虹
nayutanl
DONE中央主従マンスリー6月のお題【虹】を書きました。他のお題も文中に少し。予定をやっぱり諦めたくなかったアーサーと、晴れ男のカイン。
あと、公式がヘアアレしてくれないから自分で書いた。編み下ろし見たい。
雨のち晴れ 本格的な夏を目前にしたこの季節の空はぐずつきやすい。冷えるかと思えば気温が上がり暑くなることもあり、過ごし方に難儀する季節だ。
そんな季節でも一緒に過ごすことができる時間を作りたいことは変わらないので、できるだけ諦めたくはない。―とはいえ。夜半過ぎ、雨の音で目を覚まして落胆した。
アーサーは、また駄目だったと先月の出来事を思い出して寝床でため息をついた。先月は薔薇園を見に行く予定だったのだが、公務の都合で休暇をずらすことになってしまったのである。カインは「公務なら仕方ない」と言ってくれたし、自分も自由の身ではないので覚悟はしていたが、励みにしていたことが目の前で消えるのは堪える。やっと時間ができた頃にみな散っていた薔薇をひとりで見て、アーサーは刺が刺さったような痛みを抱えながらひと月を過ごしたのだった。
3815そんな季節でも一緒に過ごすことができる時間を作りたいことは変わらないので、できるだけ諦めたくはない。―とはいえ。夜半過ぎ、雨の音で目を覚まして落胆した。
アーサーは、また駄目だったと先月の出来事を思い出して寝床でため息をついた。先月は薔薇園を見に行く予定だったのだが、公務の都合で休暇をずらすことになってしまったのである。カインは「公務なら仕方ない」と言ってくれたし、自分も自由の身ではないので覚悟はしていたが、励みにしていたことが目の前で消えるのは堪える。やっと時間ができた頃にみな散っていた薔薇をひとりで見て、アーサーは刺が刺さったような痛みを抱えながらひと月を過ごしたのだった。
ひわ@turoporfali
DONE #F蘭ワンドロ お題:虹/rainbow。虹を食べる 一軒家の後片付けはなかなか骨が折れる。押入れの中から貰い物のタオルはごっそり出てくるし、昭和生まれのおばあちゃんは悪気はないけど、賞味期限にルーズすぎて怖い。もう、いなくなってしまったけど。可愛がってくれたおばあちゃんに最後のお別れができた。
仕事がうまくいかなくて、電車を見て、ふらっと誘い込まれるように気を失って、なぜか飛行機に乗っていた。いろいろなものから逃げたかったのかな。
「千佳ちゃん、あと少しでお昼だから、そうめんとトウモロコシ茹でてくるねー」
「あー、ありがとうございます」
一緒に片付けをしていたおばさんは、お昼の用意をしに、近所の自分の家に戻るらしい。
出前もコンビニも遠いここでは「お構いなく」ということもできない。何か作れたらよかったな、と台所に行き水屋を漁る。おかきやチョコレートの袋の奥に、ゼリー菓子があるのを見つけた。まるで虹みたい、そう思っておばあちゃんに言ったら、来るたびにいつも出されるようになった。思いつきで言ってみただけで、特別好きというわけでもなかった。でも目に鮮やかできれい。そのとき気づいた。このゼリー菓子がここにあるってことは、おばあちゃんが、わたしがまた来ると思ってたから買ってたんだ。
706仕事がうまくいかなくて、電車を見て、ふらっと誘い込まれるように気を失って、なぜか飛行機に乗っていた。いろいろなものから逃げたかったのかな。
「千佳ちゃん、あと少しでお昼だから、そうめんとトウモロコシ茹でてくるねー」
「あー、ありがとうございます」
一緒に片付けをしていたおばさんは、お昼の用意をしに、近所の自分の家に戻るらしい。
出前もコンビニも遠いここでは「お構いなく」ということもできない。何か作れたらよかったな、と台所に行き水屋を漁る。おかきやチョコレートの袋の奥に、ゼリー菓子があるのを見つけた。まるで虹みたい、そう思っておばあちゃんに言ったら、来るたびにいつも出されるようになった。思いつきで言ってみただけで、特別好きというわけでもなかった。でも目に鮮やかできれい。そのとき気づいた。このゼリー菓子がここにあるってことは、おばあちゃんが、わたしがまた来ると思ってたから買ってたんだ。
yrtrmn
DONEお題「虹」で呪専めぐゆじです🌈 めぐゆじワンドロ・ワンライより。いつもありがとうございます。 休憩時間、あまりの暑さに机で伸びている釘崎に虎杖の居場所をたずねる。怠そうに「知らない」とだけ言われ、軽いため息をついた。虎杖の書いた報告書が再提出をくらったらしく、その伝言を頼まれている。が、本人がどこにもいない。メッセージを送っても応答なし。高専に入るまで持っていなかったからなのか、虎杖はスマホを携帯していないことが多かった。今日もおそらく、教室に置かれたままのリュックのポケットで震えているんだろう。
仕方なく、返却された報告書を片手に校舎をうろついて回る。少し捜して見つからなかったら、諦めて次の授業終わりにでも渡すつもりだった。別に急ぎではない。夏の終わりかけ、山の中だから都心のあの嫌な暑さではないとはいえ、十分に気温は高かった。まさか外にでも出ているのか? と予想したところに、そのまさか、窓の向こうで日差しに照らされているシャツ姿の背中が目に入った。普段あまり寄り付かない、校舎裏の花壇の前でしゃがみこんでいる。
2038仕方なく、返却された報告書を片手に校舎をうろついて回る。少し捜して見つからなかったら、諦めて次の授業終わりにでも渡すつもりだった。別に急ぎではない。夏の終わりかけ、山の中だから都心のあの嫌な暑さではないとはいえ、十分に気温は高かった。まさか外にでも出ているのか? と予想したところに、そのまさか、窓の向こうで日差しに照らされているシャツ姿の背中が目に入った。普段あまり寄り付かない、校舎裏の花壇の前でしゃがみこんでいる。
もぉ!!
