魔物
marushi SK
PAST人様に見せるようになった、記念すべき第一号「みんなでいこう」略してみないこ。
城の姫に依頼?され、幼なじみ4人で冒険と戦いの旅へ。途中で二人仲間が加わり、国を脅かす魔物を倒す物語。(だと思う)
昔は意識してなかったが、ノートが左始まりなのでセリフは横書き進みも横…蛇のようなコマの読み方から「へび読み」と命名。 5
towtez
DOODLE『食べ過ぎ注意』ふたりとも、眷属や生け贄を喰らいまくって力が強まりすぎると魔物態になる、みたいに思ってます。シウグナスなんかは周期的に魔物になったり子供になったりしてそう。
このふたりはデフォの大人の姿、力が弱まった少年の姿(アレクは解釈様々だけども)、強まりすぎた魔物の姿があるあたりもなんか微妙に相似性があっておもしろい…終帝は元は一応人間なのに業が深い。 3
偽一郎
DOODLEDQ3やってますか~~!!!!!当方はごくえん勇者パでやっています。またこの4人での旅が始まったような気持ちだけでも…味わいたくて……魔物使いの「毛づくろい」はちょっとセンシティブだな…と良くない事を思っています 3
mendakoh
DONE冒険者と乾杯の夜明け【@kanpai_yoake】の『悪霊祓いの夜』の絵!末尾ID:4→頭に角を付ける
スフェーンは頭に角+魔物を模した仮装→ドラゴンとか角のある魔物の仮装のようです。仮装もお祭りもノリノリで楽しんでいると思います。(食べる方面で)
ヴェロニカ姐さんは仮装はしなさそうだけど、酒場とかで祭りの雰囲気は楽しんでいそうです
なりひさ
DOODLEガンマト。魔物食、人間食きょう何食べた?「スライムのスープは好きじゃねえって言っただろ」
マトリフは湯気を上げる皿を見つめて不満を言った。この独特な匂いは間違いなくスライムスープで、色からすると材料はスライムベスだろう。どろどろしたスープは夕焼けのような色をしていた。
「栄養があるのだから好き嫌いせずに食べないと」
そう言うガンガディアは白いエプロンをつけておたまを持っている。ガンガディアはマトリフのために毎日せっせと食事を作っていた。使われる材料は魔物で、手に入りやすいスライムはスープになってよく食卓に並んでいた。
マトリフは口を曲げてスプーンを持つ。スライムスープは匂いが独特なだけで味は悪くはない。だが匂いは重要だ。そこで美味しさが左右されるといっても過言ではない。
1788マトリフは湯気を上げる皿を見つめて不満を言った。この独特な匂いは間違いなくスライムスープで、色からすると材料はスライムベスだろう。どろどろしたスープは夕焼けのような色をしていた。
「栄養があるのだから好き嫌いせずに食べないと」
そう言うガンガディアは白いエプロンをつけておたまを持っている。ガンガディアはマトリフのために毎日せっせと食事を作っていた。使われる材料は魔物で、手に入りやすいスライムはスープになってよく食卓に並んでいた。
マトリフは口を曲げてスプーンを持つ。スライムスープは匂いが独特なだけで味は悪くはない。だが匂いは重要だ。そこで美味しさが左右されるといっても過言ではない。
Do not Repost・東龍
MENU8〜9月間に描いた絵漫画落書き。pass【ナキュがオージュにかけられて死にそうになったものを英語で+元雪山の魔物が出る時間感覚の数字】
パス無しで見れる&ノベライズ版先行公開→https://fantia.jp/posts/3012714 14
musoutenshi
PROGRESSドキ!魔物(ゲテモノ)クッキング&試食会SSゲテモノSS―第一章―
「もう……また無茶したんだね……。」
恨めしそうな声に、トゥ・ハイネはゆっくりと目を開ける。映ったのは彼にとっては見知った先輩、ラム・オブザバトリの姿であった。しかしその表情は彼の見知ったものではなく、怒りで目の形は三角になっていた。そうなるのも当然だろう。“もしもの時”ということで付与していたはずの、“危ないときは拠点に戻る”魔法が発動されたのはこの探索中で今回が初めてではない。二度目だ。
「無茶はしないでねって、あれだけ言ったのに!」
「まあ良いだろう、こうして助かったんだ。ラムの魔法のおかげでな。」
当のトゥ本人は何も気にも留めない様子で、ラムから差し出される水を飲んでいる。怒りを見せながらもこうして世話を焼いてしまうのは、恐らくラムの姉属性に由来するものだろう。
