兎赤
neconomayuge
DONE兎赤オンラインプチ ばくたちの赤いいと6開催おめでとうございます!2022年のお誕生日は、なんと台湾の兎赤アンソロに寄稿させていただきました!!!
台湾での通販のみのようでそちらのアンソロを手にするのは難しいかと思うのですが、私の漫画は公開&再録させていただきます。
見返してわかりにくいなと思ったんですが、25歳…と年号のくだりにタイムラグがあります…補完してください……!!! 15
koooooba84
DONE木兎さんお誕生日おめでとう漫画2022(全年齢 / 9頁)台湾で発行されました「木兎さんお誕生日 兎赤アンソロジー『Written in the Stars』」に寄稿させていただいた漫画です。(素敵なアンソロジーにお誘いいただきありがとうございました!)
※お付き合いしたての高校生兎赤の二人です 9
うーあん
DONEぼくたちの赤いいと6開催おめでとうございます🎊『28回目のタンジョービ』
台湾の兎赤アンソロジーに寄稿させていただいた、木兎さんお誕生日おめでとう漫画(6p)です🥰🎂
短い漫画ですが今年もお祝いできて嬉しいです!兎赤可愛い! 6
Fo後エラー閲覧不可ご一報下さい
DOODLE木兎さんお誕生日&兎赤プチ開催おめでとうございますお誕生日感のない意味不明雰囲気顔漫画ですが、よかったらチラ見して行ってください。
端末の故障により7割終わったデータを喪失、バックアップを取ってなかった自分が100%悪いのですが、記憶を辿り全ページ0から書き直し、木兎さんに捧ぐ120%でした。描き切った感で内容の無さに今頃気付k…終))もくりで励ましてくださったフォロワ様に感謝〜〜っ❣️😭 12
Fo後エラー閲覧不可ご一報下さい
DOODLEiPadが壊れ原稿ができなくなったおじさんの狂気で始まった突発木兎さん誕生日企画。🎨アイビス&👆
赤葦くんの突然のセクハラ宣言に木兎さんのぴゅあぴゅあが大爆発——❣️兎赤ですよ。
#セックハラスメンッ葦くん 5
カエル
DONE2022.04.05bokuaka Dayにて、Twitterに投稿。
前後白湯さん( @zengosayu45)の作品【ネクタイ】から着想を得て、許可を頂いて書かせていただきました。
木兎さんの卒業式にセンチメンタルになる赤葦くんとネクタイと木兎さんと、三年生ズのお話し。兎赤未満だけど、限りなく兎赤な二人。
お別れと、ネクタイと、これからと。.
.
.
.
普段は殺風景な講堂内は赤と白とで飾られて、厳かな空気に包まれていた。いつもはジャージの教師や、草臥れた白衣姿の教師が今日は皺ひとつないパリッとしたスーツを身に纏い、しゃんとしている。別人みたいだ。ぼんやり、赤葦は思う。それは、いつもは上靴のかかとを踏んでいたり、気崩していたりする制服をぴっちりと着こなしている同輩達にも言えることだけど。
ざわめきが消えて、代わりにピアノの音色が響き出すと、それぞれのクラスの担任が先導する形で卒業生が入って来た。一組の半分より少し後ろ、木兎が入場口を潜って現れると会場の視線の多くは彼に集まる。周囲よりも身長が高く、頭が飛び出た木兎が目立つのは当たり前ではあるけれど、彼よりも背の高い生徒はいる。それでも尚、木兎はいつだって一際人目を惹いた。
10107.
.
.
普段は殺風景な講堂内は赤と白とで飾られて、厳かな空気に包まれていた。いつもはジャージの教師や、草臥れた白衣姿の教師が今日は皺ひとつないパリッとしたスーツを身に纏い、しゃんとしている。別人みたいだ。ぼんやり、赤葦は思う。それは、いつもは上靴のかかとを踏んでいたり、気崩していたりする制服をぴっちりと着こなしている同輩達にも言えることだけど。
ざわめきが消えて、代わりにピアノの音色が響き出すと、それぞれのクラスの担任が先導する形で卒業生が入って来た。一組の半分より少し後ろ、木兎が入場口を潜って現れると会場の視線の多くは彼に集まる。周囲よりも身長が高く、頭が飛び出た木兎が目立つのは当たり前ではあるけれど、彼よりも背の高い生徒はいる。それでも尚、木兎はいつだって一際人目を惹いた。
カエル
DONE兎赤ワンドロワンライお題:真剣勝負 2022.02.13
DKで付き合ってない二人の意地の張り合い。
結末はキャラメルフレーバー.
