水族館
ユウキ
DONE水族館デートする晶フィ※ナチュラルに逆トリ・同棲設定
ずっと傍にいるから 揺らめく波に身を任せてゆらゆらと水中を漂う魚の群れ。壁一枚隔てられた向こう側で優雅に舞う色とりどりの魚の群れを眺めながら、俺はついついその光景に見入ってしまう。視界いっぱいに広がる青の世界と、その隅に映るフィガロの姿に心が幸せで満たされていくのを感じた。
今日、俺たちは朝から水族館へと足を運んでいた。この世界の文化に興味があるらしいフィガロは、時折こうして「この場所へ行ってみたい」と要求してくるのだ。そうして、決まってその隣には俺がいる。フィガロ曰く「せっかくだしきみと二人で楽しみたいじゃない」とのことで、それが飾らない素直な言葉だとわかっているからこそ俺はいつも喜んで彼に付き合っている。今回はイルカショーを見てみたいと言うから、よく晴れた日を選んで彼の願いを聞き入れた。
6358今日、俺たちは朝から水族館へと足を運んでいた。この世界の文化に興味があるらしいフィガロは、時折こうして「この場所へ行ってみたい」と要求してくるのだ。そうして、決まってその隣には俺がいる。フィガロ曰く「せっかくだしきみと二人で楽しみたいじゃない」とのことで、それが飾らない素直な言葉だとわかっているからこそ俺はいつも喜んで彼に付き合っている。今回はイルカショーを見てみたいと言うから、よく晴れた日を選んで彼の願いを聞き入れた。
カエル
MOURNING兎赤版ワンドロワンライお題:水族館 21.10.16
付き合っていない、高校生な二人で、モブ女子目線。
いつか、暇になったら。.
「あかぁーし、あのさ」
「はい。何ですか、木兎さん」
まず初めに言いたい。ここは三年一組の教室である。私の隣にはあかぁーし事、赤葦京治くんが座っているが、彼は二年生だ。つまり、その席の本来の主ではない。が、赤葦くんは割と頻繁にそこに座っている……と思う。その理由は、赤葦くんの前に座る男、木兎光太郎だ。
木兎と赤葦くんはバレー部の主将と副主将の関係である。そして、その関係こそが赤葦くんが頻繁にこの教室に足を運ぶ原因であった。部活動にて必要な書類やら何やら、まぁ、要するに事務的ななんやかんやが全くダメで、提出期限ギリギリになっても提出されていない事を知った赤葦くんが昼休みに我らが三年一組の教室に乗り込んでくると言うのがお決まりなのである。
4441「あかぁーし、あのさ」
「はい。何ですか、木兎さん」
まず初めに言いたい。ここは三年一組の教室である。私の隣にはあかぁーし事、赤葦京治くんが座っているが、彼は二年生だ。つまり、その席の本来の主ではない。が、赤葦くんは割と頻繁にそこに座っている……と思う。その理由は、赤葦くんの前に座る男、木兎光太郎だ。
木兎と赤葦くんはバレー部の主将と副主将の関係である。そして、その関係こそが赤葦くんが頻繁にこの教室に足を運ぶ原因であった。部活動にて必要な書類やら何やら、まぁ、要するに事務的ななんやかんやが全くダメで、提出期限ギリギリになっても提出されていない事を知った赤葦くんが昼休みに我らが三年一組の教室に乗り込んでくると言うのがお決まりなのである。
べこの秘密部屋
DONEアモアス配信者はんこ風なんちゃってロゴ第1弾です!Twitterに載せたものよりさらに微調整&大きな透過サイズにしています♪べこの利用規約に従い印刷や加工などに使用してください👍
※色の表記の変更で色が少し異なっています。
変更点
たけぉさん→商用にするには水族館の名前のままでは良くないと判断し、EDにも使用されているある曲名にしました! 11
akirafutene
DONE11/28 OTG!無配新刊のおまけ話で本文P101の上段と下段の間の出来事です
24歳のランガと暦が水族館でデートしてるだけ
SS10本詰め合わせ(1〜5まで暦視点、6〜10がランガ視点)
EXCURSION01. 相模湾
「暦」
「ん?」
「昼に食べたしらす丼、うまかったね」
「……そうだな……」
でもそれ、水族館で言うことか?
しかも世界初のしらすの養殖成功という展示の前で。
嫌な予感を抱えながら暗い通路を進む。隣を歩くランガは暦の心中など知る由もない。大きな水槽で力強く泳ぐ魚を目にして、また一つ感嘆の息を吐いた。
「おいしそう」
言うと思った〜。
絶対、言うと思ったよ。
暦は頭を抱えてランガの肩に手を置いた。
「ランガ、水族館でその発言はギリギリアウトだ」
「え、ダメ? 立派な魚だって褒めたつもりなんだけど」
「そりゃオレはそういう意味だってわかるけどさ……」
言いながら、近くで水槽に張り付いている小さな子供にちらりと目をやる。五歳くらいだろうか。ランガを見上げて複雑な表情を浮かべていた。
15735「暦」
「ん?」
「昼に食べたしらす丼、うまかったね」
「……そうだな……」
でもそれ、水族館で言うことか?
