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    未来

    Rahen_0323

    MAIKING記憶喪失になるカキツバタ、を書こうとした導入です。導入なのに長くなってしまった。早く記憶失ってくれ。
    捏造妄想自己解釈過多、未来if要素も含まれます。なんでも許せる方向け。
    ポケモンのゲットとかそういうのが伴ってもポケモンの調査はポケモンの為でもあるから、頼んでくる相手とか状況にもよるかもしれないけどこの子達は大概普通に引き受けそうだなあ、と思った(本文の補足)。
    残花を手にあの酷く眩しくも黒い日々が過ぎ去って、ブルーベリー学園の皆が進級・卒業してから暫く。
    休学していたのもあり単位がギリギリだったもののなんとか二年生になった俺、ブルベリーグ暫定二位のスグリと、なんだかんだグダグダ言いながら漸く三年生へ昇った現チャンピオン、カキツバタは、二人テラリウムドームのポーラエリアに来ていた。
    「はーっ、ダリィよおーかったりぃよおー」
    「文句言うなリーグ部長。仕事サボってたツケが回っただけだべ」
    腹立たしくも少し誇らしいことに、この男は俺に負けてから多少は爪を研ぐことを思い出せたようで。前チャンピオンである交換留学生、ハルトが去った後正式にチャンピオンに戻り、皆の進言もあってブルベリーグに復帰出来た俺を実力で叩きのめした。現在戦績は三対七くらいの割合でカキツバタが勝っていて、俺はランク二位に甘んじる他無くなった。
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    aoino_a0

    MOURNING筆が乗ってしまったので書いた地雷。あり得ない時空のあり得ない未来のあり得ない話。
    うちの新司令×うちの新3号。名前があるので注意。
    朝ご飯を食べる「よしっ」
     魚焼きグリルで焼いただけのトースト。二つ一気に割り入れてフライ返しで切り分けた目玉焼き。一袋全部フライパンに放り込んだウィンナー。冷凍野菜とコンソメキューブを煮ただけの野菜スープ。全てを器に盛り終えたところで思わず声が漏れる。大したものではないが、たまに作るには十分な料理である。二往復して運んで、折りたたみテーブルの上に並べていく。ちゃちい机は食器を四つ置いただけでギチギチになってしまった。
    「……シャワーありがと」
     金属の小さな音とふて腐れたような小さな声。視線をやると、水場に続くドアの向こう側から黄色い頭が覗いていた。ぱちりとあった青い目はすぐにふぃと逸れる。シャワーを終えて帰ってきたコイビトは、わざとらしく背中を向けながら部屋に入って戸を閉め、俯きがちに歩んでテーブルの前に座った。いつも通り――昨晩の情事が忘れられず、昨晩の自分の痴態が忘れられず、それでも普段通りに過ごさねばならないと思い込んでいる、いつまで経っても変わらない姿である。可愛らしくて仕方が無い。
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