坂本
せんや
MENU【明烏と蜜酒】晋りょ 本文36P A5 ¥500ー情事の翌朝、坂本さんにさっぱり置いていかれることが面白くない社長。
そんな二人が「朝寝をしないと出られない部屋」に閉じ込められ、ひとまずサクッと寝てみるものの、部屋は開かず…
成分としていちゃいちゃ多め。♡喘ぎと断面図描きました
インテ新刊です。よろしくおねがいします! 16
ネオン(どシコりシコ太郎)
TRAININGにりんの岡田がたくさん投下されたのでどうしようもなくて書いたリョイのワンシーン物言わぬ、動かぬ岡田に洗足のかわりにくちづけを贈る、贖えないなにかにこうべを垂れる坂本の話
蠱惑の傀 頽れた傀は、見知った男のかたちをしていた。
ここには他に誰もいない。
暗くもなければ明るくもない、無味無臭に徹した箱のような空間に、彼は存在しているようだった。
まるで風化した玉座のようなハイバックチェアに、真紅の化身が鎮座している。
辺りをぐるり見回した白い海軍服の男は、同じく真白な中折れ帽をくい、と目深に被り直した。
(あれは……)
己の知る彼の姿とは程遠い、緋色の髪の毛がふわり、ふわり、どこから流れているのかもわからぬ春風のようななにかに煽られて、気怠げに揺らめく。
ところどころ褐色に染め抜かれた三度笠。見る限り頭陀襤褸のそれを留める顎紐が窮屈そうで、男は――龍馬はそっと、いつ崩壊するともわからぬその椅子へ、音も無く近付いた。
1903ここには他に誰もいない。
暗くもなければ明るくもない、無味無臭に徹した箱のような空間に、彼は存在しているようだった。
まるで風化した玉座のようなハイバックチェアに、真紅の化身が鎮座している。
辺りをぐるり見回した白い海軍服の男は、同じく真白な中折れ帽をくい、と目深に被り直した。
(あれは……)
己の知る彼の姿とは程遠い、緋色の髪の毛がふわり、ふわり、どこから流れているのかもわからぬ春風のようななにかに煽られて、気怠げに揺らめく。
ところどころ褐色に染め抜かれた三度笠。見る限り頭陀襤褸のそれを留める顎紐が窮屈そうで、男は――龍馬はそっと、いつ崩壊するともわからぬその椅子へ、音も無く近付いた。
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DONE穏やかなひととき/龍竜(Fate)竜馬がゆく全巻読了記念!お竜さんに膝枕してもらう龍馬の話
穏やかなひととき 「だれたぜよ〜…」
そう言って龍馬はソファーに身を投げ、身体を沈めた。
「お疲れ様だな、リョーマ」
「うぅん…」
今にも眠ってしまいそうな龍馬だったがその頭の下に柔らかなものが滑り込んでくるものだから思わず龍馬は顔を上げた。
「お、お竜さん!?な、何して…!」
「膝枕だ。リョーマは膝枕が好きだろう?」
「いや、あれは、ええと…」
まさかバレていたとは思わずしどろもどろになり視線を彷徨わせる。
「いいからほら」
中々膝に頭を乗せない龍馬に痺れを切らしたお竜は強引に自身の膝の上に乗せた。
「リョーマ、疲れてるんだろう?お竜さんが特別に膝枕をしてやるからよく寝ろ」
「お竜さん…」
善意でしてくれていることが分かるからこそ龍馬は顔を赤くさせ、それを隠すように帽子で隠した。
433そう言って龍馬はソファーに身を投げ、身体を沈めた。
「お疲れ様だな、リョーマ」
「うぅん…」
今にも眠ってしまいそうな龍馬だったがその頭の下に柔らかなものが滑り込んでくるものだから思わず龍馬は顔を上げた。
「お、お竜さん!?な、何して…!」
「膝枕だ。リョーマは膝枕が好きだろう?」
「いや、あれは、ええと…」
まさかバレていたとは思わずしどろもどろになり視線を彷徨わせる。
「いいからほら」
中々膝に頭を乗せない龍馬に痺れを切らしたお竜は強引に自身の膝の上に乗せた。
「リョーマ、疲れてるんだろう?お竜さんが特別に膝枕をしてやるからよく寝ろ」
「お竜さん…」
善意でしてくれていることが分かるからこそ龍馬は顔を赤くさせ、それを隠すように帽子で隠した。
えぷと
DONE女装DLC男子三人衆のぺごダンシング5周年記念イラストです🕺🕺🕺#PERSONA5 DANCING STAR NIGHT🌟
Congratulations on 5th anniversary! ...crossdressing...
