喫茶店
sweets_m0gum0gu
DONE喫茶店経営者銀さんとデザイン会社の会社員高杉の現パロです。出逢い〜くっつくところまで。
高杉の語りで進みます。
2022年の春頃から書き始めたものですが、銀さんの誕生日に仕上げられそうだったので祝いの気持ちも込めてUPします。
喫茶店と居酒屋1 出逢い
俺は高杉晋助、二十七歳。
大学を出て普通に就職をし、仕事が評価されたようで最近本社に転勤してきた。土地勘もまだ把握できておらず、お気に入りの店もない。
そんなある日の事だった。
外回りを済ませたものの。会社に戻るにはまだ少し時間が早い。少し休憩してからにするかと思い、手軽な喫茶店を探していると、たまたま目に入った『TIME』と言う名前の看板。
ドアには営業中の札がぶら下がっていて、こぢんまりとした喫茶店のようだ。老舗というよりはそこそこ最近開店したような外観も相まって、扉に手をかけた。
からんからんと来店の合図が鳴り、カウンターの奥にいた店員がこちらを向いた。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
13608俺は高杉晋助、二十七歳。
大学を出て普通に就職をし、仕事が評価されたようで最近本社に転勤してきた。土地勘もまだ把握できておらず、お気に入りの店もない。
そんなある日の事だった。
外回りを済ませたものの。会社に戻るにはまだ少し時間が早い。少し休憩してからにするかと思い、手軽な喫茶店を探していると、たまたま目に入った『TIME』と言う名前の看板。
ドアには営業中の札がぶら下がっていて、こぢんまりとした喫茶店のようだ。老舗というよりはそこそこ最近開店したような外観も相まって、扉に手をかけた。
からんからんと来店の合図が鳴り、カウンターの奥にいた店員がこちらを向いた。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
chito
DOODLEロナドラ(未満)天使、悪魔パロ
悪魔ドラルク
ヨーロッパ辺りで人間に紛れて暮らすドラルクとジョン。人間界で小さな喫茶店を営んでいる。人間は面白くて好き。
天使ロナルド
人間界に降りて悪魔が悪さをしないか監視してる。
階級は低い。いつか兄のような大天使になりたい。 3
りーさ
DONEミツキサwebオンリー「ひみつの喫茶店」2022.07.16〜17
オンラインイベント、初めて参加させて頂きます。
イベントに向けて描いたもの
他のツイ主さんのラフ絵を参考に描かせて頂いたのものetc… 6
しじみ
DOODLE櫻城州の都、有明にある喫茶店を訪れた女学生から見た景色。喫茶海猫 櫻城の都、有明にはいくつかの喫茶店があって、有明の人々はお年寄りから学生まで喫茶店で一服することを楽しみにしている。大体どの人にもお気に入りの店があり、それぞれの店の個性を好んだおなじみの顔ぶれが集まるのが常だ。
この喫茶海猫は数ある喫茶店の中でもことさらに店主のこだわりが強い店として有名で、西海の喫茶の雰囲気を再現することに余念がない。その思い入れが本物であることを証するように、この店には他の店よりも神国海軍属の客が多かった。文州をはじめ世界中に赴き現地の文化に触れてきた彼らに愛されていることが更に評判を呼び、喫茶海猫でパンケーキを前にティーカップを傾けることは大人びた楽しみとして学生たちの憧れになっていた。
4754この喫茶海猫は数ある喫茶店の中でもことさらに店主のこだわりが強い店として有名で、西海の喫茶の雰囲気を再現することに余念がない。その思い入れが本物であることを証するように、この店には他の店よりも神国海軍属の客が多かった。文州をはじめ世界中に赴き現地の文化に触れてきた彼らに愛されていることが更に評判を呼び、喫茶海猫でパンケーキを前にティーカップを傾けることは大人びた楽しみとして学生たちの憧れになっていた。
nene_011s
