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    セア

    うすきみ

    DONE呪詛ミン×呪詛師夢主
    自覚させてから頂こうとする呪詛ミンの話
    軽い匂わせあります
    撒いた種が花開く時高専を卒業し、同期が一人もいなくなって、呪術師の存在意義を考え出した頃、夏油様に声をかけられた。何回か会って話して、結果私は離反して呪詛師になった。相変わらず居なくなってしまう人はいるけど、それでも弱者の為に戦う呪術師よりはマシだと思った。
    そんな呪詛師の中でも、私が夏油様の次に尊敬している(仕事に関してだけどけど)のが、七海さんだ。七海さんは、いつも施設にいる訳では無いけれど、週に何回か来ているようで、割とよく会う。最初は怖い人なのかと思ったけど、話してるうちに良い人なんだと分かった。呪詛師に良い人っていうのも変だけど、他の人に比べて常識もあるし、紳士な感じがする。
    その七海さんが、最近少しおかしい。いや、呪詛師は私を含め皆何処かおかしいんだけど、そういうのじゃなくて、おかしい。というか、いつも女の影がチラつくようになった。だって、毎日違う女物の香水の匂いがする。しかも、付けてると言うか、移り香みたいな。夏油様は良く違う女の人連れてることがあるけど、七海さんまでそんな人だとは思わなかった。まぁ、まだ二十代らしいし、男の人だし、あれだけイケメンならそういう事もするだろう。別にそれで彼への仕事に関しての尊敬が無くなるかと言われれば、そんな事は無いが、少しだけガッカリというか……何かモヤッとするのは何でだろう。
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