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    生まれてきてくれてありがとう

    yo_lu26

    MENU2022年11月5日23時~11月6日22時50分リチリバWEBオンリー展示作品。

    ※ジェイドが記憶喪失になったまま誕生日を迎えてしまう話。リーチ兄弟のブロマンス寄りのリチリバです。バースデーのとてもとても仲が良い二人に情緒がめちゃくちゃになったです。ハッピーバースデー、リーチ兄弟!生まれてきてくれてありがとう。
    ※誕生日召喚、誕生日パソスト、グルビ絵の多大なネタバレを含みます。
    カタチのない花束を君に「ジェイドの記憶がない?」

     アズールからその話を聞いたのは、誕生日の一週間前だった。恨みを買っている生徒からのユニーク魔法を避け損ねた結果、ジェイドが記憶を全て失ってしまったのだと聞いたときには、フロイドはにわかには信じられなかった。今のジェイドは自分が何者であるかも、周りにいる人間との関係性も、なにひとつとして覚えていないのだという。アズールから呼び出されて保健室に駆けつけたフロイドは目の前にいるジェイドに視線を向ける。ベッドの上で起き上がっている彼は、一見いつもとなにも変わりがないように見えた。しかし、彼と目を合わせた瞬間に、自分の知っているジェイドとの決定的な違いをまざまざと思い知ることになった。一対の、不審の色を隠そうともしない瞳がこちらに向けられている。瞳の奥底に漂う鋭い警戒心は、いつものジェイドの視線にはないものだった。生まれる前から一緒である自分達には、初めましての瞬間なんて存在しない。だから、自分をこんな目でみてくるジェイドなんてフロイドは知らない。初めての経験に、喉の奥がからからに錆びたようになる。少なくとも、生まれてから一度も自分には向けられたことのない類の冷たささえ感じるまなざしに、一瞬怯む。
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    ラテは美味い

    DONEガウマさん、お誕生日おめでとう!
    なお話。こどもの日が近いしと思って軽率にガウマさんを子供にしてしまいました。
    出演はガウマ隊&グリッドナイト同盟です。
    今回腐向け要素なしだとは思うんですが……生産者が腐女子なので敏感な方はご注意ください。
    深く考えずに読むべし。
    ガウマさんお誕生日本当におめでとう!生まれてきてくれてありがとう!!!!!大好きだー!!!
    うれしいたのしいたんじょうび緑が艶めき風薫る五月。隊長の元へ集まった四人はその光景を見つめてしばし固まった。
    「貴様……! いい加減に2代目から離れろ!」
    「ナイトくん、私なら大丈夫ですから! ふふ、ほっぺがぷにっとしてますね〜」
    珍しくナイトが口調を荒げ、何かを引き剥がそうとしている。蓬達の角度からだと2代目の胸元を掴んでいるように見えて、一瞬夢芽が顔を引き攣らせた。
    「いやいや夢芽さん、流石に違うんじゃないっすか……?」
    表情を見て察し告げたちせが、ゆっくりとスーツ姿の二人へと近づいていく。
    「2代目さん、何か抱えてるのかな……」
    「怪獣……とか?」
    蓬と夢芽が顔を寄せながら、ちせに続いて歩く。その後ろで、ぼそりと暦が呟いた。
    「何か声してない? 子供の声みたいな……」
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    viole_t_te

    REHABILIえれんくん生まれてきてくれてありがとう
    「今日はお姉さんになんでもおねだりなさい!」
     エレンくんを連れてやって来たのは駅前の商業施設。平日に休みをもぎ取って春休み中のエレンくんを連れ出したのだが、当の本人はというと遠慮がちに「この歳になってそんな物欲ねえよ」などとすかした事を言っている。
    「カルラさんから言われてるの。エレンくん、この休み実家帰らないんでしょ? 次会えるのいつになるかわかんないから、代わりに誕生日プレゼント買いに連れてってやってって」
    「母さんの言うこといちいち聞かなくていいのに……」
    「お母さんの言うことはちゃんと聞きなさい」
    「うるせえ……」
     夜は去年と同じく、ミカサちゃんとアルミンくんをはじめ、同期のお友達が祝ってくれるようなのでそれまでに帰宅しなくてはならない。今年はアルミンくんが「お姉さんもどうですか」と誘ってくれたので、夜のパーティーにも参加する予定だ。そして、その会場はわたしの隣の部屋、リヴァイさんの部屋ということもあり、お邪魔するにあたって手土産も見繕わなければならない。インフォメーションセンターで貰ったフロアガイドを片手に、スイーツコーナーはあっちか……などと考えながら売り場を歩いていた。それにしてもリヴァイさん、よく部屋使わせてくれたなあ。彼の部屋は単身者向けのわたしとエレンくんの部屋よりも広く、部屋数も多い。とはいえ、若い子たちが集まって騒ぐのをよく許可してくれたなと思う。
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