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    sub

    Melusine_Curse

    DONE💙❤
    Dom/Subユニバースパロ
    Dom💙×Sub❤
    特にR指定ではない
    ※❤が鬼的不思議powerで元DomのSubという設定を採用しています
    フォロワーさんのお誕生日記念!おめでとうございます!
    「アイク、アイク」
    ヴォックスの切ない声が静寂を破る。麗らかな春の陽気が差し込む午後には到底相応しくないその声に、答える者はいなかった。部屋にはヴォックスの深い呼吸音と、なにかを綴る万年筆の音だけが静かに響いている。
    返答のないそれに痺れを切らしたのか、ヴォックスがもう一度声を上げた。
    「アイク……」
    「…はぁ、“Shush”静かに、ヴォックス。僕がいいって言うまで反省する約束だったでしょ?」
    「う…そう、だが…しかし……」
    口を噤み俯いたヴォックスは「それにしても長すぎる」という言葉を必死に飲み込んだ。
    ヴォックスとアイクはDomとSubとして、パートナー関係にある。
    ヴォックス元来Domである。その圧倒的なDom性でどれだけの女性を鳴かせて、あるいは泣かせてきたか、ヴォックス自身にも分からない。しかしこの時代で、大切な仲間の一人であり恋い慕うアイクが同じくDomであると知り、ヴォックスはあっさりとそのDom性を手放すことにしたのだった。紆余曲折あってアイクと番になることができた今、それは英断だったと自負している。
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    リリ小屋

    DONEエワの無配でした。Dom/Sub時空の蔵王。
    蔵内も王子も、いざ相手に何かをあげるとなったらちょっとバグってたら可愛いなって思います。
    一般的に見たら重たいことでも、蔵王はお互いにとっては割とライトに受け止めあえる関係かもしれないな、という妄想をしています。
    お気の済むまで「王子、ネクタイを贈ってもいいか?」
    「うん?」
     クラウチと付き合うようになってからというもの、細々とした贈り物が増えた。ような気がする。といっても本当にちょっとしたものだ、ぼくがいつも好んで買ってる紅茶のペットボトルや、買おうか悩んでいた本、ブックカバー、靴下、スマホのストラップ型リング。靴下を贈られたときは正直言って何で? と思ったけど、お前に似合いそうだからと言われて有り難く貰っておいた。今日はその靴下を履いて出掛けている。

     急激に冷え込んで、温かい秋冬の服が欲しくなったところだった。クラウチとぼくは三門市から都心に伸びる路線に乗って、買い物に来た。のどかな三門市から比べると高層ビルが立ち並ぶ風景はいかにも都会めいている。このマップならグラスホッパー必須だろう、と考えてしまうのはいわゆるゲーム脳に近いんだろうか、それとも。
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