.
.
.
どちらが先に勝負をはじめたのか、なんて事はもはや本人達とて覚えてはいなかった。切っ掛けすらも彼らの記憶にはすでにない。ただ漠然とあるのは「言わせた方が勝ち」と言う謎の勝利条件だけだ。つまりは「言ったら負け」である。二人揃って、重要なのは後者であった。「勝ちたい」よりも「負けたくない」のである。二人揃って、どうしようもない負けず嫌いだった。故に勝負はずっと平行線のまま、木兎と赤葦は出会ってから二度目のバレンタインを迎えた。
「赤葦、チョコ貰った?」
「……なんでですか」
「どっちが多く貰うか勝負しようと思って!」
久しぶりに三年全員が登校したその日、やはり久しぶりにいつもの面々で昼食を取っている真っただ中で、そんな事を言い出したのは木兎だった。食堂の喧騒の中、勝負を持ち掛けられた赤葦はきょとりと目を瞬かせた。木兎以外の三年の面々は全員、生ぬるい気持ちになる。勝てる勝負を持ち掛けたな、と。
3954.
.
.
どちらが先に勝負をはじめたのか、なんて事はもはや本人達とて覚えてはいなかった。切っ掛けすらも彼らの記憶にはすでにない。ただ漠然とあるのは「言わせた方が勝ち」と言う謎の勝利条件だけだ。つまりは「言ったら負け」である。二人揃って、重要なのは後者であった。「勝ちたい」よりも「負けたくない」のである。二人揃って、どうしようもない負けず嫌いだった。故に勝負はずっと平行線のまま、木兎と赤葦は出会ってから二度目のバレンタインを迎えた。
「赤葦、チョコ貰った?」
「……なんでですか」
「どっちが多く貰うか勝負しようと思って!」
久しぶりに三年全員が登校したその日、やはり久しぶりにいつもの面々で昼食を取っている真っただ中で、そんな事を言い出したのは木兎だった。食堂の喧騒の中、勝負を持ち掛けられた赤葦はきょとりと目を瞬かせた。木兎以外の三年の面々は全員、生ぬるい気持ちになる。勝てる勝負を持ち掛けたな、と。
kankitsu45
PROGRESSぼくたちの赤いいと5で展示した卒業まんがは、公開した頁以降あと30数頁ペン入れから先の作業が残っています…。最後の方で大人になったふたりを描くのが楽しみであり、うまく描ききれるか心配でもあり…🦉Fo後エラー閲覧不可ご一報下さい
INFO2022.ぼくたちの赤いいと5兎赤の日おめでとうございます
加工練習絵で申し訳ないんですが、
自主練終わりの体育館の電気を消した時、そっと触れるだけのキスをするのが習慣だったら…
静まり返った暗闇の中、赤葦くんのキス待ち顔はいちばん近い木兎さんしか…
ッッッてね!!全ての可能性を持つ奇跡のふたりですよね…あ〜〜〜とうっと〜〜〜!!!
