫茶店とかで駄弁っていて欲しい。笑い話にして欲しかった笑い話にして欲しかった。
風真は雑貨屋の店員としてアルバイトしている。ごくごく希ではあるけど、厄介な客に絡まれる事もある。笑顔が気に入らないとか言って因縁つけてくる人とか。まぁ、接客業なのでそういう変な生き物に遭遇することもある。
『そんな事いうヤツ本当にいるんだ、ウケる』
なんて言葉を想定してたのに、七ツ森はただ静かに軽く肩を叩いたあと
「お疲れさん、カザマ」
そう言って笑った。眼鏡の奥の翡翠が優しくこちらを視ているのに気付いて風真の肩が緩りと
落ちていく。完全に机に突っ伏してしまってから、あぁ、自分は疲れていたのかと今更思いしる。
「頑張ったねぇ」
「うるさい。つぅか、頭を撫でるな」
疲れを見抜かれた恥ずかしさと、長い指に撫でられるのが存外に気持ち良くて頭があげられない。
403風真は雑貨屋の店員としてアルバイトしている。ごくごく希ではあるけど、厄介な客に絡まれる事もある。笑顔が気に入らないとか言って因縁つけてくる人とか。まぁ、接客業なのでそういう変な生き物に遭遇することもある。
『そんな事いうヤツ本当にいるんだ、ウケる』
なんて言葉を想定してたのに、七ツ森はただ静かに軽く肩を叩いたあと
「お疲れさん、カザマ」
そう言って笑った。眼鏡の奥の翡翠が優しくこちらを視ているのに気付いて風真の肩が緩りと
落ちていく。完全に机に突っ伏してしまってから、あぁ、自分は疲れていたのかと今更思いしる。
「頑張ったねぇ」
「うるさい。つぅか、頭を撫でるな」
疲れを見抜かれた恥ずかしさと、長い指に撫でられるのが存外に気持ち良くて頭があげられない。
残次品酱
DOODLEif芥敦注意する【翻訳↓】P1:【場所:ある喫茶店】
敦:【こっそり一人でお茶を飲みに出かける】
芥:【泣きながらやって来る】奥さん、どうしてまたこっそり一人で出かけますか---ウーウー
敦:【びっくりしました】草、発見された…
P2:【場所:通りの上】
芥:【こっそり相手についていく,好意を抱かない】
敦:【後ろが冷たい】(心の中:聞いて、相手がくっつきすぎてどうやって解決すればいいですか?) 2
usuisanchi
MOURNING居酒屋CD聞く前に、見切り発車で始めた商店街パロ。クリスマス話だけど、ほとんどはたらくエラン様。
・エランズは喫茶店ぺいるに下宿している。
・4スはいちゃこらする。 2589
yadori_TRPG
DOODLEわんではないどろ。女の子描きたかったけど気分の子が居なかったので女の子になってもらいましたつまりはにょたです。
「ちょっと怒りっぽいけどお人好しで感情がすぐ顔に出る力持ち敬語口調の喫茶店のお姉さん」にしてたら別ベクトルで拗らせてた気がしますね!!
come_hako
DOODLEゆる~い龍誠まとめです。大丈夫な方はどうぞ!1.ねずみの国デート
2.ヒートアップしちゃうりゅせ
3.ナリビルえっちしろ♡
4.アニカフェ誠司さんとカラフルゾンビりゅがキスしてるだけ
5.喫茶店のあずさや
6~7.飼育員誠司さんとシャチリュウくん
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19692259
こちらのファンアートです!
