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    魔導

    JIRO52274304

    DOODLEポプの出生について先代大魔導士が姫さんに託す秘密の話

    ポプのあの膨大な魔法力や魔法使いとしてのセンスはどこからきたのか?って妄想で考えていたけど、獄🔥が今後深堀してきたら水の泡になってしまうと怖くなって私は夜中に泣きだしたんだ、そしたらフォロワーさんが吐き出してもいいんだよとと、言って頂きまして…妄想を亡霊にしないために出しちゃった!
    どこからきて、どこへ逝くのか”前から思っていたのですが”

    と、ポップの師匠たるマトリフの元へ見舞いと称して、その住処たる洞窟をパプニカの女王レオナが訪れたのはマトリフの寿命ももう尽きようかどうかという頃だった。
    常に付き従う三賢者も席を外し、そのパートナーたるドラゴンの騎士も側にはいなかった。完全なる非公式の場といえた。

    「もし、あなたが知っているのなら知りたいのです」
    「なにが?」
    「ポップ君の出生のことです」

    駆け引きもなくレオナは本題を投げかけた。

    「ポップ君は貴方の弟子ですが、あなたは違和感をもったことはないんでしょうか?」
    「違和感ねぇ…例えば?」
    「例えば貴方が何日もかけて編み出したはずのメドローア。あれを1日で、いいえ1回見ただけで構造を理解し相殺したこと。敵の禁呪法に近い大呪文を人でありながら習得していること、その他にも推挙に暇がない」
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    g1641018

    DONEクロノとシオンがTRPGシステム『マギカロギア』の魔法使いという設定のパロものです。クロノからシオンへの片想いです。





    補足

    書警:ブックウォッチ。魔法戦のエキスパートで攻撃性能がめちゃくちゃ高い。
    書工:アルチザン。魔導書のメンテナンスをしたり他の魔法使いのサポートが主な役割。
    猟鬼:サイクロプス。悪い魔法使い絶対殺す部署。
    瞳に込めるは何色「頼むよ、クロノ。君にしか頼めないんだ」

     いつもと同じような声で、なんでもないようにシオンはそう言った。



    (…………簡単に言ってくれるぜ)

     この綺麗な瞳をくり抜いて、義眼を嵌める。それを、自分に頼むのか。




     クロノは書工。大法典に所属する彼は魔法使いであり、シオンもそうだ。彼は書警、クロノよりも身分は上だ。

     大法典では「階梯」と「位階」が絶対だ。シオンの位階「書警」は1位、対してクロノの「書工」は3位。同じ階梯である以上、シオンの方が立場が上であり、その命令は絶対だ。

     本当は拒否権なんてない。しかし、シオンはあくまで頼みという形でクロノに話を持ち掛けてきた。

     
    (…………すげえ、嫌だけど)

     シオンの願いを無碍にもしたくない。迷いながらも、クロノは了承の返事を返した。少しだけ時間をくれとも。
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