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    勇気

    raixxx_3am

    DONEこのお話(https://poipiku.com/5919829/8597397.html)のおまけ。仲良く一緒に帰っていくきすひよ(※付き合ってるけどみんなにはまだ言ってない)を見送った後のまこ+はるがおしゃべりしてるだけ。
    ※この世界線のまこはるはまだ何も始まっていません。
    きすとひよが一言しか喋らないけど一応きすひよ…ってことにさせて(まこはるタグは勇気がなくてつけられないから笑)
    ニアリーイコール「じゃあ僕たちこっちだから、ハルも真琴もまったね〜! 」
    「橘くん、今日は色々とありがとう。七瀬くんもまたね」
     いつも通りの控えめでやわらかな笑顔の横で、満面の笑顔と一際明るくはずんだ声が届けられる。すぐさまくるりと身を翻して歩き出す二対の背中をぼんやりと眺めていれば、話す内容こそ聞こえてこなくとも、穏やかな親密さは自然とこちらへと伝わる。
     いやはや、なんと言えば良いのかは、まだうまく言葉が見つかりそうにはないのだけれど。

    「どうした、真琴」
     ぼんやりとその場に立ち尽くして居れば、隣を歩く幼馴染からは当然ながら疑問の声が上がる。
    「――いや、なんかさ。随分仲良くなったんだなあって思って、あのふたり」
     取り繕うような笑顔と共に答えれば、「ふうん」だなんていかにもな気のない生返事が返される。まあ――わかりきった話ではあるのだけれど。
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