MAIKINGイザ武webオンリーで展示した作品です。支部の方は完成するまで非公開にしますので
完成までしばらくお待ち下さい。
喫茶店店員×孤児院経営者でイザ武が出会い
恋をしてベットを買うまでの話。
イザ武がベットを買うまでの話カラン、カラン
朝のまだ早い時間にも関わらず来客を告げる
ベルの音が響きドアの方を見る。
今日の天気は曇りで、どんより空気が重たい。
開けられたドアの隙間から見えた空は仄暗い灰色でお世辞にも"天気が良い"とは言えなかった。
"あ、またあの人だ"
武道は静かにそう思いながら笑顔で挨拶する。
「いらっしゃいませ」
天気が悪い日や雨の日、気圧の重い日など決まって天候の悪い日のみにやってくる整った容姿のお客さん。
平均的なサイズより大きいであろう目と、薄い唇にバランスの良い小さい鼻。 肌は異国の血も流れているのか薄い褐色で、透き通るような美しい銀髪がよく映える。おまけに瞳の色は朝焼けを思わせる薄紫。
4481朝のまだ早い時間にも関わらず来客を告げる
ベルの音が響きドアの方を見る。
今日の天気は曇りで、どんより空気が重たい。
開けられたドアの隙間から見えた空は仄暗い灰色でお世辞にも"天気が良い"とは言えなかった。
"あ、またあの人だ"
武道は静かにそう思いながら笑顔で挨拶する。
「いらっしゃいませ」
天気が悪い日や雨の日、気圧の重い日など決まって天候の悪い日のみにやってくる整った容姿のお客さん。
平均的なサイズより大きいであろう目と、薄い唇にバランスの良い小さい鼻。 肌は異国の血も流れているのか薄い褐色で、透き通るような美しい銀髪がよく映える。おまけに瞳の色は朝焼けを思わせる薄紫。
は ろ
MEMOネタ🏝4・セーと湾▶ナイトプール🫧
・地雷系ベラ嬢
・湾(と付き添いで香韓)街中ショッピング
・エミリーwithたいパフェ←桜or菊と一緒
・観光地の写真(リアル)を背景に各国化身
・鎖国中の漬物
・駄菓子屋、喫茶店で祖国
・チューリップ兄妹
・アサフラセーモナ
・湾と越▶梅/蓮を眺める
・長髪⇨短髪の桜←これぞやまとなでしこ!おしとやかでかつ強かな女性であれ
・菊と座敷童子
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MEMOKPレスシナリオ「タカラ移動遊園地」のネタバレちょっとだけあります。シナリオ後の喫茶店から帰宅する途中の車内で、雪緒と虎徹が話してるだけのオチもない会話文。
雪緒と虎徹の帰りの車内での会話文虎徹「……羽を伸ばせたって顔してるな」
雪緒「ええ。凛たちと遊べなかったのは残念ですが、面白い方々とも知り合えましたし。有意義な1日でしたね」
虎徹「お前が見ず知らずの他人と食事するなんてな……」
雪緒「ふふ、虎が私を見失うからですよ?寂しくて、ついて行っちゃいました」
虎徹「……面目ねぇ」
雪緒「湊が貴方を連れ回したんでしょ?あの子は虎が大好きだから」
虎徹「見てたのか」
雪緒「ええ。たまには湊にも虎を貸してあげようと思いまして。そっと離れたら、迷子になってしまいました」
虎徹「……GPSも消えてたが、一体どこに行ってたんだ?」
雪緒「可愛いお嬢さん方と一緒に、遊園地を満喫してました」
虎徹「はぐらかすな」
雪緒「ふふふ、本当ですよ?お面を買って、コーヒーカップに乗って、カフェでお茶をしてた。本当にそれだけです。GPSは故障してたんじゃないですか?」
1643雪緒「ええ。凛たちと遊べなかったのは残念ですが、面白い方々とも知り合えましたし。有意義な1日でしたね」
虎徹「お前が見ず知らずの他人と食事するなんてな……」
雪緒「ふふ、虎が私を見失うからですよ?寂しくて、ついて行っちゃいました」
虎徹「……面目ねぇ」
雪緒「湊が貴方を連れ回したんでしょ?あの子は虎が大好きだから」
虎徹「見てたのか」
雪緒「ええ。たまには湊にも虎を貸してあげようと思いまして。そっと離れたら、迷子になってしまいました」
虎徹「……GPSも消えてたが、一体どこに行ってたんだ?」
