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    平和

    ひじのくぼみ

    PROGRESS奥様と倅と三人で平和に暮らす父がある男と友になる話
    ⚠️父水です
    ⚠️男性妊娠あります
    ⚠️水が子持ち人妻ですが、モブ水ではありません
    ⚠️不貞の共犯者な二人がいます
    未定「さて、ワシも出てみるか」
     朝、仕事に出かける妻を見送り二度寝をしたら、起きた時には太陽は真上に昇っていた。ボリボリと頭を掻きながら居間に行けば、ちゃぶ台の上には握り飯と書き置きがある。鬼太郎は寝こけた自分を放って先に昼飯を食べて友だちと遊びに行ってしまったらしい。この田舎には一週間前に越してきたばかりなのに、よくすぐに友だちができるのものだ。まだ子ども故なのか、類稀なる社交性を妻から受け継いだのか。用意された昼飯を食べて、自分もまだ挨拶できていない仲間を散歩がてら回ろうと家を出た。
    「よう考えたらまだ昼じゃったな」
     妖の仲間に会うなら夜出てくるべきだったと思うが、寝起きでどうも頭が回っていなかったようだ。結局誰に会うこともなく、ブラブラと歩いていると雑木林を見かけた。暑さや寒さには強い体質であるが今日はなんだか日差しが妙に辛く感じる。日陰を求めて迷わずそこへ立ち寄った。涼しい風が抜けていくまばらに生えた木の間を通っていくと、徐々に太陽に焦がされた皮膚が冷えてきて心地よい。ここのように少し暗い場所なら妖たちにも会えるかもしれんと、足取り軽く歩いていればある大木が目に入った。その大木の周りには他の木はほとんど生えておらず、一本だけまるで隔離されているようだった。
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    スナギモ

    DONE夢中説夢の世界(+魔獣が出現しなかった平和時空設定)の他人双子がいちゃいちゃする話。
    菜々×鈴々(全年齢)
    mouth to mouth のキスシーンがあります。
    「双子はピュアだからたとえ他人であってもキスしちゃだめ!」という方は引き返すことをおすすめします。
    ※「夢中説夢」の世界なので菜々と鈴々は双子ではありませんが、鈴々が菜々とは関係なく『ボク』という一人称を使っている解釈設定です。
    Sweet Temptation「ハッピーバレンタイン!」
    「うわっ!?」
    自分のベッドでうつ伏せになって雑誌を読んでいたら、突然後ろから菜々が飛びついてきた。抗議の視線を向けると「えへへー」と微笑みが返ってくる。それだけでトゲトゲした気持ちが弱まって、ボクは強く怒れなくなってしまう。
    「菜々……どこから入ってきたの?」
    「どこって、普通に玄関からだよ?」
    「リビングに母さんいなかった?」
    「リビングっていうか、普通に玄関で会ったけど、勝手に2階に上がっていいって言われたよ。ほら、わたし顔パスだから」
    「なんでドヤ顔なんだよ……」
    菜々とボクは小学校からの幼馴染だ。小学生の頃はお互いに『菜々ちゃん』、『鈴々ちゃん』と呼び合っていたけれど、高校生になった今では『菜々』、『鈴々』と名前を呼び捨てにしている。
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