3831「もう……また無茶したんだね……。」
恨めしそうな声に、トゥ・ハイネはゆっくりと目を開ける。映ったのは彼にとっては見知った先輩、ラム・オブザバトリの姿であった。しかしその表情は彼の見知ったものではなく、怒りで目の形は三角になっていた。そうなるのも当然だろう。“もしもの時”ということで付与していたはずの、“危ないときは拠点に戻る”魔法が発動されたのはこの探索中で今回が初めてではない。二度目だ。
「無茶はしないでねって、あれだけ言ったのに!」
「まあ良いだろう、こうして助かったんだ。ラムの魔法のおかげでな。」
当のトゥ本人は何も気にも留めない様子で、ラムから差し出される水を飲んでいる。怒りを見せながらもこうして世話を焼いてしまうのは、恐らくラムの姉属性に由来するものだろう。
Do not Repost・東龍
DOODLE既出未出なギン君らとかの落書きわちゃわちゃ2。※たまにここから普通に表立って投稿したりする
※前回まとめ➡https://poipiku.com/28747/9588545.html
pass【魔物に襲われている人から謝礼金をもらいたかったけど、実際にギンがもらった食い物+大臣のあだ名】をローマ字。
➡https://tapnovel.com/stories/24978 41
Do not Repost・東龍
DOODLE被害中の私の心の支えだったギンヒラ。『額当て』は無料。※これは【一次創作の捏造二次創作】で実際の2人はこんな関係ではありません
➡https://fantia.jp/posts/2879480
pass解いてご覧になりたい方は【①ヒーラーがギンから教わった魔法+②ヴァガが料理するために持ってきた生き物+③元雪山から魔物が出てくる間隔●分】ローマ字と数字で計11文字 10
monya_muhuhu
DONEよろ勇2展示漫画です!ダンジョンmeshiに出てくるシェイプシフターという魔物(仲間の記憶をもとに擬態するが隠れている本体をやっつけると勝てる)戦が可愛かったので!間に合って良かった!たのしかった〜! 8グラメヌ
DONE⚠️アジアイ♀・描写が際どいため閲覧注意自作二次小説「天の卵の序層にて」の挿絵です
・太ももに魔物の毒を受けたアイン、それを吸い出すアジール、という性癖しかないシチュエーションのためそれも含めて閲覧注意⚠️です
DOODLE202407010
とある世界のとある牧場のとあるところで
「ま 待ってください・・・・」魔物たちの牧場に遊びに来た早々 じゃれあう「遊び」のはじまりである 未来悟飯は逃げるに転じるも 囲まれて大型の魔物たちに苦笑いをする 「待って」の言葉は通じているはずなのに魔物たちはにじりよる・・・「モンじいさん」声をあげるが早いか ある意味羨ましいもふもふタイムがはじまった 猫系の柔らかい毛覆い被さる・・
とある世界のとある牧場のとあるところで
「ま 待ってください・・・・」魔物たちの牧場に遊びに来た早々 じゃれあう「遊び」のはじまりである 未来悟飯は逃げるに転じるも 囲まれて大型の魔物たちに苦笑いをする 「待って」の言葉は通じているはずなのに魔物たちはにじりよる・・・「モンじいさん」声をあげるが早いか ある意味羨ましいもふもふタイムがはじまった 猫系の柔らかい毛覆い被さる・・
Do not Repost・東龍
DONE【7/9追加】とりあえず、馬鹿がどうにかなるまでは新規絵はまとめて、パスつけときます。pass【渡航したエルム・ナキュが魔物に襲われていたおっさんを助けたらご馳走してもらって、んで和気あいあいしたモノをローマ字で】 38
Chobi115chu
PASTお気に入りのザンターのおっちゃん、ハーゲンを欠かせんよなと2体同時の製作でした。モフモフ部分はそれぞれ少し質感を変えて、樽ジョッキには黄色のレジンを注ぎました。
ハーゲンは資料ごとデザインが全然ちがくて悩みました。最終的に全部とりいれ、正面からはイヌらしいひょうきんな感じだけど、横からみると魔物らしさがあるつくりにしました。 3
noa1044974
DONEヌヴィフリ魔物の毒で一時的に目が見えなくなったフリーナちゃんをヌヴィレットさんが介抱して依存させていくお話です。
この腕の中に閉じ込めたい彼女のことを愛おしいと思い始めたのはいつだっただろう?