8.イイ調子! ←追加 12
karanoito
PASTモジェイ 診断メーカーのお題より「喫茶店の店員と常連客」ある喫茶店のはなし
思った通り喫茶店に彼の姿はなかった。
傘を畳み、いつものように珈琲を一杯注文して一息吐いた頃、ようやく雨の中を傘も差さずに疾走する青年が店前に現れる。
たちまち、店の奥が遅いだの何だの騒がしくなり、エプロンを着けた店員が一人増えた。
「すまんのう、寝坊しよった」
遅れた理由は簡潔に、青年は溜まった食器を片付け始める。ゆったりとした店内に鼻歌が混じり合った。
「おうワレ、今日も来とったんやな」
「……こんにちは」
雨のせいかすぐに客足も途絶え、テーブルを吹いて回っていた青年が近くを通った際、訊いてみた。
本当の事は言わないんですか? と。
遅刻の原因は寝坊とか適当な言い訳をしていたが本当は違う。
961思った通り喫茶店に彼の姿はなかった。
傘を畳み、いつものように珈琲を一杯注文して一息吐いた頃、ようやく雨の中を傘も差さずに疾走する青年が店前に現れる。
たちまち、店の奥が遅いだの何だの騒がしくなり、エプロンを着けた店員が一人増えた。
「すまんのう、寝坊しよった」
遅れた理由は簡潔に、青年は溜まった食器を片付け始める。ゆったりとした店内に鼻歌が混じり合った。
「おうワレ、今日も来とったんやな」
「……こんにちは」
雨のせいかすぐに客足も途絶え、テーブルを吹いて回っていた青年が近くを通った際、訊いてみた。
本当の事は言わないんですか? と。
遅刻の原因は寝坊とか適当な言い訳をしていたが本当は違う。
柊夏那
MEMO☕朱理さん行きつけ喫茶店のチラシ風なアレ☕フリーの物から素材をお借りしています。
こちらのSSから→ https://twitter.com/33holly_8/status/1725694764224561172?t=srDAi1b2zPMneM9sti0zQA&s=19
ヴォカラヴ
DOODLE氷華ちゃんとマスクドクリームソーダ百合本と美少女アニメキャラのグッズ収集が好きなオタク趣味を持つ普通の女の子氷華ちゃん。
通りかかった喫茶店でマスターがクリームソーダと思って誤発注したバイオドリンクを氷華ちゃんが飲んでいまい、炭酸パワーで戦うスーパーヒロインマスクドクリームソーダに変身できるようになったのである。
usuisanchi
DONE居酒屋ぷから勝手に妄想した商店街パロ。CD聞く前に書いてる見切り発車。
居酒屋ぷで夕飯を食べる育ち盛りの喫茶店ぺ下宿エランズ。
今夜は外食。「えへへ、ご注文は?」
「はい」
"スレッタ・マーキュリーの"エラン・ケレスは、はりきって注文を取りに来た女の子のくちに唐揚げを放り込んだ。
***
週末の"居酒屋ぷろすぺら"は、仕事帰りのお客さんで賑わっていた。ふたつある座敷もちょっとした宴会の予約で埋まっている。テーブルやカウンターにも所狭しと料理の乗った皿が並んで、楽しそうな酔っ払いの笑い声に満ちている。
学校から帰ったスレッタも紺色の前掛けをつけて忙しく皿を運んでいる。この店は母親のプロスペラひとりで切り盛りしているので、手が足りない時には娘も手伝っているのだ。数年前までは姉のエリクトもいたけれど、社会人になった彼女は、電車で1時間ほど離れた町でひとり暮らしをしている。スレッタは、少しさみしい。
1687「はい」
"スレッタ・マーキュリーの"エラン・ケレスは、はりきって注文を取りに来た女の子のくちに唐揚げを放り込んだ。
***
週末の"居酒屋ぷろすぺら"は、仕事帰りのお客さんで賑わっていた。ふたつある座敷もちょっとした宴会の予約で埋まっている。テーブルやカウンターにも所狭しと料理の乗った皿が並んで、楽しそうな酔っ払いの笑い声に満ちている。
