太郎
kakuhito16
PAST・オリジナル作品×2・BLEACH 砕蜂
・鬼滅の刃 胡蝶しのぶ
・あんスタ 鳴上嵐
・鋼の錬金術師 ロイマスタング
・ヒプマイ 夢野幻太郎
・デレマス 速水奏
・ハイキュー!! 日向翔陽
・ツイステ ジェイドフロイド 11
ニウカ
MENU墓場鬼太郎と生臭坊主亡き者がもたらした実は根深い話
※ 5/5に出す短編集の一篇
世知辛き人の世「徳を積むという行為に罪悪を覚えるあなたは、仏僧として大変ご立派なのでしょう」
鬼太郎は感じ入るよう胸に手を当てながら、目線は可愛らしいウエイトレスが運ぶビフテキを追った。鉄板の上でじゅわじゅわ踊るソースが湯気となり、二人を取り囲む。鼻を通る肉汁の香りにいてもたってもいられず、つい早口で「ただ、善行は善行です。正当に評価されていいと思いますが」と付け足す。
「ふぅむ。仏教は陰徳を良しとする。あとは仏様が許してくれるかどうか……」
「きっとお許しくださいますヨ。あなた方の教えの本意は極楽に向かうこと。それは、ぼくがご提案する“あの世保険”と同じです」
対面に座る煮え切らない態度の坊主は、人間界では名だたる老師だという。鬼太郎にとってはあれもこれも、まるで同じ有機物の枠組みに他ならない。しかし、ある程度の地位を保障されたヒトを前にして、大口を叩くほど愚かでもない。権力に打ちのめされた体で、下手に、一層丁寧に応じるのが最適だと知っている。
2825鬼太郎は感じ入るよう胸に手を当てながら、目線は可愛らしいウエイトレスが運ぶビフテキを追った。鉄板の上でじゅわじゅわ踊るソースが湯気となり、二人を取り囲む。鼻を通る肉汁の香りにいてもたってもいられず、つい早口で「ただ、善行は善行です。正当に評価されていいと思いますが」と付け足す。
「ふぅむ。仏教は陰徳を良しとする。あとは仏様が許してくれるかどうか……」
「きっとお許しくださいますヨ。あなた方の教えの本意は極楽に向かうこと。それは、ぼくがご提案する“あの世保険”と同じです」
対面に座る煮え切らない態度の坊主は、人間界では名だたる老師だという。鬼太郎にとってはあれもこれも、まるで同じ有機物の枠組みに他ならない。しかし、ある程度の地位を保障されたヒトを前にして、大口を叩くほど愚かでもない。権力に打ちのめされた体で、下手に、一層丁寧に応じるのが最適だと知っている。
@ggdyhhnvnn
MOURNING⚠️⚠️⚠️⚠️コスプレ⚠️⚠️⚠️⚠️ゲゲゲの鬼太郎cos
イベントにて撮影していただいたお写真です。
ほんっっっっとに自分で言うのもあれだけど、カメラマンさんのおかげで超素敵だから見て
苦手な方は回れ右……🙏🙏🙏🙏🙏
顔出てます、コス垢に載せてるものにフィルターをかけました、ほとんど変わりません
※コス垢とイラスト垢は同一人物です
無断転載ではないです💦 4
hdayq
SPOILERゾムエミいわひら※ストーリーに関する直接的なネタバレは無いですが、セリフはPLの原文そのままなので、動画を見る予定はあるけどまだ見てないという方もネタバレ注意です。
星辰さんと武太郎君の関係性がめちゃめちゃに現れてたね…
根ッコ
DONE【ゆる募⑥】水木+父+鬼太郎💙💛をくれた方、引き続き遅くなってしまいすみませんでした…っ!!こちらもおまかせとのことでしたので👶鬼太郎を可愛がるふたりにしました。あとひとつ!もうしばしお待ちください…!!🙇♀️💦
獅子米の楽描き
DONE私事ですが、4月になったので、アイパッドDEクリスタ生活はじめましたが、使いこなすまでは以前の端末&アプリも活用しながらになりそうな予感手始めに描いたのはゴカムのこのお二人です白石&房太郎(←ゴリマッチョにしすぎた…沈む)
near711
PAST2022/12/18発行窓コル(帝幻)「コラプスと六夢」
.