みんな好きなのですが衣装的には「おしおきコップ」が意味不明さが高くて良いです 無差別に着せたい
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子は立香
・武先と田中くんがメイン。岡田は出ません。
もうどこに上げていいのかわからなくなったのでルビのタグを変えなくていいポイピクへ。岡田を敵視してぐだちゃんにも塩対応する悪者ムーブの田中くんが地雷という方には本当申し訳ないです…
あなたの過去に触れられなくても 同じ『事務所』と名がついていても、古ぼけた雑居ビルの一室に構えられている坂本探偵事務所とは雲泥の差だ。
武市瑞山個人と勤王党の管理を兼ねた事務所は、都心のオフィスビルのワンフロアを借り上げている。
受付カウンターの女性に、
「田中新兵衛さんと約束をしている藤丸といいます」
と告げると、女性はすぐに受話器を取った。ほどなく、カウンターの向こうから巨体が現れた。
新兵衛は苦虫を噛みつぶしたような顔で立香を見下ろす。
「……こちらへ」
きびすを返した新兵衛について行くと、応接室のひとつに通された。立香に奥のチェアを勧め、新兵衛は正面の下座に着いた。
応接室へコーヒーを運んで来た女性職員が、隠しきれないぶかしさを立香に向ける。彼女が退出してからも、しばし沈黙が部屋に流れる。
7586武市瑞山個人と勤王党の管理を兼ねた事務所は、都心のオフィスビルのワンフロアを借り上げている。
受付カウンターの女性に、
「田中新兵衛さんと約束をしている藤丸といいます」
と告げると、女性はすぐに受話器を取った。ほどなく、カウンターの向こうから巨体が現れた。
新兵衛は苦虫を噛みつぶしたような顔で立香を見下ろす。
「……こちらへ」
きびすを返した新兵衛について行くと、応接室のひとつに通された。立香に奥のチェアを勧め、新兵衛は正面の下座に着いた。
応接室へコーヒーを運んで来た女性職員が、隠しきれないぶかしさを立香に向ける。彼女が退出してからも、しばし沈黙が部屋に流れる。
kapi_JEWEviL
DOODLE坂本さんの微リョナ サカリョナ 竜化【縦に割れた瞳孔。鮮血の如き赤い瞳。
左手首が再生する。人ならざる竜の爪を持って。
右腕が再生する。竜の甲殻を持って。
絶叫し、のたうち、人外のパーツを接合されながら。
竜の片翼が彼の背中を突き破った。
頭の半分から禍々しい角が顕れた。肌に鱗が生え、彼は、人ではない何かに変貌していく……】
pagupagu14
DONE【薄桜鬼SSL】土佐の声援/藤堂+坂本(薄桜鬼SSL)竜馬がゆくでの平助と龍馬の会話に感化されて書いたやつ第二弾!龍馬は23~24くらいの設定です
【薄桜鬼SSL】土佐の声援 「てやぁぁぁっ!」
剣道の試合にて打ち込む藤堂。しかし、そんなに簡単に相手も一本取らせてくれず藤堂は苦戦を強いられていた。そんな藤堂に会場である体育館の二階から土佐弁で声援を飛ばす者が――
「藤堂!ガッツじゃ、ガッツ!」
そんな珍しい土佐弁の声援に面を被った藤堂は薄く笑みを浮かべ、そして相手の隙を突き籠手をお見舞いし、すぐさま面を打った。かくして、藤堂は土佐弁の彼によって勝利を手にすることができたのだった――。
***
「坂本さん!」
練習後、道着を着たままの状態で先ほどの声援をかけた男に駆け寄った。
「藤堂!見事な勝利じゃった。わしも鼻が高い!」
「ちょ、やめろよ~!」
わしゃわしゃと坂本は藤堂の頭を撫でた。むくれる藤堂だったが悪い悪いと言って全然悪びれていない様子で坂本は笑った。
681剣道の試合にて打ち込む藤堂。しかし、そんなに簡単に相手も一本取らせてくれず藤堂は苦戦を強いられていた。そんな藤堂に会場である体育館の二階から土佐弁で声援を飛ばす者が――
「藤堂!ガッツじゃ、ガッツ!」
