有馬
Naked_MIKAN
DONE「鏡像の夜を破れ」と、有馬 礼さんの「蠱毒姫」世界とのクロスオーバー2作目です。時系列的には「鏡像~」52話くらいの話です。
転がる宝玉と透けてる下着と吠える犬「そう…ここは、布地が少なくて透けている下着を強制的に着せることができる部屋」
「布地が少なくて透けている下着を強制的に着せることができる部屋」
布地が少なくて透けている下着を強制的に着させられたルークは、衝撃のあまり相手の言葉を復唱し、もはや隠れているとも言えない胸元を両腕で隠してしゃがみ込んだ。癖のある、首筋で整えられたしろがねの髪、それに中性的な四肢は、辱めのようにいかがわしいレースで飾られている。
黒い天鵞絨(ビロード)をふんだんに使い、金縁のレースで飾られた広い部屋で、その内装に勝るとも劣らない豪奢な女がルークを見下ろす。
肩口まである淡い金色の髪をコテで巻き、胸元と太股まで深い切れ込みが入った黒いドレスの女は、指先ひとつをくるりと動かす。細かな光がぱっとルークに集まり、今度は紐の集まりといった方が正しい下着になる。
14348「布地が少なくて透けている下着を強制的に着せることができる部屋」
布地が少なくて透けている下着を強制的に着させられたルークは、衝撃のあまり相手の言葉を復唱し、もはや隠れているとも言えない胸元を両腕で隠してしゃがみ込んだ。癖のある、首筋で整えられたしろがねの髪、それに中性的な四肢は、辱めのようにいかがわしいレースで飾られている。
黒い天鵞絨(ビロード)をふんだんに使い、金縁のレースで飾られた広い部屋で、その内装に勝るとも劣らない豪奢な女がルークを見下ろす。
肩口まである淡い金色の髪をコテで巻き、胸元と太股まで深い切れ込みが入った黒いドレスの女は、指先ひとつをくるりと動かす。細かな光がぱっとルークに集まり、今度は紐の集まりといった方が正しい下着になる。
まつだ
PAST突発的に書きたくなって書いたアホえろじくあり。以前描いた『ファッションショー』の続きですが、ここからでも読めます。
メイド服を着せられ、緊縛された有馬くんとの仲良し(?)プレイ
pass:楽日+英字 14171
NANO
DONE喧嘩した時空院と燐童にそれぞれのアプローチをする谷ケ崎と有馬。不思議な味方「丞武」
後ろから掛けられた呼び声に、時空院は振り返らずに答える。
「ご心配なく。少し風に当たってくるだけですよ」
些細なことで阿久根と言い合いになった。
二人の距離感は有馬や谷ケ崎と違って、ある一定のラインがある。
時空院も阿久根も基本的には自分から争いを引き起こすのではなく、中立の立場をとってチームの輪を保つ立ち回りをするタイプだ。互いにそれを口にはせずとも理解している。
傍から見ればその距離感は素っ気なく見えるのかもしれないが、当人達は特にそれに不満もなければ改めるつもりもない。
二人の共通点。それは「人間らしくない」と評されること。過去の生き様ゆえに二人とも感情的になることが少なく、仕事と割り切ればどんな冷酷な判断も躊躇なく出来る、いわば仕事人枠だ。
4942後ろから掛けられた呼び声に、時空院は振り返らずに答える。
「ご心配なく。少し風に当たってくるだけですよ」
些細なことで阿久根と言い合いになった。
二人の距離感は有馬や谷ケ崎と違って、ある一定のラインがある。
時空院も阿久根も基本的には自分から争いを引き起こすのではなく、中立の立場をとってチームの輪を保つ立ち回りをするタイプだ。互いにそれを口にはせずとも理解している。
傍から見ればその距離感は素っ気なく見えるのかもしれないが、当人達は特にそれに不満もなければ改めるつもりもない。
二人の共通点。それは「人間らしくない」と評されること。過去の生き様ゆえに二人とも感情的になることが少なく、仕事と割り切ればどんな冷酷な判断も躊躇なく出来る、いわば仕事人枠だ。
百合菜
DONE有馬さん、誕生日おめでとうございます。6(無印)の有馬ルートにある夜会。
もしそこでふたりの道が別れたら……?
