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    社会

    sheep_lumei

    DOODLE現パロ 年齢・職業不詳の謎多き男サンポと女子高生の星ちゃん
    おそらく裏社会で便利屋とかやってるんじゃないんですかね 闇商人みたいな……

    以前ふせったーでこんなの見たいよ~って喚いたやつを読める程度の文章に整えたやつです、テキストライブの配信見てくれた方ありがとうございました!
    ようこそ非日常だいぶ帰りが遅くなってしまった、と星は学生鞄を手にそれなりの速さで帰路についていた。

    今日の部活は何から何まで忙しかった、後輩は怪我をするし、先輩がうっかり器具を壊してしまうし、同期が──というか、なのかは休みだし。

    こんなに遅くなる予定はなかったのに、と思いながら歩いていた星は街灯が少なくなってしまうのが欠点だが、公園を突っ切れば早く帰れるという事に気付いた。

    幸いにも今日は月夜、人通りは少ないが暗すぎるという事も無い。公園へと一も二もなく進路を変えた事が運命を大きく変える出会いに繋がる事を、この時の星はまだ知らなかった。

    ◇ ◇ ◇

    「流石に暗い……」

    端末の灯りをわざわざ懐中電灯モードにするほどの暗さではないが、やはりこの公園、夜に訪れる人の事を考えていなさすぎる。砂場やジャングルジムなどの遊具近くには街灯の「が」の字も無ければ、星が歩いている遊歩道の街灯は幾つか切れかかっていた。
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    ゆっこ

    DOODLEさねおば。
    思いたった妄想の書きたいとこだけを書いた。
    最後が駆け足なのはわたしの通常運転。

    前提として…(社会的NG行為あり)
    ・職場で過度の愛情行為をして、それがバレて処分として遠方に飛ばされる🐍、処分会議の際、口八丁で🍃を庇ったので対象は🐍のみ。
    ・🍃は🐍の転勤を当日まで知らなかった
    ・バレて以降🐍は🍃に冷たかった。🍃若干弱い…
    ・好きと伝えてるのは🍃のみ
    近く遠く「くっそぉ!どこだぁ…」

    広すぎる空港のターミナル内で数学教師はひとりの人物を探していた。
    探し人の出発時刻はわからない。もう行ってしまったかもしれないし、もっと遅い時間なのかもしれない。もしかしたら、今飛び立った便かもしれない。発見できる可能性はかなり低かったが、数学教師の目は、足は、化学教師の姿を探すことをやめなかった。
    「頼むから間に合ってくれ!伊黒」
    祈るような気持ちが声に出た。

    空港のロビーで化学教師は、スマートフォンの画面を眺めていた。画面には数学教師へ送信するだけのメッセージが表示されている。
    『さようなら』『あなたの幸せを心より願う』
    たった二行の言葉を送ることを躊躇っていた。
    あの日から今日まで不死川と言葉を交わすことも、メッセージのやりとりもしなかった。こんなメッセージ、何をいまさら…と思われるような態度をとってきた。けれど自分から終止符を打つこともできなくて曖昧な関係のまま出発の日を迎えてしまった。
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    すすき

    DONEブラカイWebオンリー連動企画参加作品。
    連動お題「先輩」「後輩」
    通常お題「手紙」

    大学生ブラッドリーと社会人(ぽくないけどそのつもりで書いた)カインの話です
    あれはどこだと聞かれて、そういえば今日ブラッドリーが来た目的はそれだったなと思い出した。来年の必修で使う教科書代わりの本。必ず購入するようにと言われるものの大学生にとってはかなり痛い出費だ。担当教授の著書なので買わないで済ますという選択肢も取れず、それ故、先輩から後輩へと資料が引き継がれるのが慣例だった。
    カインが在籍していたころから変わらぬ習慣にうれしくなって、ブラッドリーに譲る約束をした。家に取りに来ると言うから、それなら連休を取るから二人で過ごそうとも言った。まさかベッドから起き上がれなくなるとは思わなかったけど。
    ぐずぐずに蕩けたままの頭と体では本を取り出すことさえ難しくてクローゼットを指さすことしかできなかった。いつも通りの足取りでベッドから降りる背中に何か言いたいのに、当たり前みたいに差し出されたペットボトルに言葉が詰まって黙り込むしかできなかった。冷蔵庫から取り出されたばかりの水が汗だくの体に染み込んでいく。シャワーを浴びたいなと思ったが、さすがにまだ無理そうだとため息を吐いた。
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    ちゃぼ

    DOODLEトレケイオフィスラブの話
    ※現パロ社会人
    現パロ社会人トレケイ ケイト・ダイヤモンドは営業職員だ。成績もよく、いろんな顧客を持っていた。そのため中には面倒くさい客もいて、その日はそのことで支社の総務担当のトレイから営業所に電話がかかってきていた。
    「俺もその会社の件で関わってるから何か協力できないかと思ってな」
    「あはは!大丈夫、オレが何とかするって」
     支社といえど同じビルのフロア違いだ。こんな近い距離で電話なんかしているのが何だかおかしくて憂鬱だったケイトの心は晴れた。
     似たような年に入社しているトレイとケイトだが、顔くらいしか合わせたことがない。初対面の挨拶で互いに敬語ではなくなったが、研修のグループワークは別の班だったりとあまり接点はなかったのだ。しかし最近になってこうやってたまに営業所に電話をかけてくるようになった。ケイトとしては気晴らしになるので嬉しいが、どうせならメッセージアプリでやりとりをしてくれれば楽なのに、と思うことがある。とはいえ二人は連絡先を交換しておらず、なんとなくタイミングを逃したままになっていた。ケイトはそれをむず痒く思うが、交換しようとは言い出せなかった。
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