真夜
10mish0
INFO『The moment with dear you』A5/本文60P/全年齢/600円
「移りゆく夜の時間」 × 「ふたり」をテーマにしたムーンナイトオールキャラ合同誌です。CP無し。
それぞれの描く「ふたり」の関係性をどうぞお楽しみに!
▶ 日暮れ 『ブライトナイトメモリーズ』 / いしょ
▶ 真夜中 『母船の幽霊』 / ヨコシマ
▶ 夜明け 『パンドラの棺』 / ぽてこ 11
PAN🪢
DONEボブハンワンドロ(ワンとは言ってない)④20.「指輪」「信じて」60+15min
19.「シーツ」「真夜中」60+15min
18.「まどろむ」「体温」60+15min
17.「鏡」「微笑む」60+15min
16.「シャンプー」「仲直り」60+10min 5
竜胆 うづき(宿虎)
DONE🐯くんハッピーバースデー!宿虎SS
⚠何でも許せる方むけ
⚠原i作i軸iif
真夜中に教室に呼び出された🐯がドアをあけると、🎉の音が鳴り響いた。点灯した明かりに目を瞬いた次の瞬間立っていたのは宿の生i得i領域で。
🐯くんのお誕生日を宿なりにお祝いしたというお話です。 3
あいぐさ
TRAINING真夜中、ひと足先にお片付けをする二人の話。ゆるーいフィガファウ。サクラの木の下 その日、二人が出会ったのは真夜中の墓地だった。
「……なぜ、おまえが」
「いやいや、ファウストこそ」
真っ黒な世界に溶け込む黒のローブ、色あせる白の白衣。気まずそうに目を逸らしたファウストは、刺々しく問いかけた。
フィガロは、困ったように笑うだけだ。手に持ったランタンの光を弱めて、ファウストを見つめる。視線は合わない、いや、合わせないようにしているのかもしれない。
「……散歩だ」
「あはは。俺もだよ」
ざああ、と木々が揺れる。大きな月が雲に隠され、石の墓標に影を作り出す。
しばらく見つめていれば、陰りは徐々に薄れていった。雲の流れが早いらしい。
「……ずいぶんな場所に来るんだな」
「きみもね」
苦々しい顔をしながら、ファウストは薄い唇を甘く噛む。フィガロは、それが都合が悪いときの仕草であることを、もちろん知っていた。
2095「……なぜ、おまえが」
「いやいや、ファウストこそ」
真っ黒な世界に溶け込む黒のローブ、色あせる白の白衣。気まずそうに目を逸らしたファウストは、刺々しく問いかけた。
フィガロは、困ったように笑うだけだ。手に持ったランタンの光を弱めて、ファウストを見つめる。視線は合わない、いや、合わせないようにしているのかもしれない。
「……散歩だ」
「あはは。俺もだよ」
ざああ、と木々が揺れる。大きな月が雲に隠され、石の墓標に影を作り出す。
しばらく見つめていれば、陰りは徐々に薄れていった。雲の流れが早いらしい。
「……ずいぶんな場所に来るんだな」
「きみもね」
苦々しい顔をしながら、ファウストは薄い唇を甘く噛む。フィガロは、それが都合が悪いときの仕草であることを、もちろん知っていた。
mayonaka_LH
DOODLE真夜中お題24回目 えすえむ何にも描けてないから、昔に描いたSMっぽいやつを放流。
すけべじゃ無いです。リさんはギャグボール加えてました。顔が気に入らないから切り取り…。
sairi55
DOODLEゲーム始めて私的一周年になったのにこれかあと思わなくもないんですが、キス我慢選手権のセクシー女優さんがめっちゃエロ可愛くて(そも何を見てるんだとかいう話はさておき)一応濡れ場を念頭に描いたけど、これ位なら別にRつけなくてもいいかなと…。私ヒロシは全然えちおね概念で構わない派です。真夜中は純潔って奴です。
そのうちラハひろ語れる方と遊べるようになるといいな!