そんなことから思いついたネタです。
ふたりが待ち受ける意外な展開をどうぞ。
※村雨先生が登場していますが、特にストーリーに絡まないです💦
別れた時空の先には意識を戻したときに見えたのは青空だった。
雲は多少あるものの、梅雨の合間に見せた青い空。
そして手にしているのは花束。入院中のおばあちゃんに渡そうと持ってきたもの。
-帰ってきたんだ。
梓はそのことを実感する。
体感的には数ヶ月前に何者かに呼ばれたような気がし、そして次に目を覚ましたときにいたのは異世界。怨霊がうごめく世界でさまざまな人と出会い、そして……恋をした。
だけど、その恋の結末は悲しいもの。
途中想いが通じたと感じたのは気のせいだったのかもしれない。
初めて恋をした相手は何よりも帝都の未来を考え行動する者。その姿勢に惹かれたが、相手にとってはやはり自分の存在はそこまでのものではなかったらしい。
「幸せに」。その言葉が示していたのは別れ。
6804雲は多少あるものの、梅雨の合間に見せた青い空。
そして手にしているのは花束。入院中のおばあちゃんに渡そうと持ってきたもの。
-帰ってきたんだ。
梓はそのことを実感する。
体感的には数ヶ月前に何者かに呼ばれたような気がし、そして次に目を覚ましたときにいたのは異世界。怨霊がうごめく世界でさまざまな人と出会い、そして……恋をした。
だけど、その恋の結末は悲しいもの。
途中想いが通じたと感じたのは気のせいだったのかもしれない。
初めて恋をした相手は何よりも帝都の未来を考え行動する者。その姿勢に惹かれたが、相手にとってはやはり自分の存在はそこまでのものではなかったらしい。
「幸せに」。その言葉が示していたのは別れ。
NANO
DONE谷ケ崎vs有馬(フリースタイルラップバトル対話■落書き■
D4の始まりはただの復習劇で、社会の中で何者にもなれなかった者同士が集まっただけだった。
二度目の脱獄にあるのは"希望"とか"未来"とか"友情"とか、そんな明るい言葉だけじゃない。
一度目よりも複雑な葛藤やすれ違い。関係性を作り上げていくのは、行動を共にする目的があった頃よりももっと難しかった。
谷ケ崎と有馬の言い争いは日常茶飯事で、時には本気で仲裁をしなければ壊れてしまいそうなほど苛烈なこともあった。
少しづつ変わっていく自分をどう受け止めていけばいいのか。
谷ケ崎も有馬も抱えている違和感は同じだった。
四人でいることで生まれる温かさを心地よく思う気持ち。けれどその温かさに素直に手を伸ばせず、地団駄を踏んで迷う気持ち。
3344D4の始まりはただの復習劇で、社会の中で何者にもなれなかった者同士が集まっただけだった。
二度目の脱獄にあるのは"希望"とか"未来"とか"友情"とか、そんな明るい言葉だけじゃない。
一度目よりも複雑な葛藤やすれ違い。関係性を作り上げていくのは、行動を共にする目的があった頃よりももっと難しかった。
谷ケ崎と有馬の言い争いは日常茶飯事で、時には本気で仲裁をしなければ壊れてしまいそうなほど苛烈なこともあった。
少しづつ変わっていく自分をどう受け止めていけばいいのか。
谷ケ崎も有馬も抱えている違和感は同じだった。
四人でいることで生まれる温かさを心地よく思う気持ち。けれどその温かさに素直に手を伸ばせず、地団駄を踏んで迷う気持ち。
YNoco000_fmm
DONED4 有馬と燐童 イライラしにくいコンビで穏やかにお話。※椎名林檎様の「浴室」、RADWIMPS様の「五月の蠅」の歌詞を含みます。
気持ち悪くならない程度に歌詞を調べてみてほしい……
浴室と蠅―阿久根燐童、お前を逮捕する。
―融通の利く駒ができた。
―お前は邪魔なんだ。
待て、いままでお前たちの思い通りに動いてきただろう、こんな仕打ちを受ける道理なんて……!
「!……ここは、あぁ。」
繰り返し見る最悪の夢、ある種のフラッシュバックから解放されると視界は灰色に埋め尽くされる。
見慣れない打ちっぱなしの壁に、場の状況を掴めず一瞬混乱したが、思い出した。
長い間テナントが入っていないようで自然に朽ちるのを待っているかのような廃ビル。
満月なのだろうか、窓から差し込む月明りで、室内はぼんやりと照らされている。
追手を避けながら見つけた、新しい拠点。ベッドなどあるはずもなく今にも崩れ落ちそうな応接用ソファで燐童は体を横たえていた。
1546―融通の利く駒ができた。
―お前は邪魔なんだ。
待て、いままでお前たちの思い通りに動いてきただろう、こんな仕打ちを受ける道理なんて……!