妄想癖のある幻太郎は、仕事中ガラス越しに一度目が合っただけの窓拭き清掃の男に微笑みかけられたと思い込み一目惚れをする。次第に妄想、夢、現実の区別がつかなくなっていく「コラプス=崩壊」の話。
王道「月9」じゃない、ねっとり系窓コル。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18871011 3
near711
PAST2022/10/16発行陸剣(帝幻)「replay the last SUMMER」
.
あの夏、何も告げることなく帝統の前から姿を消した幻太郎。帝統は高校卒業後も彼への思いをずっと断ち切れずにいた。新生活へと向かう準備を進める中、思い出のカセットテープを聴きながら2人で過ごした季節を回想する話。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18497328 3
07suza10
PROGRESS私の私による私のための私だけが楽しい水木両親の馴れ初め。注意! 水木両親のビジュアル及び家系や馴れ初めなどを捏造。というか、全て妄想と捏造だらけ。
水木と水木母と鬼太郎と目玉の親父さん同居時空です。
水木両親の馴れ初め〜序章〜昭和四十一年三月。調布にある一軒の家の居間には写真が広げられていた。
「まあ、懐かしいわねえ」
白髪が混ざりつつある黒髪を団子結びにした割烹着姿の女性はそれらを愛でるように記録の中の人物達を撫でる。
目尻を柔らかくして微笑む女性に、目玉の化生が小さな歩幅で歩み寄って話しかけた。
「おや? ご母堂よ。なにをされておるのじゃ?」
尋常なる者なら恐れ慄き、金切り声を上げて追い出そうとするが、女性は目玉に手足がついた化生を恐れるどころか友人に接するように気安く答えた。
「ああ、ゲゲ郎ちゃん。お掃除していたら出てきたのよ。写真集が。それでつい夢中になって」
ふむふむどれどれ、と目玉の化生ことゲゲ郎はちゃぶ台ににじり登って女性の手元にある写真を覗き見た。
2948「まあ、懐かしいわねえ」
白髪が混ざりつつある黒髪を団子結びにした割烹着姿の女性はそれらを愛でるように記録の中の人物達を撫でる。
目尻を柔らかくして微笑む女性に、目玉の化生が小さな歩幅で歩み寄って話しかけた。
「おや? ご母堂よ。なにをされておるのじゃ?」
尋常なる者なら恐れ慄き、金切り声を上げて追い出そうとするが、女性は目玉に手足がついた化生を恐れるどころか友人に接するように気安く答えた。
「ああ、ゲゲ郎ちゃん。お掃除していたら出てきたのよ。写真集が。それでつい夢中になって」
ふむふむどれどれ、と目玉の化生ことゲゲ郎はちゃぶ台ににじり登って女性の手元にある写真を覗き見た。
KuwanoMidori
DOODLE長父エロ生きていた長田に捕らえられ、えっちなことされる父。ぼちぼちと更新します。
感覚遮断落とし穴→触手陵辱→搾精→おっぱい肥大化→クローンショタにおっぱいを吸われる&霊力奪われる→ショタの戦闘訓練の練習台としてボコボコにされる→水木と鬼太郎をおびきだす人質にされる→→なんとかなれーッ!!
