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    萩原

    kasou_haseki

    MOURNING淫魔パロを目指してコレジャナイな?と気付いたので供養。冒頭しかない。
    降谷と萩原が淫魔。安赤、松萩未満
    淫魔パロになり損ねたやつ 今日も今日とて家を渡り歩く。あそこの娘はもう食べた。あちらの未亡人ももう食べた。どうしよう、もう精気を貰える人が居ない!

     僕は淫魔としてこの世に生まれ落ちた。俗にインキュバス、サキュバスと呼ばれる種族だ。人間は女性体、男性体とで名称を変えているようだが、その実淫魔は自分の意思でどちらにでもなることが出来る。生まれ落ちた時の性別は決まっては居るが、大半は持って生まれて来た性別に囚われることなく相手に合わせて性別を変えてご飯にありついている。淫魔は魔界と呼ばれる人間界とは異なる異世界生まれ幼少期を過ごし、狩りが出来るようになってからは人間界で獲物を探しご飯にありつく。厄介なのは、沢山の精気を食べて上級と認められなければ魔界へと帰れないことだ。ご飯にありつけない者は故郷へ帰ることが許されず、この異世界で霧散するしかない。幸か不幸か人間と違って身体が老いるという事が無く、肉体年齢さえも自由に変えることが出来る。残念なことに顔は生まれ落ちた時の基本から変えることが出来ないが、身体さえ変えられればなんとでもやりようがある。それに淫魔は美しい者が多いので大きな問題は無い。だが、獲物にありつけない者は飢えから変化する力が出ず、生まれ持った性別、顔で狩りをするほかない。僕はそんなギリギリで生きている淫魔の一人だった。
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    miyase_up

    DONE2022年9月18日開催の「秘密の裏家業31」の萩松新刊の全文です。
    萩原がヘタレかつぐるぐる悩みすぎており受け取り方によるかなと思ったので、ご不安な方はこちらでお確かめいただけたら……! あと「好き」を詰め込んだ作品をよかったら気軽に読んでほしい!!!!!(素直)感想、反応などもいただけたら嬉しいです。励みになります。
    【萩松】ふりふられ、てのひらでおどれ!(全文掲載) ――松田に好きな人がいるらしい。
    萩原、なんか聞いてねぇ? というクラスメイトにはなんと答えたのか、今日の昼間の出来事だというのに思い出すことができなかった。クラスメイトは深く興味がなかったのかすぐ次の話題へと移ったが、ずっとそれどころではなかった。
    あまりの衝撃に頭の中が陣平ちゃんのことでいっぱいで、陣平ちゃんのことが目に入れば「好きな人いるんだ……」と小学生みたいなことを思ったし、その視線の先にいる人を探したりもした。ずっと隣に居た幼馴染の秘密を盗み見てしまった気がしてなんだか落ち着かず、そわそわしていて当の本人には不審がられ心配される始末で。
    そんな調子でまともに陣平ちゃんのことを見ていられなくて、放課後になるやいなや「ごめん今日予定あるから先帰んね」と一方的に告げて返事も聞かずに教室を飛び出してきた。ただでさえずっと考えてしまうというのに、何の因果か夕食はカレーでどうしたって陣平ちゃんのことを考えてしまい、家族にも心配される始末だった。
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