月島
uekikabeuchi
DONE上司達に最近謎の女達から文が届くのでやきもきしてる軍曹の話封筒鶴見中尉が執務室の中央に佇み手紙に目を通している。
片手に携えられた封筒には長沢芦雪の描いた白いふわふわとした犬の絵が刷られていた。封筒の裏には、「いと」とだけ、どこか愛らしい字で差出人らしき名がしたためられている。
月島は立ち尽くした。
「おや、月島。どうかしたか?」
中尉はふと振り返ると首を傾げた。
「3点ほどご報告が。…手紙ですか?」
何気なく尋ねると
「ああすまない、私用だ」
と鶴見中尉は便箋を片手で器用に畳むと封筒に戻し胸ポケットに仕舞った。
「私用?」
短くない期間、鶴見中尉の傍で補佐をしているが執務室で私用の手紙を読んでいる所をこれまで見たことがなかった。
月島は眉を顰めた。
翌日。
「鯉登少尉殿宛に封書が届いています!」
2872片手に携えられた封筒には長沢芦雪の描いた白いふわふわとした犬の絵が刷られていた。封筒の裏には、「いと」とだけ、どこか愛らしい字で差出人らしき名がしたためられている。
月島は立ち尽くした。
「おや、月島。どうかしたか?」
中尉はふと振り返ると首を傾げた。
「3点ほどご報告が。…手紙ですか?」
何気なく尋ねると
「ああすまない、私用だ」
と鶴見中尉は便箋を片手で器用に畳むと封筒に戻し胸ポケットに仕舞った。
「私用?」
短くない期間、鶴見中尉の傍で補佐をしているが執務室で私用の手紙を読んでいる所をこれまで見たことがなかった。
月島は眉を顰めた。
翌日。
「鯉登少尉殿宛に封書が届いています!」
5maYzyusan
MOURNING存在していないクトゥルフの絵レオニダス(月島院長)ナイチンゲール(月島妻)
警官の河本が人妻好きなので奥さん口説いたら院長(STR17)が服を破きながら乱入してくるので、説得or言いくるめに成功しないと戦闘開始 13
ハムカリ
DONE[尾月]TOOBOEさんの「心臓」に尾月の気配を感じたので勢いで描いてみました…!
描いている時に聖母かな…?と思いながら月島さんを描いていたのですが
恐らくこの後「…よし、じゃあ歯ぁ食いしばれ」って一発殴っていますね、きっと。 9
p5XAe5ib5a65d4b
MOURNING月鯉。某アイルケのオマージュ、落ち目の小説家月島×人妻鯉登の不倫もの。書きたいところだけ書いてる。早くエロ投げたい。完結しなさそうなので、もう、供養する。次はエロ回。海の墓標、それから、恋の死にざま初めて彼の本を読みおえたとき、雷に打たれたような衝撃を感じた。
『海の墓標』。
それは文壇期待の新人、月島基による初のベストセラー本だ。
普段、恋愛をテーマにした本はそれほど読まないが、友人の江渡貝が是非にと押し付けてきたものだから、数ページ捲るうちにその文体の美しさに虜になった。
「これ、読み終わったぞ。ありがとう。」
「どうだった?ねぇ、すごくいいでしょ?切ない恋模様が丁寧に描かれてて、ほんと、もう、たまらないでしょ?!」
ずいずいと感想と同意を迫る友人を押しやると、鯉登は素直に良かったと言えず、まあ、悪くなか、と答えた。
「こういうのも、たまには悪うなかね。」
「なーんだ、意外に早く読み終わったから気に入ったかと思ったけど。」
8734『海の墓標』。
それは文壇期待の新人、月島基による初のベストセラー本だ。
普段、恋愛をテーマにした本はそれほど読まないが、友人の江渡貝が是非にと押し付けてきたものだから、数ページ捲るうちにその文体の美しさに虜になった。
「これ、読み終わったぞ。ありがとう。」
「どうだった?ねぇ、すごくいいでしょ?切ない恋模様が丁寧に描かれてて、ほんと、もう、たまらないでしょ?!」
ずいずいと感想と同意を迫る友人を押しやると、鯉登は素直に良かったと言えず、まあ、悪くなか、と答えた。
「こういうのも、たまには悪うなかね。」
「なーんだ、意外に早く読み終わったから気に入ったかと思ったけど。」
nikomix
TRAINING月島ァとのコンビは主従面でジェネリックベビダイを、過去に囚われてるのをボンボンが引っ張り上げる面で「こうだったら好きになれたかもしれない」イマジナリーミラダイ(ダイミラ)を感じますPostTakahiro
