SS
ミヤシロ
DONE72話がしんどいので幸せなシエルを書きました。私の精神を救うためにSSをアップ。桜ネタのクロシエです。
桜の下の約束 満開の桜の並木道に、突如強風が吹き荒れた。
「クロムさん!」
通行人が二人以外誰も居ない早朝、クロムとシエルが二人並んで歩いている中での出来事だ。薄っすらと蒼い空の下を薄紅の桜が咲き誇る満開の下、突風は勢いよくクロムを包み込んだ。桜の花びらの渦が青年の姿を、まるで掻き消すように覆い隠す。シエルは眼前の光景に目を見開き、弾かれたように身を乗り出した。
嫌だ。
行かないで。
居なくならないで。
胸を高速でよぎった衝動に従い、シエルはクロムの腕を掴む。桜吹雪に囚われた想い人を捉え、彼はクロムを渦の中から引っ張りだした。勢い余ってつんのめったクロムの胸板にシエルの額が衝突する。青年の鍛え上げられた胸筋は硬く、正面からぶつかればそれ相応の威力があった。
1666「クロムさん!」
通行人が二人以外誰も居ない早朝、クロムとシエルが二人並んで歩いている中での出来事だ。薄っすらと蒼い空の下を薄紅の桜が咲き誇る満開の下、突風は勢いよくクロムを包み込んだ。桜の花びらの渦が青年の姿を、まるで掻き消すように覆い隠す。シエルは眼前の光景に目を見開き、弾かれたように身を乗り出した。
嫌だ。
行かないで。
居なくならないで。
胸を高速でよぎった衝動に従い、シエルはクロムの腕を掴む。桜吹雪に囚われた想い人を捉え、彼はクロムを渦の中から引っ張りだした。勢い余ってつんのめったクロムの胸板にシエルの額が衝突する。青年の鍛え上げられた胸筋は硬く、正面からぶつかればそれ相応の威力があった。
u_imemo
DOODLE以前SSを書いた創作フットマン組のらくがきhttps://poipiku.com/8717383/9391432.html
お腹ぷよっちゃう後輩くんも描きたかったけど力尽きたのでまた別の機会にでも… 2
tabi22954045
DONE「約束」(※明治軸菊トニSS、全年齢)先月書いた「バレンタインという日」の続きです。
twitterにはL版メーカーを使用した画像の形で掲載したので、これも最終ページに載せておきます。(2025.3.14)
文字数の関係で全く反映できませんでしたが、この時代のどこかの次元にあるかもしれない「ホワイトデイ」のことを按摩さんに教えたのは、湯治客に変装して登別に来た土方さんという設定にしています。 3
C.K🌸
TRAINING25.3.14Mellow loneliness 9
クリスマスにまつわる、くっついてるにっかぺSS、9話目
テーマは『クリスマスプレゼント』!
イチャラブ度合いが恥ずかしいので、どんなレイ君でも読める人はyesでよろしくおねがいします
ゆっくりだけどまだ続きます
本誌、良かった〜;; 6715
ミヤシロ
DONEクロシエでホワイトデーSS。今日は72話の放送日。シエルがどうなるかわかりませんが、せめて二次創作の世界だけでも二人が穏やかに過ごしてほしいものです。
ずっと一緒に バレンタインデーのお返しがどちらも同じ菓子と判明して、クロムとシエルは同時に愕然とした。
((かぶった……))
