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    痛い

    mayura_BL

    PAST海常の日常。
    痛いのが嫌いな笠松先輩と愉快な森山と冷静な小堀先輩と目覚めちゃった黄瀬くん。
    痛いのが嫌いな笠松先輩いいな!と思って。
    試合始まると全然気にしないんだけど(ファウルとか、接触とか)それ以外で痛い思いをすると、一気に幼くなる笠松先輩が見たい。
    海常いいわあ…という話です。
    Pain「げ」

    うわ、入った、と笠松は柄にもないそれに、げ、と短く言った。
    ちなみに入ったのは、シュートなんかじゃない。

    Pain

    「入った」
    「何が?」

     いち早く反応したのは、たまたま横でシュート練習をしていた森山だった。ちなみに入ったのはシュートではないので、「何が」と聞いておいた。外したじゃん、と暗に言ったも同じだったから、笠松にぎろりと睨まれたのは言うまでもない。

    「何が入ったんだ?」

     ドリブルの練習をしていたらしい小堀が、ゴール下まで来ていて、聞こえていたらしく訊ねたら、笠松は、無言で右手を高く上げた。

    「あ、うん、分かった、分かった」
    「痛い」
    「うん」

     小堀が「分かった」と言ったら、笠松は眉を下げて、手を上げたまま、痛い、痛いと三回か四回言った。だいぶ痛いらしい。眉を下げてしまうと、元々の幼い顔が引き立ってしまって、海常の主将らしい力強さはなくなった。
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    たまぞう

    DONE先にポイピクに載せます。
    日曜になったら支部に載せます。
    将参のお話。この間のとはセカイは別になります。
    ちょっと痛いシーンがありますがそこまで酷くないです。
    寧々ちゃんが森の民として出ますが友情出演です。
    最初と最後に出ます。
    何でもいい人向けです。
    将校は参謀と同じ痛みを感じて(物理的)生きたいというよく分からないお話ですね。
    誤字脱字は見逃してください。それではどうぞ。
    将参(友情出演寧々)「ねぇ、その首の傷痕どうしたの?」
    「っ、っっ!?」

    仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
    正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

    「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
    「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
    「将校殿に?」

    森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。

    あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
    どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。

    「ほら!話して!」
    「………わっ…!わかり、ました」








    あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
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    ナナシ/ムメイ

    DONE漫画版。隼人と竜馬と山咲さんと渓ちゃんと。隼人×山咲要素あり。
    人によっては、なんなら自分にも耳に痛いことだなと、思いついたはいいものの寝かせていたんだけど、もういいかと思って。

    あの世界に神隼人という個人の感情に寄り添ってくれる誰かがせめていてくれたらいいと、読み返す度に思います。
    ■ あなたをおもう「血も涙もない」「たかが学生の分際で何をわかったような口を」「学生運動に傾倒していた危険人物だろう、監視すべきだ」「あまりにも冷酷では」

    「あのような事を平気で出来るなど、到底人の心など無いし、我々とは違うんだ。精々利用させてもらおうじゃないか」
    「化け物には化け物をぶつけておけばいいさ」

     通りがかった部屋からそんな政府のお偉方だろう声が漏れ聞こえ、隼人は軽く肩を竦めた。
     ゲッター線研究とゲッターロボの維持にはそれだけで多大な予算を費やす。実際に恐竜帝国の侵攻が現実となり、従来の兵器がろくに通用しないとも明確になった現在、瀬戸際の防衛戦を繰り返すゲッターロボの必要性は明白にすぎたが、不満や何かがそれで消える訳でもなく、どれほど死の足音が迫ろうが、いやだからこそ、自分事と考えたくない人間も存在する。
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