雪緒「可愛いお嬢さん方と一緒に、遊園地を満喫してました」
虎徹「はぐらかすな」
雪緒「ふふふ、本当ですよ?お面を買って、コーヒーカップに乗って、カフェでお茶をしてた。本当にそれだけです。GPSは故障してたんじゃないですか?」
たまごやき@推し活
PROGRESS転生現パロアンぐだ♀、喫茶店マスターの童話作家×常連のぐだち転生したが片方しか前の記憶を有しておらず相手の記憶が戻るのかも分からずそれでも……という性癖の話
2020.2〜
最後の恋を、もう一度 蔦の絡んだお洒落なレンガの壁。まるで向こう側には眠り姫がいるみたいに、植物で囲われたその壁の向こうにはわたしの大好きな空間がある。ドアを開けると控えめなベルの音が鳴る。こんな小さな音で聞き取れるのは、店主が地獄耳だからだろうか。
「いらっしゃいませ」
この店の店員はカウンター奥の隅っこでコーヒーを淹れている男性一人だけ。ここに通って随分経つけれど他の店員も、さらにはお客さんも見たことがない。友達に話すと狐にでも化かされてるんじゃないか、なんて言われる。そんなことないと証明するために友達と来てみると、何故だかいつも臨時休業の看板。……そんなことあるわけないでしょ、とは強く言えなくなってしまう。
まずはじめに店主の見目について。青い髪と青い瞳。透き通るような白い肌。背が高い。外国人かハーフだろう。まるで御伽噺に出てくるような、人形めいたその姿。流暢な日本語と、メニューのボードに書かれた几帳面で綺麗な文字。言葉数は少なく、しかし耳に残る低音。
6064「いらっしゃいませ」
この店の店員はカウンター奥の隅っこでコーヒーを淹れている男性一人だけ。ここに通って随分経つけれど他の店員も、さらにはお客さんも見たことがない。友達に話すと狐にでも化かされてるんじゃないか、なんて言われる。そんなことないと証明するために友達と来てみると、何故だかいつも臨時休業の看板。……そんなことあるわけないでしょ、とは強く言えなくなってしまう。
まずはじめに店主の見目について。青い髪と青い瞳。透き通るような白い肌。背が高い。外国人かハーフだろう。まるで御伽噺に出てくるような、人形めいたその姿。流暢な日本語と、メニューのボードに書かれた几帳面で綺麗な文字。言葉数は少なく、しかし耳に残る低音。
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MEMO昔からオクのファンだったテジュンが後々クリプトになってオクと付き合ったのを知るモブの短いお話。喫茶店の店員視点です。SFTOに見事感化されました、オクタビオ本当に可愛い愛している。
喫茶店のプトオク「いらっしゃいませー」
「ブラックコーヒーを…」
「かしこまりました」
私が働いている喫茶店には、毎日のように足を運んでくださる常連さんが沢山いる。小言を言い合いながらも決まって同じものを頼むおしどり夫婦。何々君が何々ちゃんを好きらしいなんてありがちな学校のゴシップで盛り上がるティーンの女の子たち。
良く言えば古き良き、悪く言えば少し古めかしいこの喫茶店。めったに顔を出さないマスターが営むここには、大勢の人たちが目まぐるしい日常から一時の憩いを求めてやってくる。
そして週に一、二回、必ずブラックコーヒーを頼んでは数時間ぶっ通しでノートパソコンに向かっているこの男性もそう。一度も色を入れたことがないだろう艶やかな黒髪の七三分け、真面目な黒縁眼鏡と青いよれよれのネクタイ。いつも難しい顔をしながら、私には何が何だかわからない文字や数字で埋め尽くされた画面と向き合っている。
2521「ブラックコーヒーを…」
「かしこまりました」
私が働いている喫茶店には、毎日のように足を運んでくださる常連さんが沢山いる。小言を言い合いながらも決まって同じものを頼むおしどり夫婦。何々君が何々ちゃんを好きらしいなんてありがちな学校のゴシップで盛り上がるティーンの女の子たち。
