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    フレーズ

    yosuga_04_05

    DONE「“僕が先に灰になったらさ、ダイヤモンドにしてくれる?”」

    🦁くんと👟くんの指輪の話。
    遺骨ダイヤモンドの話ですが、しっかり二人が幸せな話です。
    地球最後の告白をの「幸せな灰になって」のフレーズを引きずった結果です。

    蛇足ですがおまけもあります。
    【💛💜】ゴールド・ダイヤモンド ——先に灰になったらさ。
     ダイヤモンドにしてくれる?



    「…………」
     意識が夢から覚めていく。
     なんだか肌寒くて、シュウはそっと目を開いた。起き抜けでろくに回らない頭。ぼやける視界は、何度か瞬き繰り返す内にはっきりとしてくる。
     どうやら、ブランケットが肩から落ちてしまっている。
     あくびを零しながら、シュウはブランケットを手繰り寄せた。そうして、傍らでぐっすりと眠る生き物にもきちんとブランケットを分けてやる。シュウと同じく何も身に着けていないルカのタトゥーが剝き出しだ。しなやかな筋肉を纏った身体は引き締まっていて、ひっついてみるといつだって自分より体温が高い。
     ベッドの下に散らばった衣服たちが視界に映って、そういえば、とシュウは思いだす。昨夜、ルカと熱を分け合って、そのまま疲れ切って眠ってしまったのだった。
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    tooko1050

    DONE御礼として書き始めたらえらく長くなってしまいまして💦やっと出来ました!
    というわけで、その後のあの本丸より、楽しい日のお話です☺️

    診断メーカーより
    『本のタイトルは「リグレットの雨に濡れながら」で、帯のフレーズは【 誰に蔑まれてもかまわない。僕は君が好きだ。 】です。』ネタ

    ■通常男士むつと保護刀な兼 設定
    『訣れの歌が終わる前に』番外編
    「大好きとおくりもの」
    「大好きとおくりもの」「う……?」
     気持ち良く目覚めた部屋の中はまだまだ布団の中のぬくぬく感が愛おしい、そんな季節だ。
     良い天気らしく、陽の光で障子が光っているように見える。
    「お目覚めですか?」
    「んー」
    「おはようございます、和泉様」
     くろのすけが柔らかな声で挨拶してくれるのにおはよう、と返して和泉の一日が始まった。

     いつも通り綿入を羽織ってもふもふと心地良い布団をしまったりしていると、隣の部屋の方から小さな音がした。
    「あ!」
     間もなくキシキシと軽く床板の音がして障子には人影。するりと開いた向こうには大好きな「いずみ」こと和泉守がいた。
    「おはようさん。よく眠れたか?」
    「あー!」
     着替えを済ませている和泉守がさっと中に入って障子を閉めてくれた。ひや、と滑り込んでくる冷気にちょっと首を竦めていると、風邪引かねえうちに着替えような、と優しい声がする。
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