パスワード:18歳以上?yes/no 9
カワシタかわと
INFOCoC『トランプしてる場合かよ』KP/KPC:
りんごあめ/西仁十織
PL/PC:
白玉あんかけ/坂板場 寿日洲
カワシタ/黒葛 嶺
水仙/古宿 稟太郎
(※敬称略)
大爆笑してました。遊んで頂きありがとうございました!!☺💕
Xpekeponpon
DOODLE幻班 侠太郎の衝動ブワー人間みたいに生きられないの ●
平和な日々がしばらく続いた。
平和。それは素晴らしいことだ。何事も平和が一番だ。人道的に、倫理的に、常識的に、本当にそう思う。
だから――しばらく怪物や怪奇現象と遭遇せず、命と命の奪い合いが発生しなかったのは、「危ない目に遭わなくて良かった」と思うべきなんだろう。
なのに。どうして。
目を閉じれば瞼に浮かぶのは殺し合い。血みどろ。暴風で追い詰め、雷霆で討ち、命をほろに踏み仇し、あたたかい血と臓物を浴びて、噎せ返るような血のにおいに酔い痴れて、肉と脂のてらつきに陶酔して、殺して、殺して、殺し尽くす、あの赤い光景。
昔は、こんなことはなかったのに。
あのさざれ雪の決戦以来だ。異能を――自分の力を思い切り解放して、思い切り暴れて、思い切り殺すことに、言いようのない黒い恍惚を覚えるようになってしまったのは。
1761平和な日々がしばらく続いた。
平和。それは素晴らしいことだ。何事も平和が一番だ。人道的に、倫理的に、常識的に、本当にそう思う。
だから――しばらく怪物や怪奇現象と遭遇せず、命と命の奪い合いが発生しなかったのは、「危ない目に遭わなくて良かった」と思うべきなんだろう。
なのに。どうして。
目を閉じれば瞼に浮かぶのは殺し合い。血みどろ。暴風で追い詰め、雷霆で討ち、命をほろに踏み仇し、あたたかい血と臓物を浴びて、噎せ返るような血のにおいに酔い痴れて、肉と脂のてらつきに陶酔して、殺して、殺して、殺し尽くす、あの赤い光景。
昔は、こんなことはなかったのに。
あのさざれ雪の決戦以来だ。異能を――自分の力を思い切り解放して、思い切り暴れて、思い切り殺すことに、言いようのない黒い恍惚を覚えるようになってしまったのは。
himmel_blumen
PAST◆きらきら、金のほしの降る3/17春コミの無配だった話です。
しばらく姿を見せなかった帝統が、久しぶりに幻太郎と顔を合わせて、ある提案をする話。
過去作「やわくてぬくい、橙の」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21076654)の後の話ですが単独でも読めます。
きらきら、金のほしの降る 最近、帝統の付き合いが悪い。最初にそう感じたのは、カレンダーを一枚捲って、最後の一枚が日の目を見た頃だった。
仕事も一区切りつき、午後に少し入った頃。昼食でも取ろうかと思いつつ、一人の食卓を想像するとどうにもしっくりこなくて、よく我が家で食卓についている男にメッセージを送った。
普段なら、食事をご馳走すると言えば一も二もなく飛んでくる。返事がない時は、ひたすらギャンブルに夢中で連絡に気付いていない時か、ごくごくまれにアルバイトをしている時くらいだ。でもその日は、すぐに返事が来たにもかかわらず、いつもの迷いない同意ではなかった。
『今ちょっとそっち行けねえから、悪いけどまた今度行く』
どういう理由でその場を離れられないのか、短い文章からは読み取れない。パチンコかスロットで大当たりの波でも来ているのか。そんな想像をするがどうしても引っかかる。そういう時は大抵素直に状況報告をしてくれていたのに。
8273仕事も一区切りつき、午後に少し入った頃。昼食でも取ろうかと思いつつ、一人の食卓を想像するとどうにもしっくりこなくて、よく我が家で食卓についている男にメッセージを送った。
普段なら、食事をご馳走すると言えば一も二もなく飛んでくる。返事がない時は、ひたすらギャンブルに夢中で連絡に気付いていない時か、ごくごくまれにアルバイトをしている時くらいだ。でもその日は、すぐに返事が来たにもかかわらず、いつもの迷いない同意ではなかった。
『今ちょっとそっち行けねえから、悪いけどまた今度行く』
どういう理由でその場を離れられないのか、短い文章からは読み取れない。パチンコかスロットで大当たりの波でも来ているのか。そんな想像をするがどうしても引っかかる。そういう時は大抵素直に状況報告をしてくれていたのに。
めるしー
DONE「ゲゲ郎」という名に縛られてしまった、父と水木の話。※設定捏造多め
※前編は目玉おやじ、後編は水木視点
※前編(1/7投稿のものに加筆修正)+今回書いた後編。完結済み
<あらすじ>
哭倉村の件から数年後。水木、目玉おやじ、鬼太郎で同居。
だんだん様子がおかしくなっていく水木を見ていられず、目玉おやじは鬼太郎と家を出ようとする。一方、水木は……?