私の中にこのような感情が芽生えるなど思いもしなかった。
ただフリーナが愛おしく、私の腕の中に閉じ込めてしまいたい。そう思った。
そんな思いを抱えていたある日、フリーナの目が一時的に見えなくなった。
「魔物の毒に当てられたのね。数日すれば見えるようになると思うわ」
「そうか。フリーナ殿。少しの間、パレ・メルモニアで過ごして欲しい。今の君はあまりにも無防備な状態。何かあれば大変だ」
目に包帯を巻かれたフリーナは小さく頷く。
「今回ばかりはキミのお世話になるよヌヴィレット。迷惑をかけるね」
迷惑などでは無いと言いたいが今はその言葉を飲み込み彼女の頬を撫でる。
「シグウィンありがとう。後は私が全て行うので心配はしないで欲しい」
2166私の中にこのような感情が芽生えるなど思いもしなかった。
ただフリーナが愛おしく、私の腕の中に閉じ込めてしまいたい。そう思った。
そんな思いを抱えていたある日、フリーナの目が一時的に見えなくなった。
「魔物の毒に当てられたのね。数日すれば見えるようになると思うわ」
「そうか。フリーナ殿。少しの間、パレ・メルモニアで過ごして欲しい。今の君はあまりにも無防備な状態。何かあれば大変だ」
目に包帯を巻かれたフリーナは小さく頷く。
「今回ばかりはキミのお世話になるよヌヴィレット。迷惑をかけるね」
迷惑などでは無いと言いたいが今はその言葉を飲み込み彼女の頬を撫でる。
「シグウィンありがとう。後は私が全て行うので心配はしないで欲しい」
🥗/swr
DONEBloodborne 人形&狩人(※月の魔物×狩人前提)月の魔物撃破後に上位者になった狩人が、次の周回に行く直前の話です
※前半の話と切り分けて別々の話として投稿し直しました
※親愛・絆よりの描写のみとなります(恋愛要素はありません)(2024/06/16)
棄却 ふと目が覚めると、目の前は優しい花畑のままだった。
しかし、視界が一段低い。周りに咲き乱れている花々も、やけに背が高く見える。俺は自分に何が起こったのかわからず、ただ手――だと思うもの、を伸ばして花畑の外を目指した。
体が重い。というより変に動きが悪くて、立っての移動ができなかった。
俺は確か、月から舞い降りた『あれ』を倒した。それをしたかったわけではなかったが、そうせざるを得なかった。そして『あれ』を打ち破ったあと、俺の身体は急速に胎動を始め、俺の意識は暗くなり――――それ以降の記憶がない。
先程己の身体から聞こえていたおぞましい音は、俺の全身の骨が折れたことでも表していたのだろうか。いや、それにしては痛みがない。では、何故立てないのか。
3502しかし、視界が一段低い。周りに咲き乱れている花々も、やけに背が高く見える。俺は自分に何が起こったのかわからず、ただ手――だと思うもの、を伸ばして花畑の外を目指した。
体が重い。というより変に動きが悪くて、立っての移動ができなかった。
俺は確か、月から舞い降りた『あれ』を倒した。それをしたかったわけではなかったが、そうせざるを得なかった。そして『あれ』を打ち破ったあと、俺の身体は急速に胎動を始め、俺の意識は暗くなり――――それ以降の記憶がない。
先程己の身体から聞こえていたおぞましい音は、俺の全身の骨が折れたことでも表していたのだろうか。いや、それにしては痛みがない。では、何故立てないのか。
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DONECoC「愛猫の上手な鳴かせ方」KPC:栂敷 天秋/せう
PC:獅戸 快成/よふ
ロトあだ継続 初手 ドエロシ行ってまいりました🐾
この2人 本当に良い どうしよう
かいあき最高としか言えない魔物になってしまった
心に残るサイコーRPもできて泣きそうになりました(?)最高でした
次は温泉でイチャコラしてきます♨ よふちゃんほんとありがとう~~~!!🤜🏻🧡
にじたお
DOODLE魔物を継ぎ接ぎして自分をネクロマンスしたリオンと、遺跡3周目の双子たちのあれそれ。結局ラグドゥ遺跡ってなんなんだろうね…?