そんな珍しい土佐弁の声援に面を被った藤堂は薄く笑みを浮かべ、そして相手の隙を突き籠手をお見舞いし、すぐさま面を打った。かくして、藤堂は土佐弁の彼によって勝利を手にすることができたのだった――。
***
「坂本さん!」
練習後、道着を着たままの状態で先ほどの声援をかけた男に駆け寄った。
「藤堂!見事な勝利じゃった。わしも鼻が高い!」
「ちょ、やめろよ~!」
わしゃわしゃと坂本は藤堂の頭を撫でた。むくれる藤堂だったが悪い悪いと言って全然悪びれていない様子で坂本は笑った。
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DONE宵の一時/平助+龍馬(薄桜鬼)竜馬がゆくの龍馬と平助そして山南さんの同門であるが故の新選組以上の繋がりがあるって書き方や密かに龍馬を助ける平助にたぎったので書きました。捏造ましまし。土佐弁はフィーリングで感じてください…
宵の一時 藤堂が羅刹となり戦いに身を置いている最中藤堂はばったりと坂本と出くわしてしまった。とはいえ千鶴も他の新選組隊士もいない…夜の街中でのことだった。死んだと思っていた藤堂がいたものだから驚いたような顔を坂本はさせた。
「おまん…」
「坂本さん、俺…もう、人間じゃねえんだ」
同門であり師とも呼ぶべき坂本に隠し事をしたくなかった藤堂は全て打ち明ける。これまであったことを、全て。黙って聞いていた坂本がぐっと握り拳を強く握り込んだ。怒られるかと藤堂は思ったがその逆、悲しそうなけれど慈しむような目を坂本はさせた。
「…そうか、」
たった一言だった。けれどその言葉に藤堂は泣いてしまいそうになってしまい必死に堪えた。
「俺はやるべきことがある。だが、それが終わったら人の世には関わらないつもりだ…だから、」
640「おまん…」
「坂本さん、俺…もう、人間じゃねえんだ」
同門であり師とも呼ぶべき坂本に隠し事をしたくなかった藤堂は全て打ち明ける。これまであったことを、全て。黙って聞いていた坂本がぐっと握り拳を強く握り込んだ。怒られるかと藤堂は思ったがその逆、悲しそうなけれど慈しむような目を坂本はさせた。
「…そうか、」
たった一言だった。けれどその言葉に藤堂は泣いてしまいそうになってしまい必死に堪えた。
「俺はやるべきことがある。だが、それが終わったら人の世には関わらないつもりだ…だから、」
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DONE”あざ”だから仕方がない/武市夫妻+龍竜(Fate)龍馬と武市夫妻に関するある逸話からのお話です。竜馬がゆく、全然Fateの龍馬さんぽくないのにめちゃくちゃ重ねてしまうのが謎なんですよね~
”あざ”だから仕方がない 武市瑞山とその妻、富子が召喚された。藤丸は喜び、生前繋がりのあったものたちはそれはもう喜んだ。
「武市さん!それに富子さんも久しぶりだね」
涼しい顔をして言う龍馬に富子は驚いたように目を丸くさせた。
「まあ、まあ、まあ、あの龍馬さんが立派になって落ち着かれたものですね」
棘のある言い方にお竜はむっとさせるがそれを気にせず言葉を続けた。
「龍馬さん、うちの塀の心地はいかがでしたか?」
途端、龍馬の顔はかぁ~っと真っ赤に染まる。
「なっ……なな……富子さん…何、言いゆうがかえ!そ、そんなん…」
「若気の至り、ですか?」
「え……あ、う……そうではのうて!」
「じゃあ、なんだと言うんです?ああ、ぼかさず言って差し上げましょうか?あなたが――」
1361「武市さん!それに富子さんも久しぶりだね」
涼しい顔をして言う龍馬に富子は驚いたように目を丸くさせた。
「まあ、まあ、まあ、あの龍馬さんが立派になって落ち着かれたものですね」
棘のある言い方にお竜はむっとさせるがそれを気にせず言葉を続けた。
「龍馬さん、うちの塀の心地はいかがでしたか?」
途端、龍馬の顔はかぁ~っと真っ赤に染まる。
