穹
shibuyou_mame
DONE列車に乗車した穹くんが皆に暮らし方を教わるシリーズ。初期穹くんとなのちゃんがお友達になるお話。
くるっぷくんで投稿済み。縦書き投稿が出来ると聞いてお試し投稿。
記憶のない俺たち「これが列車での暮らし方だ」
「……」
なんとなく、頷いた。宇宙ステーションの事が落ち着いて列車に乗車した俺は、ここでの暮らし方を丹恒に教えて貰っていた。
「何か質問はあるか?」
「……」
「ないならいい、後は適当に見て回れ。俺は資料室にいるから、何かわからないことがあればいつでも聞きに来い」
「わかった」
最初に会った時みたいに、彼は頷いてからドアの向こうへと行ってしまった。資料室への道は前側、後ろ側の階段があるドアにはキッチン……うん、大丈夫そうだ。
「……」
どうしようかと後ろを振り返って改めて列車を観察する。赤くて長いソファ、それと手前と奥側に数人座れそうな茶色い机とテーブルがあった。左右に大きな窓があって宇宙……が見える。たくさんの星が目にいっぱい広がって綺麗だ。あとは……そう、クジラの照明が泳いでいるように見えて少し楽しい。ここは列車ラウンジという場所。全部、丹恒から教わった。
5128「……」
なんとなく、頷いた。宇宙ステーションの事が落ち着いて列車に乗車した俺は、ここでの暮らし方を丹恒に教えて貰っていた。
「何か質問はあるか?」
「……」
「ないならいい、後は適当に見て回れ。俺は資料室にいるから、何かわからないことがあればいつでも聞きに来い」
「わかった」
最初に会った時みたいに、彼は頷いてからドアの向こうへと行ってしまった。資料室への道は前側、後ろ側の階段があるドアにはキッチン……うん、大丈夫そうだ。
「……」
どうしようかと後ろを振り返って改めて列車を観察する。赤くて長いソファ、それと手前と奥側に数人座れそうな茶色い机とテーブルがあった。左右に大きな窓があって宇宙……が見える。たくさんの星が目にいっぱい広がって綺麗だ。あとは……そう、クジラの照明が泳いでいるように見えて少し楽しい。ここは列車ラウンジという場所。全部、丹恒から教わった。
HiBiCORE_TRPG
SPUR MEVOID一応げんみ❌ y/nこれは完成する見込みゼロのらくがきなんですけど、丁燐穹って”こういうこと”しそうな男っぽさ正直”ある”よね(創造主の偏見)っていうやつです
落書き
DOODLEレイ穹 現パロ 後で推敲します続くかも
止まり木を見つけた 腹の底をとろ火でぐつぐつ炙る茶を一杯、二杯、景気良く流し込んでいって、気付いたころには一人になっており、やたら肌触りの良い夜風を浴びながらどことも知れぬ路地裏を彷徨っていた。
暫くすると胃が唐突に正気を取り戻し、主に理不尽を訴えた。穹は耐えきれず薄汚れた灰色の壁と向き合ってげえげえ吐く。送風機が送る生温かさは腐乱臭を伴っているようにも思えた。その悪臭の出処は足元だ。なまっちろい小さな湖を掻きまわす人工的な風、乳海攪拌ならぬ――やめておこう。天地は既に創造されている。知ったかぶりの神話になぞらえたところで、無知と傲慢を晒すだけである。自嘲を浮かべる。
穹少年は、穹青年となっても、その類稀なる好奇心こそ失いこそはしなかったが、加齢と共に心は老朽化していくばかり。それでもって汚れも古さも一度慣れてしまうと周囲が引いてしまうぐらいにハードルが下がってしまうもので、己のこういった行いの良し悪しを客観的に評価できるだけの頭はまだ残っているというのに、なんだか他人事みたいに流してしまう。つまるところ、泥酔の末に吐瀉物を撒き散らす男なんて情けないしありえない、真剣にそう言えるくせに、それが自分のこととなると周囲の顰蹙を買うほどに要領を得ない返事と化すのである。
