腐向け
Una_PiccolaHQ
DONE8/25開催のRTS!!VG2024で無料配布した漫画+追加漫画です!「マイプレシャス・シャイニングスターズ」
(https://poipiku.com/231513/11074459.html)
「マイデスティニー・ミラクルエンジェル」(https://poipiku.com/231513/10398258.html)のつづきです! 9
ないぐ
PROGRESSファーベリ「ウィークエンド/ワールドエンド」プロローグ部分ウィークエンド/ワールドエンド(ファーベリ) プロローグ 週末の雨の下で
ガタンゴトン。電車の揺れる音が響く車両の中は、静かだった。ローカル線の、終着駅ふきんを走る4両編成の一番手前。休日の昼間にもかかわらず、乗客は数える程しか居ない。路線のもっと中ほどの、人の多い便利な街の駅で、みな降りてしまった。山を越えて県境まで届く終点に、週末のこんなにも明るい時間から、用のある人間はほとんど居ないのだろう。
電車の窓に、ポツリと水滴があたった。ポツポツと、雲に陰った空から雨が降ってくる。無人の座席に立てかけられた『傘』は、車両の中から雨の気配を察して、傘である自分を忘れて一人駅を降りた主人に思いを馳せた。
――雨が降ってきてしまったわ。私を電車(ここ)に置き忘れてしまったから、今頃ご主人さまは、雨に濡れてしまっているでしょう。
8866ガタンゴトン。電車の揺れる音が響く車両の中は、静かだった。ローカル線の、終着駅ふきんを走る4両編成の一番手前。休日の昼間にもかかわらず、乗客は数える程しか居ない。路線のもっと中ほどの、人の多い便利な街の駅で、みな降りてしまった。山を越えて県境まで届く終点に、週末のこんなにも明るい時間から、用のある人間はほとんど居ないのだろう。
電車の窓に、ポツリと水滴があたった。ポツポツと、雲に陰った空から雨が降ってくる。無人の座席に立てかけられた『傘』は、車両の中から雨の気配を察して、傘である自分を忘れて一人駅を降りた主人に思いを馳せた。
――雨が降ってきてしまったわ。私を電車(ここ)に置き忘れてしまったから、今頃ご主人さまは、雨に濡れてしまっているでしょう。
ないぐ
PASTBLAZBLUE ハザマ×ジン アンソロジー「煉獄氷夜」寄稿小説。2016年2月発行SWEET MEMORIES ~美味しい記憶~(ハザジン)「キサラギ少佐!」
涼やかな声に呼び止められ、ジンは扉に手をかけたまま足を止めて振り向いた。大量の贈り物が所狭しと置かれたせいで何時もより雑然とした執務室の中、赤い髪の秘書官が、慌てたように自分の席を立って小走りに駆け寄って来る。
「あ、あの。すみません、お帰りのところを…。なかなかお渡しするタイミングが見つからなくて。これ、お誕生日プレゼントなんですけど、良かったらジン兄様にって…」
言葉を捜しながらおずおずと差し出された紙袋を、ジンは温度の無い緑の瞳で見下ろした。袋の口から、華やかにラッピングされたプレゼントの包みが覗いている。有名な高級菓子店のロゴには見覚えがあった。毎年、妹分であり現在は己の秘書でもある目の前の少女、ツバキが、誕生日に贈って寄越すチョコレートだろう。
12781涼やかな声に呼び止められ、ジンは扉に手をかけたまま足を止めて振り向いた。大量の贈り物が所狭しと置かれたせいで何時もより雑然とした執務室の中、赤い髪の秘書官が、慌てたように自分の席を立って小走りに駆け寄って来る。
「あ、あの。すみません、お帰りのところを…。なかなかお渡しするタイミングが見つからなくて。これ、お誕生日プレゼントなんですけど、良かったらジン兄様にって…」
言葉を捜しながらおずおずと差し出された紙袋を、ジンは温度の無い緑の瞳で見下ろした。袋の口から、華やかにラッピングされたプレゼントの包みが覗いている。有名な高級菓子店のロゴには見覚えがあった。毎年、妹分であり現在は己の秘書でもある目の前の少女、ツバキが、誕生日に贈って寄越すチョコレートだろう。
aoritoiki
PROGRESS柴チヒと統チヒになる予定だけどまだ統のとの字も出てこない途中経過。花吐き病と陰間茶屋の話を書きたくなって、合体させました。そしたら陰間茶屋の知識なさすぎて調べてもよく分かんなくて、ちょっと自棄になって途中経過上げます。そしてやっぱり関西弁もわからないよ柴さん…。あ、名前の呼び方とか髪型とかちょっと原作から話に合わせて変えてます。
あだ花ひとつ、またひとつと花が咲く。
ぽとり、ぽとりと花が落ちる。
花弁のような紫色の花心を持つ白い花。
緩やかな曲線を描いて広がる紫の花。
