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    喫茶店

    usuisanchi

    DONEわたしが思う居酒屋ぷろすぺら。4ス。現パロ。

    4は、居酒屋がある商店街の"喫茶店ぺいる"で暮らしている。
    商店街の居酒屋ってこんな感じ。階下から、酔っぱらったお客さんの楽しそうな笑い声がする。食器が重なってかちゃかちゃ鳴る音やよく味がしみたおでんの出汁の匂い。

    「あの、ごめんなさい。ここで勉強、できますか?」

    集中、できないかも。
    心配そうに眉を下げたスレッタ・マーキュリーに、女の子の部屋のちゃぶ台で参考書を広げたエラン・ケレスは「問題ないよ」と熱いお茶を啜った。

    ***

    駅前商店街の端にある"居酒屋ぷろすぺら"。主人がひとりで切り盛りしている店が、スレッタの自宅だ。

    「ただいま、おかあさん!」
    「こんばんは」
    「おかえり。あら、いらっしゃいエランくん」

    口紅をひいた美しい唇が弧を描く。
    紺色の暖簾をくぐると、カウンターでは店主のプロスペラ・マーキュリーが天ぷらをあげているところだった。落ち着いた色の着物に襷をかけている様は、どちらかといえば小料理屋の方が似合う。カウンターには、建築業を営むジェターク社の社長とグラスレー不動産の代表。どちらもスレッタの先輩の父親だ。狭い町なかでは、知り合いが常連になることは珍しくない。
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    rinka_chan_gg

    DONE現パロ夏五。
    社畜サラリーマンの夏油がある日見つけた喫茶店のマスターを営んでいる五条に恋をして…?というハートフルでほのぼのしたお話(当社比)の続編です。
    前作をご覧になっていない方は是非そちらからどうぞ→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19005270

    後ほどピクシブにておまけの話もつけて再掲します。

    イベント開催おめでとうございました!
    ハニーミルクの恋ー2ー■■■



    夕陽が、都会の街を橙色に染め上げている。
    閑散とした住宅街。どんどん幅が細くなっていく道路。利用者のいない静かな公園。
    すっかり見慣れた風景を、夏油傑は今日も歩く。お気に入りの、あの店に行く為に。



    チリンチリン。ガラス張りのドアを開くと入店のベルが鳴り響く。音に気付いたアルバイトの青年が「いらっしゃいませー!」と元気よく駆けてきた。夏油の顔を見るとハッとして「お疲れ様です、お好きな席どーぞ!」と一言付け加えた。彼にはすっかり顔を覚えられていることに気恥ずかしさを感じながらも、夏油は奥のテーブル席へと向かった。

    少し前までは、窓際のカウンター席の方が外の景色も見られるし良いと思っていたのだが、最近はもっぱらテーブル席が夏油の定位置となっていた。その理由は単純に、ここだと店内を一望できるからだ。
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