2961暫くすると胃が唐突に正気を取り戻し、主に理不尽を訴えた。穹は耐えきれず薄汚れた灰色の壁と向き合ってげえげえ吐く。送風機が送る生温かさは腐乱臭を伴っているようにも思えた。その悪臭の出処は足元だ。なまっちろい小さな湖を掻きまわす人工的な風、乳海攪拌ならぬ――やめておこう。天地は既に創造されている。知ったかぶりの神話になぞらえたところで、無知と傲慢を晒すだけである。自嘲を浮かべる。
穹少年は、穹青年となっても、その類稀なる好奇心こそ失いこそはしなかったが、加齢と共に心は老朽化していくばかり。それでもって汚れも古さも一度慣れてしまうと周囲が引いてしまうぐらいにハードルが下がってしまうもので、己のこういった行いの良し悪しを客観的に評価できるだけの頭はまだ残っているというのに、なんだか他人事みたいに流してしまう。つまるところ、泥酔の末に吐瀉物を撒き散らす男なんて情けないしありえない、真剣にそう言えるくせに、それが自分のこととなると周囲の顰蹙を買うほどに要領を得ない返事と化すのである。
yama
DONEバレンタインの丹穹の小話。(withもちゴミくん、なのちゃん、姫子さん)「うう……お腹空いたな……」
明度の落とされた廊下を歩く間もぐぅぐぅと鳴り続けるお腹をさすりながら、俺は溜息を吐き出す。
夕飯は腹八分目以上食べて満足して、何なら風呂上がりにゲームをしながら炭酸を飲みつつ菓子を貪ったっていうのに。さて寝ようかと目を閉じた瞬間に体が空腹を訴えてきた。
(いやいや、有り得ないって……)
無理矢理言い聞かせるようにして目を閉じたものの、そんな努力を嘲笑うようにお腹は色んな音を奏で始めて。三十分ほど我慢したところで耐えきれずに、こうして列車内を徘徊して今に至るというわけなんだけれども。
「丹恒がいたら道連れに出来るんだけどな〜」
資料室でごろごろしていて寝る前にお腹が空くと、「少しだけ。ひとくちだけ。お願いたんこーせんせー」と縋りつけば、呆れ顔をしながらも一緒に罪深き夜食に同伴してくれる丹恒。
10155明度の落とされた廊下を歩く間もぐぅぐぅと鳴り続けるお腹をさすりながら、俺は溜息を吐き出す。
夕飯は腹八分目以上食べて満足して、何なら風呂上がりにゲームをしながら炭酸を飲みつつ菓子を貪ったっていうのに。さて寝ようかと目を閉じた瞬間に体が空腹を訴えてきた。
(いやいや、有り得ないって……)
無理矢理言い聞かせるようにして目を閉じたものの、そんな努力を嘲笑うようにお腹は色んな音を奏で始めて。三十分ほど我慢したところで耐えきれずに、こうして列車内を徘徊して今に至るというわけなんだけれども。
「丹恒がいたら道連れに出来るんだけどな〜」
資料室でごろごろしていて寝る前にお腹が空くと、「少しだけ。ひとくちだけ。お願いたんこーせんせー」と縋りつけば、呆れ顔をしながらも一緒に罪深き夜食に同伴してくれる丹恒。
落書き
TRAININGレイ穹 習作杜松実の自白薬を添えて 真夜中のホテル・レバリーは乾いていた。先程抜けたばかりの廊下を振り返ると、そこは控えめな照明が淡く光を放つのみ、静まり返った空気に満ち満ちている。完成された空気だ。時計なんて見なくても一歩足を踏み入れれば肌で時刻を感じられる。夜中にふと起きてしまって、水を飲むためだけに部屋を出る、あの感覚。
