天体観測
公(ハム)
DONETwitter再掲。エラスレワンドロライ様よりお題「天体観測」をお借りしました。
ペーパームーン 大半の人が寝静まった時刻、エランは端末を持って自室を出た。照明が絞られた薄暗い廊下を進み、望みの景色が見える窓の前で立ち止まる。端末のディスプレイからある人物の名前をタップして耳に当てると、数秒もしないうちに声が聞こえてきた。
『ぁ、こっ、こん、ばんは』
「こんばんは」
普段とは違う密やかな声に、擽ったくて肩が震えてしまい、どうしてか羞恥心が湧き上がってきた。吐息すら拾う端末の優秀な収音性にかすかな苛立ちを覚えながら、エランは昼間の記憶を思い起こしていた。
――月を見たことがないんです。
スレッタ・マーキュリーが水星からやって来たことはこの学園のほとんどの者が知っている。だが、水星の住環境を詳しく知っている者はあまりいないだろう。かく言うエラン自身も、彼女の言葉を聞くまで、はっきりと意識したことはなかった。
1613『ぁ、こっ、こん、ばんは』
「こんばんは」
普段とは違う密やかな声に、擽ったくて肩が震えてしまい、どうしてか羞恥心が湧き上がってきた。吐息すら拾う端末の優秀な収音性にかすかな苛立ちを覚えながら、エランは昼間の記憶を思い起こしていた。
――月を見たことがないんです。
スレッタ・マーキュリーが水星からやって来たことはこの学園のほとんどの者が知っている。だが、水星の住環境を詳しく知っている者はあまりいないだろう。かく言うエラン自身も、彼女の言葉を聞くまで、はっきりと意識したことはなかった。
00kazauro
DOODLE双石 螢(くらべいし ほたる)16歳職業:学生
天体観測が好きなそばかす高校生。
155cm。小さい。女傑一族に生まれた男児のせいか、いろいろ弱い。
いつも受け身で会話もたどたどしい。
一族の女にだけ引き継がれてきた霊能力を何故か持って生まれた。
ちまきマスコットがお気に入り。 7
oct_summer_moon
TRAININGなるべく毎日かこうという自主練その5。天体観測するちびオクライの話。超ギリギリ星に願いを 退屈な一日が終わり、明日の退屈な一日を迎えるため渋々とベッドに潜る時間。正直眠くはないのだが、使用人の目を盗んで遊び回るのも難しい。明日の楽しみを考えながら目をつぶったときだった。
――コンッ
何かが窓にぶつかる音がした。なんだろうとカーテンを開けて窓をの外観察すると、小さな影が動いた。
――コンッ
再び窓になにかがぶつかる音がする。どうやらその影が小さな何かを投げつけているらしいと想像できた。枕元においている端末でライトを立ち上げ、窓の外を照らすと、そこには予想もしなかった人物が佇んでいた。
「アジャイ!?」
俺の声にその影は人差し指を唇に当てると「しーっ」と小さく息を吐いた。こんな時間にアジャイがこの場を訪れるなんて考えたこともなかった。俺は部屋を抜け出すために常備しているロープを窓から垂らし、地面へと降り立った。
1739――コンッ
何かが窓にぶつかる音がした。なんだろうとカーテンを開けて窓をの外観察すると、小さな影が動いた。
――コンッ
再び窓になにかがぶつかる音がする。どうやらその影が小さな何かを投げつけているらしいと想像できた。枕元においている端末でライトを立ち上げ、窓の外を照らすと、そこには予想もしなかった人物が佇んでいた。
「アジャイ!?」
俺の声にその影は人差し指を唇に当てると「しーっ」と小さく息を吐いた。こんな時間にアジャイがこの場を訪れるなんて考えたこともなかった。俺は部屋を抜け出すために常備しているロープを窓から垂らし、地面へと降り立った。
urasumire_
TRAINING少し前のわんどろお題の天体観測と流れ星お借りしました。がるふぇす仕上げたかったので結構遅刻です💦
1枚目読みづらくてすみません💦
2コマ目、🔥さんの次に💎さんのセリフお読み下さい。
初めてがっつり😘描きました(ФωФ)
これから😘色々描けるように頑張ります❤️🔥 2
serisawa
DONE11月お題「天体観測」より。付き合ってない降志。めちゃくちゃ私好みのお題ですが、私が提案したわけではないよパート2。
降志ワンライ「天体観測」 星を見に行こうか。
そんな一言で始まった夜のドライブ。
車内では二人とも言葉少なで、ラジオのパーソナリティが明るくリクエストメッセージを読み上げている。
『今夜はしし座流星群ということで、星にまつわるリクエストが多いですね!ではここで僕のおススメをひとつ、鬼山ちづるさんの~』
しっとりとしたラブ・ソングに乗せるように駆けるRX-7は、どこかご機嫌に見えた。
明日は休日。残業上がり。
星の降る夜のドライブ。助手席には好きな女の子。
最高のシチュエーションだ。愛車が奔るのも無理はない。
「都心の光の中だと、星はあまり見えないわね」
高速道路を駆ける車内で、彼女はぽつりとつぶやく。
その視線は窓の外。いくつもの重機車両が並ぶ建設中のテーマパーク地を地上に、その上空に広がる暗闇に浮かぶ星の光は、薄い。
1423そんな一言で始まった夜のドライブ。
車内では二人とも言葉少なで、ラジオのパーソナリティが明るくリクエストメッセージを読み上げている。
