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    ヒマワリ

    おもち

    TRAININGPsyBorg。ひまわり畑でデートをしてくれ🌻
    画面いっぱいに映るその花にピントを合わせシャッターを切る。角度を変えて、近づいて離れて、満足いくまで何度も何度も写真を撮った。フォルダを確認しその出来にうんと頷くと、いつのまにかすぐ近くに来ていたふーふーちゃんが「いい写真は撮れたか?」と優しく声をかけてくれた。
    「うん、おまたせ」
    「いいや、浮奇を見て楽しんでいたからいくらでも」
    「俺? ただ写真を撮ってただけだよ?」
    「浮奇の見ている世界をそのままに映そうとしているんだろう。俺もその写真が楽しみだし、試行錯誤してる様子はかわいい」
    「……ふーふーちゃんも写真撮って。俺もふーふーちゃんの見てる世界を見たい」
    「んー、それだと向日葵の写真にはならないかも」
    広大なひまわり畑を目の前にして、ひまわりの写真にならないってどういうこと? 首を傾げる俺を見てふーふーちゃんは目を細めて微笑んだ。あ、いま、写真を撮りたい。傾いてきた太陽が風で揺れるたくさんのひまわりと、やわらかく笑うふーふーちゃんを照らしてる。思わずカメラを構えてシャッターを切ったらふーふーちゃんが吹き出すようにして笑った。ふーふーちゃんの笑った顔が大好きだ。もう一枚、あとちょっと、と何度かシャッターを切る。
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    YOI_heys

    DONE第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』で書かせていただきました!
    ひっさびさに本気出して挑んでみましたが、急いだ分かなりしっちゃかめっちゃかな文章になっていて、読みづらくて申し訳ないです💦これが私の限界…😇ちなみにこちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17839801#5 の時間軸の二人です。よかったら合わせてご覧下さい✨
    第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』※支部に投稿してあるツイログまとめ内の『トイレットペーパーを買う』と同じ時間軸の二人です。
    日常ネタがお好きな方は、よかったらそちらもご覧ください!(どさくさに紛れて宣伝)



    第1回ヴィク勇ワンドロワンライ『ひまわり』


    「タダイマー」
    「おかえり! って……わっ、どうしたのそれ?」

    帰ってきたヴィクトルの腕の中には、小ぶりなひまわりの花束があった。

    「角の花屋の奥さんが、持ってイキナ~ってくれたんだ」

    角の花屋とは、僕たちが住んでいるマンションの近くにある交差点の、まさしく角にある個人経営の花屋さんのことだ。ヴィクトルはそこでよく花を買っていて、店長とその奥さんとは世間話も交わす、馴染みだったりする。

    ヴィクトルは流石ロシア男という感じで、何かにつけて日常的に花を買ってきては、僕にプレゼントしてくれる。日本の男が花を贈るといったら、母の日や誕生日ぐらいが関の山だけど、ヴィクトルはまるで息をするかのごとく自然に花を買い求め、愛の言葉と共に僕に手渡してくれるのだ。
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