(((大の字)))
koooooba84
DONE「欲情道中30min.」(全年齢ver.)大人遠距離兎赤の赤葦くんが、新大阪駅から木兎さんの家までの道中(車内)でひたすら葛藤する話です。
※木兎さんが車の免許を持っている(車を持っている)、作中では詳しく出てきませんが木兎さんの家が東大阪にあると仮定…など、ねつ造箇所あります。 26
やまだたろー
MOURNING死ネタが大好きなヤバヲタクが深夜テンションでちょいちょいと書きあげてしまったよく分からないモノ。兎赤ですが当たり前のようにクロ月も出てくるので注意…愛した人「木兎さん、起きてくださいよ。」
彼は眠そうに目を擦る。それから枕元のスマホで時計を見る。時計は9時半を示していた。
「あ、起きた起きた。朝ごはんどうしましょうか?」
そのまま何も返事をしないまま、彼は寝室を後にする。バシャバシャと水の音がする。顔を洗っているのだろうか。仕方が無いので先にリビングに行く。トーストとコーヒーを2人分。ちょうど目玉焼きが焼きあがった頃に、彼はリビングに来る。まだ眠たいのだろうか、ぼーっとしているようだ。
「木兎さん、いくら眠いからって無視しないでください。さすがの俺でも怒りますからね。」
返事はかえってこないが、まぁ分かってはいるのだろう。
「じゃ、いただきます。」
いつも朝は米派の赤葦だが、木兎はパンの方が好きらしいのでたまにはトーストも悪くないだろう。あまり自分で焼くことがなかったので、すこしコゲている。
1960彼は眠そうに目を擦る。それから枕元のスマホで時計を見る。時計は9時半を示していた。
「あ、起きた起きた。朝ごはんどうしましょうか?」
そのまま何も返事をしないまま、彼は寝室を後にする。バシャバシャと水の音がする。顔を洗っているのだろうか。仕方が無いので先にリビングに行く。トーストとコーヒーを2人分。ちょうど目玉焼きが焼きあがった頃に、彼はリビングに来る。まだ眠たいのだろうか、ぼーっとしているようだ。
「木兎さん、いくら眠いからって無視しないでください。さすがの俺でも怒りますからね。」
返事はかえってこないが、まぁ分かってはいるのだろう。
「じゃ、いただきます。」
いつも朝は米派の赤葦だが、木兎はパンの方が好きらしいのでたまにはトーストも悪くないだろう。あまり自分で焼くことがなかったので、すこしコゲている。
やまだたろー
MOURNING宝石バースな兎赤SSもどきです。供養供養…_(ˇωˇ」∠)_
彼の宝石 赤葦京治という男はとても美しかった。見た目にしても、中身にしても、どこをとっても美しかった。余計な物が何も無い綺麗な身体付きに、短いながらもふわふわとしていて艶やかな美しい黒髪。キリッとした目の奥にあるのはエメラルドグリーンの透き通った瞳。そして彼の右手には、大きな緑色の宝石がキラキラと光り輝いているのだ。
美しいながらも何も寄せつけないような気高い表情。彼は正しく【宝石】のような男だった。
部活が終わり、練習着から制服に着替える。Tシャツを脱ぐ彼の動作も、シャツに袖を通すそのちょっとした仕草でさえも、どうしようもなく美しい。
もし彼を自分のものにできたなら――。
「……あかーし!帰ろ!」
「うるさいです聞こえているので叫ばないでください木兎さん。」
1217美しいながらも何も寄せつけないような気高い表情。彼は正しく【宝石】のような男だった。
部活が終わり、練習着から制服に着替える。Tシャツを脱ぐ彼の動作も、シャツに袖を通すそのちょっとした仕草でさえも、どうしようもなく美しい。
もし彼を自分のものにできたなら――。
「……あかーし!帰ろ!」
「うるさいです聞こえているので叫ばないでください木兎さん。」
カエル
DONE21.12.05開催の、兎赤オンラインプチ「ぼくたちの赤いいと4」にて、嫉妬アンソロジーに寄稿させて頂いたお話しです。付き合ってない二人で、木葉さん目線。三人称。
不条理な嫉妬と独占欲にお砂糖一キログラム添えて.