しかも世界初のしらすの養殖成功という展示の前で。
嫌な予感を抱えながら暗い通路を進む。隣を歩くランガは暦の心中など知る由もない。大きな水槽で力強く泳ぐ魚を目にして、また一つ感嘆の息を吐いた。
「おいしそう」
言うと思った〜。
絶対、言うと思ったよ。
暦は頭を抱えてランガの肩に手を置いた。
「ランガ、水族館でその発言はギリギリアウトだ」
「え、ダメ? 立派な魚だって褒めたつもりなんだけど」
「そりゃオレはそういう意味だってわかるけどさ……」
言いながら、近くで水槽に張り付いている小さな子供にちらりと目をやる。五歳くらいだろうか。ランガを見上げて複雑な表情を浮かべていた。
ナツメ
CAN’T MAKE遙か2現代エンド後の泉水×花梨の水族館デート
たとえ時空を越えても 鳥羽離宮は好きだったが、海の中に入ろうと思ったことはない。まして、海には魚のほかに獣がいるなどと、京にいたら知ることはなかっただろう。アクリル板の向こうでうたた寝している海獣を見て、泉水は思わず息を詰めた。
「かわいいですね、アザラシ」
「ええ、最初はとても驚きましたが」
花梨が声をかけてくれて、詰めた息をほうと吐き出す。言われてみれば、たぬきのようで可愛い……ような気がする。
海獣だけではない。色とりどりの熱帯魚も、海亀や鱶も、蟹や海老も、どれも泉水にはおぞましく、また新鮮だった。
それらはスーパーマーケットで売られている見慣れた魚と並んで展示されており、だがひとならぬものを幼い頃から見ていた泉水には、むしろ馴染みがあるような気もしてきて──大きな水槽を眺めているうちに、もともと水辺を好んでいたこともあり、段々と気持ちも穏やかになった。
1029「かわいいですね、アザラシ」
「ええ、最初はとても驚きましたが」
花梨が声をかけてくれて、詰めた息をほうと吐き出す。言われてみれば、たぬきのようで可愛い……ような気がする。
海獣だけではない。色とりどりの熱帯魚も、海亀や鱶も、蟹や海老も、どれも泉水にはおぞましく、また新鮮だった。
それらはスーパーマーケットで売られている見慣れた魚と並んで展示されており、だがひとならぬものを幼い頃から見ていた泉水には、むしろ馴染みがあるような気もしてきて──大きな水槽を眺めているうちに、もともと水辺を好んでいたこともあり、段々と気持ちも穏やかになった。
🐻(くまごろう)
DONE奏汰おめでとう〜!!🐠🐠🐠✨ドアップと、サブマリンの奉納と迷ってネタに走りました🙇♀️🙏めちゃくちゃ楽しかったし、シュノーケリングスタイル調べまくりました。
あと、卒業後の薫なら水族館どっきりいいね👍って言ってくれそう 2
no_ice_no
MEMO1.2/ヒーロー襲撃事件あの子が容疑者になってたやつ
3.4/おくすり事情
あの子は難病患ってるから薬飲まないといけない
5-8/水族館
9-20/桜の樹の下に。
「桜の樹の下には」のオマージュ
21/嘘つき
22/労りという名の慰め
23/そういうところ 23
こころ
MAIKING初のすぐりこ、でしたが、いつまでも完成しないので。。原作軸、沖縄の水族館での幕間の妄想です
お時間や心に余裕がある方、まだ書きかけではありますが、よろしければ読んでくださるとうれしいです
すぐりこが大好きだ~!!
その青さえ憎たらしい 理子たっての希望でやって来た水族館は、平日ということもあってか、観光地である沖縄にしてはかなり空いていた。人混みがすごく、背伸びやジャンプをしないと見えない、ということも全くない。
初めての水族館に、理子ははしゃいでいた。
「黒井! 妾はあの大きい水槽が見たい! 一人で行っても良いか?」
「はい。お気を付けて行ってらっしゃいませ」
黒井の言葉を聞くと、理子の顔が途端に明るくなった。
「迷子になるなよ」
「そんなに子供じゃないもん!」
揶揄われたことに怒った理子が五条に向かって叫ぶ。人が少ない分、その声は館内によく響いてしまった。
近くにいた客のほとんどが一斉に理子の方を見た。微笑ましいといったようにくすくすと笑う人や、単純に何事かと好奇の目を向ける人。
2742初めての水族館に、理子ははしゃいでいた。
「黒井! 妾はあの大きい水槽が見たい! 一人で行っても良いか?」
「はい。お気を付けて行ってらっしゃいませ」
黒井の言葉を聞くと、理子の顔が途端に明るくなった。
「迷子になるなよ」
「そんなに子供じゃないもん!」
揶揄われたことに怒った理子が五条に向かって叫ぶ。人が少ない分、その声は館内によく響いてしまった。
近くにいた客のほとんどが一斉に理子の方を見た。微笑ましいといったようにくすくすと笑う人や、単純に何事かと好奇の目を向ける人。