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    大団円

    える仔(Eruko)

    TRAINING金カムは沼だよとあれだけ周りから言われていたのに転がり落ちたら早かった…だって杉元もアシㇼパさんも可愛すぎだろうて…そんな感じの妄想です。

    !attention!
    もう何万回煎じられているネタです。
    そんなに設定背景気にしない方向け。
    大団円後、両片思い。主にアシㇼパさん視点。
    まだまだ勉強不足です。
    カリンパニの咲く頃カリンパニの花が、頭上に愛らしく咲いていた。時折、風がそよいで木々や若葉を揺らし、まるで小さな波の音のように繰り返す。この花が咲くと鹿の毛も生え変わり、肉も美味くなる頃合だと教えてくれる。長い冬を終え、次の季節への喜びを感じるはずなのに…少しだけ心がざわざわする。

    『金塊が見つかったら、どうするんだ…?故郷に戻って、好きだった人と暮らすのか…?』

    私が杉元にそんな質問をしたのも、この花が咲いた頃だった。金塊争奪戦の最中、自分の気持ちには薄々と気がついていたがとてもそんな事を口には出来なかった。私には私の、杉元には杉元の『やらなければならないこと』があったからだ。杉元本人はさておいて、周囲の一部の人間には勘づかれていたらしく、それとない助言や遠回しに内心どう想っているのかと聞かれたこともあった…それも、今となっては良い思い出だ。
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    いさな🌱

    DONE既刊「彼女と彼の大団円」の設定をベースに、告白できなかった場合の軸のお話。冒頭に「彼女と彼の大団円」と同じ展開があります。
    ボーダーを辞めたひゃみさんと忘れられない辻󠄀ちゃんの大人になった頃のお話。

    ※捏造、年齢操作があります。
    ※モブがたくさんしゃべります。(名前ありモブもいます)
    🎪うそつきたちの約束は学校帰り、ボーダーへと向かう道。
    「三十歳になった時にさ……お互い彼氏彼女がいなかったら、結婚しちゃおうか?」
    ひょんな話の流れから、ひゃみさんは俺にそう言った。それに思わず固まる。
    「……お、俺はまぁ分かるけど……ひゃみさんは大丈夫でしょ?」
    真に受けて照れてしまった俺とは対照的に、ひゃみさんはいつもと変わらない顔で「分かんないよ」と言ってくる。照れた自分を恥じて少しムッとした俺に、ひゃみさんは「どうしたの?」と聞いてくるものだから、頬をさすりながら「なんでもない」と答える。少しだけ笑った彼女は、それを深追いすることなく「そう」と返し、前を向いた。
    「……あ、ねぇ辻くん」
    クンクンと、制服の裾を軽く掴まれる。俺は素直に、彼女が指差す方向へと視線を向けた。そこには、店の前に置かれたガチャガチャが数台並んでいる。
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    suzumi_cuke

    REHABILI20230521鯉月(鯉→月)。身体の関係はあるけど両思いかは微妙な時期(大団円前)。うちは軍曹が割りと塩対応です。
    好みでない相手が好みになるまで 初年兵の教育を終え、兵舎の廊下をミシミシ鳴らしながら執務室へ向かっていた鯉登が、不意に斜め後ろについて歩く月島にこそっと耳打ちをした。
    「今晩部屋に来い」
     手元の書類に目を落としていた月島は、怪訝そうに顔をあげ、隣の上官へ尋ねた。
    「部屋に来いとは」
    「無論、そういう意味だ」
     平然と返され、月島は白目を剥きそうになった。「そういう意味」が何かわからぬわけではない。何故なら、鯉登からのこのような――同衾の誘いはしばしばあることだからだ。そして月島はそれを受けたことが一度ならずある。拒みきれずやむなくのことであり望んでのことではない。
    「……他を当たられては」
    「月島がいい」
     歩きながら一歩隣に詰め寄られ、同じだけ月島は身体を引いた。するとまた鯉登が距離を詰めてきたので、月島は腕を擦るか擦らないかのところまで兵舎の壁に身体を寄せた。花沢少尉と壁に挟まれている尾形の姿が思い出された。当時は何やってるんだと思っていたが、いざ似たような状況に置かれてみると人のことは言えない。
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    mdrm222utut

    DONE最終決戦後、大団円を迎えた未来で唯一、六本木のカリスマである灰谷兄弟だけが暗い社会に身を落としていた。”全員が”救われていない未来に「まだオレの【リベンジ】は終わっていない」と灰谷兄弟を救うべくタケミっちくんがもう一度タイムリープしたことで、本来は存在しなかったはずの思いそれぞれに生まれるif軸。
    やさしいヒヤシンス【お読み頂く際の注意事項】

    ※原作の内容とのズレや捏造箇所が多くありますので、そちらをご了承の上お読み頂きますようお願い致します。
    ※原作では登場しない灰谷兄弟が飼っている猫や設定自体もif軸になりますのでなんでも許せる方向けです。
    ※後半の方にぬるい流血表現がありますが、死ネタではございません。