この日は3月14日、ホワイトデーだ。一ヶ月前のバレンタインデーのお礼として菓子を渡す習慣は、やはり日本の商業主義によって世間に浸透した。チョコレートが定番の先月と違いホワイトデーで購入する菓子は多種多様だ。キャンディだったりマカロンだったり。二人は菓子を差し出し直後絶句する。シエルがクロム宅を訪問し眩い笑顔と共に見せたのは、クロムが大切な人の訪れに合わせて示したのは――どちらもバームクーヘンだった。
誰もが知る有名なメーカーのロゴが、菓子箱を入れた紙袋に書かれている。ロゴを見ただけで中身がバームクーヘンと察した二人は、特にシエルは己のチョイスを強く呪った。
1344((かぶった……))
この日は3月14日、ホワイトデーだ。一ヶ月前のバレンタインデーのお礼として菓子を渡す習慣は、やはり日本の商業主義によって世間に浸透した。チョコレートが定番の先月と違いホワイトデーで購入する菓子は多種多様だ。キャンディだったりマカロンだったり。二人は菓子を差し出し直後絶句する。シエルがクロム宅を訪問し眩い笑顔と共に見せたのは、クロムが大切な人の訪れに合わせて示したのは――どちらもバームクーヘンだった。
誰もが知る有名なメーカーのロゴが、菓子箱を入れた紙袋に書かれている。ロゴを見ただけで中身がバームクーヘンと察した二人は、特にシエルは己のチョイスを強く呪った。
マサよし
REHABILI朱玄SS※つべで見た「デザートは私」って言ってみた、みたいなショート動画の言われた彼氏側が可愛かったので朱玄で妄想したやつ
※玄が積極的
デザートは別腹 空になった皿が7枚。8枚目が重ねられるのを見ながら、食後のコーヒーに口をつける。「今日泊まるホテルの夕食はビュッフェ形式ですよ!」と目を輝かせた無邪気な番長さんから事前に聞いた俺たちは、存分に仕事で腹を空かせてからビュッフェに臨んでいた。
なかなか豪華な食事を満喫して俺はもう充分なくらい腹いっぱいになったのだが、目の前の相棒はここぞとばかりにスイーツやフルーツを取りに行っている。こっちが小さいチーズケーキとオレンジ2切れを食い終わる間に3皿は平らげている勢いだ。
「んん〜! こっちもうまいぜ!」
「相変わらずよく食うな」
「だって飯もデザートもすっげえうまいしよ! なあなあ玄武、これ食ったか!?」
口の端にクリームをつけて、幸せそうな笑顔の朱雀が微笑ましい。モンブランのようなミニケーキの残り半分にフォークを突き刺して差し出してくるので、大人しく口を開けてテーブルに身を乗り出した。朱雀は時々こうやって俺の好きそうなものを食べさせてくる。きっと感想を共有したいんだろう。
1923なかなか豪華な食事を満喫して俺はもう充分なくらい腹いっぱいになったのだが、目の前の相棒はここぞとばかりにスイーツやフルーツを取りに行っている。こっちが小さいチーズケーキとオレンジ2切れを食い終わる間に3皿は平らげている勢いだ。
「んん〜! こっちもうまいぜ!」
「相変わらずよく食うな」
「だって飯もデザートもすっげえうまいしよ! なあなあ玄武、これ食ったか!?」
口の端にクリームをつけて、幸せそうな笑顔の朱雀が微笑ましい。モンブランのようなミニケーキの残り半分にフォークを突き刺して差し出してくるので、大人しく口を開けてテーブルに身を乗り出した。朱雀は時々こうやって俺の好きそうなものを食べさせてくる。きっと感想を共有したいんだろう。
あきづき
TRAINING【鳥青SS/trao】※一部修正しました他愛もない例え話。