「なっ……なな……富子さん…何、言いゆうがかえ!そ、そんなん…」
「若気の至り、ですか?」
「え……あ、う……そうではのうて!」
「じゃあ、なんだと言うんです?ああ、ぼかさず言って差し上げましょうか?あなたが――」
suriran
PAST未完成17岁的坂本,和17岁的陆奥
一切都起源于三千世界时钟的bug
一起发生在时钟发生故障时,被过去和“未来”以及不存在的记忆所困住的事件。
Back to the future ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
陆奥坐在床上思考。她旁边是已经睡着了的、此刻正非常自然地打着呼噜的、不知道为什么会出现在这里的她的上司。
她半夜突然惊醒(随即她就明白自己是被鼾声吵醒的),身旁就多了这么一个——大型——生物。她第一反应是“难道是夜袭……”,但她随即意识到是她多虑了。为自己的疑心在心里向坂本道歉后,她开始思考自己是不是走错了房间。但是被包含在种族优势里的夜视能力又让她发现身上这床被子和房间的摆设很明显是属于她自己的,于是她陷入了困惑。
坂本就这样一身单衣躺在她旁边,没有抢她的被子,也没有夺她的枕头,一动不动地躺着。若非他正非常舒心地打着呼噜,她几乎要怀疑他是被什么人抛尸到她房间来的了。鉴于室温不是那么适合普通人类入眠,她决定把被子分他一半。在这之前她思考了一下到底要把被子盖在他身体的哪一部分到哪一部分之间。如果要盖到肩膀,那么被子就只能盖到小腿肚下面一点;如果要盖住脚,那么就只能堪堪盖住腹部。
2818陆奥坐在床上思考。她旁边是已经睡着了的、此刻正非常自然地打着呼噜的、不知道为什么会出现在这里的她的上司。
她半夜突然惊醒(随即她就明白自己是被鼾声吵醒的),身旁就多了这么一个——大型——生物。她第一反应是“难道是夜袭……”,但她随即意识到是她多虑了。为自己的疑心在心里向坂本道歉后,她开始思考自己是不是走错了房间。但是被包含在种族优势里的夜视能力又让她发现身上这床被子和房间的摆设很明显是属于她自己的,于是她陷入了困惑。
坂本就这样一身单衣躺在她旁边,没有抢她的被子,也没有夺她的枕头,一动不动地躺着。若非他正非常舒心地打着呼噜,她几乎要怀疑他是被什么人抛尸到她房间来的了。鉴于室温不是那么适合普通人类入眠,她决定把被子分他一半。在这之前她思考了一下到底要把被子盖在他身体的哪一部分到哪一部分之间。如果要盖到肩膀,那么被子就只能盖到小腿肚下面一点;如果要盖住脚,那么就只能堪堪盖住腹部。
七奈(龍如)
TRAINING維新たのしーーーとは言ったものの、一度クリアしたゲーム。純な心で楽しむにはどーすべきかと色々模索中。手始めにDLCの桐生一馬衣装で遊ぼうかと思ったけど、坂本龍馬衣装と髪型が気に入ってるのでそれは後回し。DLCと言えば、特典でもらった刀が初期装備の10倍強くて当分これでいける。
ネオン(どシコりシコ太郎)
DOODLE遼也さんが引いて書いてらした町医者の坂本×恋を自覚していない岡田が良すぎたので俺はキスしてるふたりがみたいなってなって落書きしたやつ翳りゆく部屋島にたったひとつの診療所。
入口に掛けられた「診療中」の札を裏返したのは、臨時で雑用や客捌きを手伝っていたひとりの青年だ。
先程まであんなに賑やかだったそこにはもう人っ子一人おらず、代わりに数匹の野良猫がゴロゴロと喉を鳴らしてたむろしているのが目に入る。
「……」
青年は黙って、ドアを開くとその奥へ消えていく。
この診療所のつくりは古く、漆喰の白壁はところどころ、いや、元の色がわからぬほどにくすんでいた。待合室に置かれた木製のベンチも、大きな窓にかかる白いカーテンも、すべてが日に焼け色褪せたまま、静かに呼吸を続けている。
まるでレトロフィルムの世界に迷い込んだような錯覚すら感じる——そう評した本人は、診察室のなかに一台だけ置いてある、ベッドの上に腰掛け、天井を見つめていた。