「仕事と私、どっちが大事なのよって同期の奴が彼女に言われたんだと」
「そんなに仕事ばっかだったんだ」
「まぁ、繁忙期ではあったな」
出張で大阪に来たついで、月曜日はオフ日だった筈だしと木葉は木兎を呼び出した。シーズン中は酒を飲まない木兎に遠慮して自分もソフトドリンクを頼もうとする木葉に「好きなの飲めば良いじゃん。俺気になんねぇし」と言うから、一瞬だけ迷ったが誘惑にあっさり負けて、木葉はビールを頼んだ。
そこから彼是二時間。後ろに座っていた女性二人組の「彼氏が仕事ばっかりで」なんて言う言葉に同期の愚痴を思い出して、冒頭の発言へといたる。
「実際言われたらすんげぇ面倒なんだろうけどさ。言われたことない身としては言われてみたくもある」
6407「仕事と私、どっちが大事なのよって同期の奴が彼女に言われたんだと」
「そんなに仕事ばっかだったんだ」
「まぁ、繁忙期ではあったな」
出張で大阪に来たついで、月曜日はオフ日だった筈だしと木葉は木兎を呼び出した。シーズン中は酒を飲まない木兎に遠慮して自分もソフトドリンクを頼もうとする木葉に「好きなの飲めば良いじゃん。俺気になんねぇし」と言うから、一瞬だけ迷ったが誘惑にあっさり負けて、木葉はビールを頼んだ。
そこから彼是二時間。後ろに座っていた女性二人組の「彼氏が仕事ばっかりで」なんて言う言葉に同期の愚痴を思い出して、冒頭の発言へといたる。
「実際言われたらすんげぇ面倒なんだろうけどさ。言われたことない身としては言われてみたくもある」
カエル
MOURNING21.11.11 ぽっきぃの日dk兎赤で付き合ってない二人。
果たして本当に食べられたのは、 いつも通りに自主練をして、片付けを終えると木兎さんは体育館の鍵を返しに、俺は一足先に部室に戻りささっと着替えて部誌を書くのがお決まりだった。普段と違っていたのは、十一月十一日だからとマネージャーが差し入れてくれたポッキーを食べていた事くらい。
ぽりぽり食べていると木兎さんが戻ってきて、着替えをする。何か話していたけれど、そっちにばかり気をやると部誌が進まないのは副部長になって数ヶ月くらいには学んだ。だから、結構適当に聞き流してる。木兎さんも自分の代わりに俺が部誌を書いている事はわかっているから、この時ばかりはあまり文句も言わない。
「それ、俺も食べてもいーい?」
不意に聞かれて顔を上げる。椅子を持ってきて、机を挟んで俺と向き合うように木兎さんは座っていた。木兎さんの定位置だ。
1636ぽりぽり食べていると木兎さんが戻ってきて、着替えをする。何か話していたけれど、そっちにばかり気をやると部誌が進まないのは副部長になって数ヶ月くらいには学んだ。だから、結構適当に聞き流してる。木兎さんも自分の代わりに俺が部誌を書いている事はわかっているから、この時ばかりはあまり文句も言わない。
「それ、俺も食べてもいーい?」
不意に聞かれて顔を上げる。椅子を持ってきて、机を挟んで俺と向き合うように木兎さんは座っていた。木兎さんの定位置だ。
カエル
MOURNING兎赤版ワンドロワンライお題:水族館 21.10.16
付き合っていない、高校生な二人で、モブ女子目線。
いつか、暇になったら。.
「あかぁーし、あのさ」
「はい。何ですか、木兎さん」
まず初めに言いたい。ここは三年一組の教室である。私の隣にはあかぁーし事、赤葦京治くんが座っているが、彼は二年生だ。つまり、その席の本来の主ではない。が、赤葦くんは割と頻繁にそこに座っている……と思う。その理由は、赤葦くんの前に座る男、木兎光太郎だ。
木兎と赤葦くんはバレー部の主将と副主将の関係である。そして、その関係こそが赤葦くんが頻繁にこの教室に足を運ぶ原因であった。部活動にて必要な書類やら何やら、まぁ、要するに事務的ななんやかんやが全くダメで、提出期限ギリギリになっても提出されていない事を知った赤葦くんが昼休みに我らが三年一組の教室に乗り込んでくると言うのがお決まりなのである。
4441「あかぁーし、あのさ」
「はい。何ですか、木兎さん」
まず初めに言いたい。ここは三年一組の教室である。私の隣にはあかぁーし事、赤葦京治くんが座っているが、彼は二年生だ。つまり、その席の本来の主ではない。が、赤葦くんは割と頻繁にそこに座っている……と思う。その理由は、赤葦くんの前に座る男、木兎光太郎だ。
