NL
dentyuyade
DONE息抜きの短編。百合のつもりで書いたNL風味の何か。こういう関係が好きです。観覧車「観覧車、乗りませんか」
「……なんで?」
一つ下の後輩はさも当然のようにそんなことを提案した。園芸部として水やりに勤しんでいる最中のことだ。さっぱりとした小綺麗な顔を以てして、一瞬尤もらしく聞こえるのだから恐ろしいと思う。そこそこの付き合いがある自分ですらそうなのだから、他の人間ならもっとあっさり流されてしまうのかもしれない。問い返されたことが不服なのか、若干眉をひそめる仕草をしている。理由が必要なの、と尋ねられても、そうだろうとしか言えない。
「っていうか、俺なのもおかしいやん。友達誘えや」
「嫌なんですか」
「いや別にそうでもないけど」
「じゃあいいでしょう」
やれやれと言わんばかりにため息をつかれる。それはこちらがすべき態度であってお前がするものではない、と言ってやりたかった。燦燦と日光が照っているのを黒々とした制服が吸収していくのを感じる。ついでに沈黙も集めているらしかった。静まり返った校庭に、鳥のさえずりと、人工的に降り注ぐ雨の音が響き渡る。のどかだ、と他人事みたく思った。少女は話が終わったと言わんばかりに、すでにこちらに興味をなくしてしゃがみこんでは花弁に触れている。春が来て咲いた菜の花は、触れられてくすぐったそうにその身をよじっていた。自分のものよりもずっと小づくりな掌が、黄色の中で白く映えている。
5150「……なんで?」
一つ下の後輩はさも当然のようにそんなことを提案した。園芸部として水やりに勤しんでいる最中のことだ。さっぱりとした小綺麗な顔を以てして、一瞬尤もらしく聞こえるのだから恐ろしいと思う。そこそこの付き合いがある自分ですらそうなのだから、他の人間ならもっとあっさり流されてしまうのかもしれない。問い返されたことが不服なのか、若干眉をひそめる仕草をしている。理由が必要なの、と尋ねられても、そうだろうとしか言えない。
「っていうか、俺なのもおかしいやん。友達誘えや」
「嫌なんですか」
「いや別にそうでもないけど」
「じゃあいいでしょう」
やれやれと言わんばかりにため息をつかれる。それはこちらがすべき態度であってお前がするものではない、と言ってやりたかった。燦燦と日光が照っているのを黒々とした制服が吸収していくのを感じる。ついでに沈黙も集めているらしかった。静まり返った校庭に、鳥のさえずりと、人工的に降り注ぐ雨の音が響き渡る。のどかだ、と他人事みたく思った。少女は話が終わったと言わんばかりに、すでにこちらに興味をなくしてしゃがみこんでは花弁に触れている。春が来て咲いた菜の花は、触れられてくすぐったそうにその身をよじっていた。自分のものよりもずっと小づくりな掌が、黄色の中で白く映えている。
iori_ashihara7
DONE緋衣草さん(@kon_higoromosou):ライラックの標本一色さん(@sendai_someno):君とキッチンの隅でキスを
にてかさん(@nl_niteka):悪魔になりたかった 3
minamikantwst07
DONE(男装女監督生)#twst_NL #twstプラス
クル監♀/⚗️🌸
🌸の居残り補習に従事する⚗️先生の1ページ漫画+α。
去年の秋頃に1度お蔵入りしたのを少々手直しして上げてみました!
