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    レイジ

    okomeoisi2

    PROGRESSブレイジングボルテックス発売のときに仕上げたかったんですけど途中でつまって…何年詰まってるんです!!!?

    ※DMの精霊に対する独自解釈がかなりあります。
    ※OCG詳しくないので細かいところは雰囲気で流してください。
    ※十万要素皆無ですが2人並んで隣にいたら十万なので十万です。
    不屈の万雷(途中)デュエリストに大切にされたカードには、デュエルモンスターズの精霊が宿ると言われている。たとえ持ち主に精霊を見る力はなくとも、だ。

    固い絆で結ばれたデュエリストとデッキの力は強い。デュエリストが苦境に立たされた時、いざという場面で来てくれと強く願う友の心に、カードの精霊は、必ず応えてくれる。

    その在り方を万丈目準は、精霊と共に闘うデュエリスト…遊城十代と幾度もカードを交え、その瞳に、魂に、嫌というほど焼き付けられていた。







    この一ヶ月ほどだろうか。プロデュエリストとなって数年経ち、日々ライバル達と凌ぎを削りながらデュエルキングを目指している万丈目だったが、試合の手応えが芳しくなかった。

    エンターテイナーでもあるプロデュエリストには許される負け方や、やってはいけない勝ち方というものがある。見せ場の無い泥仕合いの末の勝利。つまらない手札事故による呆気ない敗北。万丈目は今、そんな試合が続いていた。そして未だ、不調の原因が特定できずにいる。
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    関東礼

    DONEリクエストいただいた「貴方は私より永遠に若い」(おにしょた赤ちゃんプレイジュオカル)の続きのジュオカルです
    カルナさんが中学生になりました
    全年齢です
    二人がジェンダーフリーのウエディングドレスを着たり、じゅなおが光る首輪をつけてゲーミングじゅなおになるシーンが含まれますので苦手な方はご注意ください
    終の棲家はお前の口 ヤシの木陰で、オルタは白い水着に白いシャツを肩から掛けていた。カルナの麦わら帽子には青い造花が付いている。十四歳になるカルナはグローブ代わりに腕に幅広のレースのリボンを巻き、紐のついた瀟洒なサンダルを履いている。八歳から付き合っているから、交際期間は六年だ。二人の年の差が縮まる前に、彼と両親の年の近さが目立ち始めてびっくりした。オルタは友人の結婚式へ小さな恋人を恥ずかしげもなく連れて行き、引き出物として渡された一合分の白米をカルナの分もねだった。
    「ビーチでの式はおもしろいが暑かったな」
    とカルナが言うと、
    「水着でも、参列者は結婚式で白いものを着てはいけないから……」
    とオルタは言って、一週間後には海辺のホテルを予約した。連れだって白い鞄を買いに行った。ご機嫌なサングラスなども。トランクの中に着替えとタオルを詰め込み、コンドームの他におむつを入れようとすると、旅先では捨てる場所に困るのでやめましょうと返ってきた。スタイは入れた。カルナの腕に取り付ける授乳枕も。真夏のきつい日差しがたっぷりと降り注ぐ中、髪がすっぽり木陰に入るようチェアを置く。パラソルの下でカルナは浮き輪に腰掛け、ビーチボールに少しずつ息を吹き込む。遠景に波がきらきらと輝いた。大きな扇が混じり合うように飛ぶ海猫の、その一羽一羽の嘴の先の赤い班や黄色い足がオルタの目にははっきりと見分けられる。尾羽を染める黒い帯が夏空に鮮烈だ。細い髪の過る真っ白いカルナのこめかみを、汗の一筋が滴っていく。完璧に膨らんだビーチボールを抱え、彼が波打ち際へと近づいていく。高くなり低くなる波の面に歪んだ菱形の反射が連なり、飛沫の上がると共に切りだった水の壁を白い腿が踏み越える。腹から海の浮力に従い、カルナの身体が優雅に寝そべる姿勢になり、つんのめるようにして西瓜を模したボールにしがみつく。指に引っかけてすぐ傍へ置いていた浮き輪を目印にし、彼の頭が浜の底を探る。抱えたままだったボールが滑って脚の間を転げていき、カルナは魚の反転をして追いかける。
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