Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    アイデア

    kohiruno

    MOURNING元勇者と地底魔城で育った子供が、天才無免許医と旅先で出会う話

    橙✕BJクロスオーバー。  
    タイトル通りのお話です。誰でも一度はこの時点の和解を願うのではと思い、私の心の供養のために書きました。
    手塚神に寄せたパロディ絵の漫画で描ききって完成されればこそ意味があるので、アイデア供養。ご自身の記憶の中の間黒男先生とともに再生してくださる、何でも許せる方に見ていただければ嬉しいです。
    川辺にて※医療に関する記載は、ファンのBJ愛の代物として寛容に見てくださると幸いです。

    曇り空の昼の宿場町。豪雨による増水で渡し船が欠航になっていて足止めを食らう旅人たち。混み合う宿屋の食堂。眼鏡を掛けた青年と銀髪の子供が食事をしている。子供は一礼して席を立つ。そこに相席をするBJ。
    「失礼。お気を使わせましたね。弟さんですか」
    「いえ、彼は弟子なんです。世間を知る旅の途中でして」
    「へえ、では武者修行の先生だ」
    「まあ、そんなところです」
     ワインを酌み交わす二人。
    「賢そうなお子さんですね」
    「彼はね、私の敵の根城で育てられた子供なんです。父親代わりの幹部を見逃す際、託されました」
    BJはじっと青年を見つめる。

     宿屋の裏で、剣の稽古に励む少年。
    1698

    kohiruno

    MOURNINGラーハルト母子が健やかに暮らすにはどうすればよかったのか、せめてお母さんの病気が治れば……など色々考えた感情を供養するため、無免許の天才外科医をクロスオーバーさせました。手塚神に寄せたパロディ絵の漫画で描ききって完成されればこそ意味があるので、完全にアイデア供養。ご自身の記憶の中の間黒男先生とともに再生してくださりつつ、母子二人が幸せなら何でも許せる方に見ていただければ嬉しいです。
    魔族と6ゴールド※医療に関する記載は、ファンのBJ愛の代物として寛大に見てくださると幸いです。

     天才無免許外科医のブラック·ジャック(以下BJ)が、独り言を言いながら森で迷っている。
    「クソっ。手配されたチケットで船に乗ったが、パプニカってのは一体どこだ。そんな国あったか?」
    「途中のバルジ島の大渦だったか。あれ、淡路島の間違いじゃないのか」
     カバンにへばりつくスライムにでくわすが、お前のお仲間がいるじゃないか、と、ヒョウタンツギを登場させてもろとも蹴っ飛ばす。
     そこにフードをかぶって薬草摘みをしている少年が現れる。
    「おい坊や、ここは」と、声をかけるが、逃げてしまう。追うBJ。
     ついた場所は小さな小屋。
     ベッドには痩せた若い婦人が横たわっていた。傍らの少年の肌は青く、耳が大きく、両頬に痣がある。
    1992

    銀鳩堂

    MAIKINGフレーバーテキストが降ってきたので出力します。
    「ヤング・クロウリー」のアイデアメモみたいな感じ。
    ※「ディズニー みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか」読了。鏡を木に吊るすエピソードは本作からの本歌取りです。
    ※映画「マレフィセント」未視聴。
    ※「ディズニー みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント」 (講談社KK文庫)未読、発注済み。
    「ヤング・クロウリー ~始まりの物語~」出会い編ある日、茨の魔女の下僕しもべディアブロは本来の姿、大鴉おおがらすに戻り空を飛んでいた。
    と、目の隅にキラキラと美しい光が映った。
    ディアブロはからす族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を惹きつけた。
    風に揺れ、さんざめく光の群れ。
    あれはなんだろう。本当に美しい。もっと近くへ。もっと、もっと!
    漆黒の翼の限り羽ばたいて、たどり着いたのは小さな民家だった。
    家の周りの木々には、大小の鏡が吊るされて光を反射している。
    なんと美しい光景だろう…。
    彼は木の一本に降り立つと、降り注ぐ光を浴びてうっとりと黄色い目を細めた。
    と、家の中から一人の人間の娘が現れた。
    その娘を見た時、ディアブロの下嘴したくちばしがかくんと落ちた。
    1234