()唐突にに躾されたくなるんすよね…😌
先生との難しい立ち位置の恋って美味しいなって( ˆpˆ ) 3
FF1461450475
DONEソナーズにお試し投稿していたエス光の小話「あの頃の話」をこっちにも掲載したよ。あの頃の話 花のような甘い香りに、お酒みたいにくらくらする香り。様々な香りがする艶めかしいボディラインをした美人なお姉さん三名に、私は囲まれていた。
「ふぅん」
「こういうのが今の趣味なわけ?」
「平和になったってことかしら」
背の高いエレゼンの三人。見上げるとおっぱいが屋根のようでちょっと楽しい。
「えっと、何のことだ?」
「……あいつよ、あいつ」
「今のあなたの情夫のこと」
「い、いろ??」
何のことか分からなくて首を傾げると、良く知った名前を告げられる。
「エスティニアンよ、エスティニアン」
「娼婦になりたての子に同情したとか?」
「ありえる〜。平和ボケしてそう」
綺麗なお姉さんたちが次から次へと話をする。
私が首を横に振ろうが縦に振ろうがもう関係なさそうだ。
1526「ふぅん」
「こういうのが今の趣味なわけ?」
「平和になったってことかしら」
背の高いエレゼンの三人。見上げるとおっぱいが屋根のようでちょっと楽しい。
「えっと、何のことだ?」
「……あいつよ、あいつ」
「今のあなたの情夫のこと」
「い、いろ??」
何のことか分からなくて首を傾げると、良く知った名前を告げられる。
「エスティニアンよ、エスティニアン」
「娼婦になりたての子に同情したとか?」
「ありえる〜。平和ボケしてそう」
綺麗なお姉さんたちが次から次へと話をする。
私が首を横に振ろうが縦に振ろうがもう関係なさそうだ。
まきのさやか
MEMO悠一と桜の指輪のデザインはこんな感じのイメージです。悠桜がくっつくのは高2の終わりの時期、指輪を買うのは高3のクリスマスなので悠桜本編には指輪のゆの字も出てきません完全に作っている人間の自己満です(真顔)minamikantwst07
PROGRESS #twst_NL#twstプラス
アズ監/🐙🌸
監♀の顔があります
【同じ布団で共に夢を】
何がとは言わないですが、🐙は、終わった後はちゃんと身体清めてシーツも変えて寝間着も着てから寝そうだなって😌いうお絵描き😌
一緒に初夢を見てる図として元旦に描いてましたが大遅刻です😅
minamikantwst07
PROGRESS一緒のお布団てねんねしてるアズ監♀(※健全)を描いてるんですが、どっちの構図が良きかちょっと聞きたいのです。
🐙🌸が健全に、お布団でねんねしてる下書きです。
#twst_NL 2
メモ帳
DONEボのハロウィンネタ。嬬武器烈風刀(つまぶきれふと)君と学園初等部の皆様方他同級生数名。ほんのりNL風味。キャラが気になったら公式キャラ紹介ページ(https://p.eagate.573.jp/game/sdvx/ii/p/chara/index.html)見てください。ついでにゲーセン行ってゲームやってください。頼む。頼む。
お菓子だ!いたずらだ!ハロウィンだ! カサ、と手にした紙袋が音をたてる。中に詰まった小さな袋、その中に詰まった菓子を見やり、烈風刀はふ、と息を吐いた。
今日は十月三十一日、ハロウィンである。毎年子どもたちがお菓子といたずらを求めてやってくる日だ。
もちろん、いたずらをされてはたまらない。子どもとはいえ、否、子どもだからこそ皆容赦のないいたずらを仕掛けてくるのだ。一人相手ならまだいい。しかし、何人もが相手となると正面から受け止めるのはかなり厳しいものである。連続でやってくることを考えると尚更だ。 それに、菓子をもらえず悲しい顔をする子どもたちの姿はできれば見たくはない。子どもたちはいつだって元気で笑顔であってほしいのだ。
だからこそ、少年は毎年この日に菓子を用意していた。生徒の自由を尊重し、イベント事に全力を注ぐこの学園は、校則が他に比べて緩い。菓子の持ち込みは許されていた。今日のような日は尚更である。
16397今日は十月三十一日、ハロウィンである。毎年子どもたちがお菓子といたずらを求めてやってくる日だ。
もちろん、いたずらをされてはたまらない。子どもとはいえ、否、子どもだからこそ皆容赦のないいたずらを仕掛けてくるのだ。一人相手ならまだいい。しかし、何人もが相手となると正面から受け止めるのはかなり厳しいものである。連続でやってくることを考えると尚更だ。 それに、菓子をもらえず悲しい顔をする子どもたちの姿はできれば見たくはない。子どもたちはいつだって元気で笑顔であってほしいのだ。
だからこそ、少年は毎年この日に菓子を用意していた。生徒の自由を尊重し、イベント事に全力を注ぐこの学園は、校則が他に比べて緩い。菓子の持ち込みは許されていた。今日のような日は尚更である。
麻田麻尋
PROGRESS作業進捗兼尻叩き。ハロウィンは、卋廻とクローステールもかきたい。
ところでホモの読みすぎでNL萌えなくなるバグが発生したんですが、おっぱい描いたらバグが治りました。
やはり乳!乳は全てを解決する!
