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    桜庭🌸

    PAST💎さん、お誕生日おめでとうッ!
    ということで(?)💎さん友情出演のお話です😎
    杏千 / 大正軸
    杏千プチ開催記念のアンソロジーに寄稿させていただいた小説の再録です
    (公開許可いただいています)
    酔いのようには醒めなくて「まぁ、一杯やろうや」
     酒を勧めたのは、宇髄のほうだった。
     共同任務の作戦会議後、宇髄が煉獄家に一晩泊まると言い出したのがはじまりだった。難色を示す杏寿郎の肩を気安く抱いて、「土産にうまい酒でも買っていこうぜ」と店じまいを始めた商店街に彼を連れ込んだ。「おい、宇髄」なおも抵抗する同僚に、「大丈夫、大丈夫」とけんもほろろに返す。もし拒絶されれば、酒を妻への土産にすればいい。そう考えていたのだ。
     結局のところ、家長は不在だった。「昔お世話になった人のご葬儀だそうです。さきほどまでいらっしゃったのですが、ふらりと出ていかれました」そう説明する次男は、何でもないことのようにてきぱきと夕食を用意している。鎹鴉から宇髄同伴の帰宅を聞いてすぐに炊き始めたのだろう、釜戸から漂う湯気とともに柔らかな米の匂いが立ち上ってきた。たすき掛けをした袖口からのぞく生白い細腕を見て、杏寿郎は「千寿郎を一人にするなんて」と顔を顰めた。しかし、それも一瞬のことだった。父が留守にしたのは、自分が珍しく夕方に戻ると鎹鴉からの伝達があったからだろうと納得したのだ。不器用ながらも千寿郎に一人で夜を過ごさせんとする父の心の内を想像して、杏寿郎はやっと眉を下げた。
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    ssschelppp

    DONEあんまりいろんなかたに読んでもらおうというかんじには書かなかったと思うのでここにだけアップロード
    彰人に浮気(していない)の心配をされる新の話

    ※ 性格崩壊、メタ・自虐・皮肉のような表現、他キャラ(颯冬杏こ洸E)巻き込み、元恋人の存在、受攻逆転への言及、など書ききれないほど人を選ぶ要素がありますが、あくまで新彰の、そしてギャグ
    合わないと思ったらすぐ閉じて忘れて!もし好みに合ったら存分に笑って!
    Edit again (新彰)※ キャプションを読んで!!

     

     浮気なんてするわけないしできるわけないのにそれを証明するのって難しい。
     ていうか浮気を疑われてたのは彰人くんのほうで、それは彰人くんが前の恋人と付き合ってたときのことだ。俺を含む、冬弥くん杏ちゃんこはねちゃん、洸太郎くんとEVERのみんな、いつものメンバーは全員知ってるし巻き込まれてた。

     イベントの打ち上げで、みんなで飲んだり食べたりしゃべったり歌ったり、ちょうど盛り上がってるときに毎回、彰人くんの恋人から電話がかかってくる。そして、テレビ通話にして今いるメンバーの顔を見せろ、って言われる。
     毎度のことだからみんな慣れてて、ちょっとだけテンションを落として大人しく席について、「あっどうも~……」「こんばんは~……」って順に会釈する。俺は毎回黙ってピースサインをして真顔で写って達也くんにやめろって小突かれて、そんな様子をぐるりと撮って、それから彰人くんは店の外に出て十分くらい話してから、少し気まずそうに戻ってくる。
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