「!……ここは、あぁ。」
繰り返し見る最悪の夢、ある種のフラッシュバックから解放されると視界は灰色に埋め尽くされる。
見慣れない打ちっぱなしの壁に、場の状況を掴めず一瞬混乱したが、思い出した。
長い間テナントが入っていないようで自然に朽ちるのを待っているかのような廃ビル。
満月なのだろうか、窓から差し込む月明りで、室内はぼんやりと照らされている。
追手を避けながら見つけた、新しい拠点。ベッドなどあるはずもなく今にも崩れ落ちそうな応接用ソファで燐童は体を横たえていた。
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DONED4 有馬正弦 ボラプベースの独り言。(※流血、暴力表現多数)
敗者、諦念コンクリートに倒れ空を仰ぐ。散々蹂躙された体は内も外もボロボロだ。鼻から喉に逆流した血が張り付く感覚。口の中も腫れて呼吸しづらい。
全身から伝達される痛みで、今の状況が現実であることを知覚する。目に映る空はどこか濁っていて。もうどうだっていい。
家はあった。クソだが。母親である女は自分で産みたくて産んだはずなのに構うのに飽きたら最低限のことだけ取り繕ってあとは放置。男を連れ込んでは見たくもねェもん見せつけられて、男に振られりゃまだガキの俺を殴った。何人目か、酷いときは男と一緒に俺を殴った。
姉貴もいたがこんな家族早々に見限ってほとんど家に帰ってこない。所詮あの女と同じってワケだ。……俺も同じか。
家はあっても居場所はなかった。同情なんていらねェ。金くれよなんてガキの頃再放送のドラマかなんかで見かけたセリフを言うつもりもねェ。俺は俺のやりたいように生きる。ただそれだけだ。善いも悪いも俺が決める。関係ねェんだよ、他人なんて。
1745全身から伝達される痛みで、今の状況が現実であることを知覚する。目に映る空はどこか濁っていて。もうどうだっていい。
家はあった。クソだが。母親である女は自分で産みたくて産んだはずなのに構うのに飽きたら最低限のことだけ取り繕ってあとは放置。男を連れ込んでは見たくもねェもん見せつけられて、男に振られりゃまだガキの俺を殴った。何人目か、酷いときは男と一緒に俺を殴った。
姉貴もいたがこんな家族早々に見限ってほとんど家に帰ってこない。所詮あの女と同じってワケだ。……俺も同じか。
家はあっても居場所はなかった。同情なんていらねェ。金くれよなんてガキの頃再放送のドラマかなんかで見かけたセリフを言うつもりもねェ。俺は俺のやりたいように生きる。ただそれだけだ。善いも悪いも俺が決める。関係ねェんだよ、他人なんて。
NANO
DONE有馬vs谷ケ崎(バスケットOne on One言い出したのは、有馬のほうだった。
「1on1やろうぜ」
場所は都会の片隅。時刻は深夜。
谷ケ崎と有馬は二人で 燐童と時空院との合流を待っている時間だった。
何処か待ち合わせるのに手頃な場所をと歩いている時に迷い込んだそのエリア。
一辺の壁はどこかのチームのロゴや下品な落書きで汚されていて、年季の入ったフェンスに囲まれている。入り口のフェンスも外れてしまいそうなほど、古いバスケットコートだった。
二つの街灯が頼りなくハーフコートを照らしている中を 有馬は遠慮なく進んでいく。誰かがコート脇に放置していったペットボトルや空き缶。その中にはボールも転がっていた。
「まだ時間あんだろ」
拾い上げたボールの硬さを確認して、何度か地面にリバウンドさせる。なんとか使えそうだ。ほらと連れにボールを見せてみる。
5730「1on1やろうぜ」
場所は都会の片隅。時刻は深夜。
谷ケ崎と有馬は二人で 燐童と時空院との合流を待っている時間だった。
何処か待ち合わせるのに手頃な場所をと歩いている時に迷い込んだそのエリア。
一辺の壁はどこかのチームのロゴや下品な落書きで汚されていて、年季の入ったフェンスに囲まれている。入り口のフェンスも外れてしまいそうなほど、古いバスケットコートだった。
二つの街灯が頼りなくハーフコートを照らしている中を 有馬は遠慮なく進んでいく。誰かがコート脇に放置していったペットボトルや空き缶。その中にはボールも転がっていた。
「まだ時間あんだろ」
拾い上げたボールの硬さを確認して、何度か地面にリバウンドさせる。なんとか使えそうだ。ほらと連れにボールを見せてみる。
NANO
DONE有馬正弦(一度目の脱獄→二度目の脱獄)どこにいても風は吹く「じゃあ僕と時空院さんで買い出しに行ってきますから、谷ケ崎さんと有馬さんはここで待っていてくださいね」
「大人しく」とやけに語尾を強調されて、二人は裏路地に停車した車内で留守番をする。
派手な脱獄を果たして数日。
The Dirty Dawgをターゲットに決めてから四人で目指しているのは政権宿る都会。有馬にとっては古巣でもある東都だ。
適当に何台か車を拝借しながら乗り継いで、北の地からここまできた。もうしばらく道路の脇に雪を見ていない。おそらく、順調に進んできているのだろう。
思うのは、よくもあんな遠くの地まで人様を送り込んでくれたものだ。ざまあみろ。
谷ケ崎がどれくらい腕の立つ奴なのかは前もって知っていた。でなければ手を組んだりはしない。
4563「大人しく」とやけに語尾を強調されて、二人は裏路地に停車した車内で留守番をする。
派手な脱獄を果たして数日。
The Dirty Dawgをターゲットに決めてから四人で目指しているのは政権宿る都会。有馬にとっては古巣でもある東都だ。
適当に何台か車を拝借しながら乗り継いで、北の地からここまできた。もうしばらく道路の脇に雪を見ていない。おそらく、順調に進んできているのだろう。
思うのは、よくもあんな遠くの地まで人様を送り込んでくれたものだ。ざまあみろ。
谷ケ崎がどれくらい腕の立つ奴なのかは前もって知っていた。でなければ手を組んだりはしない。