    上記内容をご確認の上、お読み頂きますようお願い致します。


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    ヒヤシンスという花の名は、二人の神々から愛された一人の少年の逸話からつけられたとされている。
    その少年の名はヒュアキントスと言い、二人の神のうち一人を太陽神アポロン、もう一人を西風の神ゼピュロスと言った。
    ヒュアキントスは、移り気なゼピュロスよりも誠実で自分に対して真っ直ぐな愛情を向けてくれるアポロンに心惹かれ、やがて二人は恋仲となる。
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    ichagarigari

    DONE獄都二次創作オールキャラ任務小説です。後編にて完結です。
    離れていてもみんなで戦って活躍して大団円!というお話です。
    前編 https://poipiku.com/451933/6832222.html

    * ご注意下さい *
    ・捏造設定
    ・オリジナルヒロイン(おばあちゃん)、モブキャラ登場

     8月のイベントにて個人雑で頒布予定です。
    【獄都二次】清兵衛杉と庄兵衛杉<後編>
     本堂と門を施錠し、スーパーの割引シールがついた弁当を漁りに行こうとしたところを、居酒屋じみた大衆食堂へ足を伸ばす。いつも寺務所で書類の整理ばかりしていたが、今日は強面の来訪者の相手をしたために疲労困憊だ。それにあと二週間は曰くつきの寺での住み込み番の生活が続く。たまには役場のジャケットを脱いで、羽目をはずしたところで罰は当たらないだろう。定食を肴に熱燗一合をちびちび飲んで、心地良いほろ酔い気分で寺に戻る。そんなに悪いことではないはずだ。
     応宗寺へ至る石段を前に、青年の足が竦む。酒で火照っていた身体が急速に冷えて、頭から冷や水を被ったかのように酔いが冷めた。町に点々と佇む街灯の延長で、石段の途中にも灯りがふたつ設置されている。日照時間に応じて自動点灯するはずのそれが点いていない。風で消えたのだろうか。石段の上からごうごうと風の音が聞こえる。
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    suzumi_cuke

    MEMO20220422 大団円後のモブ視点鯉月if話のプロットです(プロットではないです)。時代考証とか何も考えてません。追記:さすがに佐官は盛りすぎました。
    金塊争奪戦後の鯉月ifサッポロビール工場や五稜郭の戦いはロシア人ゲリラたちの鎮圧のため、列車内の惨劇はヒグマと土方歳三率いる脱獄囚によるものということになった。部下を多数失ったことや権利書を横領しようとした件は行方をくらませた中尉に全ての罪をひっかぶせて、残った部下を守るために少尉は奔走する。親が軍高官であることや、中尉に騙されていたむしろ被害者であること、顔に大怪我を負ってまで戦い抜いたことが評価され、少尉の罪は不問になる。
    だが中尉の腹心の部下で下士官だった軍曹は罪を免れることは出来ず、また本人もそれは望まなかったため、免官となり再び陸軍監獄へ入ることになった。

    何年かが経ち、そんな争奪戦のことも知らない若い兵士が新たに師団へやってきて、進級して大尉になっていた鯉登元少尉の下につく。休暇ともなると、鯉登閣下は誰にも何も言わずに外出しているので、ある時どこへ言っているのか尋ねると「想い人に会いに行っている」のだという。それからも時々休み明けに気力充実している鯉登閣下の顔を見ては、「あ、想い人に会ってきたのだな…」と部下は微笑ましく思っていた。いつも閣下が会いに行くばかりで、一緒に外出やご旅行などもされた様子が無いし、もしやその想い人とはどこぞで囲われている芸者か遊女であるまいか、と心配にもなったが、何より鯉登本人が嬉しそうなのである。「囚われの姫のようですね」と言うと、鯉登閣下はキョトンとした顔になってから大笑いして、姫か、それはいい、あいつはどんな顔をするだろうなと目を細めた。
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    しおつき/干し

    DONE大団円の後、約束を果たしたラにカブが他の迷宮への冒険を誘ってほしいな、という妄想。旅の出発までしか書けてません。2人の会話しかないけどカブの仲間もついてきてるのかもしれない。カブの有害と判断した相手は容赦なく切り捨てられるところ、忘れがちになるんですが、正義の旗の下であろうが殺人は殺人であること、彼の罪を忘れずにいたいです。
    共犯者の旅 キメラになった妹を人間に戻し、島の迷宮の騒動を収めた後、ライオスは俺との口約束をきちんと果たしてくれた。お互いの仲間を誘って地上の居酒屋でよく食べよく飲み、ボヤけた頭で今までのこと、これからのことを徒然と語り合う。己が成したことがどれだけの偉業か分かっていないこの男は、魔物への興味を除けば、不安になるほど無欲で、良いやつだった。だから俺はその欲に目をつけて、他の迷宮を踏破する旅にライオスを誘った。あんなに危険な目に遭ったのにまた迷宮に入るなんて正気じゃないと、近くにいた誰かが警告してきた。それもそうだと思い、すぐに無理にとは言わない、と告げて、ぬるいエールを飲み干した。酔いでぼやけた視界の中で、一瞬驚いた顔を浮かべた彼の蜂蜜色の瞳がぐらぐらと揺らいでるのがはっきりと見えた。
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