遺跡と魔物とネクロマンサーここはラグドゥ遺跡と呼ばれる遺跡群の最深部。魔王を封じた後も魔物が残る危険地帯として、討伐調査以外での立ち入りを禁じられている場所だ。
ここへ来るのは初めてではない。何度か訪れては魔物を掃討し、徐々へ深部へと開拓しており、最深部へ足を踏み入れるのもこれで三度目である。
「今回も掃討できましたね。みなさんお怪我はありませんか?」
エイリークが皆の安否を確認する。魔物の数こそ多かったものの、皆ほとんど手傷を負う事なく討伐できたようだ。あっても、杖の一振りですぐに消えるような擦り傷程度、完勝と言えるだろう。
「おおよその調査はできましたが、まだ魔物は出るでしょうね。長居は無用です、引き上げましょう」
ゼトの一声で皆準備を整える。この遺跡には時折武器や何かしらの道具が残されてはいるが、逆に言えばそれ以外に特に見て面白いものなどはなく、ほぼ廃墟と言って差し支えないのだ。
2864ここへ来るのは初めてではない。何度か訪れては魔物を掃討し、徐々へ深部へと開拓しており、最深部へ足を踏み入れるのもこれで三度目である。
「今回も掃討できましたね。みなさんお怪我はありませんか?」
エイリークが皆の安否を確認する。魔物の数こそ多かったものの、皆ほとんど手傷を負う事なく討伐できたようだ。あっても、杖の一振りですぐに消えるような擦り傷程度、完勝と言えるだろう。
「おおよその調査はできましたが、まだ魔物は出るでしょうね。長居は無用です、引き上げましょう」
ゼトの一声で皆準備を整える。この遺跡には時折武器や何かしらの道具が残されてはいるが、逆に言えばそれ以外に特に見て面白いものなどはなく、ほぼ廃墟と言って差し支えないのだ。
🥗/swr
DONE※ネタバレBloodborne 月の魔物×狩人
「幼年期のはじまり」エンドのイベントムービーを見て書いたものです(2024/05/30)
救いだったかもしれないあなたへ 『それ』を見た時、俺はほとんど無意識に手を伸ばしていた。
血のように赤い月から舞い降りてきたそれはひどく神々しく、俺はそれを「うつくしい」と思った。正気の人間なら、あの異形の存在の顕現に恐怖を抱く……ところであるのかもしれない。だが俺はそれを視界に捉えても、そんな感情は露ほども湧かなかった。
俺は手を伸ばしたまま、『それ』へと歩み寄っていった。というより、惹き寄せられたという方が正しいかもしれない。思考は真っ白で、歩みを止めろとか、危険だとか、きっと死ぬぞとか、そんな本来あるべき本能的な警報が頭の中で鳴り響くことはなかった。
静かに咲き乱れる白い花畑に、『それ』はゆっくりと降り立った。静謐で、神聖で、ある種の厳かさすら感じられるその姿に、俺は声もなくため息を漏らした。
2092血のように赤い月から舞い降りてきたそれはひどく神々しく、俺はそれを「うつくしい」と思った。正気の人間なら、あの異形の存在の顕現に恐怖を抱く……ところであるのかもしれない。だが俺はそれを視界に捉えても、そんな感情は露ほども湧かなかった。
俺は手を伸ばしたまま、『それ』へと歩み寄っていった。というより、惹き寄せられたという方が正しいかもしれない。思考は真っ白で、歩みを止めろとか、危険だとか、きっと死ぬぞとか、そんな本来あるべき本能的な警報が頭の中で鳴り響くことはなかった。