『今夜はしし座流星群ということで、星にまつわるリクエストが多いですね!ではここで僕のおススメをひとつ、鬼山ちづるさんの~』
しっとりとしたラブ・ソングに乗せるように駆けるRX-7は、どこかご機嫌に見えた。
明日は休日。残業上がり。
星の降る夜のドライブ。助手席には好きな女の子。
最高のシチュエーションだ。愛車が奔るのも無理はない。
「都心の光の中だと、星はあまり見えないわね」
高速道路を駆ける車内で、彼女はぽつりとつぶやく。
その視線は窓の外。いくつもの重機車両が並ぶ建設中のテーマパーク地を地上に、その上空に広がる暗闇に浮かぶ星の光は、薄い。
WTRHYTHM
DONE月刊ゆまおさ様のエワでの合同誌企画用に描いたのですが、仕上げまで行き着かなかったので、途中での展示です。テーマは【天体観測】【おはよう】
ちょうどこちらではオリオン座流星群が活発になっていますので、それに合わせて今ごろの時期のイメージで描きました。
⚠️お二人の成長ifが出てきます
後日仕上げてネットプリント登録予定です。 12
やご(@weltabzug88)
MOURNING迅こな天体観測ネタ迅こなというより迅+小南
ポイピクの小説機能初めて使ったんですけどめちゃくちゃ見やす!ありがたい
覗き見る先小南が荷物をまとめて帰り支度をしていると、ドアを挟んだ向こう側からガタガタとなにかを動かすような物音がし始めた。今は使われていない部屋のほうだ。気になって見に行ってみれば、迅が積み上げられた段ボールの山をかき分けている。
「なにしてんのよ」
「探してんの」
「何を?」
「あれだよ、昔のさ……おっ、あったあった」
しゃがみ込んで奥底のなにかを探していたらしい迅は、細長い箱に手を伸ばした。上に積もった埃を払い、梱包材をどかすと、長らく姿を見ていなかった白い鏡筒が露わになる。
「それ、そこにあったのね」
「うん。まさか、また使う日が来るとは思わなかった。こんなことなら、こまめに手入れしてやってればよかったなあ」
忘れてたわけじゃないんだけど、と付け加えられた言葉を最後に、部屋にやわらかな沈黙が落ちる。
539「なにしてんのよ」
「探してんの」
「何を?」
「あれだよ、昔のさ……おっ、あったあった」
しゃがみ込んで奥底のなにかを探していたらしい迅は、細長い箱に手を伸ばした。上に積もった埃を払い、梱包材をどかすと、長らく姿を見ていなかった白い鏡筒が露わになる。
「それ、そこにあったのね」
「うん。まさか、また使う日が来るとは思わなかった。こんなことなら、こまめに手入れしてやってればよかったなあ」
忘れてたわけじゃないんだけど、と付け加えられた言葉を最後に、部屋にやわらかな沈黙が落ちる。
らとこ
PAST忍たまお題箱ログ●四年生●天体観測●ジュンコと一平●大木先生と野村先生●長次●きり丸●三は●仙蔵●動物と八左ヱ門●団蔵と清八●花火大会●仙蔵●用具委員会●投げキッスシナ先生●ユキちゃん●網問●孫兵●厳禁トリオと伊作●小松田くん●戸部先生●戸部先生リベンジ●クレープ食べる兵太夫●アップルパイと五い●喜八郎とモグラ●現コス三は●タカ丸さん●毛フワ乱伏●戸部先生●くくタカ 35
ma_wata776
DONEそれってもはやワンライじゃないよね三銃士を連れてきたよ!・書き始めてから永遠とも思える時間が経った
・お題とかすってもいない
・というか意味が分からない
それでも恥を忍んで晒しておきますね!
21.03.06 天体観測
※ほゆ+ばな月齢15.0。
銀色に輝く満月と共に、不気味な赤い光が空を漂うのを見た、との通報が相次いでいる。対応に追われる周辺のジムはてんやわんやだ。
正体を突き止めるべく、目撃情報の多かった逆鱗の湖方面の上空までやってくると、目下の草原で見慣れたふたりが小さくなって震えているのが見えた。
慌ててフライゴンから飛び降りる。
近づく羽音と駆け寄るオレに気付いたふたりは、何故か、オレが声をかけるより前に捨て身タックルを繰り出してきた。
ぐえ。
派手に挟まれて悲鳴を上げる。というか、うわ、
「ウワーッ!! 冷たッ!! なんだオマエら冷ッてえ!!」
「むっちゃ寒いんだぞ! キバナさんあっためてよ!」
「分かった! 分かった!! あったまろ! コータス出す! 出すからちょっと待て! いったん離れろ!」
「キバナさんのポッケあったかいよホップ!」
「ナイスだぞユウリ! うりゃ!」
「ああああ!! パーカーの中に手入れんな!」
半ば叫ぶ様にコータスを呼ぶと腰のホルスターが光る。張り切って石炭を燃やし始めたコータスに、パーカーから引っ張り出したふたりを押し付けた。
その上からついでに自分もくっついて暖を取る 1469
石田🍣
DONE素敵フロ監♂小説のFAです☺️読んだ時にばっっとこの光景が浮かびました!
ネタバレになるので内容は書きません!(絵が大ネタバレしてるけど)ぜひ読んでみてね!
「お題 冬の夜に天体観測をする二人のお話」鈴木ふたつ2さん( @SZk2_twst )
https://twitter.com/szk2_twst/status/1354384173864083461?s=21