2454入口に掛けられた「診療中」の札を裏返したのは、臨時で雑用や客捌きを手伝っていたひとりの青年だ。
先程まであんなに賑やかだったそこにはもう人っ子一人おらず、代わりに数匹の野良猫がゴロゴロと喉を鳴らしてたむろしているのが目に入る。
「……」
青年は黙って、ドアを開くとその奥へ消えていく。
この診療所のつくりは古く、漆喰の白壁はところどころ、いや、元の色がわからぬほどにくすんでいた。待合室に置かれた木製のベンチも、大きな窓にかかる白いカーテンも、すべてが日に焼け色褪せたまま、静かに呼吸を続けている。
まるでレトロフィルムの世界に迷い込んだような錯覚すら感じる——そう評した本人は、診察室のなかに一台だけ置いてある、ベッドの上に腰掛け、天井を見つめていた。
ネオン(どシコりシコ太郎)
DOODLE・カルデア時空のリョイ・坂本が指フェラをするというお題だったはずだが
透明なゆびさき男の背を見るのが好きだった。
いまとなっては職業柄、不用意に他者に背後を取らせない彼の、長着だけを纏う背筋。
カルデアベース内、食堂敷設のキッチンとは違う、ちいさな給湯室。その片隅で規則正しく動く腕がぴたりと止まるまで、坂本龍馬はその背中を飽かず、眺めていた。
「以蔵さんやか。こんな時間にどうしたの」
「…………おまんか」
男は振り向きもせずに答える。いつもより低い位置、首の後ろでひとつにまとめた癖毛が項をすっかり隠してしまっている。
「気安ぅ声かけなや」
「そう言わないでよ。丑三つ時に人影があったら気になるだろ」
以蔵の腕は、止まったままだ。龍馬は音もなく歩を進め、その隣に並んだ。
「……どうも眠れんち思うて」
2387いまとなっては職業柄、不用意に他者に背後を取らせない彼の、長着だけを纏う背筋。
カルデアベース内、食堂敷設のキッチンとは違う、ちいさな給湯室。その片隅で規則正しく動く腕がぴたりと止まるまで、坂本龍馬はその背中を飽かず、眺めていた。
「以蔵さんやか。こんな時間にどうしたの」
「…………おまんか」
男は振り向きもせずに答える。いつもより低い位置、首の後ろでひとつにまとめた癖毛が項をすっかり隠してしまっている。
「気安ぅ声かけなや」
「そう言わないでよ。丑三つ時に人影があったら気になるだろ」
以蔵の腕は、止まったままだ。龍馬は音もなく歩を進め、その隣に並んだ。
「……どうも眠れんち思うて」
コーサイ
INFO『激情に堕ちる先は』 B5/価格未定/80ページ12/11新武オンリーにて頒布予定。
田中君視点の、主に田中君の激重感情のお話。ずっと暗くて暗くて物騒で殺伐です。武市先生から坂本や岡田への矢印が出ていますがCP要素はないです。
⚠️注意
※個人解釈と趣味全開
※ぐだぐだ龍馬危機一髪ストーリーネタバレあり
※生前捏造、史上の人物捏造描写あり
ご興味がおありでしたらよろしくお願いします。 27
subaru_no_iine
DONEぐだ♀・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子は立香
・交際マンネリ期?
・珍しくダメ岡田
・続きものです。詳しくは固定ツイを
これ共依存ってやつだな?決してモラハラとかでなく、ただ至らない自分を反省する岡田になりました。そう見えていますように…
甘やかすのはよくないけれど 繋いでいた手が、ぴくり、と反応する。悪い予感がして前を向くと、果たして美女が歩いてきた。
坂本探偵事務所のあるターミナル駅の、繁華街のメインストリートでのことである。
顔立ちは控えめながら、パーツの配置が整っている。派手な服装ではないのに、恵まれた身体のラインがわかる。
以蔵の好みは幅広い。顔自体ももちろん、身体から連想される触り心地も重要なようだ。
(――そんなこと知りたくなかったんですけど!)