光を奪ったように黒く、だが仄かに混じる紅色が艶やかな花。
風がそよぎ、花弁が散ってゆく。
ああ、なんて――
芝居小屋で賑わう大通りから少し離れた奥まった場所に、その茶屋はあった。
立派な門構えのその建物は、料亭のような風格ある佇まいをしていた。事実、腕のある料理人を抱え、料理の提供も行っていたが、その店を訪れる客の大半の目当ては美食に舌鼓を打つことではない。格子門戸を潜り、土間を上がった先にある一階には、大小様々な座敷が設けられていた。客を通す部屋は、それぞれの会話や音が漏れないよう、厚い壁やいくつもの襖で隔てられている。客同士が顔を合わせることのないよう行き来にも配慮がなされ、そこでのひとときを内密に過ごせるようにと徹底されていた。二階の窓は千本格子となっており、窓際から誰かが外を覗き見ても、外から中の様子を窺うことは出来ない作りになっている。
7102ぽとり、ぽとりと花が落ちる。
花弁のような紫色の花心を持つ白い花。
緩やかな曲線を描いて広がる紫の花。
光を奪ったように黒く、だが仄かに混じる紅色が艶やかな花。
風がそよぎ、花弁が散ってゆく。
ああ、なんて――
芝居小屋で賑わう大通りから少し離れた奥まった場所に、その茶屋はあった。
立派な門構えのその建物は、料亭のような風格ある佇まいをしていた。事実、腕のある料理人を抱え、料理の提供も行っていたが、その店を訪れる客の大半の目当ては美食に舌鼓を打つことではない。格子門戸を潜り、土間を上がった先にある一階には、大小様々な座敷が設けられていた。客を通す部屋は、それぞれの会話や音が漏れないよう、厚い壁やいくつもの襖で隔てられている。客同士が顔を合わせることのないよう行き来にも配慮がなされ、そこでのひとときを内密に過ごせるようにと徹底されていた。二階の窓は千本格子となっており、窓際から誰かが外を覗き見ても、外から中の様子を窺うことは出来ない作りになっている。
ないぐ
PASTBLAZBLUE ハザマ×ジン 2016年2月開催ジン受オンリーイベント「煉獄氷夜」にて発行した無料配布ペーパーの小話です。ペーパー用小話(ハザジン)「キセキって、どんな確率から『奇跡』って言うんでしょう?」
「はぁ?」
ぶっきらぼうに差し出されたチョコレートを前にして、真顔でそんな返事を返してきた相手に、ジンは思わず眉をひそめた。何を言っているんだコイツは。胡乱な視線を投げかければ、いつもニコニコ、うさんくさいまでに笑みを絶やさないハザマがひどく真剣な顔で見返してくる。表情の消えた顔には、常に纏っているゆるい雰囲気など何処にも無い。長めの前髪に隠れがちな金色の瞳が刃物のように鋭く輝き、整った顔立ちと相まって、いっそ人外じみた凄みを感じる。コイツこんな顔してたのか、とジンは内心でやや引き気味に息を呑んだ。気の弱い某金髪の秘書なんかが見れば、涙目で逃げ出しそうなご面相である。
1008「はぁ?」
ぶっきらぼうに差し出されたチョコレートを前にして、真顔でそんな返事を返してきた相手に、ジンは思わず眉をひそめた。何を言っているんだコイツは。胡乱な視線を投げかければ、いつもニコニコ、うさんくさいまでに笑みを絶やさないハザマがひどく真剣な顔で見返してくる。表情の消えた顔には、常に纏っているゆるい雰囲気など何処にも無い。長めの前髪に隠れがちな金色の瞳が刃物のように鋭く輝き、整った顔立ちと相まって、いっそ人外じみた凄みを感じる。コイツこんな顔してたのか、とジンは内心でやや引き気味に息を呑んだ。気の弱い某金髪の秘書なんかが見れば、涙目で逃げ出しそうなご面相である。
shiro53gi
DOODLE力作がデータ破損して、心折れて、腹癒せに描いた創作。熱中症をゆっくり言って!なんてよくあるネタだけど、いくつあってもいいじゃない。
なんか髪がフワフワしてるほうがロジストさんです。よろしくね。二人とも人外だよ。 7
John
SPUR MEサチマル続きました。Q.サチマルなのに肝心の二人よりサブキャラ(オリジナル)が多くないですか。
A.仕様です。
Blind Black目を瞑って、暗闇
わたしの名前は、ビアンカ。
母国の言葉で白を表す私だけれど、その名前に特に思い入れはない。白って言うより、無色透明、本当にそんな感じだ。生い立ちの話をすると、少し長くなるし誰かに話すべき話でもない。
悪魔の実を食べてしまったせいで、人生がこんがらがったり逆転して幸せを掴んだり、目玉が飛び出る価値で取引される貴重な実を奪う為に、殺されてしまったり───、名前の通り"悪魔の実"は悪魔を生み出す実に違いない。
さてさて、本当にたまたま偶然食べてしまった私はどっちだったかって?