良く言えば古き良き、悪く言えば少し古めかしいこの喫茶店。めったに顔を出さないマスターが営むここには、大勢の人たちが目まぐるしい日常から一時の憩いを求めてやってくる。
そして週に一、二回、必ずブラックコーヒーを頼んでは数時間ぶっ通しでノートパソコンに向かっているこの男性もそう。一度も色を入れたことがないだろう艶やかな黒髪の七三分け、真面目な黒縁眼鏡と青いよれよれのネクタイ。いつも難しい顔をしながら、私には何が何だかわからない文字や数字で埋め尽くされた画面と向き合っている。
maxojima_game
MEMO30歳。独身。静岡県出身東京都在住。私立探偵。器用貧乏のため犬の散歩、家事代行などの依頼が多く探偵らしい依頼は浮気調査くらいだが本人は名探偵のつもりだ。
依頼のない日は事務所下階の喫茶店でアルバイトをしている。 4
fujikawasen1
DOODLE銀ちゃんは喫茶店の開店資金稼ぎの為に夜のバイトもやってた(語弊がある言い方だけど普通にバーテン)だろうと思って描いた絵。彼は硬派設定だけど待てよ183㎝の愛想がいいマッチョとか夜の街では男女問わずモテるだろ…硬派設定は無理がある…と思った。尻の危機を感じて早々に辞めたってことにしましょうか。背景入れると絵が雑でもそれっぽく見える気がするのでお勧めです。(2枚目)このくらい雑でもボカせば誤魔化せます 2おはぎ
DONE支部にて公開した「揺れる△」のスピンオフ的なものです。元ネタ↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17670107
転生大学生夏五の二人が通う喫茶店のマスター視点のお話。
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周囲から見た二人、を考えるのがとても好きで小話を思いついたので書いてみました。
色んな角度から二人を見てほっこりしたい。
白い子と黒い子妻と22歳の時に創業した喫茶店「ラ・ポーズ La Pause」フランス語で"憩いの場"という意味らしい。妻が好きだったフランス映画のワンシーンから拝借したその店名を私は結構気に入っている。
その店も今年で創業43年、当時最先端だった深い赤のベルベットソファも今ではすっかり"レトロ"の仲間入りだ。店主と同じようにガタもくるが、丁寧に磨いてきた刳物の調度品はいっそういい味が出てきた。人間も磨けば光る、古希のお祝いにと孫がくれた深い紫のタイを撫でながら自分もまだまだ、と意気込んだ。
平日の昼間は見知った顔ばかりのこの店に、つい最近、随分と若い常連さんが加わった。数駅先にある大学の学生さんだろうか。若い子に好んでもらえそうなメニューなんてまるで無い古い店だから、まさか常連さんになってくれるとは思わなかった。
2681その店も今年で創業43年、当時最先端だった深い赤のベルベットソファも今ではすっかり"レトロ"の仲間入りだ。店主と同じようにガタもくるが、丁寧に磨いてきた刳物の調度品はいっそういい味が出てきた。人間も磨けば光る、古希のお祝いにと孫がくれた深い紫のタイを撫でながら自分もまだまだ、と意気込んだ。
平日の昼間は見知った顔ばかりのこの店に、つい最近、随分と若い常連さんが加わった。数駅先にある大学の学生さんだろうか。若い子に好んでもらえそうなメニューなんてまるで無い古い店だから、まさか常連さんになってくれるとは思わなかった。
hydroxidestar
DONE再掲。※現パロぶぜまつ(白バイ隊員豊前くんと喫茶店マスター松井くんのお話)朝からいちゃいちゃラブラブしてます
いいふうふの日「よし、できた」
朝、八時。朝食の準備が整った。今朝のメニューは野菜ごろごろスープと厚切りトーストに目玉焼き。僕のおばあちゃんがよく作ってくれたメニューだったりする。おばあちゃんの味を忘れたくなくて、僕はたまにこうして作ることにしていた。
「あと、はちみつとバターを用意してと……」
食器を二人分用意していると、おはよう…と眠そうな声が聞こえてきた。僕はこの声の主が大好きだ。
