露天風呂
かりん
DONEファミマフィア軸での「露天風呂」太中オンプチ2の展示「意味わかンねぇ」
「中也、露天風呂好きだったよね?」
「この状況と体勢のことだクソ首領」
かけ流しの湯が石造りの風呂の縁から溢れては流れていく。熱めの温泉、見晴らしのいい景色、最高の筈が後ろにまとわりつく男のせいで全てが台無しだ。
広々とした風呂の端っこで何が楽しくて、男の足の間で後ろから抱きつかれていなければならないのだ。もっと!広々と!足を伸ばしてゆっくり浸かりたい!
「楽しいし、気持ちいいでしょう? 温泉」
「背後霊がついてなきゃな」
「疲れた私にもう少し優しくしても佳いんじゃないの?」
あんなに仕事頑張ったのにと態とらしい声が耳元に降ってくる。温泉は好きだが、所詮此れはお守りでしかないのだ。珍しく溜めに溜めた仕事を綺麗さっぱり片付けたと思ったら「露天風呂がある旅館に行きたい」と駄々が始まった。
2337「中也、露天風呂好きだったよね?」
「この状況と体勢のことだクソ首領」
かけ流しの湯が石造りの風呂の縁から溢れては流れていく。熱めの温泉、見晴らしのいい景色、最高の筈が後ろにまとわりつく男のせいで全てが台無しだ。
広々とした風呂の端っこで何が楽しくて、男の足の間で後ろから抱きつかれていなければならないのだ。もっと!広々と!足を伸ばしてゆっくり浸かりたい!
「楽しいし、気持ちいいでしょう? 温泉」
「背後霊がついてなきゃな」
「疲れた私にもう少し優しくしても佳いんじゃないの?」
あんなに仕事頑張ったのにと態とらしい声が耳元に降ってくる。温泉は好きだが、所詮此れはお守りでしかないのだ。珍しく溜めに溜めた仕事を綺麗さっぱり片付けたと思ったら「露天風呂がある旅館に行きたい」と駄々が始まった。
mofumofunoBSD
DONE太中オンプチ2 展示作品テーマ露天風呂です
よろしくお願いいたします
薄月夜「中也なに、その恰好」
先に入ってるぞ、そう声を掛けた中也を見て、太宰が言う。
「何って、これ、こういうモノなんだろ?ここにあったぞ」
「ああ、うん。そうだね。そうか」
「? なんだ?」
「何でもないよ。私もすぐに入るから。お先にどうぞ」
「何だよ。気持ち悪ぃな」
そう言いながらも、中也は顔を引っ込めた。
太宰はひとり、ほくそ笑む。
「へぇ……?」
「何で手前が此処にいる」
中也の眉間に皺が寄ったのは、ほんの数時間前の事だった。
久しぶりの休日だった。しかも連休。首領からもゆっくり休めと言われている。秋は深まり、冬の足音が聞こえている。すこし遠出するにはいい季節だ。目的地を決め、地下駐車場の愛車に向かうと、そこには如何にも待ち合わせしていたかのように、青鯖がいた。
5454先に入ってるぞ、そう声を掛けた中也を見て、太宰が言う。
「何って、これ、こういうモノなんだろ?ここにあったぞ」
「ああ、うん。そうだね。そうか」
「? なんだ?」
「何でもないよ。私もすぐに入るから。お先にどうぞ」
「何だよ。気持ち悪ぃな」
そう言いながらも、中也は顔を引っ込めた。
太宰はひとり、ほくそ笑む。
「へぇ……?」
「何で手前が此処にいる」
中也の眉間に皺が寄ったのは、ほんの数時間前の事だった。
久しぶりの休日だった。しかも連休。首領からもゆっくり休めと言われている。秋は深まり、冬の足音が聞こえている。すこし遠出するにはいい季節だ。目的地を決め、地下駐車場の愛車に向かうと、そこには如何にも待ち合わせしていたかのように、青鯖がいた。
わび助平
DOODLE【モブ薪】【描きかけらくがき】【R18.non-con】描きかけの温泉モブ薪漫画。山奥の露天風呂に行った薪さんがえらい目に合うのでなんでも大丈夫な人向け。でも描きかけでことが起こる前です。だいぶ前に描きかけていたのを見つけたので。cocoyuri_dc
DONEお友達のにゃお先生が、萩原×人妻のワンシーンを描いてくれました!!!!私がツイートした、露天風呂付き客室を予約する男・萩原研二から膨らませた「客室露天風呂で待つ萩原さん」も描いてくれて🥺💗
めちゃくちゃ嬉しくてテンション爆上がりしたので、お裾分けです🥳
2枚あるからタップしてね🤗 2
DN3K
DONE46歳の幸夫とレニと露天風呂少し前にツイッターにあげたやつです
とても健全
星の温度何も、ない。あの頃にも何もなかった。今も何もない。
自分で自分に言い聞かせるよう、意識に刻みつけるよう、頭にそんな言葉をめぐらせる。
緩慢な指先の動きでネクタイを緩め、するりと取り去る。ワイシャツのボタンをひとつひとつ外し、ベルトを抜いて、スラックスを脱いで。
けれど、脱衣所で服を全て取り去ってしまってもなお、頭の中ではぐるぐると同じ思考ばかりが巡っている。
露天風呂へと続く扉の向こうで、何やらこちらに呼びかけているらしい能天気な声に舌打ちがひとつ溢れた。ねえレニ〜早く来なよ!外、すっごいよ!!