minamikantwst07
TRAINING自主練かつ作業進捗かも(?)リハビリでアナログ🐙くん
(昨夜に描いてたのよりちょっとましに)
#twstプラス
1、2枚目に監は居ないけど、アズ監を意識(🐙🌸)
元の世界に帰ろうとする監に向けて手を伸ばすイメージ。
プラス1枚おまけ、初めてのちゅー()のアズ監の数分ラフ(#twst_NL) 3
いざよい月兎@skeb募集
DONE【天宿し】葉っぱついてるよ?キャラ:ファリン、シャオウ
ファリン「あ、シャオくん頭に葉っぱついてるよ?取ってあげるね」
シャオウ「じ…自分で取るから大丈夫だ…///」
ファリン (??)
(二枚目はセリフ入り) 2
nanndemo_monyo
DONEディミアネ(NL)/五年後大樹の節、グロンダーズ直前くらい。/結構人の心がある殿下。ディミアネ未満と言う感じ/タイトルは作業中聴いていた曲自虐家のアリー 夜もすっかり更けると、ようやっと、いくらか活気のあった大聖堂に静けさが訪れていた。夜が一番、何者にも遮られることなく、己の為すべきことに思い耽ることができた。本来ならばそうして憎しみを、遂げるべきことに常、意を向けていなければいけないのに。このところは、死者の声よりも生者の声の方が時たま大きく、煩わしいほどだった。それでも、どうしようもなかった。自らの力で動けるとはいえ、生者がまるで無価値だと思っているわけでも無い。そうでなければ、とっくに自分なんぞに着いてくる彼らなど殺してしまえただろう。等しく命は有価値で、その中でもとりわけ、生暖かい記憶の中にいる彼らを、意図して害することは難しかった。手折るならほんの一瞬で、きっと抵抗することはない連中ばかりだとわかっていたので、尚更。
1937ハラミ
SPUR MEかなり暗い話「同じ朝はもうこない②」シリアスは画力が命。部屋に洗面台とかなかったからきっと洗面所も共同だろう。
背景作画が1から5くらいまでレベルアップした気がするけどレベル100まではまだまだだな。前はパース定規の言いなりになっていたが、ほしい背景の雰囲気で描けるようになってきた気がする。サイズとか全然考慮できていない気がするがどんまいどんまい!!トウマンはNLを応援したい…。どらけんとえま
mikaso
DONE #創作お題ちゃれんじのお題「#宇宙から来たあなた」で挿絵1枚+SS3枚を書きました。自分のオリキャラが出ばっているので、あまりテーマ関係ない感じになってしまったかもしれません…🙏今回は珍しくNL、ノマカプのお話です。 4しいだ 倉庫
INFO昔のミンサガジャミル編ギャグのDL書籍化再販「SuGuSaGaMS 01-JAMIL」
ジャミル編冒頭のギャグです。
ゲーム通り女装していたり、ジャミルが総モテだったりしています。
NL要素も腐要素も両方あります。
※頒布終了しましたがほしかった!という方は個別対応するのでお声かけてください 2
nanndemo_monyo
DONEディミアネ(NL)。昨晩から気が狂ったように書き続けている。多分蒼月√五年後クリア前くらいの時空。素数を数える描写を入れ損ねた。アネットに抱きつかれて素数を数える殿下(タイトルメモまま)「きゃあああっ!」
「どうした!敵襲か!」
蹴破る勢いで扉を開くと、どっと何かが飛び込んでくる。アネットだ。理解するより早く構えていた手槍を室外へと放る。敵影はない。侵入された形跡も不審な点もなく、ただ慌てる彼女だけが異常事態を知らせている。
「ど、どうしたんだ」
声が上滑りしそうだった。腹の上の方に柔らかい感触があたっていることから気を逸らした。心音が無闇にうるさい。彼女が落ち着くまでは、と平静を保とうとするが、アネット自身はそれどころではない。
