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    教師

    hiyori_odayaka

    DONEユウキさんお誕生日小説です。大大大大大遅刻。本当すみません…!!!相ひざリクエストだったんですが、なかなかラブラブな、強烈な愛情を感じさせる相ひざが書けませんでした…無念すぎる…また機会があれば加筆修正したいくらいです。設定は山田高1、澤が担任教師です。
    Please,catch me if you can.それは、どうしようもないものだった。
     今振り返っても、どんなに考えても、避けようがなかったと思う。それくらいの、衝撃だった。
     高校初日。入学式があるかと思いきや、突然現れた担任の先生である相澤先生。その日はレクリエーションもなく早速しごかれ、クラスメイトは満身創痍だった。しかし俺の気持ちはもっと別のところにあった。おそらく、俗に言う一目惚れなのだろう。もちろん俺も例外なくしごかれて、ヘトヘトだったけど、それを超える甘くて苦しいこの気持ちを受け止めるのでその日は精一杯だった。
     その日から、ヒーローになる為の努力は勿論、その上で相澤先生に好意を持ってもらえるように努力しまくった。授業後に復習の為だと声をかけ、校内でたまたま見かけたら声かけてスキンシップも取ったりして。そんなことで相澤先生が俺なんかを好いてくれるなんて思ってもないけど…やれることは全てやりたかった。ヒーローなら、きっとそうするだろ?
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    暗石進火

    DONE教師ア×生徒デの転生アキデン。両者共に前世の記憶なし。作者が飽きるまで連載します。
    ※デの自殺念慮匂わせ
    平行線上を、歩く。 4月上旬の某日。桜の花弁が地面に落ち、辺りを薄ピンク色に染め上げていく。世間一般で言えば、出逢いの季節と呼ばれる、そんな時期。早川アキが勤務する学校も例に漏れず、今日は高校生が新学年となる始業式が執り行われていた。
     

    「今日から2年3組の担任を務める。早川アキだ。宜しく。」

     体育館での始業式が終わった後。とあるクラスの教壇上で、早川アキは今年度受け持つ生徒の顔を確認した。と、その時。空席が1つ、このクラスにあるのを見つけた。初日からいないなど珍しい。遅刻かもしれない。そう考えたアキは、取り敢えず生徒の顔と名前を一刻も早く一致させるが為に、名簿を見て名前を呼び、出欠確認をすることにした。アキが生徒を1人ずつ呼ぶと順調に返事が聞こえる中、やはり、空席の持ち主の名前を読んだ際には、教室の中に静寂が張り詰めた。欠席連絡等は聞いていない。初日から休むなんてどんな奴なんだ、とアキは考える。しかし、対面していない限りは結論など出る訳がないため、大人しく、名簿の、返事のない生徒の欄に欠、と記入するしか無かった。
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