立香が手を引っ張ると、以蔵は飴色の瞳をこちらに向けた。好色さを隠さない視線に、立香は思わず血管の浮いた手の甲をつねる。
「痛っ」
顔をしかめる以蔵に、
(心が痛いのはこっちなんだから!)
と、内心で怨みごとを言う。
5525坂本探偵事務所のあるターミナル駅の、繁華街のメインストリートでのことである。
顔立ちは控えめながら、パーツの配置が整っている。派手な服装ではないのに、恵まれた身体のラインがわかる。
以蔵の好みは幅広い。顔自体ももちろん、身体から連想される触り心地も重要なようだ。
(――そんなこと知りたくなかったんですけど!)
立香が手を引っ張ると、以蔵は飴色の瞳をこちらに向けた。好色さを隠さない視線に、立香は思わず血管の浮いた手の甲をつねる。
「痛っ」
顔をしかめる以蔵に、
(心が痛いのはこっちなんだから!)
と、内心で怨みごとを言う。
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子は立香
・元ストーカー大学生ぐだと元こじらせ以
・綺麗な岡田
・続きものです。詳しくは固定ツイを
静○堂、いい美術館でした。つい以ぐだちゃんにも美しいものを見せたく…拙僧岡田ガバガバ敬語大好き法師陰陽師
以ぐだ♀ちゃんが静○堂に来ました『一応雇用関係を結んでいるのだから、なぁなぁにするのはよくないよね』と、龍馬はシフト変更にも届けを提出させる。
「珍しいね、週末休みたいだなんて」
と、変更届を受け取った龍馬は言った。
年中無休の坂本探偵事務所で、以蔵はだいたい水曜日か木曜日に休みを取っている。
ちなみにお竜は外出中だ。行き先は知ったことではない。
「文句あるがか」
以蔵はいつものように客用ソファにふんぞり返っている。棘のある返しをしてしまうが、もちろんそんなことで龍馬は怯まない。
「いや、普段以蔵さんには負担をかけてるからね。一日くらい、僕らが代わるよ」
穏やかな、『僕は以蔵さんのことをわかっているよ』と言いたげな口調が腹立たしく感じるが、相手は雇い主だ。以蔵は煙草のフィルターを噛んでそっぽを向く。
6375「珍しいね、週末休みたいだなんて」
と、変更届を受け取った龍馬は言った。
年中無休の坂本探偵事務所で、以蔵はだいたい水曜日か木曜日に休みを取っている。
ちなみにお竜は外出中だ。行き先は知ったことではない。
「文句あるがか」
以蔵はいつものように客用ソファにふんぞり返っている。棘のある返しをしてしまうが、もちろんそんなことで龍馬は怯まない。
「いや、普段以蔵さんには負担をかけてるからね。一日くらい、僕らが代わるよ」
穏やかな、『僕は以蔵さんのことをわかっているよ』と言いたげな口調が腹立たしく感じるが、相手は雇い主だ。以蔵は煙草のフィルターを噛んでそっぽを向く。
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子は立香
・元ストーカーぐだと元こじらせ以
・綺麗な岡田注意
・続きもののつもりだけど単体でも読めるはず
推しカプに秋の花畑を歩かせてお弁当を食べさせたかった(供述)ぐだちゃんの作るごはんはおいしい(確信)
チョコレートコスモス 二人のデートの日を狙いすましたかのように、青空が広がっている。
目の前に広がる絨毯のようなコスモスの花畑は、ピンクを基調にところどころ白く、赤い。南中しつつある太陽は、美しい花々に恵みを与えている。
荒れた生活をしていた時は、このように穏やかな気持ちで花を眺められるようになるとは想像していなかった。
以蔵は己の変化をしみじみ感じる。
朝夕は長袖が必要とはいえ、陽が出ていればまだ充分に温かい。
パーカーとジーンズ姿で肩にトートバッグをかける以蔵に、十歩ほど先を歩いている立香が振り返って手を振った。立香は寒色のワイドパンツに少し明るい色の千鳥格子柄のボレロ、その下に白いブラウスを合わせている。足許は黒いショートブーツで、歩きやすくはなさそうだ。
4753目の前に広がる絨毯のようなコスモスの花畑は、ピンクを基調にところどころ白く、赤い。南中しつつある太陽は、美しい花々に恵みを与えている。
荒れた生活をしていた時は、このように穏やかな気持ちで花を眺められるようになるとは想像していなかった。