木兎と赤葦くんはバレー部の主将と副主将の関係である。そして、その関係こそが赤葦くんが頻繁にこの教室に足を運ぶ原因であった。部活動にて必要な書類やら何やら、まぁ、要するに事務的ななんやかんやが全くダメで、提出期限ギリギリになっても提出されていない事を知った赤葦くんが昼休みに我らが三年一組の教室に乗り込んでくると言うのがお決まりなのである。
カエル
MOURNING兎赤版ワンドロワンライお題:お月見 21.10.02
付き合っていない、アラフォーの二人。木兎さんが赤葦くんの家に押し掛けて、そのまま住み着いて一緒に住んでる。
2LDK庭付き、駐車場有り、ペット可の続き。
3LDK、庭付き、駐車場有、お月見可 太陽みたいなその人はバックパック一つ背負って日本から世界へと旅立った六年後、突然仕事上がりの俺の前に現れ、何の前触れもなく俺に求婚した。俺の職場の目の前で。
お陰で翌日以降色々と大変だったし、暫くは本気で珍獣にでもなった気分だった。漸く最近落ち着いて来て、ホッとしている。
で、その元凶とも言える、六年ぶりに日本に帰って来た木兎さんは何故かそのまま俺の家に上がり込んで、そのまま住み着いている。1DKと言う慎ましい我が家に。お陰で、一人の時にはまるで感じなかった狭さを日々感じている。
「木兎さん。こんな狭いところにわざわざいないで、ご自分の家に帰ったらどうですか」
木兎さんが居座り始めて一週間経った頃、まるで出ていく気配のない彼にそう申し出たところ、予想外の返事が返って来た。
9627お陰で翌日以降色々と大変だったし、暫くは本気で珍獣にでもなった気分だった。漸く最近落ち着いて来て、ホッとしている。
で、その元凶とも言える、六年ぶりに日本に帰って来た木兎さんは何故かそのまま俺の家に上がり込んで、そのまま住み着いている。1DKと言う慎ましい我が家に。お陰で、一人の時にはまるで感じなかった狭さを日々感じている。
「木兎さん。こんな狭いところにわざわざいないで、ご自分の家に帰ったらどうですか」
木兎さんが居座り始めて一週間経った頃、まるで出ていく気配のない彼にそう申し出たところ、予想外の返事が返って来た。
カエル
MOURNING兎赤版ワンドロワンライお題:ペット 21.09.04
付き合ってない、アラフォーな二人。木兎さんが少し早く現役引退してて……と言う悲壮感は0のお話です。
2LDK庭付き、駐車場有り、ペット可 太陽みたいなその人が俺達の前から姿を消して、もう彼此六年が経っていた。姿を消して数か月後から時折、思い出したように気ままに、気紛れに届くようになった彼からのポストカードはとうの昔に両手足の指でも足りない数になった。
旅先で買ったのだろうそれは、その国々の街並みや人々の営み、風景などの写真で、必ず現地の言葉の挨拶と「赤葦におすそ分け!」と言う一言が添えられていた。彼の声が聞こえると共に異国の風までそよいでくるような、そのポストカードは細やかな俺の楽しみとなっていた。
木兎さんはきっと今日も、地球の何処かで誰かの心を照らしてる。
誰よりも楽しく、弾けるようにコートの中を駆けて、羽ばたいた木兎さんは惜しまれつつも三十二歳で引退した。足の怪我が原因だった。日常生活や軽い運動ならば問題ないとの事だったが、日の丸を背負って世界の最前線で戦うのはもう、無理だった。化け物世代と呼ばれた世代の中では誰よりも早い戦線離脱となった。
8119旅先で買ったのだろうそれは、その国々の街並みや人々の営み、風景などの写真で、必ず現地の言葉の挨拶と「赤葦におすそ分け!」と言う一言が添えられていた。彼の声が聞こえると共に異国の風までそよいでくるような、そのポストカードは細やかな俺の楽しみとなっていた。
木兎さんはきっと今日も、地球の何処かで誰かの心を照らしてる。
誰よりも楽しく、弾けるようにコートの中を駆けて、羽ばたいた木兎さんは惜しまれつつも三十二歳で引退した。足の怪我が原因だった。日常生活や軽い運動ならば問題ないとの事だったが、日の丸を背負って世界の最前線で戦うのはもう、無理だった。化け物世代と呼ばれた世代の中では誰よりも早い戦線離脱となった。