Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ばば

    kisaragi_hotaru

    DONEサババデートしに来たはずが大変なことになるガンマト。そんなガンマトに巻き込まれるディーさんのお話です。獄炎とダイ大のネタバレ要素を含んでいます。マトが全然クールじゃない。IQ低めのゆるふわ小説。なんでも許せる方向けです。
    そうだ サババ、行こう。 「久しぶりに来たぜ。サババ!!」
     「確かに。私は一度しか来たことはないが、相変わらず人が多い場所だ」
     「あー、その一度ってのはあれか、オレらの買い物を邪魔しに来やがったあの時か」
     「……根に持っているのかね? 大魔道士」
     「べっつに〜。そんなことより!」
     大魔道士と呼ばれた男はビシッと人差し指をその相手へと突きつけた。
     「大魔道士じゃなくて、マトリフ! そう呼べって言ったろーが!」
     「そ、そうだったな…………マトリフ」
     「えらく間が空いたな。なんだよそんなにオレの名前呼ぶのが嫌なのかよ、ガンガディア」
     マトリフは不満だとばかりに顔を顰めて自分よりも幾分と背の高い体格の良い男を見上げた。
     ガンガディアはトロル族の特別変異種デストロールである。本来ならばマトリフの優にニ倍以上ある身長は今この時は半分より少し高いくらいになっている。肌の色も若干色濃いくらいで人間のそれとまるで大差無い。服装も布の服を重ね着しており筋肉質な胸元や二の腕は晒されていない。普段なら身に付けている金の首飾りや腕輪も外している。どこにでもいるような至って普通の人間の男性の姿になっているガンガディア。それは試行錯誤の末に編み出したモシャスの応用であった。
    14610