MAIKING現在妄想進行中のお話です以前ポイピクにもあげた虹の市シリーズの一部の章になる感じです
今の所
注意!地雷多発地域
伊♀です
雑に子どもがいる設定です
このオリジナルキャラと伊♀のお話がメインで
雑は悪役です
あとイメージボード(挿絵)とツイした文章ネタの編集なので繋がってません
こんな場面出したいなという願望です
いろいろ配慮はあまり出来ておりませんので、あしからず。 22
あんちゅ
MAIKINGそしかい後、元の姿・宮野志保へと戻った灰原と、そんな彼女の隣りにいる降谷の話「君は、虹の素が何か知っているか?」
タイトルは某アイドルのカップリング曲からお借りしてます。デビュー時から見守ってきたアイドルのユニット曲が宮野志保にしか聞こえなかったもので…。
灰原哀には大切なものができたけれど、宮野志保は明美さんとの時間以外は空っぽの状態だろうなと。降志になる前の冒頭を少しだけ😌
虹の素知らされた時にはすべてが終わっていた。
「…そう。」
小さく呟いたその一言が私が唯一抱いた感想だった。
気づいてはいた。
あの強大な組織を相手に、最終局面を迎えんとしていること。
ずっと試作を続けてきた解毒剤の効果が3、4日は維持出来るようになったことに1人の少年が勘づいていること。
そして、それを私に黙って持ち出していたこと。
わかってはいた。
彼らは例えその最後であろうと、私には何もしらせないこと。
知らせないことで私を危険から遠ざけようとしていること。
そうすることで私を守ろうとしていること。
そして、
それが彼らのやり方であること。
組織との大規模な抗争が終わったことを告げたのは工藤だった。
いつものように博士の家に我が物顔でやってきた彼はなんてことの無いようにさらりと告げたのだった。
1529「…そう。」
小さく呟いたその一言が私が唯一抱いた感想だった。
気づいてはいた。
あの強大な組織を相手に、最終局面を迎えんとしていること。
ずっと試作を続けてきた解毒剤の効果が3、4日は維持出来るようになったことに1人の少年が勘づいていること。
そして、それを私に黙って持ち出していたこと。
わかってはいた。
彼らは例えその最後であろうと、私には何もしらせないこと。
知らせないことで私を危険から遠ざけようとしていること。
そうすることで私を守ろうとしていること。
そして、
それが彼らのやり方であること。
組織との大規模な抗争が終わったことを告げたのは工藤だった。
いつものように博士の家に我が物顔でやってきた彼はなんてことの無いようにさらりと告げたのだった。
かない
DONE【HUNIQLO-13 成人式の振袖】2021年1月10日
鮮やかに愛らしく、春を纏う振袖ーー
成人式を前にあいにくの雨続きだった沖縄。このロケも降水確率50%で小雨がパラつく中、いつしか空に虹が・・・!🌈
さすがに持ってる男の子! 天に愛されたヒーロー🦅ちゃ!!!
振袖は晴れの日にふさわしく、パールや花を散らして、思いっきりゴージャスに仕立てました。 4
heysha_onsha
DONEげんみも○の庭師 目目目目応援まんが2枚/同期煽りあい/ポケモンパロ5枚/ヒロくんクッキング/安室さんに怒られる虹巻/ひろくん交通整理/最近のクリファン差分とかつけた 18Karen_gotoku
DONE虹を見る真桐御見舞に行った時病院で虹の根本見たことある
(隙自語)
ざあざあと耳を劈くほどの大ぶりの雨を眺めながらはぁ、とため息を付く。隣には腕を組んで不満そうな真島が居た。
雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
1058雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
nagamiya_07
PROGRESSMM初心者卓立ち絵進捗。とりあえず異形ってこんな感じでいいのか?多分もう少し修正は入る。バカ程コストが高いがとても描いていて楽しい。どこに不死者の虹色を入れるか悩んでいる。 2