「おはようございます、豊前さん。もう少し寝ててもよかったんですよ?」
「んん…まつのご飯食べたいから起きる……。あと、俺のことは豊前。さん、はいらない」
「は、はい…」
「敬語もなし……」
「善処します……」
後ろから抱き締められて、僕の体温は一気に上昇した。心臓もばくばくと早鐘を打っている。肩に豊前さんの息が当たっているのだ。僕の情緒がビッグバンしそうでこわい。
1847朝、八時。朝食の準備が整った。今朝のメニューは野菜ごろごろスープと厚切りトーストに目玉焼き。僕のおばあちゃんがよく作ってくれたメニューだったりする。おばあちゃんの味を忘れたくなくて、僕はたまにこうして作ることにしていた。
「あと、はちみつとバターを用意してと……」
食器を二人分用意していると、おはよう…と眠そうな声が聞こえてきた。僕はこの声の主が大好きだ。
「おはようございます、豊前さん。もう少し寝ててもよかったんですよ?」
「んん…まつのご飯食べたいから起きる……。あと、俺のことは豊前。さん、はいらない」
「は、はい…」
「敬語もなし……」
「善処します……」
後ろから抱き締められて、僕の体温は一気に上昇した。心臓もばくばくと早鐘を打っている。肩に豊前さんの息が当たっているのだ。僕の情緒がビッグバンしそうでこわい。
はな-hana-
DONE4月29日は『ナポリタンの日🍅🍝』赤羽くんと唯ちゃん。
喫茶店デートでナポリタンを頬張る赤羽くんが見たくて✨
拓唯、ナポリタン、メロンソーダ、ひまわり、ステンドグラス、ランプ、喫茶店。好きなもの全部のせのお絵描き楽しかったです😊💕
fujikawasen1
DOODLE今朝上げた絵にちょっと色を乗せたもの。伊達に色っぽいポーズしてって頼んだらノリノリでやってくれそうと思って描いた絵です。この視線の先で小春がもだえてると思う。ちなみに銀ちゃんの方は(喫茶店の2Fに住んでるので)朝寝ぼけながら1Fの店の厨房で仕込みしてたら棚の上からケチャップ落として顔にぶちまけた絵ですね。kiki_lala_fairy
DONE故郷ひいあいWebオンリー故郷テーマのひいあいです
冬の喫茶店での会話
僕の居場所「ねェ、ヒロくんの生まれたところってどんなところなのォ?」
藍良が目の前におかれたホットココアを冷ましながら言う。ふと窓の外に目をやると、ちらほらと雪が降っている。寒くて赤い鼻と、ふーふーとカップに息を吹きかけるその姿を、僕の目はいつもよりも幼く映し出す。
「お待たせいたしました」
店員が僕の目の前に真っ白なティーカップをコトンとおく。ホットレモンティーからほのかに香るレモンとアールグレイが心地良い。
「僕の故郷?」
藍良が僕の故郷の話を聞きたがるなんて珍しい。いつも僕に対して蛮族だとか野蛮人だとかそういうことを言っているから、故郷のことはよく思っていないだろうし、そんなに興味がないのだろうと思っていたけれど。
2783藍良が目の前におかれたホットココアを冷ましながら言う。ふと窓の外に目をやると、ちらほらと雪が降っている。寒くて赤い鼻と、ふーふーとカップに息を吹きかけるその姿を、僕の目はいつもよりも幼く映し出す。
「お待たせいたしました」
店員が僕の目の前に真っ白なティーカップをコトンとおく。ホットレモンティーからほのかに香るレモンとアールグレイが心地良い。
「僕の故郷?」
藍良が僕の故郷の話を聞きたがるなんて珍しい。いつも僕に対して蛮族だとか野蛮人だとかそういうことを言っているから、故郷のことはよく思っていないだろうし、そんなに興味がないのだろうと思っていたけれど。
CitrusCat0602
DONEなんか書きたくなって書いたもの
チコとヒナタと観測者がいます
喫茶店に来たモブ視点の話
あなたは喉が渇いているのを感じる。たまの休日に散歩に出たが、行くあてもなくぶらぶらしていたせいで身体が火照っていた。どこかでお茶をしたいな、と周囲に目を向ければ、ユニヴェールと書かれた看板が目に留まる。どうやら喫茶店らしいそこに、ふらふらと足を向けた。木製のドアを開ければカランコロンとベルが鳴る。