この鳥さんはこういう青くんの言葉や示してくれた行動を一つひとつ胸にしまって彼の元から(別れを告げて)去る → LAST・ODF、という世界線で妄想している二人のひとコマです。
(カプ鳥青の二人でも青くんにとって室さんの存在は絶対だといいなあ)
noramugi
MEMO━━━━━━━━━━━━━━▸ᴄᴀʟʟ ᴏғ ᴄᴛʜᴜʟʜᴜ
『プルガトリウムの夜
SS_ひとりじゃない夜』
- 中尾ヤスヒロ様作
▸ᴋᴘ
ゆるも様
▸ᴘᴄ
緋喰綾羽🐱
━━━━━━━━━━━━━━ ❖
ᴇɴᴅ
いやね、マジでね、最高でしたね。
#桃下冬香SS
ことり*
MOURNING『Dom Sub ユニバース冬彰の冬弥が、彰人にcollarをプレゼントする話』ポイピクにアップしている年齢制限冬彰ssの続編(後日譚)ですが、こちらの話だけでも読めます。
彰人には想いの全てを敢えて伝えないけれど、愛情と執着が強めな冬弥の話です。冬弥視点。 2364
24_11_30
DOODLEやまいさん(@ymi_sv)の二次創作SSのFAです元作品【https://privatter.net/p/11407171】
⚠️元作品のネタバレ・ヒロインさん描写・肌色注意
いりこ
DOODLE尾鯉の🎏のDT卒業のために尾鯉の🐈⬛が1回だけ入れさせてあげる話。ごくごく軽めの行為描写ありの書きたいとこだけ書いたSSもどきです。
※🎏が🐈⬛に入れます。心は尾鯉です。エロくないほぼラブコメです。
ご不快に思われる方もいらっしゃるかと存じますが、お嫌いでない方がおられましたら…… 3302
ことざき
DOODLE性癖をさらすタグを見てぱっと思いついた、こういう二人も好きだと言う話。K暁。診断メーカー『140文字SSのお題(ID:587150)』【貴方は名無しの男で、『真実って必要ですか』をお題にして140文字SSを書いてください。】から
真実って必要ですか いいか、暁人。
オレはもうアラフィフだ。つまり、オマエの倍は生きている。だが、家事の腕は、オマエどころか今時の小学生男児にも劣る自信がある。こんだけ物価が上がってるってのに、外食と惣菜とカップ麺頼りの生活がやめられねえし、ゴミ出しはすぐにサボっちまう。掃除にしても、乳幼児がいるわけでもなし、死にゃあしねえだろと後回しにしたあげく、結局やらずじまい。貴重な休日は、ひたすら寝溜めするだけにあるようなもんだ。
こんな自堕落な生活だからな。今はなんとか持ちこたえちゃいるが、でっぷり腹が出てくるのも時間の問題だろう。それに、この部屋の壁の黄ばみを見りゃ、オレの肺がニコチンでどうなってるか、簡単に想像がつくだろ?
2195オレはもうアラフィフだ。つまり、オマエの倍は生きている。だが、家事の腕は、オマエどころか今時の小学生男児にも劣る自信がある。こんだけ物価が上がってるってのに、外食と惣菜とカップ麺頼りの生活がやめられねえし、ゴミ出しはすぐにサボっちまう。掃除にしても、乳幼児がいるわけでもなし、死にゃあしねえだろと後回しにしたあげく、結局やらずじまい。貴重な休日は、ひたすら寝溜めするだけにあるようなもんだ。
こんな自堕落な生活だからな。今はなんとか持ちこたえちゃいるが、でっぷり腹が出てくるのも時間の問題だろう。それに、この部屋の壁の黄ばみを見りゃ、オレの肺がニコチンでどうなってるか、簡単に想像がつくだろ?