こいつはどうせ何も考えていない。なんだか生娘にでもなったような自分にも無性に腹が立って、一度腰に巻いたタオルを取り去り、肩にかける。そうだ、この私に隠すことなど何もない。
4597自分で自分に言い聞かせるよう、意識に刻みつけるよう、頭にそんな言葉をめぐらせる。
緩慢な指先の動きでネクタイを緩め、するりと取り去る。ワイシャツのボタンをひとつひとつ外し、ベルトを抜いて、スラックスを脱いで。
けれど、脱衣所で服を全て取り去ってしまってもなお、頭の中ではぐるぐると同じ思考ばかりが巡っている。
露天風呂へと続く扉の向こうで、何やらこちらに呼びかけているらしい能天気な声に舌打ちがひとつ溢れた。ねえレニ〜早く来なよ!外、すっごいよ!!
こいつはどうせ何も考えていない。なんだか生娘にでもなったような自分にも無性に腹が立って、一度腰に巻いたタオルを取り去り、肩にかける。そうだ、この私に隠すことなど何もない。
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DONE「こんよくハプニング」すぐ後のこと。露天風呂から出た後、宿までの帰り道での話です。
投稿日 2022.06.13
ハプニングのその後 温泉から出て着替えも終わり、サラは外に出て看板を『使用中』から『空き』に変えた。
「これでいいわね」
「宿に戻ろう。夜遅くなってしまったし」
少し前まで賑やかだった温泉街の灯りが、今じゃ数えるほどになってしまった。
街を抜ける風は冷たかったが、さっきまで露天風呂に入っていた二人の体はぽかぽかと暖かかった。
「長湯しすぎたな…」
「そうね…おかげでなかなか冷えないわね。あーぁ、こんな時こそ昼に飲んだ牛乳が飲みたいなぁ…」
「そう言われると、俺も飲みたくなってきたな…でもこの時間じゃどこの店も閉まってるからなぁ」
「むぅ〜…残念! 今度はいちご牛乳を試したかったわ! トム、次の休みもここに来ようね!」
サラがそう強く主張すると、トーマスはそうだなと同意して頷いた。
1946「これでいいわね」
「宿に戻ろう。夜遅くなってしまったし」
少し前まで賑やかだった温泉街の灯りが、今じゃ数えるほどになってしまった。
街を抜ける風は冷たかったが、さっきまで露天風呂に入っていた二人の体はぽかぽかと暖かかった。
「長湯しすぎたな…」
「そうね…おかげでなかなか冷えないわね。あーぁ、こんな時こそ昼に飲んだ牛乳が飲みたいなぁ…」
「そう言われると、俺も飲みたくなってきたな…でもこの時間じゃどこの店も閉まってるからなぁ」
「むぅ〜…残念! 今度はいちご牛乳を試したかったわ! トム、次の休みもここに来ようね!」
サラがそう強く主張すると、トーマスはそうだなと同意して頷いた。
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DONE書きたかった本編です。たまたま見つけた小さな温泉に入ったら、実は混浴露天風呂だった!というラッキーskb的展開なお話です。
R18な雰囲気あるけど、何もないです。
※この話の時間帯に迷ってアンケートやりました、ポチッってくれた方、ありがとうございました!
投稿日 2022.06.13
こんよくハプニング 夕飯を食べ終えた二人は、再び温泉街へと繰り出す。
「うまい夕飯だったな。メイン料理の川魚の塩焼き、シンプルなのに味が良かった」
「美味しかったねぇー! 最後に出てきたシャーベット、さっぱりしていて良かったわ」
それぞれ料理の感想を言いながら、彼らはスタンプラリーの受付にやってきた。
スタンプが全部埋まった地図を見せて、貰った景品はというと……
「バスタオルと……フェィスタオル?」
「しかも観光地の地名入り? もう一度、温泉に入って欲しいってこと?」
まさかの温泉タオルセットを貰った二人は、戸惑うものの笑いだしてしまった。
「はは…商魂逞しいなぁ…」
「ふふ、そうね。でもいい温泉だったから、また入ってもいいかもね」
2821「うまい夕飯だったな。メイン料理の川魚の塩焼き、シンプルなのに味が良かった」
「美味しかったねぇー! 最後に出てきたシャーベット、さっぱりしていて良かったわ」
それぞれ料理の感想を言いながら、彼らはスタンプラリーの受付にやってきた。
スタンプが全部埋まった地図を見せて、貰った景品はというと……
「バスタオルと……フェィスタオル?」
「しかも観光地の地名入り? もう一度、温泉に入って欲しいってこと?」
まさかの温泉タオルセットを貰った二人は、戸惑うものの笑いだしてしまった。
「はは…商魂逞しいなぁ…」
「ふふ、そうね。でもいい温泉だったから、また入ってもいいかもね」