静かに咲き乱れる白い花畑に、『それ』はゆっくりと降り立った。静謐で、神聖で、ある種の厳かさすら感じられるその姿に、俺は声もなくため息を漏らした。
リンリン
DOODLE魔物かなんかとの戦闘中にオルドアちゃんがうっかり転んでしまいオルドアちゃんの魅了効果付きの攻撃が間違えて陛下に当たっちゃったっていう設定(長)アビ名は魅惑競食の計です
ゲーム的に見ると一回叩けば元に戻るんだけどみんなそんな正常な判断はできてません3ターン経てば戻ります良かったね!(良くない)
坊ちゃんはびっくりしすぎて画面外で硬直してる 2
nrzu8528
DOODLEクチナワキャラクエ3ネタバレ注意ナワさん……実装前に魔物ぐちゃぐちゃにしてそ~とかこいてて本当に大変に申し訳ございませんでした…全然そんな人じゃないわ…むしろ真逆だよ…この人ほど命に対して優しい人早々おらん。キャラクエだけでなく竜外伝Ⅲも含めてすごく素敵で大好きな人になった。
まどこ
DONE【NSFW / 触手】フォロワーからの天啓「アイザックが新衣装に着替えたのは旧衣装が被服だけ溶かす魔物にダメにされたから説」採用させていただくの図2枚目は少しエッチな触手透け差分、3枚目は経緯と下品 3
お前の背後
CAN’T MAKE注意:第五入格の二次創作なので本編とは一切関係ないものです。※CP描写無しだけど「憂鬱の青🤕」と「炎の赤🤕」が兄弟設定。後半にチラっとだけしか出ないけど「厳粛な白⚰」が「魔物管理人🧲」と同じ職場設定とかいうもう闇鍋のごった煮の様なもの。「赤服の人物🤕」もちょっと出てくる。本当に好き勝手やってる空想の産物。
むかしむかし、
ある山近くの小屋にはとても仲の良い二人の兄弟が住んでいた。
その兄は山の木々を颯爽と駆け回るのは得意だったが雑踏という林を抜けるのは苦手だった。
一方、弟は人々の会話を乗り渡るのは得意だったが木から木へと飛び移るのは苦手だった。
だから
お腹が空けば兄は山へと食料を狩りに。
物が必要となれば弟は街へと毛皮を売りに。
両親を早くに亡くした二人の暮らしは決して裕福とはいえなかったが、苦手なことを分け合い、得意な事を与え合って生きていたので何一つ不自由はなかったという。
そんなある日、弟が流行り病に罹ってしまった。
苦しむ弟の姿を見て酷く胸を痛めた兄はありったけの金貨を抱えて街へと飛び出し、手当り次第に病院や診療所を巡った。
2417ある山近くの小屋にはとても仲の良い二人の兄弟が住んでいた。
その兄は山の木々を颯爽と駆け回るのは得意だったが雑踏という林を抜けるのは苦手だった。
一方、弟は人々の会話を乗り渡るのは得意だったが木から木へと飛び移るのは苦手だった。
だから
お腹が空けば兄は山へと食料を狩りに。
物が必要となれば弟は街へと毛皮を売りに。
両親を早くに亡くした二人の暮らしは決して裕福とはいえなかったが、苦手なことを分け合い、得意な事を与え合って生きていたので何一つ不自由はなかったという。
そんなある日、弟が流行り病に罹ってしまった。
苦しむ弟の姿を見て酷く胸を痛めた兄はありったけの金貨を抱えて街へと飛び出し、手当り次第に病院や診療所を巡った。