Sorane_62
SPOILER2025/3/16 HARU COMIC CITY 34にて発行の『ずっと一緒に。』の購入者限定ノベルティのおまけSSです。
本の読後にお楽しみください。
パスワードは半角で入力してください。 1761
hisosei_04
MOURNING〈 笹と天狩のはなし 〉現行未通過× 前半部分にネタバレ有
◇◆を境に、前半はシナリオ中の2人。
後半は妄想if。死なずに、終わらずに、続いていたらのはなし。
普段人にSSとか見せないから、大変大変拙い。
pass→SSタイトル 平仮名 17
Aya(青いきつね)
MOURNING遅刻もいいところなんですが、せっかくなので。コノエさん誕生日?SS。コノノイ+チャです。
どうすれば良いのかわからないノイマンと何も聞いてこないノイマンにどこか安心してるコノエさんの話。 3
aumabc
PASTTwitterでお題を頂いてSSの練習をしていた時の文章。お題「2人ではじめてのキス」美味部屋中に散漫するツンと鼻につく香り。俺の大切なその人は匂いを発しているその液体と同じ色の長い髪を床に垂らし、知らない人間の喉元に牙を立てていた。
「あぁ、ごめん。覗くつもりじゃなかったんだ。」
そう言って踵を返す。吸血鬼の食事を覗くだなんて悪趣味な真似をするつもりは本当になかった。ただ、俺も飢えていたのだ。
今日は妙に外が明るくて、ソワソワして。あぁ満月だったか、と気付いたのはその匂いに連れられて無意識に彼の部屋を開けてしまってからだった。
「待って。」
いつもよりワントーン低い声が腹に響く。食事中の彼はいつものコーサカではない。髪も爪も牙も羽も、狩りの道具が全て隠されずに晒されている。化け物として上位種の彼の本来の姿の前では俺だって少しの恐怖を覚えてしまう。
1026「あぁ、ごめん。覗くつもりじゃなかったんだ。」
そう言って踵を返す。吸血鬼の食事を覗くだなんて悪趣味な真似をするつもりは本当になかった。ただ、俺も飢えていたのだ。
今日は妙に外が明るくて、ソワソワして。あぁ満月だったか、と気付いたのはその匂いに連れられて無意識に彼の部屋を開けてしまってからだった。
「待って。」
いつもよりワントーン低い声が腹に響く。食事中の彼はいつものコーサカではない。髪も爪も牙も羽も、狩りの道具が全て隠されずに晒されている。化け物として上位種の彼の本来の姿の前では俺だって少しの恐怖を覚えてしまう。
tr_imbtk
DONE過去編たけおのへのお題は『君と一緒なら何だっていい』です。お題:shindanmaker.com/392860
画像作成:SS名刺メーカー sscard.monokakitools.net
色猫卓 CoC動画 非公式派生創作
「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物
Dr_Poisoning
DONE[パプワ夢SS①/夢主名前あり]自分の中の原作沿いから離れたIF物語。PPW夢主設定見てからの方がわかりやすいかも。夢主視点です。
四兄弟とミツヤ生存ルートの為に身体を張るウララ(夢主)。
一族同士争わせない為に身体張るけど多分逆効果。ちみっ子モンチッチ傍観の三つ巴の戦いになる予感() 1886
kazura1212
DONE貴方はカズラの土利で『言ったもの勝ち』をお題にして140文字SSを書いてください。のお題で描きました。
言ったもん勝ち?「私とお付き合いしてくれるなら、ランチの練り物全部食べてあげますよ」
「ほんと?じゃあ付き合おうか」
「は?」
この人は何を言っているんだろう。
半助さんに好きだと告げたのは、私がプロの忍者として働く少し前のことだ。結果は玉砕。もちろんいい返事がもらえるなんて思っていなかったし、それでよかったと今も思っている。
時々冗談混じりのような告白を繰り返しては受け流され、今後もこの関係は変わらないと決めつけていた。それなのに、何故貴方が壊すんですか。
「気付いてなかったと思うけど、私も利吉くんが好きだったんだよ。初めて好きって言われた時とても嬉しかったけど、利吉くんは本気で付き合いたいと思って告白してきたわけじゃないだろ。だからずっと待ってたんだけど、いつまで経っても本気で伝えてくれないから、私から言うことにしたんだ。好きだよ、利吉くん。私と付き合ってくれるよね」
565「ほんと?じゃあ付き合おうか」
「は?」
この人は何を言っているんだろう。
半助さんに好きだと告げたのは、私がプロの忍者として働く少し前のことだ。結果は玉砕。もちろんいい返事がもらえるなんて思っていなかったし、それでよかったと今も思っている。
時々冗談混じりのような告白を繰り返しては受け流され、今後もこの関係は変わらないと決めつけていた。それなのに、何故貴方が壊すんですか。
「気付いてなかったと思うけど、私も利吉くんが好きだったんだよ。初めて好きって言われた時とても嬉しかったけど、利吉くんは本気で付き合いたいと思って告白してきたわけじゃないだろ。だからずっと待ってたんだけど、いつまで経っても本気で伝えてくれないから、私から言うことにしたんだ。好きだよ、利吉くん。私と付き合ってくれるよね」