「く、蜘蛛、蜘蛛が……!」
「……蜘蛛?」
「さっき鏡見てたら、背中に、背中にくっついてて……!」
頭越しに覗き込むと、確かに白い布地に虫が張り付くようにしていた。比較的小さな、確か毒のない種類だったと思う。大事ではなかったことに安堵しつつ、手を伸ばす。指を伸ばせば自然とそちらへ移動してきたので、窓の外へと逃してやった。その様を見届けて、ようやくアネットは俺から離れた。
1010「どうした!敵襲か!」
蹴破る勢いで扉を開くと、どっと何かが飛び込んでくる。アネットだ。理解するより早く構えていた手槍を室外へと放る。敵影はない。侵入された形跡も不審な点もなく、ただ慌てる彼女だけが異常事態を知らせている。
「ど、どうしたんだ」
声が上滑りしそうだった。腹の上の方に柔らかい感触があたっていることから気を逸らした。心音が無闇にうるさい。彼女が落ち着くまでは、と平静を保とうとするが、アネット自身はそれどころではない。
「く、蜘蛛、蜘蛛が……!」
「……蜘蛛?」
「さっき鏡見てたら、背中に、背中にくっついてて……!」
頭越しに覗き込むと、確かに白い布地に虫が張り付くようにしていた。比較的小さな、確か毒のない種類だったと思う。大事ではなかったことに安堵しつつ、手を伸ばす。指を伸ばせば自然とそちらへ移動してきたので、窓の外へと逃してやった。その様を見届けて、ようやくアネットは俺から離れた。
nanndemo_monyo
DONEディミアネ(NL)。蒼月√クリア後ペアエンド前提。いつもとcp違うので注意。涙の味、掌の温度陛下を傷つけてしまった。
どうしようもない諍いの後はものすごく落ち込んで、一人で寝台に沈んでしまう。やらなくちゃいけないことは山積みで、こんなことしてる場合じゃないってわかってる。けど身体は動かないし、心は沈み切ってどんよりと重たい。いつもならお菓子でも食べて切り替えちゃうけど、今はそんなわけにもいかなかった。
お昼まではすごく平和だった。休憩にでも、って自分用に淹れた紅茶を、陛下にも分けて差し上げた。美味しい、って笑ってくれたのが嬉しくて、自分も笑いながら口をつけた。それはびっくりするほどしょっぱかった。お砂糖と塩を間違えるなんて初歩的なミスは何回もやってるから、すぐにあたしの間違いだって気がついた。でもそれを口にした途端、陛下の顔がさっと青くなった。そこであたしもやっと、陛下はどうして気がつかなかったんだろうと思い至った。
2348どうしようもない諍いの後はものすごく落ち込んで、一人で寝台に沈んでしまう。やらなくちゃいけないことは山積みで、こんなことしてる場合じゃないってわかってる。けど身体は動かないし、心は沈み切ってどんよりと重たい。いつもならお菓子でも食べて切り替えちゃうけど、今はそんなわけにもいかなかった。
お昼まではすごく平和だった。休憩にでも、って自分用に淹れた紅茶を、陛下にも分けて差し上げた。美味しい、って笑ってくれたのが嬉しくて、自分も笑いながら口をつけた。それはびっくりするほどしょっぱかった。お砂糖と塩を間違えるなんて初歩的なミスは何回もやってるから、すぐにあたしの間違いだって気がついた。でもそれを口にした途端、陛下の顔がさっと青くなった。そこであたしもやっと、陛下はどうして気がつかなかったんだろうと思い至った。
nanndemo_monyo
DONEディミアネ(NL)。寝ているアネットを見て少し考え事をするディミトリの話。cpがいつもと違うので要注意のこと。寝台の上の楽園とても細く、小さい背中だ。夜半に部屋に帰るたび、いつもそう考えてしまう。
「……アネット」
名前を呼ぶ。驚かないようにそっと、控えめな声で。炉の火が彼女の髪に反射して煌々と輝き、はつり、と瞬く様を緩慢に見せた。