途綺*
DONE🐑🔮//君の知らない真夜中の攻防🐑が寝相の悪い🔮と夜な夜な戦う話。🐑の愛はこのベッドより広くて優しく🔮を包み込んでくれる。
気づくと暗闇にいた。
左右も上下も分からなくなるほどの暗闇に浮遊感を感じて、自分がちゃんと立てているのかさえ不安になる。辺りを見渡してもどこまでも闇が続いているだけで、出口は無さそうだ。
と、突然何かに体を強く押されて前のめりに倒れ込む。目を見張った瞬間に、ファルガーは硬いものに頭を打ちつけていた。
強い衝撃に目を開けると、そこは見慣れた場所だった。手脚の動きを確認して傍にあるベッドを支えにしながら起き上がる。部屋が夢と同じような暗闇に包まれている所をみるにまだ深い時間のようだ。どうやらベッドから落ちたらしいことを理解して、ファルガーは小さくため息を吐いた。
「ベイブ、やってくれたな」
ベッドの端からは浮奇の脚が見えている。自然と落ちたのではなく、浮奇に蹴落とされたのだろうことはよく分かっていた。
2473左右も上下も分からなくなるほどの暗闇に浮遊感を感じて、自分がちゃんと立てているのかさえ不安になる。辺りを見渡してもどこまでも闇が続いているだけで、出口は無さそうだ。
と、突然何かに体を強く押されて前のめりに倒れ込む。目を見張った瞬間に、ファルガーは硬いものに頭を打ちつけていた。
強い衝撃に目を開けると、そこは見慣れた場所だった。手脚の動きを確認して傍にあるベッドを支えにしながら起き上がる。部屋が夢と同じような暗闇に包まれている所をみるにまだ深い時間のようだ。どうやらベッドから落ちたらしいことを理解して、ファルガーは小さくため息を吐いた。
「ベイブ、やってくれたな」
ベッドの端からは浮奇の脚が見えている。自然と落ちたのではなく、浮奇に蹴落とされたのだろうことはよく分かっていた。
fuji
DOODLE真夜中ひとりで黙っていると 遠く遠くから電話がかかる「もしもし君は元気ですか 寂しくて泣いてはいませんか」
それはどこか宇宙の果ての 知らない星からの長距離電話
窓を開ければ暗い夜空に いちめんの星たちが光りさざめく
「銀河通信」たにやまひろこ
isy_ily_d
DOODLE「マスター。何を連れて帰ってきたんですか?」「アニーだよ。しばらく面倒を見てくれ」
「また私に押し付ける気ですか?」
「そう睨むな。そう言えば、注意事項があるらしい。水に濡らさない。光を当てない。それから、真夜中の12時を過ぎたら食べ物を与えてはいけない」
「破ったらどうなるんですか?」
「さて?」
のどうなったかと言うこと。
後から思えば、服、現代じゃなくてよかったな… 2
9fdTJfsAACGnBqR
DONEワードパレット9.ザッハトルテ
(苦しい、舌の上で、真夜中)
だれにも会いたくないとき、いちばん会いたくないひとに会ってしまうのはなぜだろう。
走り出しそうな足をどうにか捻じ伏せ、にこやかに挨拶し、通り過ぎようとしたが。
「血のにおいがする」
物騒な呼びかけに、僕は首を傾げ、間を置き、頷いてみせた。動揺に気取られぬよう、ゆったりと。
「さっき、サボテンの棘を触ってしまったので、それかも」
見せてみろ、と抵抗する間もなく手を取られた。針のような傷を、学者のように見分したかと思えば、指先が口に含まれる。驚きのあまり声も出ない。ただ、頭に血が上る。
廊下の反対から、ひとの話し声が聞こえ、離れようとしたが、手を掴む力が増した。
「先生、誰か、来ます」
泣きそうな気持ちで、訴える。胸が苦しい。
1337走り出しそうな足をどうにか捻じ伏せ、にこやかに挨拶し、通り過ぎようとしたが。
「血のにおいがする」
物騒な呼びかけに、僕は首を傾げ、間を置き、頷いてみせた。動揺に気取られぬよう、ゆったりと。
「さっき、サボテンの棘を触ってしまったので、それかも」
見せてみろ、と抵抗する間もなく手を取られた。針のような傷を、学者のように見分したかと思えば、指先が口に含まれる。驚きのあまり声も出ない。ただ、頭に血が上る。
廊下の反対から、ひとの話し声が聞こえ、離れようとしたが、手を掴む力が増した。
「先生、誰か、来ます」
泣きそうな気持ちで、訴える。胸が苦しい。