無断転載禁止 / Do not repost.
魚と水前編 妖怪の寄り合いがお開きになったあと、わしは砂かけばばあに呼び止められた。彼女の肩に乗せてもらい、世間話をしながら帰途につく。
森でかたまって暮らす他のものたちと違い、わしは息子とともに「水木」という人間に世話になっている。
「お主、力を取り戻しておるのじゃろう?」
いよいよ人間の街との境に近付いてきた頃、彼女に言われたのだった。
◇ ◇ ◇
「遅くなったな。ただいま帰ったぞ」
家に入り声をかけるが、返事はない。
水木は縁側に座り、ぼうっと遠くを見ていた。その腕には鬼太郎を抱いている。時折頭を撫でたり、ぎゅっと抱き締めたりしている。
なにか深く考え込んでいるのか、わしが近付いても反応がない。最近、彼はこうしていることが増えた。
4368森でかたまって暮らす他のものたちと違い、わしは息子とともに「水木」という人間に世話になっている。
「お主、力を取り戻しておるのじゃろう?」
いよいよ人間の街との境に近付いてきた頃、彼女に言われたのだった。
◇ ◇ ◇
「遅くなったな。ただいま帰ったぞ」
家に入り声をかけるが、返事はない。
水木は縁側に座り、ぼうっと遠くを見ていた。その腕には鬼太郎を抱いている。時折頭を撫でたり、ぎゅっと抱き締めたりしている。
なにか深く考え込んでいるのか、わしが近付いても反応がない。最近、彼はこうしていることが増えた。
yok_612
DONE帝幻祭7おめでとうございます!!帝統×幻太郎(狐)のパロ漫画です。
2年前に出した本の2人が結ばれた後、春祭りに行くお話。
特殊設定が複数ありますので、
1P目の注意書きをお読みくださいますようお願いいたします。 13
himmel_blumen
PAST◆よろこびは光のいろをしたクリスマスのアドベントカレンダー企画で描いた話の再録。
12月25日の夜に幻太郎の家を訪ねる帝統の話。
よろこびは光のいろをした クリスマスは子どもの願いが叶う日。世間のイメージではそういうことになっていて、当の子ども自身もそう信じている。だけどクリスマスに夢見るような歳の頃でも、俺にとってその日は何も良いことがなかった。
開けても開けてもきりのない、大層な包装のプレゼントの山。レストランかと思うばかりの豪華な食卓。それを多分世の中の奴らは羨ましがるんだろうけど、俺にとってそれは一番欲しいものじゃなかった。
普段は会えないおふくろは、特別な節目には帰ると言った。ただし、言っただけだった。
いつもクリスマスの食卓では、おふくろのための席は空っぽで、帰れない謝罪の手紙と罪滅ぼし代わりの贈り物だけが渡された。
今になっても思う。あの頃欲しかったものは、一度だって手に入らなかった。子どもだった俺にとって、本当のクリスマスプレゼントなんて何処にもなかった。
4987開けても開けてもきりのない、大層な包装のプレゼントの山。レストランかと思うばかりの豪華な食卓。それを多分世の中の奴らは羨ましがるんだろうけど、俺にとってそれは一番欲しいものじゃなかった。
普段は会えないおふくろは、特別な節目には帰ると言った。ただし、言っただけだった。
いつもクリスマスの食卓では、おふくろのための席は空っぽで、帰れない謝罪の手紙と罪滅ぼし代わりの贈り物だけが渡された。
今になっても思う。あの頃欲しかったものは、一度だって手に入らなかった。子どもだった俺にとって、本当のクリスマスプレゼントなんて何処にもなかった。