学校から帰ったスレッタも紺色の前掛けをつけて忙しく皿を運んでいる。この店は母親のプロスペラひとりで切り盛りしているので、手が足りない時には娘も手伝っているのだ。数年前までは姉のエリクトもいたけれど、社会人になった彼女は、電車で1時間ほど離れた町でひとり暮らしをしている。スレッタは、少しさみしい。
usuisanchi
DONE居酒屋ぷから勝手に妄想した商店街パロ。4くんが下宿する喫茶店に遊びに行く4ス。
喫茶店ぺいるの午後。からん。
喫茶店ぺいるのドアベルが軽やかに鳴る。ひとり店番をしていたベルメリア・ウィンストンは、読んでいた雑誌から顔を上げた。
***
ベネリット商店街のちょうど真ん中にある"喫茶店ぺいる"は、お揃いの服を纏った4人の老婆が営んでいる。ベネリット駅前商店街ができた当時から店を構えている古参らしい。煉瓦づくりの壁面に蔦がびっしり絡まった外観や古いけれどよく磨かれた木製のテーブルとカウンターは、静かな時間を愛する常連を惹きつけている。
「ただいま」
ドアベルが鳴って、"スレッタ・マーキュリーのエラン・ケレス"が店に入ってくる。いつもは住居スペース側に帰ってくるのに珍しい。ベルメリアが首を傾げたところで、男の子の後ろから女の子の元気な「こんにちはー!」が続いた。
1595喫茶店ぺいるのドアベルが軽やかに鳴る。ひとり店番をしていたベルメリア・ウィンストンは、読んでいた雑誌から顔を上げた。
***
ベネリット商店街のちょうど真ん中にある"喫茶店ぺいる"は、お揃いの服を纏った4人の老婆が営んでいる。ベネリット駅前商店街ができた当時から店を構えている古参らしい。煉瓦づくりの壁面に蔦がびっしり絡まった外観や古いけれどよく磨かれた木製のテーブルとカウンターは、静かな時間を愛する常連を惹きつけている。
「ただいま」
ドアベルが鳴って、"スレッタ・マーキュリーのエラン・ケレス"が店に入ってくる。いつもは住居スペース側に帰ってくるのに珍しい。ベルメリアが首を傾げたところで、男の子の後ろから女の子の元気な「こんにちはー!」が続いた。
4si7na7na
DONE季節ネタで文化祭のソラちゃんのクラスの出し物の助っ人として彗星の如く現れた喫茶店のヒーローのメイドツバサ君です異性装/少年愛/性的な表現等御座いますので自己責任の上ご覧ください
sayuta38
DONE鍾離魈小話。喫茶店謎現パロ。あまりショショではないかも。とっておきの一杯 いつからそこにあったのか。もう記憶にはない。
幼い頃からそこにあったような気もするし、違うかもしれない。
その場所に今、僕は立っている。
秋になると、店の庭に植えてあるイチョウの葉がよく舞っているのが目に入る。軒下には、橙色の光る石が置いてあり、夜に通りかかると足元を照らしてくれている。この石は何という名のものなのかはわからないが、この辺ではここでしか見掛けないものだ。
何屋だろう? と長年疑問に思っていたが、そこが喫茶店だということを最近祖母に教えてもらった。
外には看板もなく、何が置いてあるのかもさっぱりわからない。ただ、いつ見てもその店の外観は変わっていない気がする。壁にひび割れや、朽ちている箇所もない。
4046幼い頃からそこにあったような気もするし、違うかもしれない。
その場所に今、僕は立っている。
秋になると、店の庭に植えてあるイチョウの葉がよく舞っているのが目に入る。軒下には、橙色の光る石が置いてあり、夜に通りかかると足元を照らしてくれている。この石は何という名のものなのかはわからないが、この辺ではここでしか見掛けないものだ。
何屋だろう? と長年疑問に思っていたが、そこが喫茶店だということを最近祖母に教えてもらった。
外には看板もなく、何が置いてあるのかもさっぱりわからない。ただ、いつ見てもその店の外観は変わっていない気がする。壁にひび割れや、朽ちている箇所もない。