「……んん、へいか……」
「アネット。寝るなら寝台に運ぼう」
「ん……だいじょうぶ、です……」
かくりと頭が傾いて、重たい瞼が閉じてしまう。吐息を溢して、ゆっくりと身を抱えた。できる限り優しく、寝台に身を横たえさせる。乱れた前髪を払ってやろうとして僅かに躊躇した。
このくらいの背丈の子どもを、何人も殺してきた。首がまだ細い彼らは少し骨を歪めただけで、こきりと命を絶ってしまえた。槍で頭を飛ばした者も、踏みつけて内臓を破裂させたものもいる。彼らの断末魔は、今でもシミのように脳裏にこびりついて、いつでも思い出すことができた。
685「……アネット」
名前を呼ぶ。驚かないようにそっと、控えめな声で。炉の火が彼女の髪に反射して煌々と輝き、はつり、と瞬く様を緩慢に見せた。
「……んん、へいか……」
「アネット。寝るなら寝台に運ぼう」
「ん……だいじょうぶ、です……」
かくりと頭が傾いて、重たい瞼が閉じてしまう。吐息を溢して、ゆっくりと身を抱えた。できる限り優しく、寝台に身を横たえさせる。乱れた前髪を払ってやろうとして僅かに躊躇した。
このくらいの背丈の子どもを、何人も殺してきた。首がまだ細い彼らは少し骨を歪めただけで、こきりと命を絶ってしまえた。槍で頭を飛ばした者も、踏みつけて内臓を破裂させたものもいる。彼らの断末魔は、今でもシミのように脳裏にこびりついて、いつでも思い出すことができた。
nanndemo_monyo
TRAININGリンレト+なぜか匂わせ程度のディミアネ(NL)。リンハルト視点、アネットと話をするだけ。青獅子√クリア後想定。天秤あちこち劇場ディミアネとリンレト(俺しか得をしない)
見慣れた橙色の髪が見えたので、まあ挨拶くらいはしておこうかなと思った。性格はだいぶ、真反対と言っていいほど違うけど、なにかと話す機会があった子だったし。きっかけとしてはただそれだけのことである。中庭で俯いていた彼女は視線に気づくとすぐさま立ち上がった。なんだろう、不穏だ。けれどどうするか決めるより早く、大股で歩いてきた彼女が声を出した。
「リンハルト!今時間あるよね!?」
「いや、もうそろそろ昼寝の予定が」
「それは予定じゃないから!ごめん、ちょっと来て!」
完全に面倒ごとだ。ため息をつきながら引き摺られていくと、食堂を抜け、ため池のほとりにまで出る。ちょうど温室の手前あたり、人気のないところまで来ると、アネットは意を決したように振り返った。昼下がりの穏やかな木陰が目に入って、本当は今あそこで寝てたはずなんだけどな、と思った。
2872見慣れた橙色の髪が見えたので、まあ挨拶くらいはしておこうかなと思った。性格はだいぶ、真反対と言っていいほど違うけど、なにかと話す機会があった子だったし。きっかけとしてはただそれだけのことである。中庭で俯いていた彼女は視線に気づくとすぐさま立ち上がった。なんだろう、不穏だ。けれどどうするか決めるより早く、大股で歩いてきた彼女が声を出した。
「リンハルト!今時間あるよね!?」
「いや、もうそろそろ昼寝の予定が」
「それは予定じゃないから!ごめん、ちょっと来て!」
完全に面倒ごとだ。ため息をつきながら引き摺られていくと、食堂を抜け、ため池のほとりにまで出る。ちょうど温室の手前あたり、人気のないところまで来ると、アネットは意を決したように振り返った。昼下がりの穏やかな木陰が目に入って、本当は今あそこで寝てたはずなんだけどな、と思った。
竜樹(たつき)
DONE夕方のユフィバージョン。ヴィンユフィです。
両片思いって良いですよねムフフ。
あ、一覧に戻っていただくと、ヴィンセント視点もあります✨
ある日の1ページY視点■■■ある日の1ページ■■■
あームカつく!