DONEセレブ平勇がおいもさんのめしや月島にお邪魔するお話As you wish. 2「たまには、庶民的な店に行ってみるのはどうですか?」
そう言った尾形に喜んだのは勇作で、ぜひとも行ってみたいですと意気込んで返事をした。
「私も連れて行ってくれるんだろうな?」
まさか置いていかれはしないだろうとは思ったが、一応聞いておくべきだと思って、音之進は問い掛ける。
「この二人と俺だけで行くわけないだろうが」
尾形はため息交じりに答え、音之進はそれならいいと大きく頷く。
「どんなお店なんですか?」
勇作はいつになく興奮した様子で、音くんは行ったことがありますか、と尋ねる。
「小さな店なので、ちょっと入れるか聞いてみます」
尾形がスマホを手にしたのを見て、着替えなくてはいけませんね、と平之丞と勇作が立ち上がる。
3348そう言った尾形に喜んだのは勇作で、ぜひとも行ってみたいですと意気込んで返事をした。
「私も連れて行ってくれるんだろうな?」
まさか置いていかれはしないだろうとは思ったが、一応聞いておくべきだと思って、音之進は問い掛ける。
「この二人と俺だけで行くわけないだろうが」
尾形はため息交じりに答え、音之進はそれならいいと大きく頷く。
「どんなお店なんですか?」
勇作はいつになく興奮した様子で、音くんは行ったことがありますか、と尋ねる。
「小さな店なので、ちょっと入れるか聞いてみます」
尾形がスマホを手にしたのを見て、着替えなくてはいけませんね、と平之丞と勇作が立ち上がる。
as(アス/アズ/エーエス)
MEMOたのしいメンヘラ一家 月島 尾形 宇佐美 自分、ストーリー性のある物語にハマるとこういうことしがち(物語を停滞させて日常を作る)※笑えない話をギャグに落とし込んでる 2
シュカ
DONE大遅刻月島誕生日ショートストーリーそもそも、自分の生まれた日のことなど、自分では証明できない。
生まれた瞬間、今日が何月何日だ、とわかる人間はいないだろう。
だから、自分の生まれた日というものは、必ず人伝である。
つまるところ、私が生まれてきたとされる日は、私以外の誰かが「そう」言ったから「そう」なったのだ。「この日が生まれた日だ」と誰かが役場に言って、それを登録した。だから私の生まれた日は、実際は四月一日ではないかもしれない。
まあ、生まれた日と戸籍の生年月日が違うことはままある。そういうのは、大抵他の人間が「お前は本当は○日に生まれたが……」と話すものだが、私の場合、そのように話す大人は周りに誰一人としていなかった。
そもそも自身の生まれた日を知ったのも入営に必要になるからと戸籍を確認した時が初めてである。ずっと数えでしか自身の年齢を把握していなかったので、四月一日が自分が生まれた日付であると言われたところで、それは単なる記号に等しかった。
766生まれた瞬間、今日が何月何日だ、とわかる人間はいないだろう。
だから、自分の生まれた日というものは、必ず人伝である。
つまるところ、私が生まれてきたとされる日は、私以外の誰かが「そう」言ったから「そう」なったのだ。「この日が生まれた日だ」と誰かが役場に言って、それを登録した。だから私の生まれた日は、実際は四月一日ではないかもしれない。
まあ、生まれた日と戸籍の生年月日が違うことはままある。そういうのは、大抵他の人間が「お前は本当は○日に生まれたが……」と話すものだが、私の場合、そのように話す大人は周りに誰一人としていなかった。
そもそも自身の生まれた日を知ったのも入営に必要になるからと戸籍を確認した時が初めてである。ずっと数えでしか自身の年齢を把握していなかったので、四月一日が自分が生まれた日付であると言われたところで、それは単なる記号に等しかった。
きゅりうむ
DONE転生パロ月鯉前よりちょっと素直に言葉を言えるようになった記憶あり月島と好奇心旺盛な記憶なし鯉登の話。
モブ→鯉も含まれますので、苦手な方はお気を付けください。
pixivにあげている同名の小説の加筆修正Ver.