「いらっしゃいませ!」
ふわりとツインテールを揺らし、ぴこぴこと獣耳を揺らしながら少女があなたを出迎えた。きらきら輝く琥珀色の瞳を何度か瞬かせ、にっこりと彼女は笑う。
「好きな席へどうぞ!」
元気よくそう言って、程々に空いている席を片手で指し示した。温かい色味の店内に足を踏み入れ、あなたは少し考えた後に窓際の空いた席に座り店内を見回す。木の温もりを感じさせる落ち着いた内装だ。奥にはカウンターがあり、その向こうでは先ほどの少女とは違う女性がカップを布巾で拭っている。見た限りでは彼女と獣耳の少女以外に店員らしい姿はない。席に備え付けてあったメニューを手に取り眺めていると、お冷を持って少女がやって来た。注文が決まりましたか? と首を傾げる彼女にあなたはとにかく喉が渇いていたのでアイスティーを一つ注文する。それを聞いてにこ、と笑った少女は手に持ったメモに書き留めた。
2085「いらっしゃいませ!」
ふわりとツインテールを揺らし、ぴこぴこと獣耳を揺らしながら少女があなたを出迎えた。きらきら輝く琥珀色の瞳を何度か瞬かせ、にっこりと彼女は笑う。
「好きな席へどうぞ!」
元気よくそう言って、程々に空いている席を片手で指し示した。温かい色味の店内に足を踏み入れ、あなたは少し考えた後に窓際の空いた席に座り店内を見回す。木の温もりを感じさせる落ち着いた内装だ。奥にはカウンターがあり、その向こうでは先ほどの少女とは違う女性がカップを布巾で拭っている。見た限りでは彼女と獣耳の少女以外に店員らしい姿はない。席に備え付けてあったメニューを手に取り眺めていると、お冷を持って少女がやって来た。注文が決まりましたか? と首を傾げる彼女にあなたはとにかく喉が渇いていたのでアイスティーを一つ注文する。それを聞いてにこ、と笑った少女は手に持ったメモに書き留めた。
shiraseee
REHABILI喫茶店営む凪砂×常連の茨年齢は凪砂27歳、茨25歳くらいがいいかなと思ったので残します。本文では触れてないので…。
凪砂視点。ジュンくんも出ます。
関係はこれから始まっていく感じですが、リハビリのため続きは未定。お互い敬語。
コーヒーの淹れ方は、簡略化してますが書きたかった部分のひとつ。あたたかな目で読んでくださると幸いです。
喫茶店『Calme』────────
お昼時も過ぎて、店内に流れるクラシックのBGMに耳を傾けながらカップを磨いていた時。
─カラン、と来客を告げるベルが鳴る。
午後14時。あの人が来る時間だ。
「ブレンドコーヒーと、このサンドイッチを」
頼むのは決まっていつも同じメニュー。
4つしかないテーブル席の一番奥で窓際の席が、店の唯一の常連客であるこの人の定位置だ。
差されたメニューをオーダー票に記入し、かしこまりました、と一言。
私が去るより前にテーブルに置いていたノートパソコンを開き、すぐに仕事を始める暗い紅髪のサラリーマン。眼鏡の奥の蒼い瞳は、無感情に画面を見つめていた。
好きが高じて仕事にまでするほどコーヒーにのめり込んでしまい、自分で喫茶店を営むにまで至った。
2883お昼時も過ぎて、店内に流れるクラシックのBGMに耳を傾けながらカップを磨いていた時。
─カラン、と来客を告げるベルが鳴る。
午後14時。あの人が来る時間だ。
「ブレンドコーヒーと、このサンドイッチを」
頼むのは決まっていつも同じメニュー。
4つしかないテーブル席の一番奥で窓際の席が、店の唯一の常連客であるこの人の定位置だ。
差されたメニューをオーダー票に記入し、かしこまりました、と一言。
私が去るより前にテーブルに置いていたノートパソコンを開き、すぐに仕事を始める暗い紅髪のサラリーマン。眼鏡の奥の蒼い瞳は、無感情に画面を見つめていた。
好きが高じて仕事にまでするほどコーヒーにのめり込んでしまい、自分で喫茶店を営むにまで至った。