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    yuki_no_torauma

    DONEバンモモWebオンリー「百の恋と万の愛情を2」で企画されたウェディングプチアンソロジーへの寄稿作品です。

    万理さんと付き合ってる百ちゃんが、万理さんからどれだけ愛されて必要とされているのかを万理さんに理解せられるお話。

    年齢制限の問題で、肝心の理解せ部分の描写はぬるめです。

    お題はプロポーズを使用しています
    わからないなら教えてあげる 今日は仕事終わりに恋人であるバンさんの家に来ていて、バンさん特製の手料理を食べてお風呂に入って……そのあと程よくお酒を飲みながら、二人で映画を観ようということになった。
    「僕は欲張りだから、キミの全てが欲しくなってしまったんだ。お願い、僕と結婚してくれないか──」
     映画を観るために部屋の明かりを極限まで絞って暗くしたワンルーム。
     爛々と照らされたテレビの中では、『結婚適応期にいる不器用な男女が運命的な出会いを経てからお付き合いし、時にはすれ違いながら、最後は結婚というゴールで結ばれる』という恋愛物にしてはありきたりなお話だけど、主人公たちの心情描写がリアルで、結ばれるまでの道のりが感動的なため、万人の心を掴み去年大ヒットした恋愛映画が映し出されていた。
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    _iikkrnggett

    DONEペーパーウェル12参加作品のテキスト版です
    (くれぐれも注意事項)
    二次ではなく一次創作です
    全年齢ですが本人はのちのちBLを想定して書いています
    苦手な方はご遠慮ください
    ちなみに
    前作(https://poipiku.com/3510961/9379724.html)と
    いつぞやのモブ目線のやつとほぼ同じ世界線ですが
    単体で読めます
    おっモブは出ません
    何でも許せる方のみどうぞ
    そこを上がってみれば 一月上旬のとある平日のこと、駅前コンビニ夜勤バイトの小野寺朔哉(20)は、まだ冬休みが終わりきっていないこともあり、店長の許しを得て普段より少し早めに切り上げ、朝の澄んだ空気を原付で走り出した。いつもと違い、そのまま帰宅して、母に洗濯を頼み食事と入浴のち自室でバタンキュー、という訳にはいかず、家とはやや違う方向へ進んでいる。トラックやら各種施設の送迎車が行き交うが、渋滞は無く至って快適だ。逆にこのままだとだいぶ早めに待ち合わせ場所へ着いてしまいそうだと思ったが、あまり時間を潰せるところも無いので、仕方なく集合場所としたコンビニまで先に到着してだらだらしておくことにした。ひとまず温かいペットボトルと、その場しのぎ程度の小さな菓子パンを買って、外に出て腹に納める。そうして何となく体温が上がってきたのを感じながら、今来た道の方を向き、この後のことを思い巡らせるというテイでぼんやりしていた。
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