春コミの無配で配った物と同じ内容です。
運命の出会いはあっけなく 真っ白な世界に立っていた。足跡一つない雪原は果てが見えず、空は厚い雲に覆われ未だ雪を降らせ続けている。轟轟と風が唸り、体温が奪われていく。一歩足を踏み出せば、きゅうと独特の感触と共に足が雪に沈み込む。二歩、三歩と逸るように足を進め、気が付けば走り出していた。自分が何を目指して進んでいるのか分からない、けれど見つけなければいけないモノがあることだけは知っていた。柔らかい雪の上は走りにくいはずなのに息が上がることはない。
「こ……としょ……の!」
微かに自分以外の誰かの声がした。吹き荒ぶ風に流されてはっきりと聞こえない。男なのか女なのか、若いのか年老いているのか、それすら分からないというのに、声の主は自分の探し求めていたモノだと確信した。
15419「こ……としょ……の!」
微かに自分以外の誰かの声がした。吹き荒ぶ風に流されてはっきりと聞こえない。男なのか女なのか、若いのか年老いているのか、それすら分からないというのに、声の主は自分の探し求めていたモノだと確信した。
hamachi_0s
DONEハジオト〜感謝祭〜展示作品ゴ完結おめでとうございます&ハジオト開催ありがとうございます!最高です!
「unnamed ghost / split milk」(現パロ・26ページ)
頭を打って幽体離脱(?)した鯉登くんと、心配する月島さんのお話です。まだ付き合ってない月鯉。細かい設定はふわっとしています。もっとイチャァっとしてる後日談を加えて、支部にあげられたらいいなあと思っています。 26
tikatika2
DONE月鯉概念現パロ
前世の記憶のない月島が、それでも鯉登の夢を見る話
面影 そのとき、びょう、と風が吹いて、目の前に立っている男の長い外套のすそが、ばさり、と翻った。
また、しっかり釦をとめていないのか。こんな雨の中だというのに。
「濡れます、前をちゃんととじて」
「さっきから暑かったのだ。これでちょうど良いくらいだ」
振り向きもしないで、けして素直に頷きはしない上官は、そう歌うように応える。
「酔っているからそう感じるだけで、すぐに冷えます。風邪でもひいたらどうするんです」
男が自分の上官だということはすぐに分かった。自分の言うことを聞き流すだろうことも。
上官、なんて持ったこともないのに。
「まったく、煩いおとこだ」
笑いを含んだ答えがまた返ってくるが、目の前の男は一向に雨を気にすることもなく、相変わらず外套の裾をはためかせている。
1281また、しっかり釦をとめていないのか。こんな雨の中だというのに。
「濡れます、前をちゃんととじて」
「さっきから暑かったのだ。これでちょうど良いくらいだ」
振り向きもしないで、けして素直に頷きはしない上官は、そう歌うように応える。
「酔っているからそう感じるだけで、すぐに冷えます。風邪でもひいたらどうするんです」
男が自分の上官だということはすぐに分かった。自分の言うことを聞き流すだろうことも。
上官、なんて持ったこともないのに。
「まったく、煩いおとこだ」
笑いを含んだ答えがまた返ってくるが、目の前の男は一向に雨を気にすることもなく、相変わらず外套の裾をはためかせている。
よもぎん
DOODLETwitterで見かけたテンプレお借りしました。軍曹は我慢する時いっつも口がキュッてしてる。
とにかく内に内に溜め込むタイプ。
鯉ちゃんは我慢なんてできないなんでもすぐ吐き出すタイプ。
月鯉ほんと真逆でいいコンビだなぁ。 2