穹はそれほど暗闇が好きではない。どちらかというと賑やかな場所が好きだ。けれどもラウンジは眩いばかりで空虚である。そもそも夢境を売りにしているのだから、(ロビーを除いて)現実のレバリーに留まる旅行者は元よりそれ程多くはない。だというのに昼夜問わずラウンジだけは光量を保ち、いかにも暇そうにグラスを磨くバーテンダーをこれでもかと照らし出している。ただ、それだけだ。絢爛さに反してあまりにも寂しい空間だった。階段脇のステージ上のグランドピアノは沈黙を貫いている。それと遊んでいたあのピアニストは、今はもう夢の中だろうか。
3479穹はそれほど暗闇が好きではない。どちらかというと賑やかな場所が好きだ。けれどもラウンジは眩いばかりで空虚である。そもそも夢境を売りにしているのだから、(ロビーを除いて)現実のレバリーに留まる旅行者は元よりそれ程多くはない。だというのに昼夜問わずラウンジだけは光量を保ち、いかにも暇そうにグラスを磨くバーテンダーをこれでもかと照らし出している。ただ、それだけだ。絢爛さに反してあまりにも寂しい空間だった。階段脇のステージ上のグランドピアノは沈黙を貫いている。それと遊んでいたあのピアニストは、今はもう夢の中だろうか。
banch
DOODLE2.0のネタバレの穹丹落書き空気漫画ですTLに流すのもなとおもうのでしばらくひっそりこっちに置いてます。
いろんな物ひっくるめた落書きです。穹抱えてるものが多すぎる
※メインと同行おわってます
tianmao218
DOODLE内有穹双性,一些关于繁育星神的描写,可能ooc,还有参考模拟宇宙——太空美虫事件和一些米哈游的设定还有人外、体型差、幻觉、触手、产卵、苗床、宫交、结肠姦、尿道姦、产乳、孕肚等xp,大概酱(?
约8k字
密码=>妇科的英文缩写 9433
akira_luce
DONE節分なので恵方巻きを食べてるだけの穹くん。💫「なんか、俺のやつだけ太くないか…?入るかな……」
パクッ
💫「ん、ん……んぐっ(美味しいけど、これ顎疲れるなぁ)」
もぐもぐもぐ……
💫「ん、んぅ…(もう、無理かも)」
(恵方巻きを頬張ってるだけの筈なのに、なんて顔してるんだ…)
誰の前で食べてるのかは想像におまかせします
れのる
MOURNING穹丹+星なの のたんこ〜となのちゃんが恋バナする話 最近書けてないので昔書いたやつをあげます🥲行為を匂わせる描写あり うーん業が深いこの後美味しく頂かれた《丹恒、今度の週末予定ある?相談したいことがあるんだけど...》
そんなメッセージがなのかか送られてきたのは丹恒が資料室でいつものようにアーカイブを整理していた時のことだった。突然鳴った自身の携帯の画面を確認して丹恒は首を傾げる。別に彼女から相談されることは珍しいことではない。大抵は些細な疑問や悩みで、丹恒が読書の合間に答えられるようなものだったのだが、わざわざメッセージを送ってくるということはあまり他の人には知られたくないのか。ともあれそんな風に頼られて断れるほど薄情でもなかったので了承の意を返すと、すぐさま感謝のスタンプとベロブルグ市内のカフェを指定するメッセージが返信されてきて丹恒は再度作業に戻った。
11577そんなメッセージがなのかか送られてきたのは丹恒が資料室でいつものようにアーカイブを整理していた時のことだった。突然鳴った自身の携帯の画面を確認して丹恒は首を傾げる。別に彼女から相談されることは珍しいことではない。大抵は些細な疑問や悩みで、丹恒が読書の合間に答えられるようなものだったのだが、わざわざメッセージを送ってくるということはあまり他の人には知られたくないのか。ともあれそんな風に頼られて断れるほど薄情でもなかったので了承の意を返すと、すぐさま感謝のスタンプとベロブルグ市内のカフェを指定するメッセージが返信されてきて丹恒は再度作業に戻った。