Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    会いたい

    湯船先輩

    MEMO渋谷の夜に極彩色自陣の皆に会いたい。(願望)
    ※『烏が群れては、極彩色』のネタバレは含まれてないと思いますが、万が一ネタバレに繋がる可能性があるため、現在未通過の方、通過中の方はご拝読をご遠慮ください。(誤字脱字駄文のオンパレード)
    渋谷での夜の一幕夜も更けの渋谷にて。
    少女は追われる身であった。彼女は高校生でありながら、深夜に1人でフラフラと歩いていた。家に帰ることもできたが、家庭での折り合いをつけることができず、なんとなく居心地の悪さを感じる家に帰りたいという気持ちが薄かったためだ。そこで放課後は制服を脱ぎ年齢を偽ることで、自分よりも年上の友人と早朝までバカ騒ぎをすることが多かった。
    先程までその友人達と遊んでいたが、キャッチに捕まりどこかの店へと消えていった。当然誘ってもらえたが、そのキャッチの胡散臭さがどうにも気になったため断ったのだ。
    アルコールが回り正常な判断ができなかった様子だったが、本当に大丈夫なのか。だが、彼らは大人なんだから自分のケツくらい自分で拭くだろう。そんなことを考えながらぼんやりと渋谷の街を歩いていると、なにやら裏路地の方から男達が話し合いをしている声が聞こえた。
    1705

    ciruela4469

    DONEうちよそ吸血鬼の現パロ+違う時空のお話でバーテン→社長のお話。
    バーテンが女々しいうえに、情緒がジェットコースター。
    尚、英語とスペイン語は翻訳アプリ使用なので、スルーしてください。

    【お題元】
    診断メーカー「こんなお話いかがですか」
    〈バーテンのお話は「誰かに会いたいと思うなんていつぶりだろうか」で始まり「何か言いたかったけれど、言葉がうまく出なかった」で終わります。〉
    Erante 誰かに会いたいと思うなんていつぶりだろうか。
     らしくない、そう感じつつ、抱えた感情に思わず小さく笑いが漏れた。

    ――――――――――――――――――――――

     いつものように店を開けると、いつもの客が顔を出す。
     いつものカウンター席で、最初はいつもの酒。それともその日の気分か。
     いつものように始まり、淡々と時間は過ぎていく。

     しばらくすれば、少ないながらも客足が増える。
     常連もいれば、たまに顔を見せる客、そんな彼らは連れ立ってやってくる時もある。
     一見客が訪れる日もあるが、繁華街から少し距離のある、なんの特徴もないバーには珍しい。
     そんな店と外の世界を隔てる年季の入ったドアから聞こえる小さなベルの音に、いつものように視線を向ける。
    3270