アタシだってさ好きでこんな仕事してるわけじゃないんだよ?
なのにさ、"報告のための書類と確認しなくてはならない書類をお願いします"なんてリーヴのおっちゃんに押し付けられて、今3日目!!
アタシはじっとしてんのが超がつく程耐えられないっ!
「ねー!ヴィンセント、どっか連れてってよ!ヴィンセントならアタシくらい抱えてどこへでもいけるでしょ!?」
あっ!またコイツはって顔してる。
わかってるよ、馬鹿みたいな事を言ってるってことは。
でもさ、アタシだってたまには
2人っきりになりたいとか考えるんだよ?
向こうはアタシの事なーんとも思ってないだろうけど!
そんな事を思っていたら、さらにごもっともな説教されちゃったし。
585あームカつく!
アタシだってさ好きでこんな仕事してるわけじゃないんだよ?
なのにさ、"報告のための書類と確認しなくてはならない書類をお願いします"なんてリーヴのおっちゃんに押し付けられて、今3日目!!
アタシはじっとしてんのが超がつく程耐えられないっ!
「ねー!ヴィンセント、どっか連れてってよ!ヴィンセントならアタシくらい抱えてどこへでもいけるでしょ!?」
あっ!またコイツはって顔してる。
わかってるよ、馬鹿みたいな事を言ってるってことは。
でもさ、アタシだってたまには
2人っきりになりたいとか考えるんだよ?
向こうはアタシの事なーんとも思ってないだろうけど!
そんな事を思っていたら、さらにごもっともな説教されちゃったし。
竜樹(たつき)
DONEヴィンユフィ小話。仕事終わりにささっと書いた殴り書き
こんな時があったらいいなあ^ - ^
ある日の1ページ□□□ある日の1ページ□□□
「あーあ、つまんないっ!」
机に投げ出された足が、山になっている書類を散らかしていく。
もちろん、犯人は声の主だ。
「…….仕事を増やすな、ユフィ。」
「だってさ、もう3日も机と書類相手でつまんないよっ!ヴィンセント、どっかに連れてってよ。」
ぷくーっとほっぺを膨らましながら
いつものように駄々を捏ねる。
「なぜ私が。」
「アンタならすいすいーっと空飛んでいけるじゃん?アタシくらいほほいと抱えて行けんでしょ?」
いつもの事だが、だいぶ素っ頓狂な事を言うものだ。
「悪いが、私もお前と同じで書類任務がある。
そんな不真面目な理由で気晴らしなどする気はない。」
冷たく言い払うと
ユフィは少ししょげた顔をする。
742「あーあ、つまんないっ!」
机に投げ出された足が、山になっている書類を散らかしていく。
もちろん、犯人は声の主だ。
「…….仕事を増やすな、ユフィ。」
「だってさ、もう3日も机と書類相手でつまんないよっ!ヴィンセント、どっかに連れてってよ。」
ぷくーっとほっぺを膨らましながら
いつものように駄々を捏ねる。
「なぜ私が。」
「アンタならすいすいーっと空飛んでいけるじゃん?アタシくらいほほいと抱えて行けんでしょ?」
いつもの事だが、だいぶ素っ頓狂な事を言うものだ。
「悪いが、私もお前と同じで書類任務がある。
そんな不真面目な理由で気晴らしなどする気はない。」
冷たく言い払うと
ユフィは少ししょげた顔をする。