ジャミジャミの実、それが私がひもじくて齧ってしまった果実の名前だ。果実だったのかすら危うい、なんて表現したら良いのか腐った牛乳を拭いた雑巾を更に三日干さずに放置していた味が正しい。悪魔も食べられたくないから、あんな奇妙な見た目で白目を剥くような味なんだろうけれど、餓死寸前の人間の貪欲さの方がそれを上回っていたってことになる。
10712わたしの名前は、ビアンカ。
母国の言葉で白を表す私だけれど、その名前に特に思い入れはない。白って言うより、無色透明、本当にそんな感じだ。生い立ちの話をすると、少し長くなるし誰かに話すべき話でもない。
悪魔の実を食べてしまったせいで、人生がこんがらがったり逆転して幸せを掴んだり、目玉が飛び出る価値で取引される貴重な実を奪う為に、殺されてしまったり───、名前の通り"悪魔の実"は悪魔を生み出す実に違いない。
さてさて、本当にたまたま偶然食べてしまった私はどっちだったかって?
ジャミジャミの実、それが私がひもじくて齧ってしまった果実の名前だ。果実だったのかすら危うい、なんて表現したら良いのか腐った牛乳を拭いた雑巾を更に三日干さずに放置していた味が正しい。悪魔も食べられたくないから、あんな奇妙な見た目で白目を剥くような味なんだろうけれど、餓死寸前の人間の貪欲さの方がそれを上回っていたってことになる。
みそらーめん
DOODLEパス君、誕生日おめでとう🎉✨描き足らなくて急いで描いた、線画😅ポイピクだから出せるやつね。腐向けあり。で、また似たような事語ってやがる。痴呆かも。仕事で落ち込んでたが、🇦🇷のおかげで元気出た。🇦🇷好きで良かった。線画はまたゆっくり完成させるよ。
2024年10月25日 6
鬼忍者可愛い
DOODLE⚠R15 腐向け ⚠ロード衣装の クレナイ君 「監視者の鬼」衣装エッチすぎる♡
インナーこうなってたらいいなぁあ!!!
って妄想落書き☆(コラッ
いや、我が家の子はこんなエッチなインナー着てる♡
お相手さんお誘いに行くときはこのインナーだ////
「インナーそうなってたのか・・・」って驚くお相手さんに「そうだぞ♡エッチだろ♪」って煽っててほしい!
(左がゲーム内の衣装!(やっぱエッチ!
५✍🥸
DOODLE⚠️ちょい腐向け&ケモ耳(ハロウィンコスのつもりがパロになっちゃった🎃🦇🕸🐺🧛♂️)✍️🥸そうなの。コスのつもりがパロ?になっちゃったの。こへウルフ🐺と ちょじヴァンパイア🧛♂️
いっちばん最後に現パロショタ六ろ。道場破り風、トリックオアトリート 10
bois
DONE「追いかけっこ」レイチュリワンウィーク#25
この🛀は、割と早い段階で🦚と戦パを組んで3~4回一緒に任務したくらいの設定。そして、まだ余裕のある時期の🛀君ですw ここから思い通りにいかない歯がゆさにもだもだすると良きかな()
しっかり筋肉ついてるように見えますが、まだ健康のための筋トレしかしてなくて、マッチョにはなりきれてない体格設定です^_^
John
SPUR MEサチマル続きました。薔薇の蕾は、実らない恋、叶わない恋、咲かなかった恋。誰も同じで微妙に違う気がしてます。
Funeral Shellpinkシェルピンクの葬列
桜吹雪に拐われてしまいそうだなんて言葉は、似合わない。
むしろ、全ての花をその怒気で散らしてしまうのではないか。
覆い被さるマルコの、金の髪に触れて滑って風に遊ばれ落ちて行く花弁が一枚、一枚、金の月に照らされ、五年の月日を思い知る。
あどけなさの失われた頬
きっと寄せられる事がずっと多くなった眉頭。
顎髭が似合っているというのは、決して茶化したのではなく本音だった。
アルコールが入っていなかったら、怒りに震える肩を考えなしに抱き締めて再会を祝ってしまったかもしれなかった。急激に取り込んだアルコールが、普通の人体に対して真逆の作用で働くのはサッチの体質と言って良かった。
11117桜吹雪に拐われてしまいそうだなんて言葉は、似合わない。
むしろ、全ての花をその怒気で散らしてしまうのではないか。
覆い被さるマルコの、金の髪に触れて滑って風に遊ばれ落ちて行く花弁が一枚、一枚、金の月に照らされ、五年の月日を思い知る。
あどけなさの失われた頬
きっと寄せられる事がずっと多くなった眉頭。
顎髭が似合っているというのは、決して茶化したのではなく本音だった。
アルコールが入っていなかったら、怒りに震える肩を考えなしに抱き締めて再会を祝ってしまったかもしれなかった。急激に取り込んだアルコールが、普通の人体に対して真逆の作用で働くのはサッチの体質と言って良かった。