以蔵は己の変化をしみじみ感じる。
朝夕は長袖が必要とはいえ、陽が出ていればまだ充分に温かい。
パーカーとジーンズ姿で肩にトートバッグをかける以蔵に、十歩ほど先を歩いている立香が振り返って手を振った。立香は寒色のワイドパンツに少し明るい色の千鳥格子柄のボレロ、その下に白いブラウスを合わせている。足許は黒いショートブーツで、歩きやすくはなさそうだ。
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀ 前日譚・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子はいません
・秋のモブ祭り
・クズ岡田とモンスター幼馴染みサカリョ(龍以ではない)
・新邪馬台国リスペクト
・女を抱く岡田を示唆
ストーカーぐだちゃんの話の答え合わせ的な話です。
これだけのことをしてきた岡田がぐだちゃんと出逢えて(当社比)まともになって本当によかった…
A dog like a rooster この、少なくとも堅気ではないことは確実な事務所に押し込められてから、半日ほどは経った。
手錠をかけられ、薄っぺらい絨毯だけの床に寝転がされている。水分は少しだが与えられ、「漏らされたら面倒だ」という理由で用を足すことも許可されている。小便器の前まで監視はつくが。
しかしそれ以外の自由はほぼない。
見張りの若い衆は、以蔵に虫けらを見るような視線を向けている。
腹立たしい。
以蔵が何をしたと言うのか。
褒められることはあっても、このような目に遭ういわれはない。
「のう」
声をかけても、パイプ椅子に座った若い衆は以蔵を見ない。それでも、口を動かす。
「兄やん、おまさんは何か知らんかえ。わしがこがな目に遭いゆうわけを」
8224手錠をかけられ、薄っぺらい絨毯だけの床に寝転がされている。水分は少しだが与えられ、「漏らされたら面倒だ」という理由で用を足すことも許可されている。小便器の前まで監視はつくが。
しかしそれ以外の自由はほぼない。
見張りの若い衆は、以蔵に虫けらを見るような視線を向けている。
腹立たしい。
以蔵が何をしたと言うのか。
褒められることはあっても、このような目に遭ういわれはない。
「のう」
声をかけても、パイプ椅子に座った若い衆は以蔵を見ない。それでも、口を動かす。
「兄やん、おまさんは何か知らんかえ。わしがこがな目に遭いゆうわけを」
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子は立香
・元ストーカーぐだと綺麗な水で育った以
・続きものの1つだけど単体でも読めるはず
前提条件を気にせず読めるラブラブ以ぐだです。少しだけ性行為匂わせ注意。
あまくあまく、あまいプリン「以蔵さんを自分のごはんで作り上げたいわたしですが」
「誰に向こうて話しゆうがか」
立香と以蔵は以蔵の家のキッチンに立っている。ペアルックのエプロンは、それぞれオレンジ色と黒だ。
シンク横の作業台には卵が二つと牛乳パック、砂糖の袋に加えてボウルが一つとマグカップ二つが載っている。
「お店のスイーツもとってもおいしいけど、そういつもは買えないからね」
「それはげにまっことその通りじゃ」
「経済的な問題とわたしの欲求をwin-winにするために考えた結果が、これから作るプリンなのです!」
「ほにほに」
楽しそうな立香を見ると以蔵も嬉しい。
「わしが手伝う意味はなさそうな気がするけんどの」
「でもわたし、以蔵さんと作りたいの」
3589「誰に向こうて話しゆうがか」
立香と以蔵は以蔵の家のキッチンに立っている。ペアルックのエプロンは、それぞれオレンジ色と黒だ。
シンク横の作業台には卵が二つと牛乳パック、砂糖の袋に加えてボウルが一つとマグカップ二つが載っている。
「お店のスイーツもとってもおいしいけど、そういつもは買えないからね」
「それはげにまっことその通りじゃ」
「経済的な問題とわたしの欲求をwin-winにするために考えた結果が、これから作るプリンなのです!」
「ほにほに」
楽しそうな立香を見ると以蔵も嬉しい。
「わしが手伝う意味はなさそうな気がするけんどの」
「でもわたし、以蔵さんと作りたいの」